【最新情報】テレビアンテナ修理の費用相場は? 自分でのチェック方法・症状別の料金・高額請求を避ける工事業者選びのコツ
長年、お住まいでテレビ放送の受信を支えている地デジやBS/CSテレビアンテナのトラブルは、ある日突然やってくるものです。
「急に自宅にあるすべてのテレビが正常に映らなくなった」
「特定のチャンネルでテレビ画面がモザイクのように乱れ、映らなくなる」
「台風が過ぎてから、屋根の上のアンテナが傾いているように見える」
「自宅のアンテナは何十年も使っているせいか、錆びついていていまにも壊れそう」
こんなお悩みをお持ちの方は、いますぐアンテナ工事の業者に修理をご依頼になりたいでしょうが、一方で修理の費用がどれぐらいになるかわからず、ご不安に感じることもあるでしょう。
アンテナ修理についての専門知識がないと、業者に言われるがまま高額な費用を支払うことにならないか、支払う料金が本当に適正価格なのか、ご心配は尽きないことと存じます。
そこで本記事では、皆様のそのようなご不安を解消するための情報を、総合的にお伝えします。
専門業者のアンテナ工事に関わったこともある技術系ライターが、大手アンテナ工事業者「あさひアンテナ」をはじめとする現役業者からの情報をもとに、アンテナ修理に関して、ご自分でのチェックポイントから、症状別の詳しい費用相場、信頼できる優良業者の選び方、工事費用を抑える方法まで、シンプルに要点をまとめて、わかりやすく解説します。
この記事を読めば、以下の4つのことが明確になるでしょう。
- アンテナ修理にかかる費用の正確な相場。
- 症状別に自分で直せるかプロに頼むべきかの判断基準。
- 火災保険などを活用して費用を賢く抑える方法。
- 高額請求を避け、信頼できる優良業者を失敗なく選ぶコツ。
突然のアンテナトラブルにも慌てることなく、予期せぬ修理費用の出費を最小限に抑えて、安心してテレビのある日常を取り戻すために、ぜひ最後まで本記事をお読みください。
地上デジタル放送で多いアンテナ受信のトラブル例とは?
まずは、アンテナトラブルの原因を理解するための基礎知識として、現在の主なテレビ放送である地上デジタル放送(地デジ放送)で多く見られる受信トラブル、アンテナトラブルの実例についてご説明していきます。
地デジ放送は、日本各地に設置された電波塔の先端から、UHF(極超短波)という電波(周波数帯は470MHzから710MHzまで)に乗せた映像信号を発信して、各家庭の地デジアンテナ(UHFアンテナ)に届けています。
このUHFの波長の幅は約40センチから60センチ程度で、長距離を送信されるほど弱まりやすく、建物などの障害物にぶつかると反射、吸収などで遮られるものの、ある程度は乗り越えて広がる性質(回折)も持っています。
このような電波の性質や地デジアンテナの特性から、主な地デジ電波の受信トラブルとして、以下のような原因が考えられます。
※上記は地デジ放送で見られるトラブルの主要な例です。
お住まいでテレビ放送が映らない場合、これらのうち複数の要因が絡み合っていることも少なくありません。
原因を正確に特定するには、専門的な知識と測定器が必要になるケースも多くなります。
衛星放送で多いアンテナ受信のトラブル例とは?
