テレビ視聴方法7選!アンテナなしでもOK?費用やメリットデメリット完全比較で新築・スマホ派に最適な選び方を徹底解説&紹介

2025年11月15日

「新築の戸建て住宅を建てたけど、テレビ放送どうやって見るのが一番いいんだろう?」
「家の外観を損ねるから、できればアンテナは設置したくない」
「そもそもテレビは持っていないし、スマホやパソコンでテレビ番組を見られれば十分なんだけど」

2025年(令和7年)現在、テレビの視聴方法について、このようなお悩みや疑問をお持ちの方も多いことでしょう。

一昔前は、地デジ放送や衛星放送などのテレビ放送を見るなら「アンテナを設置する」ことが常識でした。
しかし現在では、光回線やケーブルテレビ、さらにはインターネットの動画配信サービスなど、テレビ番組・映像コンテンツの視聴方法は驚くほど多様化しています。

お客様にとって選択肢が多いのは嬉しい反面、どれが自分の家やライフスタイルに合っているのか分からず、結局どれを選べば後悔しないのか、迷うポイントも多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、アンテナや光テレビ、ケーブルテレビ、インターネット配信など、現代の主要なテレビ視聴方法を徹底的に比較し、解説します。
本記事は、アンテナや放送などの技術的な知識を持つライターが、アンテナ工事のプロ集団である専門業者「あさひアンテナ」に取材を敢行。現場の経験豊富なアンテナ職人などのスタッフによる、実地の知識に基づいた情報を、一般の方にもわかりやすくまとめたものです。

具体的な内容は、各視聴方法のメリット・デメリットをはじめ、気になる初期費用や月額料金、将来的な満足度まで、専門知識を持たない方にも分かりやすくお伝えします。

この記事をお読みいただければ、皆様の住環境やライフスタイルにぴったりの、もっとも賢いテレビの視聴方法がきっと見つかります。

まず結論から!テレビの視聴方法はアンテナ以外にも選択肢が豊富

一言で「テレビを見る」といっても、その方法はひとつではありません。
一昔前までは、テレビを見るといえば、地デジ放送や衛星放送(BS放送、CS放送)の各チャンネルを見るという形が一般的でした。
ただ実際には、テレビを見ると言っても、特定のドラマやアニメなど、決まった番組を毎週見たいという方も多いでしょう。
さらに現在では、テレビ番組を視聴する方法も、かつての放送やケーブルテレビ、光テレビ、DVDなどによるソフト化のほか、インターネット配信といった、新しい選択肢も出てきています。

まずは現在、テレビ放送やテレビ番組を見るためにどのような選択肢があるのか、全体像を把握することが重要です。
2025年(令和7年)現在、テレビを視聴するためには、主に以下のような方法が挙げられます。

  • テレビアンテナを設置する:もっとも伝統的であり、戸建住宅などのお住まいの場合、長期的に見ればもっとも経済的な方法でもあります。
  • 光回線テレビを利用するインターネット回線とセットで契約し、光回線ケーブルを利用して映像信号を送る形式で、気候などに影響されず安定した映像を楽しめます。
  • ケーブルテレビを契約する:地域のケーブルテレビ局が提供するサービスで、自宅まで敷設したケーブルで映像信号を送信します。やはり気候などの影響がなく、専門チャンネルなども豊富です。
  • インターネット配信サービスを利用する:インターネット上の番組配信サイトを利用します。パソコンだけでなく、スマートフォンなどお好みの端末で、好きなときに好きな番組を視聴できます。
  • チューナーレステレビを使う:見た目は従来のテレビと同じですが、地デジやBS/CSのチューナーが内蔵されていないテレビ(スマートモニター)です。そのためアンテナとは接続できません。一方で直接インターネットに接続できる機能をもち、動画サイトなどの視聴に特化した新しいタイプのテレビといえます。

このように、テレビ視聴方法の選択肢は多岐にわたります。
次の章では、それぞれの特徴を比較して確認していきます。

【早見表】視聴方法5つのメリット・デメリット・費用をサクッと比較

上記した各視聴方法の概要を、メリット・デメリット、費用の観点から以下の比較表にまとめました。
まずはこの表で、ご自身の希望に合いそうな方法に目星をつけてみてください。

視聴方法 特徴 メリット デメリット 費用相場(初期/月額)
アンテナ 電波塔からの電波を直接受信する伝統的な方法。 月額費用0円でもっとも経済的。災害時にも強い。 初期費用がかかる。天候に影響されやすい。外観を損ねる可能性。 3万円~10万円 / 0円
光回線テレビ 光ファイバー網を利用して映像を受信する。 アンテナ不要で外観がスッキリ。天候の影響が少なく映像が安定 月額費用が継続的に発生。提供エリアに制限あり。 0円~3万円 / 500円~3,000円
ケーブルテレビ 地域の専用ケーブル網で映像を受信。 アンテナ不要。専門チャンネルが豊富。地域密着情報も視聴可。 月額費用が比較的高め。ネット回線が不安定な場合あり。 数万円 / 2,000円~5,000円
インターネット配信 スマホやPCでのVODサービス(TVerなど)。 ネット環境があれば初期費用0円。自由な時間に視聴できる。 リアルタイム視聴は一部のみ。安定したネット環境が必須。 0円 / 0円~2,000円
チューナーレステレビ ネット動画視聴に特化した受像機。 チューナーが無いぶん本体が比較的安価。操作もシンプル。 地デジやBS/CS放送視聴には別途チューナーが必要。 本体代のみ / 各サービスの月額費

