【2025年版】新築戸建てのテレビアンテナ工事完全ガイド|アンテナ別の費用相場・業者選びで失敗しないための全知識を解説

2025年08月21日

いまこの記事を読んでおられるお客様の中にも、新築戸建て住宅をご購入され、これから新生活を始められる方もおいででしょう。まことにおめでとうございます。
ただ、新しい生活のスタートにあたっては、さまざまな期待で一杯になる一方で、数々の手続きや作業も必要となります。

これから新しいお住まいで生活をはじめられる方の中には「新しい家でテレビを見るにはどうすればいいんだろう?」という疑問に直面されている方もおられるでしょう。

一戸建てのご新居において、テレビアンテナ工事の費用はいくらかかるのか、どのような業者に頼めば安心なのか、さらに最近では光回線テレビや番組配信サイトも多いため、そもそもテレビアンテナは本当に必要なのか。
アンテナに関する専門知識がない方では、さまざまな疑問点ばかりがよぎる中、具体的に何から手をつけて良いか分からず、ご不安になるのも無理はないことです。

そこで本記事では、そのようなお悩みを持つお客様のために、一戸建て住宅におけるテレビ視聴方法の比較から、アンテナ工事の費用相場、信頼できる工事業者の選び方まで、失敗しないための全知識や関連の情報を、網羅的に解説いたします。
この記事を最後までお読みいただければ、新築のマイホームに最適なテレビ視聴方法や、テレビアンテナ設置方法が明確にイメージでき、安心して新生活をスタートしていただけることでしょう。

まず確認!戸建てでテレビを見る方法はアンテナ工事だけじゃない?3つの選択肢

一戸建てのお住まいで、地上デジタル放送、衛星放送などのテレビ放送(チャンネル)を視聴する方法は、実はテレビアンテナを設置する以外にも、いくつかの選択肢があります。
まずはお住まいでテレビを視聴する方法の全体像を把握するために、主要な3つの方法を知っておいてください。
それぞれの方法について特徴を理解し、ご自宅のニーズやご希望に合った方法を比較検討されることが、テレビのご視聴で後悔しないための第一歩です。

以下、それぞれの視聴方法についての概要をご説明していきます。

① テレビアンテナの設置

戸建て住宅でもっとも一般的なテレビのご視聴方法が、テレビアンテナを設置して電波を受信する方法です。
地上の電波塔や宇宙空間の静止衛星から送信される電波には、デジタル信号に変換されたテレビの映像信号が、電波の波長として載せられており、この映像信号をテレビアンテナで受信し、ケーブルでテレビのチューナーまで送信します。そしてチューナーであらためて映像信号を映像、音声に変換することで、テレビ放送が視聴できるのです。

戸建て住宅へのテレビアンテナ設置では、まずは基幹的なテレビ放送である地上デジタル放送(地デジ放送)を受信するための地デジアンテナ(UHFアンテナ)を設置します。
さらに、BS放送、CS放送などの衛星放送をご覧になる場合には、衛星放送用の、大きな皿のようなディッシュ(放物面反射器)をもつパラボラアンテナのBS/CSアンテナを追加で設置します。

テレビアンテナの設置は、いったん設置してしまえば、月々の視聴料金などのランニングコストがかからずに(NHK受信料やBS、CSの有料チャンネルを除く)、長年にわたって視聴できるのが最大の魅力です。
一般的にテレビアンテナを設置すれば、その後、ほとんどの場合、10年から15年程度は安定してテレビ放送を受信できるようになります。

一方で、テレビアンテナを設置する場合のデメリットとしては、電波塔から遠い、障害物などが多いなどの環境では、受信が安定せずテレビ画面の乱れなどのトラブルが起こりやすくなる。
アンテナ機種によっては屋根の上でアンテナが目立ってしまい、お住まいのデザインや景観を乱すことがある。そのため、景観地域などでは条例によってテレビアンテナの機種、設置方法が制限されることがある。
また台風や大雪が多い。海沿いで潮風を受けるなどの環境では、アンテナの劣化が進みやすく、故障や不具合などのトラブルも生じやすく、修理のコストや手間がかかる場合もあるといった点も挙げられます。
他にも、屋根の上に太陽光パネルを敷設する住宅では、アンテナがパネルに影を落とし、発電効率を低下させることがある、などの問題もあります。

ただ現在では、地デジアンテナであれば、壁面に設置されるパネル状のデザインアンテナや、屋根の上に立てるスタイリッシュなポール状のユニコーンアンテナなども登場しており、設置しても家の外観を損ねることがなく、風雨などの影響にも強いアンテナ設置が可能になっています。
他にも各種アンテナを壁面やベランダの内外部、また現場の条件で可能であれば住宅の屋根裏・天井裏に設置するという工法もあり、見た目の良さや長持ちを重視したアンテナの設置方法もあります。

② 光回線テレビ(光テレビ)

主に光回線インターネットに利用される、お住まいまで敷設された光ファイバー回線を通して、テレビ放送の映像信号を伝送し、テレビ放送を視聴するサービスです。
お住まいに届く光回線のケーブルに、テレビ視聴用の回線終端装置を設置し、そこからお住まいのテレビまでケーブルを接続し、映像信号を送信してテレビ放送を視聴するという方法です。
基本的に光回線サービスを提供する会社やインターネットプロバイダのオプションサービスであり、すでに光回線が敷設されているお住まいであれば、光回線テレビの契約と、機材の設置工事などを行うことで視聴できます。

