新品や引っ越し後にテレビの設定が終わらない?初心者でも簡単!チャンネル設定の方法からテレビ画面トラブル解決まで徹底解説

2025年09月13日

お住まいに新品のテレビを設置する、またはお引っ越しで以前のお住まいから運んできたテレビを設置される際には、ケーブル配線をはじめとするさまざまな作業が必要です。
室内にテレビを置いて、電源コンセントとケーブル端子を接続すれば、すぐにテレビ放送を見ることができる……というわけには、残念ながらいきません。

家の中にあるテレビ機器でテレビ放送を見るためには、アンテナケーブルなど必要な配線を行ってテレビの電源を入れた後、テレビ本体のチャンネル設定など、テレビ側が受信できるテレビ電波を確認して映し出すための設定が必要となります。

しかしこの設定も、一般の方には手順などがわかりにくいこともあるでしょう。テレビに付属する取扱説明書を読んでも、専門用語の多さなどからわかりにくい。または引越しの混乱でテレビの説明書が見当たらなかったりすると、いつまでもテレビを見ることができず、苛立ちを感じられることもあるでしょう。

「せっかく最新型の4Kテレビを買ったのに、設定が進まずにテレビが見られない」
「引っ越し前は問題なく映っていたテレビをそのまま持ってきて、ケーブルなどはきちんと接続したのにテレビ放送が映らない」
はたまた「これまで自宅で普通に映っていたテレビの画面が、ある日突然、モザイクのように乱れるようになった。または一部のチャンネルが映らなくなった」

などの問題があると、テレビの初期不良や故障ではないか、はたまた住宅のアンテナや配線部などに不具合があるのではと、さまざまな不安も出てくることと存じます。

そこで今回は、テレビの新規設置、お引っ越しなどでの再設置や、画面に不具合が出た際に、テレビを正しく設定する方法について解説していきます。
記事内では、テレビの設定に詳しくない方でも、迷わず簡単にチャンネル設定を完了できる手順を、写真や図を交えながら分かりやすく解説していきます。

さらに、アンテナ設定を行う際に「設定画面が開かない」や「特定のチャンネルだけ映らない」といった、よくあるトラブルの原因と解決策も網羅しています。

本記事は、アンテナ工事の専門家であるプロ業者「あさひアンテナ」で実際の施工を数多く担当する熟練のアンテナ職人からの解説を、技術系の知識をもつプロのライターが、一般の方にもわかりやすくまとめてお送りしておりますので、情報は確実と言えます。

この記事を一通り読み通していただけた頃には、ご自宅のテレビで適切な設定を行って、お好きな番組を楽しめるようになっているでしょう。
また、テレビの設定より以前の問題である、テレビ電波の状態やアンテナ受信の基礎知識とその不具合についても、簡単に解説しておりますので、本当に受信やアンテナの不具合があった場合にも、問題を特定しやすくなります。
万が一、複雑なトラブルが原因でテレビの設定が進まず、ご自宅での解決が難しい場合の対処法も、記事内にて紹介しておりますので、どうか最後まで安心して読み進めてください。

問題はテレビの設定じゃない? テレビ電波やアンテナの問題で考えられるテレビ画面トラブルとは?

お住まいのテレビで、チャンネル設定などの各種設定をお試しになる前に、ひとつ知っておいていただきたいことがあります。
それは、テレビが映らないトラブルの原因が、必ずしも「テレビ本体の不具合や設定ミス」だけではないということです。

テレビ画面トラブルの原因には、

  • 電波塔や人工衛星から、アンテナを通じてテレビに送られてくる「電波」の強さや品質の問題。
  • そのテレビ電波を受け取る「アンテナ」に問題があって十分な電波をキャッチできない問題。
  • お住まいのアンテナからテレビまでを結ぶケーブル配線部やブースタなど周辺機器の不具合で、十分な電波が届いていない。
  • お住まいにある家電製品や電子機器が発する電磁波や電波がテレビ電波に悪影響を与えている。

といったケースも非常に多く見られます。
特にお引っ越しをされた場合は、そのお住まいで受信できる地デジの電波塔が、以前の電波塔とは異なるなど、電波環境が大きく変化することもあるため、適切な対処が必要です。

ここでは、2025年(令和7年)現在の日本のテレビ放送の種類である「地上デジタル放送(地デジ放送)」と「衛星放送(BS放送、CS放送)」に分けて、テレビ電波やアンテナが原因で発生するトラブルについて、基礎知識として解説します。

これらの基本についてご理解いただくことで、本題であるチャンネル設定など「テレビ本体の設定」についても、その仕組みや必要性などを、より深くご理解いただけます。

電波やアンテナの問題で地デジ放送が映らない原因とは?