※上記は各視聴方法の主な特徴になります。

【状況別】あなたに最適なテレビの視聴方法はどれ?簡単診断チャート

上記では各視聴方法の概要をご紹介しましたが、これだけでは、どの方法がご自身に合っているかわからず、まだお迷いになる方も多いでしょう。
そこで、あなたの状況や希望に合わせたおすすめの視聴方法を診断チャート形式でご紹介します。

CASE1:とにかく費用を抑えたいあなたへのおすすめ

戸建てのマイホームなどにお住まいで、初期費用はかかっても、月々の固定費をとにかく無くしたいという節約志向の方には、以下の組み合わせが最適です。

おすすめの方法 特徴
テレビアンテナ設置 一度の設置で、その後はずっと月額費用0円で地上波放送を楽しめます。
+インターネット配信(TVerなど) テレビアンテナでは見られない見逃し配信などを、無料で補完できます。

※正確にはこの方式でも、NHK受信料やBS、CSの有料チャンネル料金、またインターネットの基本料金は発生します。

この組み合わせであれば、テレビのご視聴についてランニングコストを気にすることなく、地上波のリアルタイム放送、および民放各局で視聴できなかった番組の見逃し配信の両方を楽しめます。
なお見逃し配信の期間は、番組や配信サービスによっても異なりますが、おおむねテレビ放送から一週間程度ですのでご注意ください。

CASE2:家の外観を損ねたくない新築・戸建てのあなたへのおすすめ

「新築だから、家の壁にアンテナを取り付けたくない」「家のすっきりした外観を保ちたい」という方には、例えば以下のような、テレビアンテナ工事が不要、もしくは設置しても目立たないアンテナ工事がおすすめです。

おすすめの方法 特徴
光回線テレビ テレビアンテナ不要で、悪天候でも安定した高画質映像を楽しめます。インターネット回線も高速。
デザインアンテナ / ユニコーンアンテナ どうしてもアンテナを設置する場合は、壁面や屋根に馴染むスタイリッシュなアンテナが選べます。

※上記は各方法の基本的な特徴になります。

特に光回線テレビは、現在の戸建て住宅ではまず必須ともいえるインターネット回線の通信環境と、テレビの視聴環境をまとめて高品質にできるため、新築住宅では人気の高い選択肢のひとつです。

CASE3:集合住宅(マンション・アパート)にお住まいのあなたへのおすすめ

マンションやアパートなどの集合住宅では、すでにテレビ放送の視聴環境が整っている場合もあります。一方で、各居室にて、個人でアンテナ工事などの各種工事を行うことに関する規約(制約)がある場合も多くなります。

以下でご紹介するのはおすすめの方法ではなく、集合住宅でテレビの視聴方法をお考えになる際、まず確認すべきポイントになります。

まず確認すべきこと 概要
共聴アンテナの有無 建物に共同のアンテナが設置されていれば、壁のアンテナ端子に繋ぐだけで視聴可能です。
管理規約 個別にアンテナを設置したり、回線工事を行ったりする際のルールを確認しましょう。

※上記は集合住宅の場合の基本的な注意点になります。

マンションやアパートなどの集合住宅には、各棟の屋上に、棟内の各部屋にテレビ電波を送る共聴アンテナ(共同受信用アンテナ)や光回線、ケーブルテレビの設備が用意されていることが多くなっています。
一方で特に賃貸物件の場合、アンテナ工事に限らず、建物を加工するような工事は禁止されているケースが多くなります。したがってベランダや室内にアンテナを据え置きするなど工事に当たらない方法を除いて、お住まいの方がアンテナ工事を行うことは難しくなります。

したがって、工事不要で始めやすい以下の方法がおすすめといえます。

  • 光回線テレビ(光回線が用意されている場合)
  • ケーブルテレビ(ケーブルテレビ設備が用意されている場合)
  • インターネット配信サービス

まずはお住まいの物件で用意されている設備から、導入可能なサービスを確認してみてください。

CASE4:テレビは持たず、スマホやPCで手軽に見たいあなたへのおすすめ

「自室にテレビを置くスペースがない」「決まった時間に見る習慣がない」「放送時間に縛られたくない」「見たいテレビ番組以外はほとんど見ない」という方には、以下のようにデバイスフリーな視聴方法がぴったりです。

おすすめの方法 特徴
動画配信サービス(VOD) TVerやAbema、U-NEXTなど。アプリをダウンロードするだけで、いつでもどこでも番組を楽しめます。
外付けチューナー スマホやPC、タブレットに接続することで、リアルタイムの地上波放送を受信・録画できます。