光回線テレビのメリットは、なんといってもアンテナを設置する必要がないため、家の外観や外装に影響がなく見た目をスッキリ保てる、風雨や雪などでアンテナが故障する心配もない、受信環境が悪い現場でも問題ない安定してテレビ放送を視聴できるといった点です。端的に言えば、アンテナ設置にともなうデメリットをすべて解消できることになります。

光回線テレビで視聴できる番組は、サービスの提供元による違いはありますが、主に地デジ放送やBS放送、CS放送の各チャンネル(4K8K含む)に加え、各光テレビサービスにて、さまざまな映像サブスクサービスやVODサービスも用意されており、テレビ放送以外の多彩な映像コンテンツも楽しめます。

一方、光回線テレビのデメリットとしては、初期の工事や機材が必要になる点です。
光回線はインターネット接続が主体で、光回線テレビはそのついでと考えるのであれば、初期費用はさほど高額ではありません。
ただ光回線インターネットを使用しないお住まいで、光回線テレビを視聴するには、光回線の開通工事が必要となるため、やや割高といえます。
さらに光回線テレビのご視聴には月額の視聴料金が必要となり、地デジ放送チャンネルだけでなく、BS放送、CS放送の各チャンネルもご視聴になる場合には、視聴料金が加算されます。他にも視聴できるテレビ台数の上限が決まっており、それ以上の台数で視聴する場合には、テレビ一台ごとの追加料金が加算されることもあります。

また光回線の開設には対応エリアが決まっており、対象外のエリアでは当然、光回線テレビも視聴できないことになります。
光回線テレビの番組はHDDやBDメディアへの録画も可能ですが、光回線テレビを解約した場合、BDメディアを除く、HDDなどへ録画した番組は視聴できなくなるため、この点も注意が必要です。

総じて光回線テレビは、光回線でインターネットを利用する住宅であれば、比較的、低価格で導入でき、アンテナ取り付けに伴うデメリットが解消できる点が最大のメリットと言えます。
料金面に関しても、光回線会社のキャンペーンなどを利用すれば、光回線の開設工事や、光テレビの初期費用、一定期間の視聴料金などが大幅に割引される場合もあります。
一方で、光回線テレビでは、各チャンネルの視聴に月額料金が発生するため、戸建てのマイホームにおいては、長期的にはテレビ視聴の費用がかさむというデメリットも挙げられます。

他にも料金面では、光テレビ、後述のケーブルテレビとも、契約月からの2年縛りなど、一定期間、利用し続ける契約になっているケースもあり、契約更新月以外のタイミングで解約すると、違約金が発生することもあるためご注意ください。

光回線テレビは、テレビアンテナを設置するには環境が悪い、またインターネット光回線を開設する住宅であれば、選択肢のひとつとなりますが、やはり長期的な視聴料金の問題はよく考慮される必要があります。

③ ケーブルテレビ(CATV)

ケーブルテレビとは、お住まいの地域をカバーするケーブルテレビ局と契約し、地域のケーブルテレビ局からお住まいまでケーブルを敷設してテレビの映像信号を送るという方式です。
ケーブルテレビは元来、テレビ電波が届きにくい「難視聴地域」向けのサービスであり、ケーブルテレビ局に設置された大型の地デジ、BS/CSアンテナで電波を受信し、その信号を、契約世帯まで敷設されたケーブルで送信します。
住宅側では、ケーブル側の端末に当たる、ケーブルからの信号をテレビの映像信号に変換する「セットトップボックス(STB)」を通じて、STBに接続されたテレビ機器で、テレビ放送を視聴できることになります。

ケーブルテレビで視聴できるチャンネルは、主にそのエリアの地デジ放送チャンネル、衛星放送(4K8K含むBS/CS)の各チャンネルのほか、ケーブルテレビ局独自のコミュニティチャンネルが用意されていることもあります。
さらに近年では、ケーブルテレビでも多彩な映像コンテンツのVOD、サブスクサービスが用意されていることがあります。

ケーブルテレビのメリットは、光回線テレビと同じくアンテナ設置が不要なため、アンテナによる住宅外観などへの影響や、受信不良による映像の乱れ、自然環境によるアンテナの劣化やトラブルなど、アンテナに伴うデメリットが解消される点です。
さらに現在ではケーブルテレビ局も、テレビ放送のほか、インターネット回線や格安スマートフォン、固定電話、ガス、電話、保険などさまざまなサービスを用意しており、これらサービスをまとめて利用することで、料金の割引サービスが受けられる、また料金のお支払いを一本化できるなどのメリットも生じます。

一方でデメリットとしては、やはりテレビの視聴に月額料金が発生するため、マイホームの戸建て住宅では、長期的にはアンテナに比べて費用が割高になること。また各ケールテレビ局は対応エリアが限られており、局ごとにテレビ放送の他に提供するサービスが異なるため、お住まいのエリアでご希望のサービスが受けられない可能性もあることなどが挙げられます。

ケーブルテレビも、アンテナに伴うデメリットを避けたい、またテレビの安定した受信が難しいエリアや現場に適したテレビの視聴方法ですが、月額視聴料金が必要なため、費用について長期的な視点で考慮されることが重要になります。

インターネットテレビはテレビ放送の代わりになるか?