引き続き、地デジ放送とは放送の形式や電波、アンテナの性質が異なる衛星放送について、映像トラブルの原因を把握するため、やはり多く見られるトラブルについて解説します。
BS放送、CS放送などの衛星放送は、宇宙空間で、空の一点に静止して見える静止衛星から、12GHz帯(12GHz前後の周波数帯)という非常に高い周波数の電波を使って、映像信号を送っています。
この12GHz帯の電波は光のように直進性が高く、静止衛星から日本全域に、大きな受信レベルの差がなく安定して届く半面、光が遮られやすいように、わずかな障害物や激しい雨、雪などにも影響されやすい繊細な性質を持っています。
この独特の性質をもつ12GHz帯を受信するためには、電波をキャッチする皿のようなディッシュ(放物面反射器)をもつパラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)が必要となります。
この電波の特性やパラボラアンテナ独自の構造によって、主に以下のような原因で、衛星放送特有の受信トラブルが発生します。
※上記は衛星放送で見られるトラブルの主要な例です。
衛星放送のトラブルは、独自の性質から、地デジ以上に原因の特定が難しいケースがあります。
特にアンテナの角度のずれは、衛星放送ではもっとも多く見られるトラブルであり、専用の測定器などないと、個人で角度の再調整を行うことは非常に困難となります。
【一覧表】アンテナ修理の費用相場は作業内容で決まる!症状別の料金目安
テレビアンテナ修理の費用は、どのような修理でも一律で決まっているわけではありません。
アンテナや周辺機器の状態、そして「どのような作業が必要か」によって必要な作業や部材などが変わり、それによって料金が決まります。
まずは、ご自宅のトラブル状況がどの作業に当てはまるか、以下の表で確認してみてください。
※上記の価格表は、あくまで各作業の目安です。
高所での作業や特殊な部材、工事が必要な場合は、上記のほかに追加料金が発生することもあります。
お住まいのアンテナトラブルで必要な工事と、その正確な料金を知るためには、まずは専門業者による現地調査と見積もりが不可欠です。
以下、上記の各修理作業について詳細を解説していきます。
アンテナの向き調整:5,000円~20,000円
アンテナ本体の老朽化と、強風や大雪、鳥がとまったなどの衝撃で、アンテナ正面の向きが電波の方向から少しズレてしまい、受信感度が低下することがあります。
この場合、アンテナを正しい方向(電波塔や静止衛星の方向)へ再調整する作業が必要です。
特にBS/CSアンテナは、上下、左右とも数ミリ角度がずれるだけで電波を受信できなくなります。
そのため、左右をおおよその角度で合わせればいい地デジアンテナよりも精密な調整が求められ、費用がやや高くなる傾向にあります。
専用の測定器を使って、電波の受信レベルが最大になるよう角度の微調整を行います。
アンテナの修理:5,000円~20,000円
アンテナ本体でも、地デジアンテナの素子(電波を受信する部品のひとつ)の破損やケーブル接続部の腐食など、部品交換で対処できる簡単な故障に対して、部品の交換などで修理する作業になります。
アンテナ本体は寿命までまだまだ余裕がある、アンテナ交換より修理の方が安くつくなど、総合的に修理の方がメリットが高いと思われる場合に、修理が選ばれます。
費用面では修理の作業費に加え、主に交換する部品の種類や数で費用が変動し、部品代がかさむ場合は新品アンテナへの交換を勧められることもあります。
アンテナの立て直し:10,000円~30,000円
屋根の上にて、屋根馬とマスト(ポール、支柱)に固定されているアンテナの場合、本体の老朽化に加え、台風や積雪の重みなどの外圧で、マストを固定するワイヤーなどの支線(ステー)が切れる、緩むなどして、アンテナを支えるマストが曲がる、さらにはアンテナごと倒れることがあります。
この場合は、一度マストからアンテナを取り外し、屋根馬やマストの状態が悪ければ交換し、ステーをバランスよく張り直して、アンテナを再度しっかりと固定する「立て直し」作業が必要です。
屋根の形状や作業の難易度によっても費用は変動しますが、アンテナ本体に破損がなく、寿命にも余裕があれば、アンテナ交換よりも安く済みます。
アンテナ本体の交換:30,000円~60,000円
アンテナの寿命は一般的に10年から15年と言われています。
全体的にサビでボロボロになり、故障している部分が多い、アンテナ倒壊などで完全に破損した場合には、修理ではなく交換が必要です。