地デジ放送は、日本のの主要地域で、地上に設置された電波塔の先端から送信される「UHF(極超短波)」という電波に映像信号を乗せて、各家庭の地デジアンテナ(UHFアンテナ)まで届けられています。
このUHFの地デジ電波は、数十センチの波長の幅を持つため広がりやすく、障害物にぶつかっても、ある程度は乗り越えて広がる性質もあります。一方で電波塔から発信された後、その距離に応じて徐々に減衰(電波強度の弱まり)が進んでいき、ついには受信できなくなります。

この地デジ電波が何らかの理由で、

  • お住まいの地デジアンテナに届くまでにレベル(強さ)が弱まるか品質が低下する。
  • アンテナの故障や不具合などで十分に受信できない。
  • アンテナからテレビまで送信される配線部の途中で電波に問題が生じる。

などのトラブルが起こると、テレビに十分な強さと品質の電波がしっかりと届かなくなり、地デジのテレビ画面が乱れる、ブラックアウトした画面に「E202」などのエラーコードが表示されるなどの原因となります。

このような地デジ受信の不具合を起こす主な原因としては、以下のような例が考えられます。

原因カテゴリ 具体的な内容
アンテナの問題 アンテナの向きのズレ:強風や積雪、経年劣化などで、受信感度を発揮するアンテナ正面側の向き・方向が変わり、電波塔の方向からズレてしまった。
設置場所の問題:アンテナの前方に高い建物や樹木などがあり、地デジ電波が遮られている。
アンテナの老朽化:アンテナ本体や部品が劣化し、受信性能が落ちている。
ケーブル・周辺機器の問題 配線の不備:アンテナケーブルの接続が緩んでいたり、断線したりしている。
ブースターの不調:アンテナが受信した電波レベルを増幅する装置(ブースター)が故障している、または電源が入っていない。
電波環境の問題 電界地域:電波塔からの距離が遠いなど、もともと電波が弱い地域に住んでいる。
天候の影響:大雨や強風など、悪天候によって電波が減衰している。
電波ノイズ:周辺の電子機器などが発するノイズが、テレビの電波に干渉している。

これらの問題は、テレビ本体の設定だけでは解決が難しい場合があります。
その原因によっては、アンテナ工事の専門業者に工事などの対策を依頼する必要も出てきます。

電波やアンテナの問題で衛星放送が映らない原因とは?

BS放送やCS放送、また2018年(平成30年)にスタートした新4K8K衛星放送などの衛星放送は、空の一点(東経110度にあたる南西上空)に静止して見える人工衛星「静止衛星」から、日本の全域にテレビ電波を送信しています。
この衛星放送の電波は、地デジのUHFよりもはるかに周波数帯が高く、波長の幅も25ミリ程度と短いため、光のようにたいへん直進性の高い「12GHz帯」という電波になります。
12GHz帯の電波は、光に近い性質から長距離を送信される衛星放送に適しており、ちょうど静止衛星から日本全体にライトを当てるような形で送信されています。

一方で、12GHz帯の電波には光のような性質による独自の弱点もあり、その受信に必要なアンテナも、皿のようなディッシュ部(放物面反射器)を持つパラボラアンテナのBS/CSアンテナになります。
BS/CSアンテナで12GHz帯の電波を受信する際にも、その性質から独自の注意点があり、適切な設置を行わないと電波が受信できなくなります。
これらの要因から、衛星放送とは、地デジ放送とは異なる原因で、テレビ放送が正常に映らなくなることがあります。