近年では、インターネットを通してテレビ番組をはじめ、さまざまな映像コンテンツを視聴できる動画配信サービスが豊富になっています。

例えば、テレビ放送のサービスでは「TVer」「FOD」「TELASA」「Hulu」「AbemaTV」や、各放送局やテレビ番組の公式サイト、YouTube公式チャンネルなどのテレビ番組配信サービスが存在します。
これらのサービスでは、最新のドラマ、アニメ、バラエティなど地上波テレビ番組を視聴できる他、期間限定の見逃し配信や、有料サービスで過去放送回をすべて視聴できるなどといった楽しみ方もできます。

また、「Amazonprimevideo」「U-NEXT」「NetFlex」などのサブスク動画配信サービスでは、月額料金を支払うことで、数多くの映画や名作テレビドラマ、アニメなどの作品をはじめ、スポーツやバラエティ、オリジナル番組などの映像コンテンツを自由に視聴できます。
上記の各テレビ放送局による番組配信サービスでも、有料のプレミアムサービスにより、多くの映像コンテンツを視聴できるサブスク配信サービスを提供しているものが多く存在します。

このようなサービスは、テレビ機器がなくとも、スマートフォンやタブレット、パソコンなどでも楽しめます。さらに近年では、地デジや衛星放送のチューナーを内蔵してテレビ放送を視聴できる従来のテレビ機器ではなく、チューナーがない代わりに、インターネットに接続して動画配信サイトの直接的な利用が可能で、動画配信サイトなどの閲覧に特化した「チューナーレステレビ(スマートモニター)」が注目されています。

チューナーレステレビは、そのままではテレビ放送の受信ができないため、NHK受信料を払わなくていいメリットもあり、近年では日常生活で、テレビの代わりに動画配信サイトでさまざまな番組を観ているという方も多くなります。
では、このような動画配信サイトの利用で、テレビアンテナ設置やその他の方法と同じように、テレビ放送を楽しむことができるのでしょうか?

その答えは、多くのテレビ番組を、テレビ放送を同様に視聴することはできますが、テレビ放送の各チャンネルとまったく同じ放送を視聴することはできません、というものになります。

確かに上記の番組配信サイトは、現在、地デジで放送されているドラマやアニメ、バラエティなどのテレビ番組を、ほぼ同時期に視聴できます。
ただネット上の配信サービスで視聴できるのは現在、全国ネット放送中の主要な番組に限られ、再放送やローカルニュース、ローカル番組、映画放送など、配信されない番組も多くなります。
他にも、有料サブスクサービスなどでは、過去の放送回を含めたさまざまな作品が視聴できる魅力もありますが、これらのコンテンツは権利関係の事情などで突然、配信停止になる可能性もあります。また配信コンテンツは、基本的にハードディスクやBDメディアなどへの録画はできません。

インターネット配信による番組コンテンツ視聴は、テレビ放送にこだわりはなく、好きな番組や作品をいつでも観たいという方には適しているといえます。
再放送やローカル番組などを含む、一般的なテレビ放送のチャンネルをご覧になりたい方には、やはりテレビアンテナ設置をはじめとする方法で、地デジ放送や衛星放送をご覧になることがオススメです。

【徹底比較】アンテナ・光・ケーブルどれが最適?料金と特徴を一覧で解説

上記ではテレビ視聴の方法として、テレビアンテナ、光回線テレビ、ケーブルテレビと、インターネット配信の番組視聴についてご紹介しました。

しかし、上記のご説明では、まだどの方法がいいか判断が難しいと思われる方もいらっしゃるでしょう。
「結局、自宅にはどの方法が適しているの?」という疑問にお答えするため、この項目では、主要な3つの視聴方法を「料金」と「特徴」の観点から徹底比較します。
ご家庭のライフスタイルや、テレビ視聴に当たって何を重視されるかによって、最適なご選択は異なります。
以下の比較表を参考に、じっくりご検討ください。

初期費用とランニングコストで比較!一番お得なのは?

テレビ視聴にかかる費用は、どの方法でも、導入時に発生する機材や工事などの「初期費用」と、その後、毎月のご視聴で発生する「ランニングコスト」の2種類で考えることが重要です。
長期的な視点で見て、もっともコストパフォーマンスが良いのはどの方法でしょうか。以下に一覧表でまとめました。

視聴方法 初期費用(目安) 月額料金(目安) 5年間の総費用(目安) 10年間の総費用(目安)
テレビアンテナ 3万〜8万円 0円 3万〜8万円 3万〜8万円
光回線テレビ 0〜3万円 800円〜2,500円 4.8万〜18万円 9.6万〜33万円
ケーブルテレビ 0〜4万円 2,500円〜6,000円 15万〜40万円 30万〜76万円

※上記費用はあくまで一般的な目安です。
※光回線・ケーブルテレビの月額料金は、インターネット料金を含まないテレビサービス単体の料金です。

表を見ると分かる通り、長期的に見るとテレビアンテナがもっとも経済的です。

メリット・デメリットで比較|画質・安定性・外観への影響は?