また現状で受信性能は失っていなくても、寿命をはるかに超えた使用で全体的に劣化し、使い続けることで故障や破損の頻発が予想される場合も、交換を選ぶ方が結果的にお得といえます。
費用は、新しく設置するアンテナの種類によって大きく変わります。
例えば、屋根の上に設置される一般的な八木式アンテナよりも、壁面に設置する薄型のデザインアンテナの方がやや高価です。ただ近年ではデザインアンテナの需要が高まっていることもあり、普及型のデザインアンテナであれば、設置費用は大差ない場合もあります。
なおアンテナ交換の費用は多くの場合、古いアンテナの撤去・処分の工事費用と、新しいアンテナの基本設置費用を合わせた額になります。
ブースター(増幅器)の設置・交換:15,000円~40,000円
「特定のチャンネルだけ画面にノイズが入る」「家中のテレビの映りが一斉に悪くなった」といった症状は、アンテナが受信したテレビ電波を、住宅で必要なレベルに増幅する「ブースター」の故障が原因かもしれません。
また、もともと受信できるテレビ電波が弱い地域や、住宅内に設置されるテレビが三台以上、テレビを増設した際などにも、ブースターの設置が必要になります。
ブースターは電源に接続し、電気的に電波エネルギーを増幅する電子機器であるため、寿命があり、10年程度での交換が推奨されます。
特に、地デジ電波のみに対応するUHF帯ブースターに比べ、地デジと衛星放送に対応して、双方の電波を一本のケーブルに混合する役目も持つUHF/BSCS混合ブースターや、同タイプで4K8K(3224MHz)放送に対応するブースターは、性能が高い分、価格(設置工事費)も高くなる傾向があります。
分配器・配線ケーブルの修理・交換:10,000円~30,000円
「リビングのテレビは映るのに、寝室のテレビだけ映らない」という場合、テレビアンテナから各部屋へ電波(ケーブル)を分ける「分配器」や、そこにつながる配線ケーブルに問題がある可能性が高くなります。
分配器からのケーブルが断線していたり、分配器が故障していたりすると、その先のテレビだけが映らなくなります。屋根裏などにある分配器や、壁の中の配線を交換する作業は、現場の条件によって手間がかかるため作業の費用も変動します。
これはプロの出番!アンテナ修理を業者に依頼すべき症状とは?
テレビの映りが悪いとき、自分で直せないものかと考える方もいるでしょう。
しかし、アンテナや機器部のトラブルは、症状によっては知識・技術のある専門家でなければ対処が難しい、あるいは作業に大きな危険な伴うケースもあります。
お住まいのアンテナやテレビに以下のような症状が見られる場合は、決して無理はなさらず、速やかにプロのアンテナ修理業者へとご相談ください。
アンテナが傾いた・倒れた・破損した
設置されているアンテナが目に見えて傾いている、屋根から落ちている、部品が折れているなどの大きな破損の場合は、個人での修理はまず不可能です。
特に屋根の上での作業は、作業についての専門知識や安全の装備がなければ転落の危険が非常に高くなるため、絶対におやめください。
なおアンテナが屋根の上で倒壊すると、アンテナ本体だけでなく、家屋や屋根材を傷つけて雨漏りの原因になる可能性もあるため、早急な対処が必要です。
テレビ画面に「E201」のエラーコードが表示される
テレビ放送が映らない際に、テレビ画面に表示されるエラーコードは、テレビ本体がトラブルの原因を自己診断し、その原因に対応するコードとメッセージを表示するものです。
中でも「E201」というエラーコードは、アンテナからテレビまで届いている電波レベルが低下していることを示しています。
これは、アンテナの向きのズレや、アンテナ本体またはブースター、配線部のどこかの故障など、専門的な原因が考えられます。
正確な原因を特定し、適切な対処を行うには、専門知識を持つプロの業者による、電波のレベル・品質を測定する専用の機器(レベルチェッカー)を用いた現場調査が不可欠です。
悪天候のときだけ映りが悪くなる・ブロックノイズが出る
晴れの日は問題ないのに、雨や風が強い日、または特定の季節だけテレビの映りが悪くなる場合、アンテナが受信している電波レベルが基準値をギリギリで満たしている状態と考えられます。
そのため、気候の変化や天候の悪化を受けて、わずかに地デジ電波レベルが弱まるだけで、テレビの視聴に影響が出てしまうのです。
この場合、アンテナの向きをより精密に調整する、高性能なアンテナに交換する、ブースターを設置または調整するなどして、余裕ある電波レベルを確保する対策が必要です。
