【2023年度最新版】賃貸物件へのテレビアンテナ設置について

2022年11月13日

いま現在、持ち家にお住まいの方でも、これまで賃貸物件にお住まいの経験をお持ちの方は、数多くおられることと存じます。

学生時代の下宿。地方から都会に出てきての一人暮らし。またご家庭をもたれてからも、単身赴任で一時的にご家族と離れて暮らすなど、賃貸物件での生活にも、さまざまな形がございます。また、まだお若いご夫婦などのご家庭では、現在は借家に住みつつ、将来のマイホーム資金を貯めているという方も多いことでしょう。

他にも現在ではライフスタイルの多様化により、住宅購入の資産を節約する、煩瑣な手間を避けるなどの理由で、あえて生涯、賃貸物件で暮らし続けるという選択をされる方も増えております。

 

ただ賃貸物件での生活にもさまざまな制約が生じることは、経験のある方ならご存じでしょう。

同じ物件に入居している方々への気遣いも必要となりますし、持ち家や分譲マンションのように、室内を自由に改装、リフォームするというわけにもまいりません。また分譲マンションの場合も、集合住宅である関係上、戸建住宅に比べるとさまざまな制約が出てまいります。

実際に、賃貸物件への入居には、例えばペット不可、居住人数の制限、また無断で事務所、店舗などとして利用しないなど、さまざまな規約を踏まえて契約することとなり、もし規約違反を犯した場合は、違約金の支払いから、最悪では民事裁判、強制退去という事態にいたることもございます。

 

そして賃貸物件の場合、もっとも多い制約が、テレビアンテナや固定電話、インターネット回線。またエアコンなど設置工事が必要な家電製品に関する制約です。

テレビアンテナ設置やエアコンなどの取り付け。また電話、インターネット回線を引く際には、物件の壁に穴を開ける。器具や配線を取り付けるといった工事が必須となり、このような工事は、物件に傷をつける行為として規約違反になるケースが多くなります。

現在のマンション、アパートなどの賃貸物件であれば、各棟に地デジ(地上デジタル放送)や衛星放送(BS/CS放送)の共同受信用アンテナ。また固定電話回線、インターネット回線などが設置されており、各居室で利用できるようになっているケースが多くなります。

他にもテレビ放送はインターネット回線とまとめて、ケーブルテレビ(CATV)や光テレビを利用しているケースもあり、エアコンなどの工事が必要な家電製品も、最初から室内に完備されていることが多くなっております。

ただそれは、各部屋でテレビの視聴方法、インターネット回線の業者、エアコンの機種などをご自分で選べないという制約と表裏一体でもあります。

 

特にテレビ放送の視聴方法に関しては、賃貸物件によってさまざまな違いがございます。

賃貸物件に設置され、各居室にテレビ電波を送信する共用アンテナが、地デジ用のアンテナしか用意されていない場合は、その物件で衛星放送のチャンネルを視聴することは難しくなります。また物件全体でケーブルテレビ、光テレビなどを利用している場合は、月額料金が発生する。契約する会社によっては、地デジ、衛星放送で一部、視聴できないチャンネルがあるケースもある、などの問題点が生じることもございます。

賃貸物件にお住まいで、毎月のケーブルテレビなどの視聴料金を節約したい、特に見たいチャンネルがあるといった場合には、規約に抵触することなく、ご自分で賃貸物件に地デジ、BS/CSなどのアンテナを設置したいと思われる方もおいででしょう。

 

当コラムでは、現在、賃貸物件にお住まいの方、また賃貸での生活を予定されている方を対象に、2023年(令和5年)どの実例をベースにして、賃貸物件にご自分で地デジアンテナBS/CSアンテナを設置する場合の、規約に抵触しないテレビアンテナ設置の基準。また具体的な設置方法について解説してゆきます。

 