※上記は各方法の基本的な概要です。

これらの方法なら、テレビという比較的、大型の家電製品や、視聴時間が限られる形式に縛られることなく、ライフスタイルに合わせた自由な視聴が可能となります。

視聴方法①:テレビアンテナ設置【長期的にもっとも経済的】

ここからの項目では、上記したそれぞれの視聴方法について、さらに詳しく掘り下げていきます。
まずはテレビの視聴方法の中でも、もっとも基本的で、なおかつ長期的なコストパフォーマンスに優れた「テレビアンテナ設置」について深堀りします。

テレビアンテナは、地デジ放送の電波塔や衛星放送の静止衛星から送られてくるテレビ電波をアンテナで直接キャッチして、テレビまで映像信号を届けます。
地デジ放送用には地デジアンテナ(UHFアンテナ)、衛星放送用にはBS/CSアンテナ(パラボラアンテナ)がそれぞれ必要ですが、どちらも一度設置してしまえば、毎月の利用料、視聴料金などは一切かからないのが最大の魅力です。
(※正確にはNHK受信料、またBS放送、CS放送で有料チャンネルに加入している場合の視聴料金などは毎月発生します)

アンテナの種類と特徴|八木式・デザイン・ユニコーンの違いは?

現在、戸建住宅などで使われている主な地デジアンテナ(UHFアンテナ)は3種類あります。以下の一覧でそれぞれの特徴を理解し、ご自宅の環境やご希望に合ったものを選んでください。
また上記の通り衛星放送(BS放送/CS放送)をご覧になりたい場合は、別途に衛星放送専用のパラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)が必要です。

アンテナの種類 外観イメージ 特徴 メリット デメリット
八木式アンテナ 魚の骨のような形 もっとも古くからある標準的なアンテナ。屋根の上に設置することが多い。 受信性能がもっとも高い。比較的安価。 外観が目立つ。天候の影響を受けて老朽化しやすい。
デザインアンテナ 箱型でスタイリッシュ 壁面に取り付けることが多く、外観に馴染む。カラーバリエーションも豊富。 外観を損ねない。風雨に強い。 八木式より受信感度がやや劣る。設置場所に制約が出る場合も。
ユニコーンアンテナ ポール状の新しい形 屋根の破風板などに取り付ける。デザインアンテナと八木式の長所を融合。 外観がスッキリする。障害物の影響を受けにくい。風にも強い。 比較的新しく、費用がやや高め。八木式には受信性能がやや及ばない。
BS/CSアンテナ お皿型のパラボラアンテナ 衛星放送を受信するためのアンテナ。南西方向に向けて設置する必要がある。 映画、スポーツ、音楽など専門チャンネルが豊富 設置方向が限定される。悪天候(豪雨、豪雪)時に受信できなくなることがある。

※上記は各アンテナの主な特徴になります。

メリット:月額費用0円、災害時にも強い

テレビアンテナを設置するメリットは、何と言っても、テレビアンテナ工事費用を含めても長期的コストがもっとも安いという、その経済性です。

  • ランニングコストが一切かからない:一度設置すれば、毎月の視聴料(NHK受信料、有料チャンネル除く)は無料です。
  • 通信環境に依存しない:インターネット回線がなくても日本国内であれば、大半の地域でテレビ放送を視聴できます。
  • 災害時の情報源として:テレビ電波さえ届けば視聴できるため、通信インフラがダウンした災害時にも比較的、強いとされています。

テレビアンテナ設置は、長期的に見れば、他のどの方法よりも総コストを安く抑えられる可能性が高い方法です。

デメリット:初期費用、天候の影響、外観の問題

一方で、テレビアンテナ設置には考慮すべきデメリットもいくつか挙げられます。

  • 初期費用がかかる:テレビアンテナ本体の価格に加え、専門業者による設置工事費が必要です。
  • 天候の影響を受けやすい:台風や強風でアンテナの向きが変わる、また豪雨や大雪などで電波が遮られて受信不良が生じる場合もあります。
  • 外観を損ねる可能性がある:特に屋根の上で独自の形状をもつ八木式アンテナは、建物の外観に大きく影響します。デザインアンテナやユニコーンアンテナでは、その心配は少なくなります。
  • メンテナンスが必要になることも:一般的にアンテナの寿命は八木式アンテナ、BS/CSアンテナで約10年から15年、デザインアンテナやユニコーンアンテナで15年から20年以上と言われており、適切な時期でのメンテナンス、経年劣化による交換が必要になる場合があります。

特に地デジアンテナに関しては、現場の受信状況(電波レベルや周辺環境)を確認して、適切な性能のアンテナ機種、設置位置を選ぶことが重要です。
また台風や雪が多い、海沿いで潮風が吹く、野鳥が多いなどの自然環境でも、それら環境に影響されにくいアンテナ設置の対策が必要になります。

アンテナ設置にかかる費用相場|工事費込みでいくら?