衛星放送(BS放送、CS放送)が正常に映らない場合の主な原因は以下の通りです。

原因カテゴリ 具体的な内容
アンテナの問題 アンテナの向きのズレ:BS/CSアンテナは、東経110度に合わせた上下、左右のディッシュ角度が数ミリずれただけでも受信できなくなるほどシビアです。
障害物による遮蔽:12GHz帯の電波は光のような性質から障害物に弱く、ディッシュを向けた東経110度上空の方向に、建物や樹木、また洗濯物などわずかな障害物があっても、電波が遮られてしまいます。
アンテナの電源設定:BS/CSアンテナで12GHz帯の電波を適切な周波数帯に変換するコンバーターの電源が、テレビ側から供給されていないと、アンテナが作動しません。
天候の影響 降雨・降雪減衰:12GHz帯の電波は、大粒の雨や雪に吸収され、散乱しやすいため、一定以上の大雨や大雪の際には衛星放送が映りにくくなります。
ケーブル・周辺機器の問題 配線の不備:コンバーターで変換された衛星放送や4K8K放送の電波は、UHFより周波数帯が高いため、同軸ケーブルや分配器など周辺機器が衛星放送、4K8K放送に対応していない古いものだと、衛星放送、4K8K放送が映らなくなります。
配線部の問題:アンテナケーブルやブースター、分配器などの機器に不具合や故障があるとテレビ画面が映らなくなる点は、地デジ放送の場合と共通しています。
その他の問題 ノイズ混入:衛星放送の場合も、お住まいにある家電製品などのノイズ(電磁波、電波)が電波に影響を与え、画面を乱すことがあります。

特に衛星放送は、地デジ放送よりもアンテナの角度調整が非常に重要となります。
もしお住まいで、地デジ放送は映るのに衛星放送だけが映らない場合は、これらの可能性をご確認になることをおすすめします。

まずは基本から!テレビ設定の前に必要な2つの準備

ここからは、本題であるテレビの設定についてご説明していきます。

テレビのチャンネル設定を始める前には、意外と見落としがちな以下2つの基本ポイントを、まずはじめに確認してみてください。
「テレビの設定画面がそもそも出ない」「スキャンしてもチャンネルが見つからない」といったトラブルの多くは、この基本的な接続ミスが原因になります。

  1. アンテナケーブルの接続を確認する
    壁にあるアンテナコンセントの端子と、テレビ本体の背面にある「地上デジタルアンテナ入力」端子(テレビ機種によって名称は異なります)が、室内用のアンテナケーブルでしっかりと接続されているかを確認してください。
    ケーブルが緩んでいたり、間違った端子に接続されていたりすると、地デジ電波が正しくテレビに届きません。
    「カチッ」と音がするまで、もしくはネジ式の場合はしっかりと回して端子の部分を固定してください。
  2. B-CASカード(またはACASチップ)を正しく挿入する
    地デジや衛星放送(現在のデジタルテレビ放送)を視聴するために必要な、テレビ放送のカードキーともいえるICカードが「B-CASカード」です。
    近年の4K/8Kテレビでは、B-CASカードの代わりに、本体に同様の機能を持つ「ACASチップ」が内蔵されているモデルもあります。
    通常のB-CASカードは、テレビなど受信機器の背面や側面にある専用のスロットに挿入されており、カードの裏表と挿入する向きが決まっています。
    テレビ本体のカードスロットに、B-CASカードを矢印の向きに合わせて「カチッ」と音がするまで、奥までしっかり挿入してください。

この2点を確認するだけで、テレビが正常に映らない、設定を正しく進められない問題が解決することもあります。
テレビの設置、ケーブル接続作業が完了した後、設定を始める前の最終チェックとして、この2点は必ず確認してください。

3ステップで完了!テレビのチャンネル初期設定の手順

それでは、いよいよテレビのチャンネル設定を行っていきます。
メーカーやモデルによって多少の違いはありますが、基本的な流れはどのテレビであっても同じです。
全体の流れは、以下の簡単な3ステップで完了します。

  1. ステップ1:リモコンで「設定」画面を開き、お住まいの地域を選択
  2. ステップ2:「チャンネルスキャン(自動設定)」を実行する

この手順に沿って進めれば、初めての方でも迷うことなく設定できます。
次の項目から、各ステップの具体的な操作方法を詳しく見ていきます。

ステップ1:リモコンで「設定」画面を開き、お住まいの地域を選択

まず、テレビの電源を入れ、付属のリモコンを手元に用意します。

リモコンにある「設定」「メニュー」「ホーム」といったボタンを押してください。
すると、テレビ画面に設定メニューが表示されます。

メニューの中から「初期設定」「放送受信設定」などの項目を選んで「決定」ボタンを押します。
次に、お住まいの地域を設定する画面が表示されるので、画面の指示に従って、お住まいの地域の「都道府県」や「郵便番号」などを入力・選択してください。
この地域設定を正しく行うことで、テレビがその地域で受信すべき電波塔の情報を自動的に特定し、後のチャンネルスキャンがスムーズに進みます。