【賃貸物件への地デジアンテナ設置について】

前述のように、同じ賃貸物件であっても、マンション・アパートのような集合住宅と、一戸建の借家。また賃貸ではなくとも集合住宅である分譲マンションによって、各種アンテナ設置に関する制約や設置できる基準、管轄が大きく変わってまいります。

ここではまず、地デジ放送を受信するための各種地デジアンテナについて、前述した各種の物件へ設置する場合の、詳しい条件やルールなどを解説してゆきます。

 

・マンション・アパートなど集合住宅型の賃貸物件の場合。

マンションやアパートなど、一棟の中に多くの居室がある賃貸物件の場合、一般的にはテレビを視聴するために必要なアンテナ工事、またはケーブルテレビなどの設備の設置は、賃貸物件のオーナー(所有者)が管理することになっております。

集合住宅型の賃貸物件にテレビアンテナが設置されている場合、その多くはマンションなどの各棟の上に、共同受信用の大型の地デジBS/CSアンテナブースターなどの設備が設置されており、そこから各フロア、各居室へと、アンテナケーブル(同軸ケーブル)分岐器、分配器を用いて、テレビ電波を送っております。

このアンテナや関係機器の工事費用、またメンテナンスなどの維持費などは、物件の家賃に含まれており、もしアンテナやケーブルテレビなどの設備にトラブルが発生した場合も、物件のオーナーや不動産会社などが費用を負担して修理を行います。

ただ、賃貸物件に対するテレビアンテナなど、テレビ視聴のための設備に関しては、オーナーに対して、法的な設置の義務付けはございません。そのためアンテナその他、テレビ視聴設備の設置に関してオーナーの裁量によるところが非常に大きくなります。

基本的に入居者を確保するためもあり、ほとんどの賃貸物件には各居室でテレビ放送を視聴できるよう、テレビアンテナ、もしくはケーブルテレビなどの設備が完備されているケースが大半になります。

ただ、ときにテレビアンテナやケーブルテレビなどの設備が設置されていない。または設置されていても地デジのみ対応で、そのままではBS/CS放送が視聴できないといった物件もございます。そのような物件で、視聴できないテレビ放送のチャンネルをご視聴になりたい場合には、入居された方が、規約の確認や、オーナーとのご相談を行い、承諾を得た上で、ご自身で費用を負担して各種アンテナを設置する必要がございます。

 

・一戸建ての借家の場合。

借家として戸建の一軒家と賃貸契約を行い、暮らしている場合は、多くの場合、家主や前の入居者が設置したテレビアンテナやアンテナ設備が、そのまま住宅に残っているケースもございます。ただ以前の入居者や家主などが、古いアンテナを処分している、また新居で使用するために取り外しているなどのケースもございますので、ご入居前に確認しておく必要がございます。

よほど古い戸建住宅でない限りは、アンテナから屋内にケーブルを引き込む引き込み線、各部屋のアンテナコンセントとそこまでの配線などは完備されていることが多くなります、テレビアンテナ本体が設置されていない場合はご入居になる際、ご要望に応じて地デジBS/CSのアンテナ本体や、対応するブースター分配器などの機器を設置するため、アンテナ工事の専門業者などにアンテナ設置工事を依頼をする必要がございます。ただその場合は、独断で設置を進めるのではなく、事前に大家さんなどに確認して、設置するアンテナ設備について承諾を得ておくといいでしょう。

 

・分譲マンションの場合。

分譲マンションも通常のマンションやアパートなどと同じく、地デジやBS/CSの共同受信用アンテナ、またはケーブルテレビなどの設備が完備されている物件が多くなります。そのため物件によっては、入居してテレビを設置するだけで、すぐに地デジだけでなくBS、CS放送がご覧になれるケースも多くございます。

ただ、BS/CS放送については、ほとんどの場合、NHKの受信料が衛星放送より高額になることから、マンションの販売者側があえてアンテナ設置を行わず、入居される世帯ごとのご判断で、BS/CSアンテナ設置や契約を行ってもらうといったケースも多く見られます。