料金だけでなく、使い勝手や見た目も大切なポイントです。
それぞれの方法のメリット・デメリットを比較し、ご自身のこだわりを満たすものを選びましょう。以下、それぞれのメリット・デメリットを一覧でまとめました。

比較項目 テレビアンテナ 光回線テレビ ケーブルテレビ
外観への影響 △(種類による) ◎(アンテナ不要) ◎(アンテナ不要)
天候の影響 △(台風などで受信障害の可能性) ◎(影響を受けにくい) ◎(影響を受けにくい)
視聴チャンネル ◯(地デジ・BS/CS) ◯(地デジ・BS/CS) ◎(専門チャンネルが豊富)
ネット回線 別途契約が必要 セット契約が基本 セット契約が可能
提供エリア ◎(電波があれば全国OK) △(提供エリアの確認が必要) △(提供エリアの確認が必要)

※上記は各視聴方法の主な特徴になります。

結論!あなたにピッタリなのはこの方法【タイプ別診断】

これまでの比較を踏まえ、お客様のタイプに合った最適な視聴方法を診断します。

  • とにかく費用を抑えたい、月額料金をなしにしたい方
    テレビアンテナが圧倒的におすすめです。
  • 新築の外観を絶対に損ねたくない、見た目を最優先したい方
    光回線テレビまたはケーブルテレビが適しています。
  • 映画やスポーツなど、専門チャンネルをたくさん楽しみたい方
    ケーブルテレビが多くの選択肢を提供してくれます。またBS/CSアンテナで衛星放送を受信して、BS放送、CS放送の有料専門チャンネルをパックで契約するという方法もあります。
  • インターネットもテレビもまとめて契約し、管理を楽にしたい方
    光回線テレビまたはケーブルテレビのセットプランが便利です。

上記はあくまで一例になりなす。
お客様のお住まいの環境やご要望に応じて、最適と言える方法をお選びください。

アンテナ工事の費用はいくら?料金相場と内訳を完全解説

長期的な料金面などから、ご自宅でテレビアンテナの設置を選択される場合、次に気になるポイントは、やはり具体的な工事費用でしょう。
料金相場を知っておくことで、アンテナ工事業者から提示された見積もりが適正かどうかを判断でき、安心して依頼できます。
この項目では、アンテナ工事費用の相場と、その内訳について詳しく見ていきます。

【種類別】地デジアンテナ工事の費用相場

戸建て住宅に設置されるテレビアンテナとしては基本的なものである「地デジアンテナ」は、現在では主に3つの種類(機種)があり、それぞれ工事費用が異なります。
以下、一覧で簡単にご紹介しますので、デザイン性や受信性能、耐久力などの特長と、ご予算に合わせて選んでください。

アンテナの種類 工事費用の相場(部材費込み) 特徴
デザインアンテナ 25,000円〜35,000円 外観を損なわず、風雨などにも強い薄型のボックス状。新築に一番人気。
ユニコーンアンテナ 33,000円〜45,000円 ポール型でおしゃれ。デザイン性と耐久性、受信性能を両立。
八木式アンテナ 25,000円〜33,000円 受信感度が高く、価格が安い。外観性や耐久性はやや低い。幅広いエリア向け。

※上記は各種地デジアンテナ機種の主な特徴と費用相場になります。

BS/CSアンテナを追加で設置する場合の費用

地デジ放送だけでなく、BS放送の各チャンネルや、CS放送で海外ドラマや映画、アニメ、時代劇、スポーツ中継などの専門チャンネルも見たい場合は、パラボラアンテナであるBS/CSアンテナの設置が必要です。

戸建て住宅へのテレビアンテナ設置では、NHK受信料を除いて誰でも無料で視聴できる基幹的放送、地デジ放送用の地デジアンテナを設置した後、衛星放送をご視聴になる場合のみ、BS/CSアンテナも設置し、ケーブル配線部やその周辺機器も地デジと衛星放送(4K8K放送)に対応するものを選びます。

一般的に新築物件では、地デジアンテナとBS/CSアンテナは、配線などをまとめるため近い位置に設置されます。
そのため、地デジアンテナとBS/CSアンテナを同時に設置すれば、作業の手間や必要な部材などを軽減できるため、BS/CSアンテナを単独で設置する場合に比べて、工事費用を抑えることができます。

以下、それぞれの場合の、一般的な工事費用の目安になります。

  • 地デジとBS/CSのアンテナをセットで設置する場合:地デジアンテナ設置費用+20,000円〜30,000円程度
  • BS/CSアンテナを単独で設置する場合: 25,000円〜35,000円程度

なお2018年(平成30年)には衛星放送の4K8K放送(新4K8K衛星放送)がスタートしており、現在のBS/CSアンテナは、すべて、従来の2K衛星放送と4K8K衛星放送(右旋放送と左旋放送)に対応できるモデルになっています。

要注意!見積もりに含まれる主な追加工事と費用

現在では、お住まいの各部屋に複数のテレビが設置されることが普通になっているため、ただテレビアンテナを設置してケーブル配線を行うだけでは、屋内の各テレビに十分な電波を送ることができないことが多くなります。
そのためアンテナの基本設置工事の他に、ケーブル配線部の機材設置やその他の特殊工事など、追加の工事が必要になることが大半です。