このケースも原因の切り分けが難しいため、専門家による診断と対処をおすすめします。
業者を呼ぶ前に試したい!自分で直せるかもしれない5つのチェックポイント
上記のような症状以外でアンテナやテレビのトラブルが生じている場合は、専門業者に依頼する前に、ご自身で簡単に確認できる点もいくつかあります。
場合によっては、以下でご紹介するチェックだけで、意外と簡単にテレビの映りが改善してしまい、無駄なお手間や出費を抑えることができるかもしれません。
ただし、ここでご紹介するのは、あくまで一般の方が安全に試せる範囲のものです。
以下の手順で問題が解決しない場合は、やはりご無理はなさらず、専門家を頼ってください。
テレビやレコーダーの再起動
テレビやレコーダーなど、電子機器の内部基盤、プログラムなどの一時的な不具合は、再起動(リセット)で解消することがよくあります。
まずはテレビやレコーダーの主電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いてみてください。
その状態で2~3分ほど待ってから、再度プラグを差し込み、電源を入れ直してみます。
これだけでテレビなどの不具合が、あっさり直るケースも少なくありません。
なおテレビやレコーダーのメーカー、モデルによっては、特有のリセット手順もあります。
本体付属の取扱説明書、メーカー公式サイトなどをご確認の上、モデル独自のリセット方法がある場合は、そちらも試してみてください。
アンテナケーブルの抜け・緩みの確認
意外と多いのが、お部屋でアンテナコンセントからテレビまでを結ぶアンテナケーブルの接触不良です。
テレビやレコーダーの裏、壁にあるアンテナコンセント端子など、ケーブルが接続されているすべての箇所を確認しましょう。
一度プラグを抜き、接続部にホコリなどが溜まっていないか確認して、汚れている場合は汚れを落とした上で、しっかりと奥まで差し直してみてください。
掃除や模様替えの際、気づかないうちにケーブルを引っ張ってしまい、緩んでしまうこともあります。
またケーブルそのものを急角度に折り曲げる、家具や家電の下敷きにするなども、ケーブルの歪みで受信不良を招く、内部断線など破損の原因になる場合があります。
ケーブルは曲げ半径の範囲で緩やかに折り曲げ、荷重や衝撃を避けて、断面が円を保つ状態で正しく配線してください。
B-CASカードの抜き差し
テレビ画面に「E100」や「E101」「E102」といったエラーコードが表示されている場合、機器に挿入されているB-CASカード(またはminiB-CASカード)の不具合が考えられます。
B-CASカードとは、テレビなど、現在のデジタルテレビ放送の受信機器で、映像信号の暗号化を解除し、テレビ放送を映し出すために必須のカードです。このカードに接触不良などの不具合があると、上記のエラーコードが表示され、地デジ放送や衛星放送を映し出せなくなります。
この場合は、テレビの側面や背面にあるスロットから、挿入されているB-CASカードを一度抜き取ってください。
そしてカード裏面のICチップ部分を中心に、カードを乾いた柔らかい布で優しく拭き、正しい向きで奥までしっかりと差し直してください。
ICチップの接触不良が原因であれば、この手順で改善します。ただカードそのものの不具合の場合は、カードを発行している「B-CAS社」へお問い合わせの上、有償でカードの再発行(交換)を行う必要があります。
また近年の4K8Kテレビには、B-CASカードを使わず、同様の機能を持つ「ACASチップ」を内蔵するモデルもあります。このような機器で上記のエラーコードが出た場合は、前述したテレビの再起動を試すと改善することが多くなります。
チャンネルの再スキャン(再設定)
「E202(受信できません)」というエラーコードが表示される場合、テレビのチャンネル設定がうまくいっていない可能性があります。
新しいテレビを最初に設置する際には、テレビ本体が地域別に受信できるテレビのチャンネルを確認し、適切なチャンネル番号に当てはめていく「チャンネルスキャン(チャンネル設定)」という作業が必要になります。
そしてお引越しで受信できるテレビ電場が変わった場合や、放送局の追加やチャンネル帯変更で、受信できる電波状況に変化があった場合に、受信できるチャンネルとテレビのチャンネル設定に齟齬が生じて、各チャンネルが映らなくなることもあります。