この場合は、マンションの各部屋を購入されたオーナー様が、各自、BS/CSアンテナ設置を、専門のアンテナ工事業者などに依頼する必要がございます。そのためマンションのご購入契約をされる前に、BS/CSアンテナをはじめ、そのマンションにおけるテレビの視聴方法に関して、ご確認されるといいでしょう。

 

(アンテナ設置を行わずに地デジ、BS/CSのテレビ放送を視聴する方法)

学生時代の下宿や単身赴任など、賃貸物件で生活する期間が長くても数年程度と限られている場合は、わざわざアンテナ本体や各種機器を購入し、業者に依頼してアンテナ工事を行っては、コストパフォーマンスが悪くなる場合がございます。

短期的な賃貸生活で、賃貸先にテレビアンテナ設備が完備されておらず、ご覧になりたいチャンネル、テレビ番組がご視聴になれない場合、アンテナを利用せずに各種テレビ放送をご視聴になる方法として、以下のようなものがございます。

 

ケーブルテレビ、光テレビなどを契約する。

ケーブルテレビ(CATV)とは、近隣のケーブルテレビ局が設置する大型のテレビアンテナから、契約した各住宅に直接、ケーブルを敷設してテレビ電波を送信するというサービスです。また光テレビとは、インターネットなどで利用される光回線を利用してテレビの映像信号を送信し、テレビ番組を視聴するサービスになります。

集合住宅の賃貸住宅などでは最初からケーブルテレビやインターネット用の光回線などが敷設されていることもある他、オーナー様や家主様の許可を得ることで、各室内にケーブルテレビ、光回線を導入することも可能です。ケーブルテレビ、光テレビには、主に地デジチャンネルのみの視聴や、BS/CSの有料チャンネルを複数、または多数含むプランなどがあり、プラン(ご視聴するチャンネル数)によって月額料金が変わってまいります。

ケーブルテレビ、光テレビのメリットは、アンテナ設置が必要ないため、地デジなどの電波状態が悪いエリアでも安定してテレビ番組を視聴できる。風雨やアンテナ老朽化などによるアンテナトラブルも発生することがない。初期費用がアンテナ設置より低価格である。テレビ放送だけでなく、インターネットや格安スマートフォン、固定電話、保険その他のサービスとセットになっているケースも多いことなどの点です。

デメリットとしては、毎月の視聴料金が必要になること。そして各会社やプランによっては、ご視聴になりたいチャンネルが入っていない場合もあることなどが挙げられます。

ケーブルテレビ、光テレビの契約に関しては、各会社の公式サイトなどで、契約方法や料金、プランなどをご確認いただけます。

 

・ワンセグ、フルセグを利用する。

「ワンセグ」というのも現在ではやや古びた印象の言葉になってしまいましたが、もともとワンセグとは、スマートフォン以前の携帯電話、いわゆるガラケーなど携帯端末用のデジタルテレビ放送として使用されてきたものです。

2003年(平成15年)に地デジ放送がスタートした際、地デジ放送用の電波の周波数帯を13のセグメント(区分)に分割して、そのうち12のセグメントが地デジ放送に使用されました。そして余った残りの1セグメントを、当時の携帯電話、ゲーム機など携帯端末の小さな画面で視聴できる地デジテレビ放送として用いるようになり、2006年(平成18年)に放送開始されたものが、ワンセグ放送です。

これにより従来は難しかった、携帯端末を使って外出先でテレビを視聴するといった行為が、手軽に行えるようになりました。なおワンセグという名称も「ワン(ひとつの)セグメント」に由来します。

1セグメントで送信できるデータ量は、通常の地デジのハイビジョン放送に比べると50分の1になり、通常のテレビなどに画面を拡大すると低画質が目立ちますが、画面が小さい当時の携帯電話などには十分な画質でした。

