【プロに聞く!】アンテナ修理はどこに頼む? おすすめ業者の比較と工事の費用相場、料金を抑えて失敗しない選び方を徹底解説

2025年10月20日

ある日突然、ご自宅のテレビで地デジ放送や衛星放送が映らなくなる、またブロックノイズで画面がひどく乱れるなどすると、楽しみにしていた番組を見られなくなり、ガッカリということもあるでしょう。
特にこのような事態が長く続き、どうやって直せばいいのか、どこに相談すればいいのかもわからないとなると、大きなストレスになります。

今回の記事では、そのようなテレビやアンテナのトラブルでお困りの皆様のために、早急に問題を解決するためのあらゆる情報を網羅しました。
本記事の執筆に当たっては、優秀なアンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」に所属するアンテナ職人から、さまざまなアンテナトラブルへの対策について、豊富な専門知識と施工経験に基づく詳しい解説をいただき、その内容を元にしております。
執筆者は技術関係についての知識を持つライターであり、専門家の話や関連情報を元に、一般の方でもわかりやすくまとめました。

一般の皆様でもこの記事を最後までお読みいただければ、アンテナトラブルやその対策について、以下の点が明確になります。

  • 地デジ放送や衛星放送の基礎知識に基づく主なトラブルの要因。
  • 業者を呼ぶ前に自分で試せる簡単な対処法。
  • 本当に信頼できる修理業者の見分け方。
  • 修理にかかる費用の適正な相場。
  • 高額請求などのトラブルを避けるための知識。

もうお一人で悩む必要はありません。
この記事の情報を参考に、一日も早くテレビが映らない問題を解決し、安心で快適にテレビ放送をご視聴になれる日常を取り戻してください。

地上デジタル放送で多い受信トラブルの例は?

現在の地上デジタル放送、いわゆる地デジ放送では、日本の各地にいくつも設置された地デジの電波塔から、周辺エリアに地デジ電波を送信していることは、一般の方でもよくご存じでしょう。
この地デジ電波にはUHF(極超短波)でも470MHzから710MHzまでと、周波数帯が比較的高い電波が使われています。
この電波は波長の幅が40センチから60センチ程度で、ある程度、音のように広がりやすく、ビルなどの障害物にぶつかっても向こう側で広がる性質があります。

ただ障害物を越えて広がる性質も完全ではないので、高層ビルの陰に当たるすぐ近くの一帯では、受信レベルが下がりやすくなります。
基本的に地デジ電波はお近くの電波塔の先から、下方向に広がるようにして届いているので、ご自宅の地デジアンテナは屋根の上など高い位置に設置するほど、障害物を避けて受信が安定しやすくなります。

また送信される地デジ電波は、電波塔から離れるほどレベルが弱まっていきます。そのため電波塔の周辺エリアは、到達する地デジ電波レベルに応じて、強・中・弱などの電界地域に分類され、各電界地域で対応する受信性能、素子数や素子数相当の地デジアンテナが必要になります。

地デジアンテナの重要な性質としては、大半のモデルで、アンテナの正面側で受信性能が高くなる『指向性』という性質をもつことが挙げられます。そのため地デジアンテナは基本的に、電波が送られてくる近隣の電波塔の方向へ正面側を角度調整して設置する必要があります。

また地デジ電波は、年間の気候や天候の影響で電波レベルが変化して、特に悪天候ではレベルが大きく低下します。そのため、地デジアンテナでは電波レベルの変動を踏まえた、余裕のある受信レベルを確保することが大切なのです。

――以上は、プロのアンテナ職人による、地デジ放送と地デジアンテナの概要や主な性質、そしてアンテナ設置や受信の注意点になります。
この解説に基づき、以下で、地デジ放送で起こりやすい主な受信トラブルの原因について、一覧で紹介していきます。

トラブルの原因 具体的な内容
アンテナの方向のズレ 台風や強風、鳥が止まるなどの影響で地デジアンテナの向きがずれると、電波を十分に受信できなくなります。
アンテナ本体や周辺機器の劣化 屋外に設置されたアンテナやケーブルは、雨風や紫外線に常に晒されています。10年以上経過すると、サビや腐食、ケーブルの断線などで性能が低下します。
周辺環境の変化 自宅の近くに高層マンションが建設される、樹木が成長するなどすると、地デジ電波が遮られて受信レベルが低下することがあります。
電波が弱い(弱電界地域) 電波塔から遠い地域や山間部など、もともと電波が弱いエリアでは、高性能なアンテナやブースター(増幅器)が必要となります。
受信機器の接続不良など アンテナケーブルの抜けや緩み、テレビ本体の一時的な不具合など、テレビ周りの単純なトラブルが原因であることも少なくありません。

これらの要因を理解しておくことが、地デジ受信でトラブルが起こった際に、的確に原因を判断して解決するための第一歩となります。

衛星放送で多い受信トラブルの例は?