この項目では、見積もりの後で想定外の工事費用に驚かないよう、以下で主な追加工事の内容と費用相場を解説いたします。

追加工事の内容 費用相場 どんな時に必要か
ブースター設置 20,000円〜30,000円 アンテナが受信した電波を増幅する装置。地デジ電波が弱い地域や、住宅内に3台以上のテレビを設置する場合に必須。
分配器の交換 5,000円〜15,000円 電波(ケーブル)を各部屋に分配する装置、テレビを置く部屋の数を増やす場合や、既存の分配器が古い場合に必要。
高所作業費 5,000円〜15,000円 3階建ての住宅や、屋根の勾配が急など、高所作業に特殊な技術や装備が必要な場合。
既存アンテナの撤去 5,000円〜10,000円 アンテナ交換で古いアンテナの撤去が必要な場合。撤去したアンテナの処分費用も含む。
追加工事の内容 費用相場 どんな時に必要か
ブースター設置 20,000円〜30,000円 アンテナが受信した電波を増幅する装置。地デジ電波が弱い地域や、住宅内に3台以上のテレビを設置する場合に必須。
分配器の交換 5,000円〜15,000円 電波(ケーブル)を各部屋に分配する装置、テレビを置く部屋の数を増やす場合や、既存の分配器が古い場合に必要。
高所作業費 5,000円〜15,000円 3階建ての住宅や、屋根の勾配が急など、高所作業に特殊な技術や装備が必要な場合。
既存アンテナの撤去 5,000円〜10,000円 アンテナ交換で古いアンテナの撤去が必要な場合。撤去したアンテナの処分費用も含む。

※上記は主な追加工事と費用の目安になります。

ブースターは、現在の戸建て住宅ではほぼ必須の機材になります。設置するアンテナが地デジアンテナのみか、BS/CSアンテナも設置するかによって、対応するブースター機種や費用が変動します。

分配器は、新築物件ではほとんどの場合、住宅にすでに設置されており、アンテナやブースターを設置した後、そのケーブルを分配器に接続することになります。
ただ、物件に分配器が設置されていない場合や、既存の住宅で、分配数が不足する、衛星放送や4K8K放送の周波数帯に対応できない機種や、老朽化などの場合には設置や交換が必要となります。

上記の高所作業費のほか、地デジアンテナを屋根裏、天井裏に設置するなど、特殊な技術や部材が必要な場合は、特殊工事費が加算される場合もあります。
この高所作業費や特殊工事費については、同じ工事でも、業者によって加算される場合と加算されない場合があるため、お見積もりの際に業者へとご確認ください。

また多くの場合、アンテナ交換に伴う既設アンテナの撤去・処分はセットの作業になっており、お客様は古いアンテナ処分の手間や費用を省くことができます。

アンテナ工事費用を安く抑える3つのコツ

アンテナ工事業者へのご依頼にあたって、少しでも工事費用を抑えたいと思われるのは、お客様にとっては当然のことです。
この項目では、アンテナ工事の品質は落とさず、工事費用だけを低く抑えるお得なコツをご紹介いたします。
以下の3つのコツを実践することで、お住まいのテレビアンテナ工事について、賢くコストを削減できる可能性があります。

  1. 複数の業者から相見積もりを取る
    アンテナ工事業者を選ぶ際には、最低でも2、3社から見積もりを取って、料金やサービス内容を比較検討してください。
    1社だけの見積もりでは、その価格が適正か判断できません。
    複数の業者に見積もりを出すことで、見積もりの比較から適正な価格や工事内容、また価格だけでなく工事品質や保証などを含めて、コストパフォーマンスで本当にお得な業者を選ぶことができます。
    また見積もり後に、より安い業者の見積りを提示することで、再見積もりに対応してくれる業者も存在します。
  2. 業者のキャンペーンを活用する
    アンテナ工事の各業者は「Web限定割引」や「新築応援キャンペーン」「光回線などと同時申し込みでのキャッシュバックキャンペーン」など、業者独自のキャンペーンを実施している業者があります。
    工事をご依頼になる前に、公式サイトなどでお客様がご利用になれる、お得なキャンペーンがないかどうかをチェックしてください。
  3. 不要なオプションはつけない
    見積もり内容をよく確認し、項目にある各工事が、本当に必要な工事かどうかを考えてください。
    質の低い業者には、必要性の低い工事や機材を加算して、工事費用を割高にするケースもあるため注意が必要です。
    そのため、上記の相見積もりで見積り内容を比較するほか、見積もり時の業者の対応、お客様のご質問にわかりやすく丁寧に答えてくれるかなどの点から、良心的な優良業者を見極めることが重要です。

アンテナの種類と選び方|外観・性能で後悔しないために

お住まいに設置されるテレビアンテナの機種選びは、工事の満足度を左右する重要なポイントです。
特に新築の戸建て住宅では「目立つアンテナで家のデザインを損ないたくない」と思われる方も多いことでしょう。
ここでは、現在の主要な地デジアンテナ機種である3機種、および衛星放送のご視聴で追加されるBS/CSアンテナについて、それぞれの特徴を詳しく解説し、後悔しないための選び方をご案内いたします。

【外観重視派に人気No.1】デザインアンテナ

薄いパネルのようなボックス上で、フラットな形状が特徴のデザインアンテナ(平面アンテナ)は、住宅の壁面やベランダに貼り付けるように設置できるため、お住まいの外観をスッキリ見せたい方にもっとも人気があります。
カラーバリエーションも豊富で、外壁の色に合わせて選べるのも魅力です。

さらに全体をボックス上のカバーに覆われた形状と、住宅に面で設置できることから、風雨や雪、潮風などの自然環境にも強く、寿命が15年から20年程度と長くなることもメリットで、現在では地デジアンテナの人気ナンバーワン機種になっています。