ただその後、時代の流れとともに、携帯端末がガラケータイプの携帯電話から、大画面、高解像度のスマートフォンへと変わるにつれ、ワンセグ放送では画質の低さが目立つようになりました。そのため近年のテレビ機能付きスマートフォンなどでは、地デジ放送をそのままの画質で視聴する「フルセグ(フルセグメント)」が主流となっており、ワンセグ搭載機は少なくなりつつあります。

ただ現在でもワンセグには、電波が障害物に強く、乗り物などで移動中も安定した受信が可能(フルセグは移動中などには受信が不安定になり、画面が乱れるケースもある)になる。またバッテリー消費量が少ないといったメリットがあるため、カーナビゲーションシステムや、液晶画面付きのポータブルDVD、ブルーレイプレーヤー。また災害時用の小型テレビ・ラジオ受信機などに利用されています。

このようなワンセグ・フルセグ対応機を使用することで、地デジアンテナを設置せずに地デジ放送を視聴できるようになります。

ただこのような機器による視聴は、ワンセグ、フルセグとも、地デジアンテナと比べて電波状況がやや不安定となるため、室内で視聴する場合は、ときに映像が乱れるケースも考えられます。

また基本的に小型の機器を用いるため、大型のテレビ画面での視聴はできない。録画環境も、スマートフォンなどのメモリに録画するのみなど、限られてしまうといったデメリットがございます。一般的にワンセグは、通常のテレビ視聴方法ではなく、外出時や緊急時のためのものと理解しておく必要がございます。

 

室内アンテナを利用する。

地デジアンテナには「室内アンテナ」というものがございます。

これは文字通り、窓のそばなどに据え置きできる小型の「卓上アンテナ」や、薄いシート状で窓などに貼り付けて使う「ペーパーアンテナ」などを室内に設置し、テレビと直接、ケーブルで接続することにより、地デジ電波を受信できるというものです。

室内アンテナは、安いものでは1,000円台から、ブースターなどを内蔵した高性能機種でも10,000円台と低価格であり、アンテナとテレビを接続するだけのため設置も簡単と、非常に手軽なテレビアンテナだといえます。

ただ室内アンテナは、室外に設置されるテレビアンテナに比べると受信性能が格段に低いため、基本的には強電界地域など、地デジの電波状態が非常に良好なエリアでないと使用できない。周辺に山林や建築物があるといった環境や、物件の建材などの条件によっては受信が安定しない。また基本的に、アンテナ一台をテレビ一台にしか接続できない、といったデメリットもございます。

室内アンテナは簡易的な地デジアンテナといえますが、地デジの受信環境に恵まれたエリアにおける一人暮らしの賃貸物件で、テレビを一台しか使用しない。多少の映像の乱れは気にしない、といった条件であれば、お手軽で便利な方法といえます。

地デジの室内アンテナについての詳細は、以下のコラムをご確認ください。

面倒な工事も不要!2,000円で地デジ放送を楽しめる「室内アンテナ」について!

 

・インターネットの動画、テレビ番組配信サービスを利用する。

近年では、インターネット上で「Netflix」「Amazon Prime」など、月額料金制でさまざまな映画やテレビ番組、オリジナル作品を視聴できるサービスがございます。これらのサービスでは、現在、地デジで放送中の連続ドラマやアニメ作品、バラエティ番組などの最新話を、放送とほぼ同時に配信していることも多くございます。

また地デジを放送する民間放送局でも「TVer」「Abema」その他、各局の専用サービスや公式サイト、YouTubeの公式チャンネルなど、インターネット上で自社番組を放送するケースが多くなっております。

これらのサービスを利用すれば、地デジ放送とほぼ同じテレビ番組を、パソコンやスマートフォン、タブレット、さらにはインターネット対応型のテレビでもご視聴になることができます。