地デジ放送に対して衛星放送は、その名称通り、宇宙空間で地球の自転に合わせて赤道の上を周回しているため、地上からは空の同じ位置に止まって見える人工衛星「静止衛星」から、例えば日本の全域など、地上の広い範囲に、安定したレベルで電波を送ることができる放送になります。
一般的なお住まいでは、まず基本のテレビアンテナとして地デジアンテナを設置した後、衛星放送もご覧になりたい場合は、衛星放送用のパラボラアンテナであるBS/CSアンテナも追加で設置することになります。

衛星放送でよく聞かれる「BS放送」「CS放送」の違いですが、BS放送は「放送衛星」を使う基本的な衛星放送です。
BS放送にはパラボラアンテナを設置するだけで視聴できる、NHK、広域民放などの無料チャンネル(NHK受信料を除く)のほか、個別に視聴契約することで観られる有料の専門チャンネルもいくつかあります。

CS放送は「通信衛星」による衛星放送で「スカパー!」などの放送事業者による有料放送になります。ご視聴になりたい方は、まず放送事業者とご契約されることで、BS放送よりも多数でさまざまなジャンルの有料チャンネルから、お好みのチャンネルとご契約の上、ご覧になることができます。

このBS放送、CS放送とも、衛星放送で使われる電波は、地デジのUHFよりはるかに周波数帯の高い、マイクロ波のセンチメートル波(UHF波)でも、12GHz前後の周波数帯が使われていて、この電波は12GHz帯とも呼ばれています。
12GHz帯は波長の幅が25ミリ程度で、光のように直進性が高く、エネルギーを保ったまま長距離まで届くので、衛星放送の電波には適しているのです。
そのため衛星放送の電波は、日本のどこでも大きな受信レベルの差がなく、安定して受信できますが、反面、光のような性質から、地上でわずかな障害物にぶつかっても遮られてしまい、影ができるようにその向こう側には届きにくくなります。
また12GHz帯は多少の悪天候には影響を受けませんが、雨や雪の粒が波長の幅に近くなる豪雨、大雪では、空中で電波が雨や雪に吸収され、乱反射も起こることで、受信レベルが大きく低下します。これを降雨減衰、降雪減衰と言います。

この12GHz帯を受信するのが、大きなお皿のようなディッシュ、放物面反射器をもつパラボラアンテナのBS/CSアンテナです。直進性の強い電波をディッシュの内側で反射させて、正面にある一次放射器の中心に集めることで受信する仕組みです。
そのため衛星放送の受信には、BS/CSアンテナのディッシュを静止衛星のある東経110度、南西方向の上空に、ディッシュの上下、左右を正確に合わせることが重要です。
この角度がミリ単位でも狂うと、反射した電波の焦点が一次放射器からずれるため、受信感度が大きく低下します。またアンテナを向けた方向に樹木の枝や洗濯物などのわずかな障害物があっても、十分に受信できなくなるため注意が必要です。
なお、BS放送の放送衛星、CS放送でも主なサービスであるスカパーの通信衛星とも、同じ東経110度に位置しているため、どちらの放送も一基のBS/CSアンテナで受信できるのです。

もうひとつ、12GHz帯の電波はアンテナで受信しても、周波数帯が高すぎるため、そのままではケーブルで送ることができません。そこでアンテナに付属するコンバーターで、MHz帯の電波に変換してからケーブルに送っています。
ただコンバーターを作動させるには、テレビやレコーダーなどの「BS電源設定」や、ブースターの電源部を利用してBS/CSアンテナまで給電する必要があり、この給電がなされていないと、適切にアンテナを設置しても衛星放送を視聴できなくなります。

――以上も、プロのアンテナ職人による、衛星放送やBS/CSアンテナの基礎知識、および設置や受信の注意点になります。

以下、この説明に基づいて、衛星放送で生じやすい受信のトラブルについて、要因別に一覧でご紹介します。

トラブルの原因 具体的な内容
アンテナの向きのズレ 衛星放送のアンテナは、上下、左右に数ミリずれただけで受信できなくなる場合があります。強風や振動が原因で、この角度のズレが生じることがあります。
障害物による電波の遮断 静止衛星のある南西方向に、建物や樹木、電線、さらには洗濯物などわずかな障害物でもあると、12GHz帯の電波が遮られてしまいます。
大雨や大雪(降雨・降雪減衰) 雨粒や雪が電波を吸収・散乱させてしまうため、一時的に受信レベルが低下し、衛星放送の映像が乱れる、映らなくなるなどの場合があります。
コンバーターの不具合 BS/CSアンテナの一部であるコンバーターに電源が供給されていない、または故障していると、電波を映像信号に変換できずテレビに映像が届きません。
4K8K放送への未対応 4K8K放送を視聴するには、アンテナ本体だけでなく、ケーブルや分配器、テレビ端子など、すべての機器が4K8K放送の周波数帯に対応している必要があります。

衛星放送の場合も、これら主なトラブルの要因を把握しておくことで、衛星放送の受信トラブル時に、原因を特定して適切な対処を取るための重要な手掛かりになります。

【業者を呼ぶ前に】修理依頼の前に自分で試せる5つの簡単チェックリスト

プロのアンテナ職人によると「お住まいで急に地デジや衛星放送の画面が乱れてテレビの映りが悪い、映らないなどの問題が起きた場合、その原因はアンテナのトラブルなど大きな問題ではなく、意外とテレビやその周りの、シンプルかつささいな不具合が原因であるケースが多くなります」とのことです。

またこのようなトラブルの場合、ご自身でも確認できるポイントがいくつかあり、ごく簡単なご対処で、意外とすぐに解決できるケースも少なくはないそうです。

簡単なトラブルでテレビアンテナ修理を業者に依頼してしまい、無駄なお手間や出費を避けるためにも、まずはテレビのトラブル時に、以下の5つのポイントをチェックしてみてください。

  1. テレビ・レコーダーの配線と電源を確認する。
  2. B-CASカードを挿し直す。
  3. チャンネルを再スキャン(再設定)する。
  4. ブースター(増幅器)の電源を確認する。
  5. エラーコードを確認する。

1. テレビ・レコーダーの配線と電源を確認する

もっとも基本的なポイントですが、意外と見落としがちになるのが、室内のテレビに接続されている電源やアンテナケーブルなど配線の問題です。
お掃除や模様替えなどの際に、各種のケーブルを引っかけてしまい、プラグの接続が緩んでしまうことはよくあります。
またケーブルを急角度に強く折り曲げる、家具や家電製品の下敷きになるなどすると、電波を正常に送信できなくなる、内部で断線するなどの原因になります。

テレビのケーブル接続について、まずは以下の点を確認してみてください。

  • テレビやレコーダーの電源プラグは、コンセントにしっかり差し込まれていますか?
  • 壁のアンテナコンセント端子からテレビ・レコーダーにつながるアンテナケーブルは、奥まで確実に端子へと接続されていますか?
  • ケーブルが家具の下敷きになっていたり、強く折り曲げられたりしていませんか?