以下、デザインアンテナの主なメリット・デメリットになります。

メリット デメリット
◎ 家の外観を損なわない。 △ 八木式アンテナに比べると受信感度がやや劣る。
◎ 本体のカラーが豊富で住宅の外壁に合わせやすい。 △ 設置場所によっては十分な電波を受信できない。
◎ 台風や雪などの自然環境に強い。

一方でデザインアンテナのデメリットとしては、本体の受信性能に加え、住宅での設置位置が低くなることから、周辺環境に影響を受けやすくなる点が挙げられます。
そのため基本的には強・中電界地域向けのモデルになる上、対応する地域でも、アンテナを設置する壁面の近くに、高層建築や隣家などがある環境では、電波が遮られるため設置できないケースもあります。
デザインアンテナの設置に当たっては、あらかじめ丁寧な電波調査で、設置して十分な受信感度を確保できるかどうか確認することが重要です。

なお、アンテナ工事業者によるデザインアンテナ基本設置工事費用(アンテナ本体、基本設置具、同軸ケーブル費用込み)の目安として、後述する「あさひアンテナ」の例を挙げると、

  • DXアンテナ製20素子相当「UAH201」(本体色4色):22,000円(税込み24,200円)より。
  • サン電子製20素子相当「WG-20」+「背面スッキリカバー」(本体色5色)のセット:25,000円(税込み27,500円)より。
  • マスプロ電工製コンパクトモデル(強電界地域専用)スカイウォーリーミニ「U2SWLC3」(本体色2色):25,000円(税込み27,500円)より。

になります。
同社では他にも、受信性能の高い26素子相当モデルも用意しているほか、可能な条件が整った現場であれば、デザインアンテナの屋根裏や天井裏への設置も、追加工事費用はなしの、上記の基本設置工事費だけで引き受けております。

【デザインと受信感度を両立】ユニコーンアンテナ

2017年(平成29年)に、マスプロ電工より登場した比較的、新しいモデル「U2CN」の名称(登録商標)がユニコーンアンテナです。
円柱状のスタイリッシュなアンテナで、屋根の上や張り出し部(破風板)にマストを固定して、屋根の上に当たる高所に取り付けますが、スリムな形状から高い位置でも目立ちにくく、住宅の見た目や景観にも影響が少ない。また風雨を受け流す形状で寿命が長くなり、トラブルが少なくなるといったメリットもあります。

アンテナの寿命もデザインアンテナとほぼ同等になる上、最大の特徴は、設置位置が高い分、周辺の障害物の影響を受けにくくなり受信感度が安定しやすい点です。
上記の通り設置位置の低いデザインアンテナは、電波を遮られる周辺環境によっては設置できないケースも出てきますが、そのような現場でも、高さを確保できるユニコーンアンテナであれば、ほとんどの場合、受信感度を確保できて問題なく設置できます。

デザインアンテナが設置できない現場でも、同等のメリットと安定した受信を実現できるユニコーンアンテナの主なメリット、デメリットは、以下の通りです。

メリット デメリット
◎ スタイリッシュで家の外観に馴染み、風雨などにも強い。 △ 費用が他のアンテナに比べて高め。
◎ デザインアンテナより高い位置に設置でき、受信感度が高い。 △ 八木式アンテナほどの受信感度はない。
◎ 太陽光パネルへ影を落とす影響が少ない。

逆に主なデメリットとしては、下記でご紹介する八木式アンテナにはやや受信感度が及ばず、強・中電界地域向けモデルになること。現状の最新モデルであるため、他の機種に比べると設置費用がやや高くなることです。

ユニコーンアンテナの設置費用相場は上記でもご紹介しましたが、一例を挙げると、前述のあさひアンテナでは現在、「U2CN」(本体色2色)本体や基本の設置金具、同軸ケーブルをセットにした設置費用を、業界最安に挑む「キャンペーン価格」でご案内しています。

【受信感度とコスパで選ぶなら】八木式アンテナ(UHFアンテナ)

八木式アンテナ(八木アンテナ)と言えば、アナログ放送の昔から使われる、魚の骨のような形状で、主に住宅の屋根の上に設置される、昔ながらのテレビアンテナです。
現在の地デジアンテナとしてはもっとも基本的なアンテナであることから、地デジアンテナの総称でもある「UHFアンテナ」とも呼ばれます。

その特徴は、本体の横棒、電波を受信する「素子(エレメント)の数で受信性能が変わり、強・中・弱の幅広いエリアに対応できること。
また本体の受信性能、設置位置の高さに加え、高性能型のパラスタックアンテナや、地デジ電波でも一部の周波数帯に特化することで受信感度を高めたローチャンネル用のモデルなども存在するため、現在でも地デジアンテナの中ではもっとも高い受信性能を誇り、幅広いエリアで安定した受信を実現できることです。
古典的モデルであることから、設置費用も他のアンテナに比べて安価になるため、受信性能とコストを重視する方にはおすすめです。

以下、八木式アンテナの主なメリット・デメリットです。

メリット デメリット
◎ 受信感度がもっとも高く、安定している。 △ 外観が目立ち、家のデザイン性を損なう可能性がある
◎ 価格がもっとも安い。 △ 台風などの強風で方向がずれることがある
◎ 弱電界地域でも対応可能。 △ 鳥がとまりやすく、フン害の可能性がある