これらのサービスでも「Amazon Prime」など月額料金制のものは、地デジのテレビ番組だけでなく、近年のヒット作から往年の名作、マニアックな作品まで、数多くの映画、アニメ作品、テレビドラマなどを視聴できる、いわば「映像の図書館」ともいえるものになっています。ただしその一方で、これらのサービスで視聴できる現在放送中の地上波テレビ番組は、ドラマ、アニメなど一部の作品に限られており、地デジ放送とまったく同じ内容のご視聴は難しくなります。また当然、毎月の利用料金も必要となります。

「TVer」など、地デジ放送を中心とした配信サービスは、基本的にその多くが無料で、しかも地デジでの放送終了後も「見逃し配信」としてご視聴になれます。ただし無料サービスの場合は、地デジでの放送後から一週間程度など、視聴できる期間が限られている場合がほとんどです。また再放送や報道番組など一部の番組は対応していないこともございます。

これらのサービスにも、「プレミアムサービス」など月額制の有料サービスもあり、ご加入することで、過去の放送番組をいつでも制限なしに視聴できるなどのサービスを利用できるようになります。

 

【賃貸物件へのBS/CSアンテナ設置について】

前述のように、現在では賃貸物件でもほとんどの場合、共用の地デジアンテナが設置されているなど、地デジ放送の視聴に対応しております。ただ比較的、家賃が低いアパート、マンションなどの物件では、BS/CSアンテナは未設置であるなど、衛星放送には対応していないケースも多く見られます。

以下、そのような物件でBS/CS放送をご視聴になるための手順や注意事項について、順を追ってご説明してゆきます。

 

「賃貸契約を事前に確認する」

賃貸物件の各部屋に、ご自身でBS/CSアンテナを設置される前には、まず設置に問題がないか、賃貸契約の内容などを確認することが重要です。仮にBS/CS放送に対応している物件でも、入居者が個人で専用のアンテナを設置することは禁止されているケースは少なくありません。無用のトラブルを避けるためにも、BS/CSアンテナを設置する前に、契約内容をしっかり把握しておき、もしご不明な点がある場合は、オーナーである不動産会社や大家様などに、きちんと確認を取るようにしてください。

 

「賃貸物件にBS/CSアンテナを設置するには、まずオーナー様の許可が必要です」

アパート、マンションなどの各部屋にBS/CSアンテナを設置する場合には、窓際の手すりやベランダなどに設置するケースが多くなります。賃貸物件におけるベランダの使用については、洗濯物を干すなどの使い方に関しては、まったく問題はございません。

ただBS/CSなどテレビアンテナを設置する場合には、以降、常にアンテナが設置され続けるため、物件の外観などのイメージを変えてしまう、場合によっては設置具の取り付けで、物件に穴を開ける、傷をつけるなどの可能性が出てまいります。そのため、入居者が自分で専用のアンテナを設置する場合には、物件のオーナーである会社、大家さんなどに相談して、許可を取る必要がございます。

一般的に賃貸物件のベランダは「共有スペース」に該当するため、住民が勝手に何らかの機器を設置するなどのことは行えないとされております。テレビアンテナに限らず、もし何かしらの手を加える必要が出た場合は、契約内容を確認し、オーナー様にきちんと問い合わせた上で、事前に許可をもらう必要がございます。

 

「BS/CSアンテナを設置できない場合はどうすればいい?」

賃貸契約でマンションなどにお住まいの場合、物件によっては契約条項として、テレビアンテナや工事が必要な家電製品の設置など、入居者が物件に手を加えることができない場合もございます。このような契約条件ではBS/CSアンテナに関しても、設置の許可が下りない可能性が高くなってまいります。

その場合、BS/CS放送をご視聴になるためには、室内、またはベランダ内に、専用のスタンドを用いてBS/CSアンテナを置くという方法がございます。室内やベランダなどへのBS/CSアンテナ設置は、基本的に専用のスタンドの先にアンテナを固定して室内、またはベランダに置き、ベランダの場合はサッシの隙間を通せる平面ケーブルを用いるなどしてテレビと接続する方法になるため、置くだけの家具と同じ扱いになり、物件を加工する必要はなくなります。