部屋の角などでケーブルを折り曲げる際には、ケーブルの曲げ半径に合わせ、ゆるやかな弧を描くように曲げてください。

また、テレビ本体の内部基盤などが一時的な不具合を起こして、テレビが誤作動していることも考えられます。
そのような場合は、一度テレビの主電源を切り、電源プラグもコンセントから抜いた状態で2、3分ほど待って、しばらく通電を断ってから、再度プラグを差し込んで電源を入れる、テレビの「リセット(初期化)」も試してみてください。
テレビ本体の誤動作であれば、この手順で復旧できることが多くなります。

またテレビやレコーダーなどのメーカーによっては、独自のリセット方法を持つモデルもあるため、本体の取扱説明書やメーカーの公式サイトなども確認してみてください。

2. B-CASカードを挿し直す(エラーコード E100, E101など)

テレビ画面に「E100」「E101」「E102」などのエラーコードが表示されてテレビ放送が映らない場合、テレビに挿入されているB-CASカードのトラブルが原因かもしれません。
B-CASカードは、現在の地デジ放送、衛星放送などのデジタル放送を受信する際、デジタル信号の暗号化を解除する役割を持つICカードです。
テレビなど受信機器にこのB-CASカードが挿入されていない、または接触不良、カードの不具合などでテレビがカードを認識できないと、上記のエラーコードが表示されてテレビ放送が映らくなります。

このような場合は、以下の手順で、B-CASカードを挿し直してみてください。

  1. テレビの電源を切り、B-CASカードをゆっくりと引き抜きます。
  2. カードの裏面にある金色のICチップ部分を、乾いた柔らかい布で優しく拭きます。
  3. カードを正しい向きで、奥までしっかりと挿し込みます。
  4. テレビの電源を入れ、映りを確認します。

ただ近年の4K8Kテレビには、B-CASカードを使用せず、同じ役割を持つACASチップが内蔵されている機種もあります。
そのような機種の場合は、前述したテレビ本体のリセットを試してみてください。

3. チャンネルを再スキャン(再設定)する

特に地デジ放送の場合、最初に新しいテレビを設置する際には、その地域や場所で受信できる地デジ電波のチャンネルをテレビ本体が確認し、適切なチャンネル番号に当てはめてゆく「チャンネルスキャン」を行う必要があります。
そしてお引っ越しなどで、受信できる地デジ電波(チャンネル)が異なる地域にテレビを移動する、また地デジ電波の周波数帯変更や放送局の追加など、受信できるチャンネル内容が変化して、テレビのチャンネル設定と現状の地デジ電波が一致しなくなると、テレビ放送が映らなくなることがあります。

この場合には、あらためてチャンネルスキャンを行う「再スキャン」で不具合を解消できます。これは特定のチャンネルだけが映らなくなった場合に、特に有効な対処法です。

再スキャンの操作方法はテレビなどのメーカー、モデルによっても異なりますが、一般的には以下の手順で行います。

  1. テレビのリモコンで「メニュー」や「設定」ボタンを押します。
  2. テレビ画面の設定項目から「チャンネル設定」や「放送受信設定」などを選択します。
  3. 「地上デジタル自動設定」や「チャンネルスキャン」の項目を選んで、実行します。

このチャンネルスキャンには数分ほどかかる場合がありますが、完了するまでお待ちください。

4. ブースター(増幅器)の電源を確認する

弱電界地域など地デジ電波の弱い地域にお住まいの場合や、複数の部屋でテレビを見ているご家庭では、アンテナ近くの配線部に「ブースター(増幅器)」という、アンテナからの電波を増幅する機器が設置されていることがあります。
このブースターは電力によって電波のエネルギーを増幅する電子機器であるため、電源が入っていないと機能しません。

ブースターの電源部は、本体(増幅部)とは別になっており、屋根裏の配線部や、分電盤の近くなどに設置されていて、コンセントに接続されていることが多くなります。
このブースター電源部を確認して、ランプが点灯しているか、コンセントが抜けていないかなどの点を確かめてください。

5. エラーコードを確認する(E201, E202など)

B-CASカードの項目でも触れた、テレビ放送が映し出せなくなった際、画面に表示されるエラーコードとは、テレビ本体がテレビ画面を映し出せない理由を自己診断して、その原因を示す機能になります。
つまりユーザー様から見れば、テレビが映らないトラブルの原因を特定するための重要な手がかりになります。

エラーコードはテレビなどのメーカー、モデルは異なっていてもほぼ共通で、原因に応じてさまざまな種類があります。特に、以下のエラーコードが表示され、ここまでのチェックを試しても改善しない場合は、アンテナ本体や設備に問題がある可能性が高くなります。