上記のように八木式アンテナのデメリットとしては、受信性能一点張りの古典的なモデルであるため、現在の戸建て住宅に設置すると、屋根の上で目立って住宅の見た目や景観に悪影響を与えやすい。
同じ理由から風雨や雪、沿岸部の潮風、野鳥の影響などを受けやすく、経年劣化の進行が早いため、寿命は10年程度になりトラブルが生じやすい。また屋根の上の太陽光パネルに影を落とし、発電に悪影響を与えやすいなどの点になります。

ただ近年では、八木式アンテナにも対候性を高めた、塩害用、雪害用、ステンレスなどのモデルも存在し、これらのモデルを採用することで、自然環境の厳しい現場でも、アンテナの老朽化やトラブルを抑えることができます。
他にも、位置によってはやや受信感度が低下するリスクもありますが、設置位置を屋根の張り出し部や壁面、ベランダの内外などにすることで、住宅の見た目に影響が少なく、風雨などを避けて経年劣化を抑え、メンテナンスも行いやすい設置も可能になります。

なお、やはりアンテナ専門業者による八木式アンテナ設置費用(アンテナ本体、基本設置具、同軸ケーブル、防水処理込み)の目安として、あさひアンテナの例を挙げると、DXアンテナ製20素子「UA20」で22,000円(税込み24,200円)よりになります。

他にも同社では、各素子数モデルや高性能パラスタックアンテナ、ローチャンネル用や、塩害用、雪害用、ステンレス製などの八木式アンテナモデルをご用意しており、電波状態から自然環境まで、さまざまなエリア、現場での設置工事に対応できます。

【4K/8K放送も楽しむ】BS/CSアンテナ

上記の通り、衛星放送を視聴するためには、地デジアンテナとは別途に、BS放送とスカパーなどのCS放送を一基で受信できるBS/CSアンテナ工事を行う必要があります。
BS/CSアンテナは、大きな皿のようなディッシュ部(放物面反射器)を持つパラボラアンテナで、本体の基本色は太陽光に強い白色系。メーカーやモデルは違っても、基本的な設計や性能はほぼ同じになります。

受信性能はディッシュ部の直径により変化し、ディッシュ直径別のモデルが豊富ですが、一般の戸建て住宅では基本的に最小の45型(有効直径が45センチ)でも十分な受信性能を持ちます。

BS/CSアンテナは基本的にはどれも同じパラボラアンテナですが、戸建て住宅向け45型モデルでは、太陽光に強い塗装を施したブラックやシルバーなどのカラーバリエーションや、風を通して風圧を抑えるディッシュの構造や、揺れを抑える各接合部の強度を高めるなど、設計の工夫により耐風性能を高め、弱点である角度のズレが生じにくく、経年劣化も進みにくい高耐風モデルなどが存在します。

アンテナ工事業者による、BS/CSアンテナを地デジアンテナとセットで設置する基本工事費用(アンテナ本体、設置具、ケーブル込み)の例として、あさひアンテナでは、

  • DXアンテナ製45型モデル「BC45AS」(2K4K8K(右旋左旋)対応):18,000円(税込み19,800円)より。
  • DXアンテナ製45型高耐風モデル「BC453SG」(2K4K8K(右旋左旋)対応):特別価格。

になっています。
他にも同社ではブラックのカラーバリエーションや、各ディッシュサイズのBS/CSアンテナの用意もあり、マンション・アパートなど集合住宅の共同受信も含めた、さまざまなBS/CSアンテナ設置工事に対応が可能となっています。

どこに頼むのが正解?アンテナ工事の依頼先3つの選択肢

現在、主に新築物件でテレビアンテナ工事を依頼できる業者(業種)の窓口は、3種類あります。
具体的には「アンテナ工の専門事業者」「家電量販店」「ハウスメーカー」になります。
それぞれの業種に特有のメリット・デメリットがあるため、各業者の特徴を理解した上で、ご自身に合った依頼先を選びましょう。

以下、各業者を比較した簡単な一覧になります。

依頼先 費用 技術力・専門性 保証・サポート スピード
①アンテナ工事専門業者 ◎ 安い ◎ 高い ◎ 手厚い ◎ 早い
②家電量販店 △ やや高い △(下請け次第) ◯(店舗による) △(時間がかかる傾向)
③ハウスメーカー × 高い △(下請け次第) ◯(メーカーによる) △(時間がかかる傾向)

※上記の特長はあくまで一般的な傾向になります。

①アンテナ工事専門業者

アンテナ工事を専門に扱う業者であるため、知識や技術力が高いのが特徴です。
実際の施工も自社のスタッフが担当する業者が多いため、下請け業者を中間マージンがなく、費用を安く抑えられます。
また工事を担当する社員スタッフが、適切な研修と現場経験により施工技術が高く、高品質な施工を期待できる。施工の責任が明確になるなどの点もメリットになります。
他にも、アンテナなどの機材をメーカーから大量一括仕入れする、スケールメリットによる大幅値引きで、高品質アンテナをセットにしたアンテナ設置工事、その他機材の設置工事が低価格であることも多くなります。
その他、電波調査や見積りが無料。工事後の保証が5年以上と長い。即日工事も対応可能などスピード感がある点もメリットです。
一方で業者の数が多く、中には質の悪い工事や、見積もりにない工事の無断加算などで高額請求を行う悪質な業者も存在するため、相見積もりなどで、優良な業者を見極める必要があります。