この場合は、テレビのリモコンから「メニュー」や「設定」ボタンを操作して、チャンネル設定の項目から「チャンネルスキャン」や「初期スキャン」を実行してみてください。
正確な方法がわからない場合は、付属の取扱説明書やメーカー公式サイトを確認してください。
テレビのチャンネル設定と現在の受信チャンネルが一致すれば、テレビが正常に映らない不具合が解消されることもあります。
ブースター電源の確認
もしご自宅にアンテナ用のブースターが設置されている場合、その電源部が正常に作動しているかを確認しましょう。
屋外用ブースターの場合、アンテナの近くに設置される本体の「増幅部」と、増幅部に電源を供給する「電源部」が別になっており、電源部は屋根裏や分配器の近く、またはテレビのコンセント周りにあり、電源に接続されていることが多くなります。
ブースター電源部はACアダプターのような形をしています。そのコンセントが抜けていないか、電源ランプが点灯しているかなどの点を確認してください。
アンテナ修理費用を賢く安くする3つの方法
突然のアンテナ修理は、予想外の出費となるため、家計にとっても痛い出費です。
しかし、いくつかの方法を知っておくだけで、その負担を大幅に軽減できる可能性があります。
ここでは、テレビアンテナ修理の費用を賢く抑えるための、3つの重要な方法を以下でご紹介します。
【最重要】火災保険の適用で自己負担が0円になるケースも
アンテナの故障原因が「自然災害」か「不測の事故」である場合、アンテナ修理費用にご加入の火災保険が適用される可能性があります。
具体的には、台風、強風、積雪、落雷などの災害、または近隣の爆発事故、落下物、騒擾などの事件が原因でアンテナが破損した場合が対象です。
火災保険が適用されれば、修理費用が全額または一部補償され、自己負担を0円から低価格にできるケースも少なくありません。
ただし、アンテナ本体の経年劣化による故障は対象外となるため注意が必要です。
まずはご自身の保険証券を確認し、保険会社に連絡して、お住まいのアンテナ修理が補償対象になるか問い合わせてみましょう。
例えば大手アンテナ工事業者「あさひアンテナ」では、火災保険を利用した修理実績も豊富であり、修理に並行して保険申請に必要な書類(施工前後の写真、修理報告書など)の準備、また保険の専門知識があるスタッフによる、保険申請や交渉の全般的サポートも万全の体制で行っています。
アンテナ修理に火災保険の申請をお考えの場合は、あさひアンテナなど、火災保険のご相談にも対応できる業者までご相談になるとよいでしょう。
火災保険が適用される条件と申請の流れ
アンテナ修理で火災保険をスムーズに申請するためには、その条件と手順を把握しておくことが大切です。
【火災保険が適用される主な条件】
- 台風、竜巻、暴風などの「風災」による損害。
- 豪雪、雪崩などの「雪災」による損害。
- 落雷による「雷災」による損害。
- 雹(ひょう)による「雹災」による損害。
- 近隣の爆発、外部からの落下、飛来物など、想定外の事故による損害。
- 注意点: 経年劣化や人的な過失、また地震による故障は対象外です。
※地震による被害は非常に広範囲かつ莫大な補償額になることが予想されるため、付帯する「地震保険」に加入している場合を除いて、火災保険では保証されません。
【申請の基本的な流れ】
- 保険会社へ連絡:まずは契約している保険会社に連絡し、被害状況を伝えます。
- 書類の準備:業者に依頼して、被害状況がわかる写真、修理費用の見積書など、必要書類を作成してもらいます。
- 書類の提出:保険会社指定の保険金請求書と、準備した写真・見積書を提出します。
- 損害調査と保険金支払:保険会社の審査・調査を経て、認められれば保険金が支払われます。
上記の通り、これら申請の流れをサポートしてくれるアンテナ専門業者を選ぶと、手続きが非常にスムーズに進みます。
複数業者から相見積もりを取って料金を比較する
特にアンテナ交換など、新規設置と同様の大掛かりな修理になる場合、適正な価格で修理を依頼するためには、複数業者による「相見積もり」が絶対に欠かせません。
1社だけの見積もりでは、その金額が一般的な相場より高いのか安いのかを判断できません。
最低でも3社以上の業者から見積もりを取り、その料金だけでなく、作業内容や保証期間などを総合的に比較検討し、最適の業者を選んでください。
相見積もりを取ることで、地域や工事内容に応じた費用相場がわかり、不当に高額な請求をしてくる悪徳業者を見抜くこともできます。