エラーコード 原因 対処法
E201 受信レベルの低下
アンテナの向きのズレや、悪天候による電波の減衰が考えられます。
天候の回復を待つ。改善しない場合は専門家による方向調整が必要です。
E202 信号を受信できません
アンテナが倒れている、ケーブルが断線しているなど、テレビに電波がまったく届いていない状態です。
専門家による点検・修理が必須です。
E203 放送休止
視聴しようとしているチャンネルが現在放送を休止しています。
故障ではありません。他のチャンネルを選局してください。ただしアンテナや受信のトラブルでこのコードが表示される場合もあります。

※上記は電波の受信に関する主なエラーコードです。他にもトラブルの要因に応じた多くのエラーコードが存在します。

「E201」や「E202」が頻繁に表示される場合は、ご自身での対処は困難なトラブルのか脳性が高いため、専門業者への相談をご検討ください。

【プロの出番】アンテナ修理業者が必要になる5つの症状

前の項目で紹介した、ご自身での簡単なチェックを試みても改善しない場合は、アンテナや機材に関する専門的なトラブルである可能性が高くなります。
このようなトラブルの場合、無理にご自分で直そうとすると、アンテナや機材に悪影響を与えてかえって状況を悪化させたり、高所作業などで大きな危険が伴うなどの問題が生じます。
以下のような症状が見られる場合は、本記事にもご協力いただいている、専門の知識と確かな技術を持つプロのアンテナ職人が所属する専門業者にテレビのアンテナ修理を依頼すべきサインです。

アンテナの破損はお住まいにも悪影響を及ぼすリスクもあります。安全のためにも、早めに専門家へご相談ください。

1. アンテナが傾いている・倒れているなど物理的に破損している

台風や強風、大雪などの影響により、屋根の上でマストに固定されたアンテナが明らかに傾いていたり、倒れてしまって屋根から落ちそうになっていたりなどの場合は、非常に危険です。
アンテナが屋根から落下すれば、ご自宅だけでなく、お隣の家や通行人に被害を与えてしまう大変な二次災害につながる恐れもあります。
そして屋根の上のテレビアンテナを撤去、交換するなどの高所作業は、アンテナ工事だけでなく、安全な作業に関しても、専門の知識や技術と、装備などの対策を万全に整えた、プロのアンテナ職人でなければ難しくなります。

2. 天候が回復してもテレビの映りが改善しない

「雨や風が強い日にテレビの映りが悪くなり、晴れてきても直らない」というケースです。
前述の通り、地デジ電波は悪天候の際にレベルが低下し、衛星放送も一定以上の豪雨、大雪では電波が遮られて受信できなくなることがあります。
地デジ電波の場合は元の受信レベルの確保が十分でなく、アンテナ機種や設置位置の調整が必要なケースもありますが、天候が回復してもトラブルが解消されない場合は、雨風などがきっかけでアンテナの向きがずれてしまったり、アンテナ内部やケーブルの接続部分に水が浸入して腐食などが生じた可能性が考えられます。
ずれてしまったアンテナの向きは、プロが専門の測定器を使って調整しないと、最適な位置に戻すことが難しいケースもあります。

3. 映像にブロックノイズが常に発生する

テレビ画面の一部がモザイク状に乱れる「ブロックノイズ」が、天候に関係なく常に発生する場合にも注意が必要です。
この症状は、アンテナからテレビまでの配線のどこかで、ケーブルが損傷や接続部分の劣化が生じ、電波の漏洩やノイズの混入が起こって、電波のレベルや品質が低下している可能性があります。
他にも、ブースターなどの周辺機器が故障して十分な電波レベルが確保できてないことも考えられ、原因の特定には専門的な調査が必要となります。

4. 特定のチャンネルだけが映らない・映りが悪い

前述したチャンネルの再スキャンを試しても、特定の放送局のチャンネルだけが映らない、またはブロックノイズが入るといった症状です。
これは、アンテナが受信している複数の電波のうち、特定の周波数帯(チャンネル)の電波だけが弱くなっていることを示唆しています。
これらの症状の場合は、すべてのチャンネルで安定した受信レベルを確保できるよう、アンテナの向きの微調整やブースターの調整。また高性能なアンテナへの交換が必要になる場合があります。
特に地方チャンネルなど、複数の地デジ電波塔から電波を受信している場合は、強すぎるチャンネルの電波をアッテネーター(減衰器)で弱めるなどして、すべてのチャンネルの電波レベルを平均化する必要があります。

5. エラーコード「E201」「E202」が頻繁に表示される

自己チェックでも触れたエラーコード「E201(受信レベル低下)」や「E202(信号なし)」が、前述した対処を試みても改善せず、頻繁に表示される場合は、アンテナ本体や配線部の機器など、システム全体に根本的な問題が発生している可能性が高いというサインになります。
主な原因にはアンテナ本体の寿命や、配線システム全体の劣化などが考えられ、専門家による総合的な診断が不可欠です。

アンテナ修理はどこに頼む?主な依頼先4つのメリット・デメリットを徹底比較

ご自宅での対処が難しいアンテナトラブルで、いざ専門家に依頼しようと決めても、具体的に「テレビアンテナ修理はどこの店や会社に頼むのが良いのだろう?」とお迷いになることもあるでしょう。
一般的に、テレビアンテナ修理の依頼先は、主に4つの選択肢(店舗、業者など)があります。
以下でそれぞれのメリット・デメリットをご紹介しますので、ご理解の上、ご自宅の状況に合った最適な依頼先を選んでください。