テレビアンテナの設置にかかる費用は、アンテナの種類や設置場所、追加工事の有無によって変動します。
以下に各種アンテナ機種別の設置費用や、戸建て住宅で多くの場合、必要となるブースターの設置について、一般的な費用相場をまとめました。

工事内容 費用相場(工事費込み)
地デジアンテナ(八木式)新規設置 33,000円 ~
地デジアンテナ(デザイン)新規設置 38,500円 ~
地デジアンテナ + BS/CSアンテナ新規設置 66,000円 ~
ブースター(電波増幅器)設置 22,500円 ~

※上記は一般的な業者による平均的な費用相場になります。

実際の各工事費用は、主に使用するアンテナや機材の機種、モデルなどによる本体価格と、設置の工法、必要な追加の機材や工事によっても大きく変わってきます。
ご自宅での工事における正確な費用は、専門業者による現地の電波調査と見積もりで、工事の契約前に確認することが重要です。

視聴方法②:光回線テレビ【ネットとまとめて安定視聴】

続いては近年、インターネットの一般化に伴って急速に普及している「光回線テレビ」をご紹介します。
これは、NTTの「フレッツ・テレビ」や各光回線事業者が提供するテレビサービスで、アンテナの代わりに、インターネット回線として使われる光ファイバーケーブルにて、事業者の拠点からご家庭までテレビの映像信号を送ります。

利用方法としては、インターネット光回線を契約する際に、オプションサービスとして申し込むのが一般的です。
光回線テレビであれば、テレビアンテナ不要で、天候にも左右されない安定した視聴環境が手に入ります。

メリット:アンテナ不要で外観スッキリ、悪天候に強い

光回線テレビには、特に新築住宅を建てる方にとって魅力的なメリットが多くあります。

  • アンテナ不要で外観を損ねない:屋根や壁にアンテナを設置する必要がなくなるため、建物の美観を保てます。
  • 天候に左右されない安定した映像:光ファイバーで信号を受信するため、台風や大雪といった悪天候の影響(アンテナの老朽化、電波レベルの低下)をまったくといっていいほど受けません。
  • インターネットや固定電話とまとめて契約・管理できる:通信関連の契約や支払いを一本化でき、セット割引が適用されることもあります。
  • テレビ放送以外のサービスもある:地デジやBS放送、CS放送の各チャンネルのほか、サービスによっては独自のビデオオンデマンドサービスなどが用意されていることもあります。
  • 4K/8K放送にも対応:高画質な新4K8K衛星放送も楽しむことができます。

デメリット:月額費用、提供エリアの制限

このように極めて便利な光回線テレビですが、一方で以下のような注意点もあります。

  • 月額利用料が継続的にかかる:インターネット料金とは別に、テレビ視聴サービスのオプション料金が毎月発生します。
  • 提供エリアが限られる:お住まいの地域が、契約したい光回線サービスの提供エリア内でなければ利用できません。
  • インターネット回線の契約が必須:テレビサービス単体での契約はできず、必ずインターネット回線とのセット契約になります。

光回線テレビにかかる費用相場|ネット料金+オプション料金

光回線テレビの費用は、主に「初期費用」と「月額費用」で構成されます。

費用項目 料金相場 備考
初期費用(工事費など) 0円 ~ 30,000円 光回線との同時申し込みキャンペーンなどで無料になるケースが多い。
月額費用 500円 ~ 3,000円 インターネット料金にプラスされるオプション料金。視聴できるチャンネル数により変動。

※上記は一般的な光回線テレビにかかる費用相場です。

視聴方法③:ケーブルテレビ【地域密着の多チャンネル】

光回線テレビと並んで、アンテナ不要のテレビ視聴方法として代表的な選択肢が「ケーブルテレビ(CATV)」です。
J:COM(ジェイコム)などが有名で、地域のケーブルテレビ局が、局から各家庭まで敷設した専用のケーブル網を通じて、テレビ信号を受信します。

アンテナ不要で天候に強いという点では光回線テレビと共通していますが、ケーブルテレビならではの特徴として、地域に特化したコミュニティチャンネルなどの存在が挙げられます。

メリット:豊富な専門チャンネル、アンテナ不要

ケーブルテレビの最大の魅力は、そのチャンネルの多様性です。

  • 多種多様な専門チャンネル:地デジ放送やBS放送の基本的なチャンネルだけでなく、映画、スポーツ、アニメ、音楽、ドキュメンタリーなど、BS、CS放送などでも放送される専門チャンネルを多数視聴できます。
  • 地域に密着したオリジナルチャンネル:ケーブルテレビ局によっては、お住まいの地域のお祭りやイベント、行政情報など、ローカルな情報を発信するチャンネルがあるのも特徴です。
  • アンテナ不要で天候に強い:光回線テレビと同様、アンテナが不要なためアンテナトラブルの心配がなく、気候などによる電波の乱れも生じないため、安定した視聴環境を確保できます。
  • 各種サービスをまとめられる:ケーブルテレビ局によってはテレビ放送以外にも、インターネット、固定電話、スマートフォン、電気、保険などのサービスも用意しており、それらをセットで契約することにより、支払いを一本化できます。またセット契約で料金割引を受けられる場合もあります。