相見積もりには手間もかかりますが、結果として数万円単位で費用が変わることもあるほか、施工品質やアフターフォロー(保証)の品質も最高の業者を選ぶこともでき、そのメリットは非常に大きいため、必ず実践することをおすすめします。
DIY修理の危険性|高所作業は絶対に避けるべき
修理費用を節約したい一心で、アンテナ修理のDIY(自分で修理)を考える方もいるかもしれません。
しかし、アンテナ修理、特に屋根の上での作業は、命に関わる重大な事故につながる危険性があります。
脚立からの転落や、屋根から滑り落ちるといった事故は後を絶ちません。
また、アンテナ工事や作業の専門知識がないまま作業を行うと、故障の状態をより悪化させたり、屋根材を破損させて雨漏りの原因を作ってしまったりする可能性もあります。
結果的に業者に依頼することになり、最初から修理を依頼していた場合より、かえって費用が高くつくケースも少なくありません。
ベランダに設置されているアンテナの角度を再調整するなど、比較的、安全で簡単に行える作業であれば、DIYでの修理が可能な場合もあります。ただ少しでも危険が伴う作業や、難しい作業の場合は、安全と確実性を最優先し、必ず専門業者へとお任せください。
アンテナ修理はどこに頼む?依頼先4タイプを徹底比較
いざ業者にアンテナ修理を頼もうと考えても、具体的にどのような業者に依頼すればいいのかわからないと、迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。
テレビアンテナ修理はどこに頼むべきか、その主な依頼先は、アンテナ専門業者、家電量販店やホームセンター、地元の電気屋、お住まいを建築、販売したハウスメーカーの4タイプです。
それぞれに業者特有のメリット・デメリットがあるため、以下の一覧で、ご自分に合った依頼先を見つける参考にしてください。
※上記は各業者の主な比較ポイントになります。
【結論】価格・技術・速さで選ぶならアンテナ専門業者がおすすめ
上記の比較表からもわかる通り、アンテナ修理の依頼先として、もっともおすすめなといえるのは、やはり「アンテナ専門業者」です。
その理由は、以下の3つの大きなメリットがあるからです。
- 価格が安い:家電量販店などの場合と違い、専門業者は下請け業者を使わない自社施工がほとんどです。そのため、下請け業者に対する中間マージンが発生せず、費用を安く抑えられます。
- 技術力が高い:アンテナ工事を専門に行っているため、経験と最新の専門知識が豊富です。最新のアンテナや施工法、複雑な電波状況にも対応できる高い技術力を持っています。
- 対応が速い:問い合わせから施工までが非常にスピーディーです。自社の専門スタッフが直接、対応するため、最短であれば即日修理(即日工事)が可能な場合もあります。
価格、技術力、対応の速さという、アンテナ修理で重要な3つの要素を高いレベルで満たしているのが、アンテナ専門業者なのです。
失敗しない!優良アンテナ修理業者の選び方7つのチェックポイント
「アンテナ修理にはアンテナ専門業者が最適というのはわかったけど、どうやって信頼できる会社を選べばいいのか?」
その疑問にお答えするため、この項目では優良業者を見極めるための7つのチェックポイントをご紹介します。
残念ながらアンテナ工事業者の中には、見積もりにない不要な工事の無断加算、粗悪な機材や手抜き工事などで、不当な利益を得る悪徳業者も存在します。
そのような業者に騙されないためにも、アンテナ修理(工事)に当たっては、業者に対して以下の項目を必ず確認してください。
ポイント①:料金体系が明確で、見積もり後の追加料金がない
アンテナ工事の優良業者は、各機種のアンテナ設置からブースター設置などオプション工事、また上記の各修理工事別の料金体系を、ホームページなどで明確に公開しています。
また現地調査を行った後、現場の条件で可能な工事の中から、お客様のご要望に最適な工事を作業内容と費用の総額を記載した詳細な見積書を提示してくれます。
現地調査や見積もり対応も、基本的に無料の業者がほとんどになります。
「見積もり後の追加料金は一切なし」と明言している業者を選ぶと、より安心です。
「あさひアンテナ」でも、ご提案内容、お見積もり価格を、お客様にご納得いただくまで、無理に契約を進めることや、作業を開始することは決してなく、見積もり外の不当な追加料金は一切いただきません。
また公式サイトに各種工事の明確な価格体系、使用するアンテナなど機材のメーカー、モデル、型番(すべて国内一流メーカー製の高品質機材)を明記しております。