依頼先 メリット デメリット こんな人におすすめ
アンテナ工事専門業者 ・専門知識と技術力が高い
・対応が迅速(即日対応も)
・自社施工で価格が適正
・長期保証などサポートが充実
・業者数が多く、選定に手間がかかる場合がある 品質、価格、スピード、保証のすべてを重視し、安心して長く使いたい方。
家電量販店 ・店舗で気軽に相談できる
・大手ならではの安心感
・ポイントが使える・貯まる
・実際の工事は下請け業者が行う
・中間マージンで価格が割高
・工事まで時間がかかることがある
業者を探す手間を省きたい方、ポイントを活用したい方。
地域の電気屋 ・地元ならではの安心感
・気軽に相談しやすい
・他の電気工事も依頼できる
・アンテナの専門性が低い場合がある
・料金体系が不明確なことも
・保証が不十分な可能性がある
顔の見える関係で、気軽に相談しながら進めたい方。
ハウスメーカー・工務店 ・家の構造を熟知しており安心
・業者を探す手間が不要
・住宅ローンに組み込める
・下請け施工で価格が割高
・アンテナ専門外で対応が遅い
・細かな要望が伝わりにくい
新築やリフォームと同時に、手間なく工事を済ませたい方。

※上記は各業者の主な特徴になります。

【結論】品質・価格・速さで選ぶならアンテナ工事専門業者がおすすめ

上記の比較からわかるように、アンテナ修理の依頼先としては「アンテナ工事専門業者」がもっともおすすめです。
専門業者は、その名の通り日々、アンテナ工事だけを専門に行っているプロフェッショナル集団です。
そのため、アンテナ工事に関する専門知識が豊富で技術力も高く、さらにあらゆるトラブルに迅速かつ的確に対応できます。

また、専門業者の多くは下請け業者を使わない「自社施工」のため、中間マージンが発生せず、家電量販店などに比べてアンテナ修理などの費用を相場より抑えられる傾向があります。
家電量販店など下請け業者を使う業者は、担当する下請け業者によって施工品質が左右される傾向がありますが、専門業者であれば安定した高品質も期待できます。
さらに、専門業者であれば、自社の施工技術に対する自信を示すため工事後の保証期間が長いなど、アフターサポートが充実している点も大きなメリットです。
品質、価格、スピード、そして安心感、すべての面でバランスが取れているのが、アンテナ工事の専門業者と言えるでしょう。

失敗しない!信頼できるアンテナ修理業者の選び方7つのポイント

一般のお客様にとっては、ただアンテナ工事の専門業者がおすすめといわれても、それだけでは迷われることも多いでしょう。
というのも現在では、インターネットで検索すれば数多くのアンテナ工事業者がヒットするため、それだけでは本当に良い業者がどこか、判断するのが難しいという実態があるからです。

確かに、専門業者に所属するスタッフに話を聞いても、実際には業者によって細かなサービス内容に差が多いほか、中には残念ながら、質の低い施工に加え、お客様に無断で不要な工事を追加するなどして、当初の見積もりより高額の費用を請求する悪質な業者も存在すると言います。

そこで本項目では、悪質なアンテナ工事業者に騙されず、本当に信頼できる優良な業者を見つけるための、7つのチェックポイントをご紹介します。

1. 施工実績が豊富で「自社施工」であるか

まずは業者の公式ウェブサイトで、具体的な施工事例が、写真付きブログなどで豊富に紹介されているか確認しましょう。実際の施工例は、ご自宅で希望する工事と近い例を確認して、実際にどのような形になるかの参考にもなります。
年間施工件数などの数字も、その業者の実績や顧客信頼度を判断する上で大切です。ただそれ以上に業者が「完全自社施工」を明記しているかどうかが重要です。
専門業者には下請け業者を使う業者も存在しますが、完全自社施工の業者であれば、自社で研修を受け、経験も豊富なアンテナ職人が責任を持って工事を行うため、施工品質が安定しており、万が一のトラブルの際も対応がスムーズです。

2. 料金体系が明確で、見積もりの内訳が詳細か

業者に実際に見積もりを依頼し、その見積もり内容を確認することも重要です。
特に「アンテナ修理一式 〇〇円」といった曖昧な見積もりを出す業者は要注意です。本契約後にさまざまな理由をつけて機材や工事を加算し、高額な費用を請求する可能性があります。
逆に信頼できる業者は、見積もりでも「基本作業費」「アンテナ本体代」「高所作業費」など、何にいくらかかるのかの内訳を詳細に提示してくれます。
また見積もり外の料金が発生する可能性についても詳しく説明してくれるほか、中には見積もり外の料金は一切発生しないと明言してくれる業者も存在します。
このように見積もり料金について、誠実に詳しく解説してくれる業者をお選びください。
また見積もりのご依頼前には、現地に出張しての現地調査や見積もりが、キャンセル料などを含む完全無料であるかどうかもご確認ください。

3. 8年以上の長期保証とアフターサポートが充実しているか

テレビアンテナは屋外にて長年、雨風など厳しい自然環境に晒されるため、予想外のトラブルが生じることもあり、工事後の保証は非常に重要です。
最低でも施工後から8年以上、できれば10年程度の長期保証を提供している業者をお選びください。
また、保証内容に「台風などの自然災害による不具合」が含まれているかどうかも、必ず確認してください。
その業者が、保証書をきちんと発行してくれるかも大切なポイントです。
会社側で過去の施工データをすべて保存しているなど、保証書を紛失した場合の対策もとっている業者であればより安心です。