デメリット:月額料金が高め、ネット速度が不安定な場合も

ケーブルテレビでは多くのチャンネルを楽しめる一方で、コスト面や通信品質には注意が必要です。

  • 月額料金が比較的高額:ケーブルテレビでも月額視聴料金がかかり、視聴できるチャンネル数に比例して料金も高くなるため、他の視聴方法に比べてランニングコストがかさむ傾向があります。
  • インターネットの通信速度:近年はケーブルテレビ用の配線も光ケーブル化が進んでいますが、一部のエリアでは同軸ケーブルを使用しており、時間帯によっては速度が低下することがあります。
  • セット契約の縛り:テレビとネットをセットで契約すると、どちらか一方だけを解約するのが難しい場合があります。

ケーブルテレビにかかる費用相場|加入料+月額利用料

ケーブルテレビの費用体系は、事業者やプランによってさまざまです。
以下にその一例、平均的な費用をご紹介します。

費用項目 料金相場 備考
初期費用(加入料・工事費) 20,000円 ~ 50,000円 事業者や建物の状況によって大きく変動します。
月額費用 2,000円 ~ 6,000円 視聴できるチャンネル数や、インターネットとのセットプランによって料金が変わります。

※上記はケーブルテレビの一般的な費用相場になります。

アンテナなしでOK!インターネットを使った新しいテレビ視聴方法

ここまでは、テレビ(一般的なテレビ受像機)で地デジ放送や衛星放送のチャンネルを見るための、伝統的な方法をご紹介しました。
しかし現代では、一般化しているインターネットを活用することで、より自由で新しいテレビの楽しみ方が広がっています。

テレビ本体を持っていない方や、お住まいなどテレビの設置場所に縛られず、チャンネルやコンテンツを視聴したい方は、ぜひ参考にしてください。

方法④:動画配信サービス(VOD)で好きな時に好きな番組を

動画配信サービス、いわゆるビデオオンデマンド(VOD:Video On Demand)などは、インターネットを通じて映画やドラマ、アニメなどを視聴できるサービスです。
最大の魅力は、放送時間を気にすることなく、いつでも好きな時に好きなコンテンツを楽しめる点です。
また利用するサービスによっては、放送中のテレビ番組だけでなく、過去の放送回や往年の人気作、また映画やオリジナルコンテンツをはじめとするさまざまな映像コンテンツを楽しむこともできます。

以下、インターネット上でテレビ番組を視聴できるサービスを中心に、主な動画配信サービスをご紹介します。

TVer(ティーバー):民放公式の見逃し配信が無料で楽しめる

テレビをお持ちながら「見たいドラマやアニメをうっかり見逃してしまった!」といった場合に非常に便利なサービスが「TVer」です。
この「TVer」は、民放テレビ局が連携して運営する公式サービスで、各テレビ局が放送中のドラマやバラエティ番組などを、放送終了後から約1週間、完全無料で視聴できます。
面倒な会員登録も不要で、スマホやPCにアプリを入れるだけですぐに利用できます。
また有料サービスに加入することで、過去の放送回や放送終了した番組など、より豊富なコンテンツを視聴することもできます。

NHKプラス:NHKの番組をリアルタイム・見逃し配信で

ニュースやドキュメンタリー、大河ドラマや朝の連続テレビ小説など、質の高い番組を多く放送するのがNHKです。
そして「NHKプラス」は、NHKの受信契約をしている方であれば、追加料金なしで利用できるサービスです。
総合テレビとEテレの番組を、放送と同時にインターネットで視聴できるほか、放送後1週間の見逃し配信にも対応しています。
なお、「NHKプラス」のご利用には、NHK受信契約情報の登録が必要です。

Abema:さまざまな映像コンテンツを無料で視聴可能

「Abema」は、ニュース、アニメ、ドラマ、スポーツ、麻雀など、多彩なジャンルの専門チャンネルを24時間楽しむことができるインターネットテレビ局です。
上記のジャンル別に分類された、多くのチャンネルを無料で視聴できるのが大きな特徴です。また一部の番組はリアルタイム配信だけでなく、見逃し視聴にも対応しています。
さらに、月額960円(税込)の「ABEMAプレミアム」に登録すれば、広告なしでの視聴や、限定コンテンツ、ダウンロード機能など、より豊富なサービスを快適に楽しむことができます。

U-NEXT、Netflixなど:映画やドラマ、オリジナル作品が豊富

より多くのコンテンツを楽しみたい方には、月額制の有料VODサービスがおすすめです。

VODサービス例 特徴 月額料金(税込)
U-NEXT 見放題作品数が業界トップクラス。雑誌や漫画も楽しめる。 2,189円
Netflix クオリティの高いオリジナル作品が世界中で人気。 790円~1,980円
Amazon Prime Video Amazonプライム会員なら追加料金なし。コストパフォーマンスが高い。 600円
Hulu 日本テレビ系のドラマやバラエティ、海外ドラマに強い。 1,026円

※上記は2025年現在の主なVODサービスになります。

これらのサービスは、テレビだけでなくスマホ、タブレット、パソコンなどさまざまなデバイスで視聴可能です。

方法⑤:チューナーレステレビでネット動画視聴に特化する

最近注目を集めているのが、「チューナーレステレビ」です。
その名の通り、地デジ放送や衛星放送(BS/CS放送)を受信するチューナーを搭載していないテレビ(モニター)のことです。
アンテナケーブルを接続することができず、本体だけではテレビ放送を受信できないため、テレビではなく「スマートモニター」と呼ばれることもあります。