現地調査や見積もりについても、出張料やキャンセル料などすべての関連費用を含む「完全無料」でご対応しています。
ポイント②:アンテナ工事の実績が豊富(年間施工数など)
その業者の豊富な施工実績は、多くの顧客から選ばれている証拠であり、技術力と信頼性の高さを物語っています。
業者の公式サイトで、具体的な施工事例や「年間〇〇件以上」といった施工件数を公開しているかを確認しましょう。
例えば「あさひアンテナ」では、関東・関西エリアで年間6,000件を超える豊富な施工実績を誇っています。公式サイトのブログでも、数々の施工事例をご紹介しておりますので、ご希望の工事内容がどのような形になるかのご参考にもなります。
ポイント③:長期の工事保証が付いている
テレビアンテナは屋外に設置され、常に風雨にさらされるため、施工後の万が一のトラブルに備えて保証制度は非常に重要です。
保証期間が長いほど、その業者が自社の施工技術に自信をもっており、施工後のトラブル発生率が低い証拠と言えます。
業界トップクラスの業者では、10年といった長期保証を提供している場合もありますので、必ず確認しまてください。
やはり「あさひアンテナ」の場合は、お客様に施工後も長く安心してご利用いただくため、業界最長クラスの10年保証をお付けしています。
ポイント④:口コミや評判が良い
実際にその業者を利用した人の声は、非常に参考になります。
Googleマップの口コミや、アンテナ工事の比較サイト、SNSなどで、実際の顧客や、第三者の客観的な評価を確認しましょう。
個々の評価は一例にすぎず、個人の主観も大きいためすべてを信じすぎるのも問題ですが、評価の全体的な傾向、また良い評価はもちろん、万が一悪い評価があった場合に、業者がどのような対応をしているかといった点を中心にチェックすると、全体的な評価や業者の姿勢を判断できます。
ポイント⑤:問い合わせ時の対応が丁寧で迅速
電話やメールでの業者への問い合わせは、その会社の顧客に対する姿勢が表れる最初の窓口です。
まずその業者がフリーダイヤル、メールフォームなどのほか、チャット、LINEアカウントなど、アクセスしやすい複数の問い合わせ窓口を用意しているかをご確認ください。
実際のお問い合わせでは、お客様のご質問に対して専門用語を使わず分かりやすく答えてくれるか、不安な気持ちに寄り添った丁寧な対応をしてくれるかなどのポイントをご確認ください。
迅速で誠実な対応をしてくれる業者は、施工も丁寧である可能性が高くなります。
「あさひアンテナ」では、フリーダイヤル(9:00から21:00)のほか、メールフォームやLINEアカウントでも24時間、お問い合わせを受け付けております。
ご対応やご返信も、迅速かつお客様ファーストの丁寧さを追求していますので、お気軽に安心してご相談していただけます。
ポイント⑥:完全自社施工である
アンテナ工事業者(特に家電量販店やハウスメーカーなど専門業者ではない大手業者)の中には、アンテナ工事の受注だけを行い、実際の工事は下請け業者(アンテナ工事の専門家ではなく電気工事全般の担当業者)に任せる業者もあります。
このような業者は、アンテナ工事は本業ではなく、お客様の利便性のため工事を受け付けているだけの場合が多くなります。ただこのような業者の場合、下請け業者への仲介手数料など、工事品質に関係しない中間マージンが発生して料金が高くなるだけでなく、工事の責任の所在が曖昧になりがちです。
例えば、下請け業者を用いる家電量販店やホームセンターなどのアンテナ工事の場合、料金が割高になる他にも、担当する業者によって施工の品質に差が出やすい、即日工事が難しくなり、エアコン工事の繁忙期などにはアンテナ工事の時期が遅れる、工事をキャンセルした場合にも出張料などの一定料金が発生することがある、などのデメリットが考えられます。
このような業者ではなく、問い合わせから施工、アフターフォローまで一貫して対応してくれる「完全自社施工」のアンテナ工事専門業者をお選びになることで、質の高いアンテナ工事サービスを、迅速な対応と適正価格で受けることができます。
ポイント⑦:住宅の外観に配慮してくれる
テレビアンテナはほとんどの場合、屋外の高い位置に設置されるため、家の外観の一部になります。
特に壁面に設置するデザインアンテナの場合、家のデザインや外壁の色と調和するよう配慮してくれる業者が望ましいといえます。
配線をきれいに隠す処理をしてくれるか、アンテナの色や設置場所について親身に相談に乗ってくれるかなど、美観へのこだわりも確認してください。