ステップ2:「チャンネルスキャン(自動設定)」を実行する

地域設定が完了したら、次にチャンネルスキャン(サーチ)を行います。
設定メニューから「チャンネル設定」「地上デジタル設定」といった項目に進んでください。

その中に、「自動チャンネル設定」「初期スキャン」「再スキャン」といった選択肢がありますので、新しいテレビを設置する場合は「初期スキャン」を、引っ越しなどで利用中のテレビを移動した場合や、テレビ画面の不具合を解消したい場合は「再スキャン」を選んで「決定」ボタンを押します。
スキャンが始まると、テレビが自動的にお住まいの地域で受信可能な地デジ電波のチャンネルを探し始めて、適切なチャンネル番号に当てはめていきます。

この処理には数分ほどかかる場合がありますが、多くのテレビ機器では、進行状況が画面に表示されますので、完了するまでそのままお待ちください。
スキャンが完了すると、受信できたチャンネルが一覧で表示され、自動的にテレビに登録されます。
これで、基本的なチャンネル設定は完了です。

【メーカー別】主要6社のチャンネル設定(再スキャン)方法

テレビの初期設定を行う基本的な流れはどのテレビでも同じですが、テレビのメーカーやモデルによっては、リモコンのボタンの名称やメニューの階層、名称などが少し異なります。
ここでは、国内の主要メーカー6社について、チャンネル設定(再スキャン)を行うための一般的な手順を以下にまとめました。
ご自宅のテレビのメーカー、モデルに合わせて参考にしてください。

メーカー リモコンのボタン 設定メニューの手順
パナソニック (VIERA) メニュー 「設定する」→「放送受信設定」→「チャンネル設定」→「地上デジタル」→「再スキャン」
シャープ (AQUOS) ホーム (または 設定) 「設定」→「視聴準備」→「テレビ放送設定」→「チャンネル設定」→「地上デジタル」→「地上デジタル-自動」
ソニー (BRAVIA) ホーム 「設定」→「放送受信設定」→「デジタル放送受信設定」→「地上デジタル:自動チャンネル設定」→「再スキャン」
東芝 (REGZA) 設定 「放送受信設定」→「地上デジタル設定」→「チャンネルスキャン」→「再スキャン」
日立 (Wooo) メニュー 「各種設定」→「初期設定」→「受信設定」→「受信設定(地上デジタル)」→「CH合わせ(自動)」
三菱 (REAL) メニュー 「設定」→「チャンネル設定」→「地上デジタル」→「オートスキャン」

※同メーカーのテレビでも、機種、モデルや年式によっては操作が異なる場合があります。詳しくはテレビの取扱説明書やメーカー公式サイトをご確認ください。

「テレビが映らない!」設定がうまくいかない原因と解決策

「正しい手順通りに設定を進めたたのに、テレビ画面が映らない」
「特定のチャンネルだけ画面が真っ暗になる」

テレビの設定がうまくいかななくて、上記のような症状が出ると、本当にお困りになることでしょう。
しかし、決してあわてる必要はありません。
ここでは、テレビに設定時によく起こりうるトラブルを3つのケースに分けて、その原因と具体的な解決策を、以下で解説していきます。
ご自身の状況にもっとも近いケースから確認してみてください。

ケース1:アンテナ・配線の接続不良や電波の問題

チャンネルスキャンは完了したのに「E202:信号が受信できません」といったエラーコードが表示される場合は、アンテナケーブルからテレビまで、テレビ電波が正常に届いていない可能性が高くなります。

この場合は、以下の点を確認してみてください。

  • アンテナケーブルの再確認:壁のアンテナコンセントの端子とテレビの入力端子に、アンテナケーブルのプラグが奥までしっかり差し込まれているか、緩みがないか、またプラグの接続部がほこりなどで汚れていないかを再度、確認します。
  • アンテナレベルの確認:テレビの設定メニューには、実際にテレビまで届いている電波の強度(アンテナレベル)を確認する機能があります。「アンテナ設定」などの項目からレベルを確認し、数値が著しく低い場合は、アンテナの向きや設置場所、またアンテナからテレビまでを接続するケーブル配線部に問題がある可能性があります。
  • ブースターの電源確認:ケーブル配線部で電波を増幅する「ブースター(増幅器)」を使用している場合、ブースター電源部の電源プラグがコンセントに接続されているかを確認してください。ブースターの電源部は、お住まいの屋根裏や天井裏、マルチメディアボックスなどに設置されていることが多くなります。