チューナーレステレビは、主にYouTubeやNetflix、TVerといったインターネット動画の視聴に特化しており、リモコンにも各サービスのダイレクトボタンが配置されているなど、操作性が最適化されています。
地上波テレに放送をほとんど見ないという方にとっては、チューナーなど余計な機能がない分だけ価格が安く、シンプルで使いやすいというメリットがあります。

【補足】スマホ・PCだけでテレビ番組を見る具体的な方法まとめ

この項目では、ご自宅などにテレビ受像機を持たず、スマートフォンやパソコンだけでテレビ番組を楽しみたい方のための、具体的な方法をまとめました。

TVerなどのアプリを利用する(手軽さNo.1)

もっとも簡単で手軽なのが、TVerや各VODサービスの公式アプリをスマートフォンやタブレットにインストールする方法です。
Wi-Fi環境さえあれば、ダウンロード後すぐに番組の視聴を開始できます。
この方法であれば、移動中や外出先など、場所を選ばずにテレビ番組を楽しめるのが最大のメリットです。

外付けチューナーを利用する(リアルタイム視聴・録画も可能)

「パソコンやスマホでも、リアルタイムで地上波のニュースやスポーツ中継が見たい」というニーズに応えてくれるのが、外付けのテレビチューナーです。
チューナー本体を自宅のアンテナ端子に接続し、専用アプリをインストールしたスマホやPCと連携させることで、地上波テレビ放送をリアルタイムで視聴したり、録画したりすることが可能になります。

レコーダーの連携機能を利用する(外出先から視聴・録画予約)

ご自宅にネットワーク対応のBlu-rayやHDDレコーダーがある場合は、専用の連携アプリを使うことで、スマホがポータブルテレビに早変わりします。
外出先から自宅のレコーダーにアクセスし、リアルタイムで放送中の番組を視聴したり、ハードディスクに録りためた番組を再生したりできます。
もちろん、番組表のチェックや録画予約も、スマホから遠隔で簡単に行えるため、非常に便利です。
またHDDなどに録画したデータをSDカードやUSBメモリに転送することで、パソコンやスマホなどでも録画を視聴できる機能もありますが、転送によりデジタル放送のコピー制限(ダビング10)などの回数が減ってしまうため注意が必要です。

【コスト比較】結局どの視聴方法が一番安いの?3年間の総額で徹底シミュレーション

ここまでさまざまなテレビの視聴方法をご紹介してきましたが、お客様にとってやはり一番気になるポイントは「結局、どの方法が一番費用が掛からないのか?」という点ではないでしょうか。
ここでは、主なテレビ視聴方法について、初期費用と月額費用を合わせた「3年間のトータルコスト」で、どの方法がもっとも経済的かを以下でシミュレーションします。

初期費用がもっとも安いのは「インターネット配信サービス」

まず、テレビ視聴を始めるための初期費用(イニシャルコスト)がもっとも安いのは、圧倒的に「インターネット配信サービス」です。
すでにお持ちのスマートフォンやパソコン、そしてインターネット環境があれば、新たな機器の購入や工事は一切不要。
TVerのような無料サービスなら、アプリをダウンロードしたその日から、コスト0円でテレビ番組を楽しむことができます。

月額費用がもっとも安いのは「テレビアンテナ」

次に、毎月発生する月額費用(ランニングコスト)で比較すると、もっとも安いのは「テレビアンテナ」です。
アンテナは、一度設置してしまえば、その後は毎月の視聴料が(NHK受信料などを除く。)一切かからないため、月額費用は0円です。
逆に光回線テレビやケーブルテレビは、毎月数千円の利用料が発生し続けます。

長期(3年間)で見たトータルコストが最もお得なのは?

それでは、本題の「3年間のトータルコスト」を比較してみましょう。
ここでは、継続的に費用が発生する主要な3つの方法で、発生するコストをシミュレーションします。

視聴方法 初期費用(目安) 月額費用(目安) 3年間の総費用(目安)
テレビアンテナ 66,000円(地デジ+BS) 0円 66,000円
光回線テレビ 20,000円 2,000円 20,000円 + (2,000円 × 36ヶ月) = 92,000円
ケーブルテレビ 30,000円 4,000円 30,000円 + (4,000円 × 36ヶ月) = 174,000円

※上記は一般的なモデルケースであり、実際の費用は契約するプランや工事内容によっても変動します。

このシミュレーション結果から分かるように、初期費用はかかりますが、2年から3年というスパンで見ると、テレビアンテナを設置するのがもっとも総費用を抑えられるケースが多くなります。

アンテナ工事で後悔しない!信頼できる業者の選び方5つのポイント

上記のシミュレーションの結果やここまでの記事内容から、特に戸建てのマイホームにお住まいの方では、テレビアンテナ設置の経済的なメリットに魅力を感じられた方も多いでしょう。
しかし一方で、アンテナ工事には専門的な技術が必要なため、安定した受信はもちろん、アンテナの見栄えや耐久性にも優れた工事を実現するためには、業者選びが非常に重要となります。
この項目では、新築住宅などでのテレビアンテナ工事を安心して任せることができる優良な業者を見極めるための、5つのポイントをご紹介します。