4. 実際の利用者による口コミや評判が良いか

GoogleマップのレビューやSNS、口コミサイトなどで、実際にその業者を利用した人の声もご確認ください。
良い評価だけでなく、例えば「予約が取りにくかった」「電話対応でいまいちと感じた」といった悪い評価にも目を通すことや、悪い評価に対して業者がどう対応しているかを確認することで、その業者の実態を多角的に把握できます。
個々の評価には個人の主観も入るほか、サクラの可能性もありますが、具体的な内容が書かれている評価や全体的な傾向を参考にしてください。

5. 問い合わせ時の対応が丁寧で迅速か

最初の電話やメールでの問い合わせは、その会社の顧客に対する姿勢を見る絶好の機会です。
こちらの状況を親身に聞いてくれて、専門用語を多用せず、分かりやすい言葉で丁寧に説明してくれる業者を選んでください。
メールの返信が遅い、また工事や費用について明確で詳しい説明をせず、強引に契約を迫るような業者は避けることが賢明です。

6. 万が一に備え「損害賠償保険」に加入しているか

アンテナ工事は高所での作業を伴うため、たとえプロの作業であっても、万が一、工具を落としてカーポートを傷つける、作業中に老朽化していた屋根材を破損させるなど、お住まいを傷つける事故のリスクはゼロではありません。
信頼できる業者は、そうした不測の事態に備えて、必ず「損害賠償保険」に加入しています。
公式サイトに、損害賠償保険に加入している旨が記載されているかどうかをご確認の上、安心して工事を任せられる業者をお選びください。

7. 相見積もりを快く受け入れてくれるか

アンテナ工事の適正な価格と、各業者のサービス内容を見極めるために、2、3社から見積もりを取る「相見積もり」は非常に有効です。
誠実な業者であれば、自社のサービスに自信があるため、他社との比較を嫌がりません。
逆に、相見積もりをしたいと伝えた際に不快な態度を示したり、その場での契約を執拗に迫ったりする業者は、価格やサービス内容に問題があり、他者との比較を避けたい可能性が高いと考えられます。

【要注意】高額請求も?悪徳アンテナ修理業者の手口と身を守る対策

前述の通り、遺憾ながらアンテナ修理業界にも、お客様の知識不足やご不安につけ込んで不当な利益を得ようとする悪徳業者が存在します。
事前にその手口を知っておくことで、悪質な業者と契約を結んでしまい、損害を被るのを未然に防ぐことができます。

以下、悪質な業者が使うことの多い、主な手口とその対策をご紹介いたします。
少しでもその業者に対して不審を感じたら、決してその場で契約せず、冷静に対応することが重要です。

手口1:不要な工事を勧めて不安を煽る

例えば、お住まいで既設のアンテナに対し「このアンテナは古くて危険です。今すぐ交換しないと倒れて大変なことになります」などと過剰に不安を煽り、本来は簡単な調整で済む修理にもかかわらず、高額なアンテナ本体の交換工事を契約させようとする手口があります。
本当にアンテナ交換など大掛かりな工事が必要なのか、他の業者の意見も参考にする(相見積もりを取る)ことが重要です。

手口2:安い見積もりで誘い、高額な追加料金を請求する

「アンテナ修理5,000円〜」といった格安の広告で顧客を誘い、実際に工事を始めた後で「追加の部品が必要になった」「思ったより作業が複雑だった」などと理由をつけ、次々と追加料金を請求するのが、悪質な業者の主な手口です。
契約前に必ず「見積もり以外の追加料金が発生する可能性はあるか」を、業者側の説明、および書面で正式に確認してください。

手口3:「今だけ」の大幅値引きで契約を急がせる

「今日契約していただけるなら、特別に半額にします!」
このような魅力的な言葉で、他社と比較検討する時間を与えず、その場での契約を迫る手口もあります。
このような手口の場合、最初に提示した価格が不当に高い金額であり、値引きした価格であっても、平均的な相場より割高である可能性が高くなります。
一見、魅力的な話でも、他者と相見積もりによる比較をせず、その場で即決することは絶対に避けてください。

【いくらかかる?】アンテナ修理・交換の費用相場を症状別に解説

アンテナ工事業者に修理を依頼する上で、お客様にとって気になるポイントは、アンテナ修理にかかる費用ではないでしょうか。
事前におおよその料金の相場を知っておくことは、業者から提示された見積もりが適正かどうかを判断し、不当な高額請求から身を守るために非常に重要な知識となります。
この項目では、作業内容やテレビアンテナの種類に応じた修理・工事の費用相場を詳しくご紹介します。

アンテナ修理の作業内容ごとの費用相場

テレビの映りが悪いといっても、その原因によって必要なアンテナ秋霖作業はさまざまです。
軽微な調整で済む場合から、周辺機器の交換が必要な場合まで、主な作業内容ごとの費用相場は、以下の一覧の通りです。

作業内容 費用相場(税込) 作業内容の詳細
アンテナの向き調整 5,000円 ~ 22,000円 強風などでずれたアンテナの方向を、電波測定器を使って最適の向きに調整します。
アンテナの立て直し 10,000円 ~ 30,000円 傾いたアンテナを支える支線(ワイヤー)を張り直し、マストを固定し直します。
ケーブルの再接続・交換 5,000円 ~ 15,000円 劣化したケーブルや接続部を新しいものに交換します。
ブースターの設置・交換 16,500円 ~ 35,000円 電波を増幅するブースターを新しく設置、または故障したものを交換します。
分配器・分波器の交換 5,000円 ~ 15,000円 複数の部屋に電波を分ける機器や、地デジと衛星放送の信号を分ける機器を交換します。
アンテナの撤去・処分 5,500円 ~ 11,000円 不要になった古いアンテナを安全に取り外し、処分します。