ただBS/CSアンテナの室内設置では、カーテンや窓ガラスの素材によっては電波の受信が難しくなるため、BS/CS放送をご視聴になる際にはカーテンや窓を開ける必要がある場合もございます。さらにBS/CSアンテナは、放送用の人工衛星が位置する東経110度(南西方向)に正確に向ける必要がございます。そのためスタンドに立てて置いてあるだけのBS/CSアンテナに触れることで、角度がずれてしまい、再調整するまで視聴できなくなることがある。また物件のベランダなどからみて南西の方向に建築物などの障害物がある場合は、BS/CS放送の電波が受信できないといったケースもございます。

そのため、物件を問わず室内やそれに類したBS/CSアンテナの設置には、専門知識をもつアンテナ工事業者にご相談されるか、もしくは実際に設置の依頼をされることをおすすめいたします。

BS/CSアンテナの室内設置に関しては、詳しくは以下のコラムをご参照ください。

【2023年度最新版】衛星放送用のBS/CSアンテナを室内に設置する方法

 

(賃貸物件ですでにBS/CS放送が視聴可能な場合はどうすればいいか?)

現在、お住まいの賃貸物件で、すでにBS/CS放送がご視聴になれる場合もございます。その確認方法は以下の通りになります。

 

「BS/CS放送がテレビに映るかどうかを確認する」

賃貸物件の各部屋がBS/CS放送に対応しているかどうかは、各部屋に設置されたアンテナコンセントを確認することで判断できます。アンテナコンセントの形が比較的、新しいタイプの「F型端子」「プッシュ端子」であり、コンセントにテレビ端子が二か所ついている場合は、一方がBS/CS放送用であると考えられます。

現在のテレビなどの機器には、ほとんどのものにBS/CS放送用のチューナーが内蔵されております。地デジ以外のコンセントと、テレビのBS/CSチューナーをケーブルで接続し、テレビのチャンネルをBS/CS放送の無料チャンネルに合わせて、ご視聴できるようであれば問題はございません。

もし映らない場合は、接続部分などを確認し、汚れを落とすなどしてもう一度しっかり接続し直す。また賃貸の契約内容を確認する。不動産会社などのオーナー様や管理者に、BS/CSアンテナについて問い合わせるなどの必要がございます。

基本的な事項として、賃貸物件でBS/CS放送をご覧になりたい場合は、あらかじめ物件探しの段階で、BS/CS放送に対応しているかどうかを確認しておくことが重要となります。

 

「物件の契約書や管理者、オーナー様などに確認する」

物件に地デジ用とBS/CS放送用の双方のアンテナを設置している場合は、双方のアンテナケーブルを「混合器」という装置一本のケーブルにまとめることで、ケーブルの配線や関連機器などをシンプルにまとめることがございます。

この場合、各部屋のアンテナコンセントの端子はひとつだけで、室内側で「分波器」という機器を使い、あらためて地デジとBS/CS放送の電波を、2本のケーブルに分離する必要がございます。これを行わずアンテナケーブルをテレビに接続すると、地デジとBS/CS放送、どちらか電波の強い方しか受信できなくなります。

また他にも、物件に設置されているBS/CSアンテナやケーブル、関連機器の老朽化などでトラブルが生じている。近隣に高層建築が建設されるなど障害物が発生して、物件のBS/CSアンテナが人工衛星から遮断される形になっているなどのケースも考えられます。

契約内容などではBS/CS放送が視聴できるはずなのに、ご視聴の方法がわからない。またうまく視聴できないなどの場合は、前項と同じように、オーナー様や管理人、管理会社などに問い合わせて、もしトラブルが発生している場合は、対策のための工事などを検討してもらう必要もございます。

 