ポイント1:下請けを使わない「完全自社施工」であるか

家電量販店や大手業者などでは、工事の受注だけを行い、実際の工事は下請け業者に丸投げしているケースがあります。
この場合、責任の所在が曖昧になる、また下請け業者が電気工事全般の業者になるため、アンテナ工事については技術レベルにばらつきが出るなどの可能性もあります。
アンテナ工事に関しては、問い合わせから施工、アフターサポートまで一貫して対応してくれる「完全自社施工」の業者をお選びになることをおすすめします。
アンテナ専門の研修を受けた経験豊富なスタッフが施工を担当し、中間マージンも発生しないため、適正価格で高品質な工事が期待できます。

ポイント2:追加料金のない「明確な料金体系」か

「見積もりは安かったのに、工事後に追加料金を請求された」というのは、アンテナ工事業界でよくあるトラブルのひとつです。
事前に現地調査や電波測定を綿密に行い、見積もりの時点で、必要となる工事をすべて織り込み、工事費用の総額を明記した「コミコミ価格」の見積もり費用を提示してくれる、料金体系が透明な業者を選んでください。
見積もり料金の他に料金が発生する可能性について、事前に詳しく説明してくれる、または見積もり外の料金は追加しないと明言してくれる業者であればさらに信頼できます。

ポイント3:地域での「豊富な施工実績」があるか

テレビアンテナ工事は、そのエリアのの電波状況や、施工する家屋の構造を熟知している必要があります。
公式サイトなどで、お住まいの地域での具体的な施工事例や実績を多数公開している業者は、それだけ経験とノウハウが豊富である証拠です。
ブログなどで写真入りの施工事例を多数、掲載している業者であれば、ご希望の施工に近い事例を確認することで、業者による実際の施工イメージもつかみやすくなります。

ポイント4:「長期保証とアフターサービス」が充実しているか

テレビアンテナは屋外に設置され、常に風雨などに影響され続けるため、経年劣化が進むことは避けられない設備です。
そのため、万が一の故障や不具合に備えて、アンテナの設置後、8年から10年といった長期の施工保証を提供している業者を選ぶことがおすすめです。
保証期間の長さは、施工後から少なくとも耐用年数の間は滅多にトラブルが生じないという、業者の施工技術力に対する自信の表れでもあります。

ポイント5:問い合わせ対応が丁寧で「口コミや評判が良い」か

どのような業務や会社であっても、最終的には、人と人とのコミュニケーションがもっとも重要といえます。
業者へと最初に電話やメールで問い合わせした際に、一般の方にとって難しい専門用語などを使わず、お客様のご要望やご心配な点について、親身になって丁寧に対応してくれるかどうかを確認してください。
またGoogleマップの口コミや比較サイトなど、第三者による客観的な評価も、重要な判断材料になります。
個々のの口コミなどは書き手の主観が大きいため、すべてを信じるのではなく、全体の傾向や悪い評価に対する業者の対応などを中心にご確認になるといいでしょう。

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※上記はあさひアンテナの主な特徴、サービスになります。

あさひアンテナでは、アンテナ設置などの各種工事について、マスプロ電工、DXアンテナ、日本アンテナ、サン電子などの国産一流メーカー製の機材や部材をセットにした、低価格の設置工事費用でご案内しています。
また緻密な電波調査により、デザインアンテナやユニコーンアンテナといった最新アンテナの施工も得意としております。
電波調査に当たっては、まずは緻密な電波調査により、お住まいで可能なアンテナ工事のあらゆるパターンを割り出し、お客様のご要望にもっとも近いアンテナ工事を、業界最安に挑むお見積もり価格でご提案します。
テレビアンテナ工事に関する事前のご相談、現地調査、お見積もりは完全無料(出張料やキャンセル料など関連費用含む)です。
アンテナ工事をお考えの方は、まずはあさひアンテナのので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

テレビの視聴方法に関するよくある質問(Q&A)

最後に、各種のテレビ視聴方法に関して、多くの方が抱く主要な疑問点について、Q&A形式でお答えします。

Q1. アンテナ端子がない部屋でテレビを見る方法はありますか?

はい、方法はいくつか考えられます。

  • 室内アンテナを利用する:工事不要で手軽ですが、対応できるのは地デジ放送のみで、地デジ電波の弱い地域では映らない場合があります。
  • アンテナ端子を増設する:専門業者に依頼すれば、どの部屋にもアンテナ端子を増設できます。ただ費用がややかかるのが難点です。
  • 無線(Wi-Fi)で映像を飛ばす:チューナーから別の部屋のテレビへ、無線で映像を転送する機器を利用します。また同メーカーのテレビ同士であれば、映像をリンクできる機能を備えている場合もあります。
  • ポータブルテレビを利用する:充電式で持ち運びできるテレビ(フルセグ・ワンセグ受信機)なら、どこでも視聴可能です。ただやはり地デジ対応のみで、電波状態の悪い地域では使用できないこともあります。

Q2. 複数の部屋でテレビを見たい場合はどうすればいいですか?