※上記は各工事費用の一般的な相場になります。

アンテナ本体の交換・新規設置にかかる費用相場

アンテナ本体が倒壊により破損したり、長年の使用で寿命を迎えたりした場合は、交換が必要です。
また、新築時にアンテナを設置(新設)する場合の費用相場は、選ぶアンテナの種類によって大きく異なります。

以下は現在、戸建て住宅で使用される地デジ、衛星放送用テレビアンテナの種類と特徴、それぞれの主な設置費用の相場になります。

アンテナの種類 費用相場(税込) 特徴
地デジ(八木式アンテナ) 24,000円 ~ 30,000円 受信性能が高い、魚の骨のような形の一般的なアンテナ。古典的モデルであるため比較的、低価格。
地デジ(デザインアンテナ) 24,000円 ~ 40,000円 壁面に設置する薄型タイプ。外観を損なわないのが魅力。風雨にも強いが、八木式に比べると受信性能はやや低い。
地デジ(ユニコーンアンテナ) 30,000円 ~ 45,000円 ポール状の最新モデル。高所への設置により、外観性や対候性と受信性能を高いレベルで両立。
BS/CSアンテナ(4K8K対応) 25,000円 ~ 45,000円 衛星放送用のパラボラアンテナ。4K8K放送に対応した高性能アンテナ。現在の基本モデル。
地デジ+BS/CSアンテナセット 30,000円 ~ 55,000円 地デジと衛星放送のアンテナを同時に設置する場合。

※上記は一般的なアンテナ設置費用の相場になります。

注意!追加料金が発生しやすいケースとは?

アンテナ工事(修理)の見積もりを確認する際には、基本料金以外に追加料金が発生する可能性がないか注意が必要です。
特に、以下のようなケースではアンテナ本体の修理や交換以外にも追加料金がかかることが一般的です。

  • ブースターの設置:電波が弱い地域や3部屋以上でテレビを見る場合に必要です。
  • 高所作業費:3階建ての建物や、急勾配の屋根など、作業の危険度が高い場合に発生します。
  • 分配工事:一基のアンテナから複数の部屋へ配線する場合に必要です。
  • ケーブルの延長・交換:アンテナからテレビまでの距離が長い場合や、既存の配線が古い場合に発生します。
  • アンテナ交換費用:テレビアンテナを交換する場合は、上記したアンテナの撤去・処分費用と、新しいアンテナの設置費用が、基本的な工事費用になります。

信頼できる業者であれば、これらの追加料金が必要な理由と金額を、必ず事前に詳しく説明してくれます。

【必見】アンテナ修理費用を安く抑える裏ワザ!火災保険の賢い活用術

多くのお客様にとって、アンテナトラブルは想定外の事態であり、修理費用は予定外の出費になります。そのため家計にとって大きな負担となる方も多いでしょう。

しかしプロのアンテナ職人によると、アンテナ修理の費用に、お住まいで加入の「火災保険」を活用できるケースもあるといいます。アンテナが故障した原因によっては、アンテナ修理の費用に火災保険が適用できる可能性も出てきます。
火災保険を賢く利用すれば、アンテナ修理の自己負担を大幅に減らすことが可能です。

台風・強風・雪害なら火災保険が適用される可能性あり!

具体的には、アンテナの故障原因が、台風、強風、大雪、雹(ひょう)などの自然災害である場合、火災保険に付帯されている「風災補償」「雪災補償」などが適用される可能性があります。
他にも、近隣の爆発事故や外部からの落下物など、予想外の事故でアンテナが破損した場合も、火災保険を適用できるケースが多くなります。

【適用されるケースの例】

  • 台風の強風でアンテナが倒れた。
  • 大雪の重みでアンテナが破損した。
  • 飛来物(強風で飛んできた瓦など)が当たってアンテナが壊れた。

一方で、経年劣化によるアンテナの故障や、地震による破損(地震保険の対象)は対象外となるため注意が必要です。大きな地震では広範囲に莫大な被害をもたらす可能性もあるため、付帯する地震保険に加入している場合を除いて、基本的には火災保険の対象外になります。

また信頼できるアンテナ修理業者の中には、あさひアンテナのように火災保険の申請サポートを行っている会社もあります。
あさひアンテナの具体的なサポート内容は、アンテナ修理にあたって、修理前後の写真や報告書といった、火災保険会社に提出する必要のある書類をすべて用意してくれる。
また保険の専門知識を持つスタッフが、申請書類の作成や保険会社との交渉についても、手助けをしてくれるといったことになります。

このように、火災保険の利用についても詳しいプロのアンテナ工事業者に相談することで、申請手続きもスムーズに進めることができます。

火災保険を申請する4ステップと注意点

もし自然災害によるアンテナの被害が疑われる場合は、以下の手順で申請を進めてください。

  1. 【最重要】修理前の被害状況を写真に撮る
    修理を依頼する前に、必ずアンテナの被害状況を写真に記録してください。
    「アンテナ全体の様子」「破損部分のアップ」「被害の原因がわかるもの(あれば)」など、さまざまな角度から複数枚撮影します。
    これが、保険会社に被害を証明するためのもっとも重要な証拠となります。
  2. 保険会社へ連絡する
    ご加入の保険会社の事故受付窓口に連絡し「自然災害でアンテナが壊れたので保険を使いたい」と伝えます。
    保険証券を手元に用意しておくと、契約内容の確認がスムーズです。
  3. 修理業者に見積もりと書類作成を依頼する
    アンテナ修理業者に連絡し「火災保険を申請したい」と伝えた上で、修理の見積もりを依頼します。
    その際、保険会社に提出するための「見積書」「被害状況報告書」「被害状況の写真」などの作成もお願いしてください。
  4. 保険会社へ必要書類を提出する
    保険会社から送られてくる「保険金請求書」に必要事項を記入し、業者から受け取った書類一式を添えて提出します。
    その後、保険会社の審査を経て、承認されればお客様の口座に保険金が振り込まれます。