特にお引っ越しの後は、建物の構造や地域の電波環境、受信できる電波塔などが変わることが多いため、このようなトラブルが起こりやすくなります。

ケース2:B-CASカードの挿入ミスやICチップの汚れ

「E100」「E101」「E102」などのエラーコードや「B-CASカードを正しく挿入してください」というメッセージが表示されたり、特定の有料チャンネルが映らなかったりする場合は、B-CASカードに原因があると考えられます。
B-CASカードには、BS放送やCS放送の有料チャンネルの契約情報を記録する役割もあるため、カードの不具合が生じると、有料チャンネルが視聴できなくなることもあります。

この場合は、以下の手順でB-CASカードの状態を確認してみましょう。

  1. テレビの電源を主電源から切る: まずは安全のために、テレビの電源を完全にオフにします。
  2. B-CASカードを一度抜く: カードスロットからB-CASカードをゆっくりと引き抜きます。
  3. 向きと裏表を確認して再挿入: カードに印字されている矢印の向きと、テレビ本体の挿入口の表示を確認し、正しい向きで「カチッ」と音がするまでしっかりと差し込みます。
  4. ICチップを清掃する: カードの裏面にある金色のICチップ部分が汚れていると、接触不良の原因になります。乾いた柔らかい布(メガネ拭きなど)で優しく拭いてから挿入してみてください。

たったこれだけの作業でも、問題が簡単に解決することもよくあります。

また、すでにご利用中のテレビで突然、正常に映らなくなるなどの不具合な生じた場合は、故障のほかテレビ内部基盤の不具合などが原因の可能性があります。
この場合は、テレビ本体のリセット(再起動)を行うことで不具合が解消されるケースもあります。
テレビのリセット方法は、メーカーやモデルによっては、専用のリセット手順やスイッチを持っている場合もあるため、正確な方法は本体付属のマニュアルやメーカー公式サイトなどをご確認ください。
ただ一般的には、どのメーカーのテレビでも、

    • テレビ本体の主電源を切り、電源プラグをコンセントから抜く。
    • その状態で5分から10分程度待つ。
    • ふたたび電源プラグを差し込み、テレビ本体の主電源を入れる。

という手順により本体の通電を一時的に断つことで、リセット(再起動)の効果が得られます。
テレビ本体の動作不良の場合には、まずは本体のリセットをお試しください。

ケース3:リモコンがない・反応しない

リモコンが手元になかったり、リモコンのボタンを押してもテレビが反応しなかったりすると、設定作業を進めることができません。
そんな時は、以下の方法を試してみてください。

  • リモコン電池の確認・交換:もっとも多い原因は電池切れです。まずは新しい電池に交換してみてください。リモコンを落とした際などに、背面のフタごと電池が脱落していることや、電池がずれて接触不良が生じている場合もあるため、電池の設置部分もきちんと確認してください。
  • リモコンの赤外線チェック:テレビなどのリモコンは、先端にある受講部から赤外線を発してテレビを操作しています。スマートフォンのカメラを起動して、リモコンの先端をカメラに向けながら、リモコンのボタンを何か押してみてください。スマホの画面に光が見えれば、リモコンの赤外線は出ています。光らなければリモコン自体の故障が考えられます。
  • テレビ本体のボタンで操作:多くのテレビには、側面や下部に電源やチャンネル、音量などを操作できる物理的なボタンが備わっています。この物理ボタンから設定メニューも操作できる場合があるので、試してみてください。
  • スマホアプリを利用する:近年のスマートテレビの場合、メーカーが提供する公式アプリをスマートフォンにインストールすることで、リモコンとして代用できることがあります。テレビの取扱説明書やメーカー公式サイトなどでご確認ください。

リモコンが故障してしまった場合は、メーカーから純正品を取り寄せるか、家電量販店で汎用のリモコンを購入する必要があります。
ただ汎用型リモコンの場合、電源のオンオフやチャンネル、入力切替などの基本操作は可能でも、そのテレビ専用の設定作業などには対応していない場合もあるため、リモコンの性能をよくご確認の上で製品をお選びください。