複数のテレビでテレビ番組を見る方法は、テレビ視聴方法によって以下のように対応が異なります。

視聴方法 複数台で視聴する方法
アンテナ アンテナからの配線を「分配器」で分けることで、何台でも追加料金なしで視聴できます。ただし、電波レベルを増幅する「ブースター」の設置が必要となることが多いです。
光回線テレビ 2台目以降(または一定台数以上)は追加料金や専用チューナーが必要になる場合があります。契約内容を確認してください。
ケーブルテレビ 部屋ごとに専用チューナー(セットトップボックス)が必要となり、台数分の月額料金がかかるのが一般的です。

※詳細は光回線テレビの各サービスやケーブルテレビ局によっても異なります。

Q3. アンテナなしでテレビを見るとNHKの受信料は払わなくていいですか?

いいえ、アンテナの有無とNHK受信料の支払い義務は直接、関係ありません。
放送法では「NHKの放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、NHKと受信契約をしなければならない」と定められています。

つまり、地上波放送が受信できるチューナーを内蔵したテレビやレコーダー、PCなどを持っている場合は、視聴方法にかかわらず支払い義務が発生します。
またケーブルテレビや光テレビでも、NHKのチャンネルを視聴できる環境であれば、やはり受信料の支払い義務は発生します。
ただし、チューナーを搭載していない「チューナーレステレビ」で、インターネット配信のみを視聴する場合は、支払い義務の対象外となります。

Q4. 4K/8K放送を見るには特別な準備が必要ですか?

はい、4K/8K放送を視聴するには、以下のような対応した設備が必要です。
(以下はBS/CSアンテナを設置する場合のケースになります)

  • 4K/8K対応テレビ
  • 4K/8K対応のBS/CSアンテナ(新4K8K衛星放送の場合)
  • 4K/8K対応のチューナー(テレビに内蔵されていない場合)
  • 4K/8K対応のケーブルや分配器など

上記の機器が必要になるのは、衛星放送で4K8K放送を導入する際、従来の衛星放送の電波(左旋円偏波)では使える周波数帯が不足したことによります。
多くの4K8Kチャンネルのために、新しい電波(左旋円偏波)を導入したことで、アンテナなど受信機材にも、左旋の電波に対応する機器が必要になったのです。

衛星電波を直接は受信しない光回線テレビやケーブルテレビの場合も、4K8Kチャンネルをご覧になるためには、専用のチューナーやプランへの変更が必要になることがあります。
ただ、近年では主要な民放各局は4K放送から撤退する動きもあり、それにつれて左旋の電波を使う4Kチャンネルも少なくなっています。
そのため、現在のBS/CSアンテナが左旋に対応できない旧モデル(2K対応型)であっても、すぐ4K8K対応のアンテナ設備へと交換される前に、現状の左旋チャンネルに、ご覧になりたい4K8Kチャンネルがあるか、事前に確認することをおすすめします。

まとめ:自分のライフスタイルに合った視聴方法で快適なテレビライフを

この記事では、アンテナ設置から光回線、インターネット配信まで、現代における多様なテレビの視聴方法を徹底的に比較・解説しました。

最後におさらいとして、各視聴方法がオススメできる条件の方について、簡単にまとめました。

視聴方法 こんな人におすすめ!
テレビアンテナ 長期的なコストをもっとも重視する人、できるだけ月々の固定費をなくしたい人。
光回線テレビ 新築で外観を重視する人、安定した高画質と高速インターネットを両立したい人。
ケーブルテレビ 映画やスポーツなど、豊富な専門チャンネルを楽しみたい人。
インターネット配信 テレビを持たず、スマホやPCで時間や場所に縛られずに視聴したい人。

上記したテレビの視聴方法には、それぞれメリット・デメリットがあり、「これが絶対に正解」と呼べるものはありません。
大切となるのは、ご自身の住環境(戸建てかマンションか、持ち家か賃貸か)やご予算(初期費用と月額費用)、そしてどのようなコンテンツをどのように見たいかといったライフスタイルを総合的にご考慮の上、もっとも納得できる方法をお選びになることです。

そしてもし、本記事を一通りお読みの上で「やっぱり長期的に見て一番お得なアンテナがいい」と思われた方は、ぜひ一度、本記事の執筆に当たって専門の知見によるアドバイスをいただいた「あさひアンテナ」のフリーダイヤルやメールフォーム、LINEアカウントまでお気軽にご相談ください。
同社専門のスタッフが、ご自宅の電波状況やお客様のご要望を丁寧にお伺いし、最適なアンテナプランを完全無料でご提案いたします。
あさひアンテナでは、お見積もりからの即日工事も可能です。
最高品質の工事を業界最安レベルの費用で実現し、お客様にご満足いただけるアンテナ工事を実現するためには、相見積もりの業者に選ばれることも含めて、あさひアンテナをお選びになることが、もっとも確実な方法だと言えるでしょう。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。