「あさひアンテナ」では、高い施工技術を駆使し、お客様のご自宅の外観を損なわない、美しいアンテナ設置を常に心がけています。
周辺環境から受信レベルに影響を受けやすいデザインアンテナ設置については、事前の緻密な電波調査により、ピンポイントで受信が安定する位置を割り出すなどして、現場の環境で可能となる限り、ご対応します。
また壁面へのデザインアンテナ設置で、お住まいの壁面にビス穴をあける必要がある場合には、極細のビスを使用し、壁面には最小限のビス穴をあけて、すべてのビス穴に変性シリコンを丁寧に注入し、万が一にもビス穴からの雨水の浸み込みなどを防止する、緻密な施工を行っています。
他にも、住宅の外観や外装にいっさい影響がなく、アンテナ本体もメンテナンスフリーで寿命が大幅に長期化する、デザインアンテナの屋内空間(屋根裏・天井裏)設置についても、現場の条件(地デジ電波レベル、住宅の素材や構造、設置スペースなど)で可能でさえあれば、追加工事費は不要の、デザインアンテナ基本設置工事費(税込み24,200円から:国産高品質アンテナ本体、設置具、ケーブル費用込み)で対応しています。
アンテナの寿命は何年?修理と交換の判断基準
テレビアンテナの寿命は、設置場所や環境によって異なりますが、一般的に10年から15年が目安とされています。各機種別では、一般的なモデルで通常の屋外設置を行った場合、
- 八木式アンテナ・BS/CSアンテナ:10年強
- デザインアンテナ・ユニコーンアンテナの:15年から20年以上
とされています。
この寿命を過ぎたアンテナが故障した場合、修理をしてもすぐに別の部分が劣化して、ふたたびトラブルが発生する可能性が高くなります。
そのため、頻発する故障で何度も修理費用を支払うよりは、一度で最新の高性能なアンテナに交換してしまった方が、長期的にはコストパフォーマンスが良くなるケースが多くなります。
業者にアンテナ修理の見積もりを依頼する際には、自宅にあるアンテナの設置からの年数を伝え、修理した場合と交換した場合の両方のメリット・デメリット、そして費用を比較検討することをおすすめします。
信頼できる業者であれば、お客様やアンテナの状況に合わせて、最適な提案をしてくれるはずです。
まとめ:アンテナ修理は相場を理解し、信頼できる専門業者に依頼しよう
この記事では、専門知識を持つ書き手が、プロのアンテナ工事業者のお話を元に、アンテナ修理の費用相場から、信頼できる業者の選び方までを詳しく解説しました。
最後に、本記事の重要なポイントを3つにまとめます。
- まずは症状から修理費用の相場を把握
アンテナの向き調整や立て直し、本体の交換など、作業内容によって費用は大きく変わります。まずはご自宅の状況を確認し、おおよその相場を理解することが大切です。 - 自然災害なら火災保険の適用を検討
台風や強風、積雪などが原因の故障であれば、火災保険で修理費用がカバーできる可能性があります。まずは保険会社に連絡し、補償の対象になるか確認してください。 - 業者選びは相見積もりと7つのチェックポイントが鍵
高額請求を避け、安心して任せられる業者を選ぶには、最低3社から相見積もりを取り、料金や実績、保証内容などをしっかり比較することが不可欠です。
突然のテレビトラブルでは動揺されることもあるでしょうが、まずは落ち着いてこの記事の内容を参考に、最適な行動をとってください。
本記事に貴重なご意見をいただいたアンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」では、フリーダイヤルへのお電話一本、またはメールフォーム、LINEアカウントへのお問い合わせで、専門知識の豊富なスタッフが迅速かつ丁寧に、ご相談を承ります。
本記事でご紹介した主なアンテナ修理の種類について、あさひアンテナでは、
- アンテナ方向調整:5,000円(税込み5,500円)から
- アンテナ修理:5,000円(税込み5,500円)から
- アンテナ撤去:8,000円(税込み8,800円)から(1.8メートルまでのアンテナ、処分作業含む)
で承っています。
もちろんアンテナ交換に伴う新規アンテナ設置、ブースターなど機材の設置、交換についても、国産高品質機材セットで、施工品質も高い工事を、業界最安に挑む価格にてご対応します。
工事はすべて10年保証付き、現地調査・お見積もりは完全無料ですので、アンテナに関してもしものときは、まずはあさひアンテナまでお気軽にお問い合わせください。