年間6,000件以上】関東・関西のアンテナ修理なら「あさひアンテナ」にお任せ

これまでの記事内容では、信頼できるアンテナ修理業者の選び方や、具体的な費用について詳しく解説してきました。
これらのポイントをすべて満たし、関東・関西エリアで圧倒的な実績と信頼を誇る業者が、本記事にも貴重な助言をいただいた優秀なアンテナ職人が所属する「あさひアンテナ」です。
この項目では、あさひアンテナがなぜ多くのお客様に信頼され、選ばれ続けているのか、その理由をご紹介します。

強み1:完全自社施工による高品質と業界最安値水準の価格設定

あさひアンテナでは、下請け業者を一切使わない「完全自社施工」にこだわっています。
本記事にも詳しい解説を寄せてくれた、専門知識と経験が豊富な自社スタッフのアンテナ職人が、問い合わせから施工、アフターサポートまで一貫して責任を持って対応します。
これにより、不要な中間マージンをカットし、安定した高品質な工事を、業界最安値水準の適正価格でご提供できるのです。

強み2:業界最長クラスの「10年保証」で工事後もずっと安心

あさひアンテナでは施工技術への自信の証として、業界でも最長クラスとなる「10年保証」をすべてのお客様にお付けしています。
もちろん、台風や大雪などの自然災害による不具合も保証対象になります。
工事が終わった後も万が一のトラブルに備え、長期にわたってお客様の快適なテレビライフをしっかりとサポートします。

強み3:最短即日対応と無料見積もりでお客様の「困った」に寄り添う

「テレビが映らない」という一刻を争うトラブルに対しても、あさひアンテナでは迅速に対応します。
お電話(フリーダイヤル)へのご相談は9時から21時まで受け付けており、またメールフォーム、LINEアカウントへのご相談は24時間受付で、早急にご対応いたします。
工事のご対応についても、最短であれば即日の訪問・工事が可能です。
もちろん、現地へ出張しての電波調査や詳細な見積もりは完全に無料(出張料やキャンセル料など各種費用含む)です。
また他社との相見積もりも歓迎しており、見積もり価格や工事内容について、お客様が心からご納得の上で、本契約からご依頼いただける体制を整えています。

アンテナ修理に関するよくある質問(Q&A)

最後に、アンテナ修理に関して多くのお客様から寄せられる質問にお答えします。

Q1. 賃貸マンション・アパートの場合、どこに連絡すればいいですか?

賃貸物件にあるテレビアンテナは、各棟の建物に設置される、大型の共用設備(共聴アンテナ)であることがほとんどです。
そのため、ご自身で修理業者に連絡する前に、まずは大家さんや物件の管理会社に連絡して指示を仰いでください。
勝手に修理を依頼すると、費用を自己負担しなければならなくなるほか、契約違反トラブルの原因になる可能性もあるためご注意ください。

Q2. 修理にはどれくらいの時間がかかりますか?

作業内容や現場の状況によって異なりますが、一般的な修理であれば1時間から2時間程度で完了することが多いです。
しかしアンテナ本体の交換や、複雑な配線工事が必要な場合では、半日ほどかかることもあります。
あさひアンテナをはじめ、多くの優秀なアンテナ工事業者であれば、事前の現地調査の際に、おおよその作業時間を判断し、お客様にお伝えしますのでご安心ください。

Q3. 工事の際に立ち会いは必要ですか?

はい、基本的にはお客様の立ち会いをお願いしております。
作業開始前に工事内容のご説明と最終的な料金の確認をさせていただき、作業完了後には、テレビが問題なく映ることをお客様と一緒に確認するためです。
また作業中に想定外の事態が起こったときなどには、お客様のご指示を仰ぐ場合もあります。
作業中は必ずしもそばにいてご確認いただく必要はありません。場合によっては一時的に外出することも可能ですが、万が一に備えて携帯電話などの連絡先をお伝えいただきたいほか、最初と最後の確認時にはご在宅いただくようお願いしております。

まとめ:アンテナ修理は信頼できる専門業者への依頼が安心・確実です

お住まいにおけるテレビアンテナのトラブルは、ある日突然、訪れることのある、やっかいな問題です。
しかし、急なトラブルでも正しい知識を持って段階的に対処すれば、必ず早急に解決できます。

まずは、この記事でご紹介した「自分でできる5つのチェックリスト」を試してみてください。
それでも改善しない場合は、無理にご自分で対処なさらず、専門家へとご相談になることが重要です。

そして、アンテナ工事の業者を選ぶ際には、

  • 豊富な実績と自社施工
  • 明確な料金体系
  • 長期の保証と充実したサポート

この3つのポイントを基準に、複数の業者を比較検討することが、失敗しないための鍵となります。

本記事にも協力してくれたアンテナ職人が所属する、アンテナ工事のプロ集団「あさひアンテナ」は、これらすべての条件を満たす優良な業者であり、高品質な施工と最安に挑む料金、そして長期保証を含むきめ細かなサービスで、お客様に「安心」と「満足」をお届けすることをお約束しています。
アンテナ修理その他、テレビアンテナのことでお困りでしたら、どうぞお気軽にあさひアンテナのフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントまでご相談ください。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。