【賃貸物件にBS/CSアンテナを設置する方法とは?】

オーナー様などに問い合わせた結果、賃貸物件にBS/CSアンテナを設置する許可が得られたとして、実際にアンテナを設置する手順は以下のような流れとなります。

ここでは基本的に、一人暮らしの小規模な賃貸マンションなどで、ベランダにBS/CSアンテナを設置し、一台のテレビのみでBS/CS放送をご視聴になる場合を例とします。

 

・BS/CSアンテナ設置に必要なものを用意する。

BS/CSアンテナ設置に最低限、必要なものは「アンテナ本体」と「設置具」「接続ケーブル」になります。ご自分で設置される場合には、必要な工具を含めて、すべてご自分で購入されることが必要ですが、当あさひアンテナはもちろんのこと、アンテナ工事の専門業者であれば、アンテナ本体や必要な機材をすべてセットにしたBS/CSアンテナ設置工事をご提供している場合がございます。

ご自身で設置される手間を省きたい、失敗を避けたいなどの場合は、専門の業者にお任せになることがおすすめです。

 

・アンテナを設置する場所を確認する。

前述のようにBS/CSアンテナは、BS/CSの人工衛星が位置する東経110度(南西方向)の、障害物などがない方向へと正確に向ける必要がございます。そのため物件の向きなどから、その方向に設置できない場合、障害物などがある場合は、BS/CS放送をご視聴になれないケースもございます。

したがってBS/CSアンテナなどの機材をご購入になる前に、物件内でBS/CS電波を受信できるかを確認しておく必要がございます。確認するにはアンテナのレベルチェッカー(電波測定器)を使用するのがもっとも確実ですが、ある程度の価格となるため、スマートフォンアプリの「BSコンパス」などをご利用になるのがおすすめです。

 

・専門業者に設置を依頼する。

ベランダへのBS/CSアンテナ設置は、基本的にベランダの適切な位置に設置具を用いてBS/CSアンテナを設置し、前述の平面ケーブルを用いて室内のテレビと接続する。そしてテレビ側のアンテナレベルを確認しつつ、アンテナの角度を調整して、適切な位置でアンテナを固定するという流れになります。

工事自体はさほどの難度ではございませんが、レベルチェッカーを使わず的確な角度を割り出すには、微調整の繰り返しにより、かなりの手間が必要となります。ご自分での設置では、失敗しても保証がない他、2階以上の場合は、万が一の転落事故をはじめ、アンテナなど機材を落として破損してしまう。またそのせいで第三者の物損、人身事故を起こしてしまう危険すら考えられます。特に賃貸物件の場合は、物件に無用の傷をつけてしまった場合などに、修理費を請求されるケースもございます。

アンテナ工事の専門業者に依頼されることで、そのようなリスクをすべて避けることができる上、費用もご自分で機材をそろえられる場合と極端な差はございません。特に当あさひアンテナは、数々の企業努力でアンテナ工事の業界最安値に挑戦し続けており、アンテナ設置後の万が一のトラブルに対しても、10年間のアフターフォロー体制を整えております。

特に危険が伴うアンテナ工事に関しては、専門業者にお任せになることがおすすめといえます。

 

【まとめ】

賃貸物件に地デジ、BS/CSアンテナを設置される際の、一般的な基本事項は以上の通りです。

ただ実際に賃貸物件にアンテナを設置されるにあたっては、契約内容や現場の電波状態、周辺環境などで、千差万別の条件が生じてまいります。基本的にはまず物件のオーナー様や大家様、また管理会社にご相談の上、アンテナ設置工事が可能な場合も、万が一にも物件を破損するなどのトラブルを起こさないよう、アンテナ工事の専門業者にご依頼されることをお勧めいたします。

 

もちろん当あさひアンテナでは、賃貸物件への地デジ、BS/CSアンテナ設置に関する各種のご相談も受け付けております。

賃貸物件への的確なアンテナ設置をお求め、また不明な点がおありなどの場合には、弊社フリーダイヤル(0120-540-527)。またはメールフォームLINEアカウントまでお問い合わせください。

 

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)
    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。