自分で設定は無理かも…と感じたらプロに相談!安心できる業者の選び方

「いろいろ試したけど、やはりテレビがまったく映らない」
「アンテナレベルが低いみたいだけど、屋根の上は怖くて確認できない」

お住まいにて、ご自身でできる対処法をすべて試しても状況が改善しない場合、問題はテレビ本体ではなく、アンテナ本体や配線部など、専門的な知識や技術が必要な部分にある可能性が高くなります。
このような場合は、決して無理に自分で解決しようとせず、修理を含むアンテナ工事の専門業者へとご相談になることをおすすめします。

プロの業者に依頼すれば、専用の測定器(アンテナレベルチェッカー)で、周辺の電波状態やアンテナの受信レベルを確認して、トラブルの原因を正確に突き止め、迅速に問題を解決してくれます。
やや費用はかかりますが、高所での危険な作業を避けることができ、トラブルの原因を確実に突き止め、解消することで、確実な視聴環境を手に入れられるという大きなメリットがあります。

ただし、アンテナ工事を依頼できる業者の中には、下請け業者を使っているため工事費用が割高になる、電気工事全般を請け負う業者のため、アンテナ工事に特化した技術がやや低いなどのケースの他、最悪の場合は、当初の見積もりにない工事・機材を無断で加算して高額な請求をする、低質な機材でずさんな手抜き工事をするなどの悪質な業者も存在するため、業者選びは慎重に行う必要があります。

そこで、新規取り付けから修理、交換などの各種アンテナ工事をご依頼になるについては、本コラムの執筆にあたって貴重なお話をうかがった、アンテナ工事のプロ集団「あさひアンテナ」がオススメと言えます。
あさひアンテナは、年間6,000件以上の豊富な施工実績を誇るアンテナ工事の専門業者です。
下請け業者を使わない完全自社施工にこだわり、経験豊富なスタッフが確かな技術で対応するため、クレーム発生率は0.4%以下という高い品質を維持しています。
また完全自社施工による余計な中間マージンのカットから、修理など各種アンテナ工事費用の低価格化に加え、練度の高い自社スタッフによる丁寧で高品質な施工も実現しております。

あさひアンテナでは、アンテナ工事に伴う、現地に出張しての電波調査、見積もりについては、出張料やキャンセル料など諸費用も含めた完全無料で行っています。
また比較検討の上、より高品質、低価格な業者をお選びになりたいお客様のためには相見積もり、急なトラブルなどで早急な対応をお求めのお客様には即日工事にも対応しています。

さらにあさひアンテナでは、アンテナ工事後の保証についても、業界最長クラスとなる「10年保証」をご用意しているため、工事後のアフターサポートも万全です。
テレビの映りや電波の受信に関するトラブルやお悩みがあれば、あさひアンテナのフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントを通じて、まずは無料のお見積りからでも、どのようなことでもお気軽にご相談ください。

まとめ:テレビの設定で解決しない問題は、アンテナ工事の専門業者へ!

この記事では、経験豊富なアンテナ工事のプロフェッショナルから伺ったお話を元に、テレビのチャンネル設定を行う基本的な手順から、テレビメーカー別の操作方法、そして設定がうまくいかない時のトラブルシューティングまでを詳しく解説しました。

もしお住まいのテレビ設定の方法がわからない、またテレビ画面の乱れなどでお困りの際は、まずは以下の手順に沿って、ご自身でテレビの設定を試してみてください。

  1. 準備: アンテナケーブルとB-CASカードの接続を再確認する。
  2. 設定実行: リモコンで設定画面を開き、「地域設定」→「チャンネルスキャン」の順に進める。
  3. トラブル確認: うまくいかない場合は、「アンテナ」「B-CASカード」「リモコン」の各ケースを確認する。

多くの場合は上記の手順で解決できますが、それでもテレビが正常な画面で映らない場合は、アンテナ本体や配線部、またお住まいの電波環境に、専門的な問題が隠れている可能性が高まります。
特に、テレビ画面のエラーコード「E202」が消えない、アンテナレベルが極端に低いといった症状は、ご自身での解決が困難なサインです。

そのような場合は、決してご自分で無理はなさらず、早急に「あさひアンテナ」のようなプロの業者までご相談ください。
あさひアンテナであれば、ご相談から最短即日で現場へと駆け付け、早急かつ正確な原因調査と適切な対処により、快適なテレビ視聴環境を迅速に取り戻してくれるでしょう。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。