②家電量販店(ジョーシン、ヤマダ電機、ケーズデンキなど)

家電量販店やホームセンターでも、アンテナの販売と同時に、工事も受け付けています。
このような店舗は、普段利用しているお店なので、気軽に相談できる安心感があります。また店舗独自のポイントサービスなどが利用できるのもメリットです。
ただしこのような店舗は工事の受け付け窓口にすぎず、実際の工事は、店舗と契約した下請け業者が行うため、仲介手数料などの中間マージンが発生して、工事品質とは無関係のところで、工事費用が割高になる傾向があります。

他にも下請け業者はアンテナ工事だけでなく、エアコン取り付け工事などその他の工事も全般的に請け負う業者であるため、アンテナ工事に関しては担当業者によって施工技術の差が出やすい面があります、。
また即日工事が難しく、特にエアコン工事の繁忙期などにはアンテナ工事日が大きく遅れる場合もある。見積もり後に工事をキャンセルしても出張料やキャンセル料が発生する事がある。工事後の保証が短い場合もあるなどのデメリットも挙げられます。

③ハウスメーカー・工務店

これは新築住宅を建設、購入する場合に、そのハウスメーカーや工務店に、オプション工事としてアンテナ工事を同時に依頼する方法です。
この方法であれば、住宅の建築以来の際、アンテナ工事も合わせて頼めるほか、引き渡し時にはアンテナ工事が完成していてテレビが見られる状態になっているため、手間がかからないというメリットがあります。
さらにアンテナ工事費用を住宅ローンに組みこむこともできます。

ただ、この場合も実際のアンテナ工事は下請け業者が行い、受注の仕組みなどから、費用は家電量販店などよりも、やや高額になることが多くなります。
また、やはり担当する下請け業者によって施工品質が左右されやすい。最初に依頼する時点で、ハウスメーカーが提供するアンテナ工事の選択肢が少ないなどのケースもあります。
アンテナ工事に関しては、住宅のお引き渡し後に、ご自分で専門業者を探して依頼する方が施工品質は高く、費用も確実に抑えられます。

失敗しない!信頼できるアンテナ工事業者の選び方5つのポイント

上記の通り、テレビアンテナ工事を依頼する先としては、施工費用が安くて技術力も高い、更にサービスも豊富なアンテナ工事の専門業者がおすすめです。
しかし、上記でもご説明した通り、アンテナ工事業者は数が多いため、どうすれば信頼できる業者を見つけられるのか、と不安に思われるお客様も多いでしょう。
この項目では、悪質なアンテナ工事業者を避け、良心的で適正価格、サービス品質も高い優良業者を見極めるための、5つのチェックポイントをご紹介いたします。

Point1:年間施工件数などの実績と利用者の口コミ

アンテナ工事業者の豊富な施工実績は、多くの顧客に選ばれている証であり、その業者の技術力や信頼性の高さを表します。
まずは業者の公式サイトで、年間の施工件数を確認してください。またサイトのブロクなどで、実際の多くの施工事例を写真付きで紹介しているかどうかもご確認ください。
施工事例の紹介は、実際にどのような工事を行うのかの判断の目安にもなります。
さらに第三者的な評価として、GoogleマップのコメントやSNS、口コミサイトで、実際に利用した方のリアルな評価をチェックすることも重要です。
故人の口コミは主観も大きく信頼性が低い場合もあるため、すべてを信じるのも問題ですが、評価の全体的な傾向や、業者の対応などは参考になります。

Point2:明確な料金体系と詳細な見積もり

業者の公式サイトに、テレビアンテナの種類ごとの設置工事料金が明記されているかどうかを確認してください。
またその他、ブースターや分配器などの設置費用、アンテナ修理や角度調整などのオプション工事の価格体系もわかりやすいか。工事に付随するアンテナ機材のメーカー、機種名なども明確か、有名メーカーの高品質な製品であるかなども、重要なチェックポイントです。

他にも、見積もりを依頼した際の内容が「工事一式」といった大雑把なものではなく、アンテナ本体代、部材費、基本工事費、ブースターなどの設置費用、追加工事費などの内訳が詳細に記載されているかチェックしてください。
見積もり内容でご不明な点や、ご契約後に見積もり外の料金が加算される可能性についても、きちんと担当者にご確認ください。
お客様からのご質問に、丁寧な態度で、明確にわかりやすく答えてくれるかどうかも、業者の姿勢を見極める重要なポイントになります。

Point3:業界最長クラスの長期保証とアフターサービス

テレビアンテナはほとんどの場合、屋外の高所に設置される機器になり、長年の使用では老朽化による故障や不具合のリスクが生じます。
そのため、アンテナ工事後に万が一、トラブルが発生した場合でも、工事から一定期間であれば業者が無償で対応してくれる保証制度は必須となります。
アンテナの一般的な寿命は10年程度であるため、最低でも8年以上、できれば10年程度の長期保証があり、台風などの自然災害による故障も保証対象に含まれている業者を選ぶと安心です。

Point4:問い合わせ時の丁寧な対応と専門知識

上記でも少し触れましたが、電話やメールで問い合わせた際や、現地調査、見積もりの際のスタッフの対応は、その会社の姿勢を判断する重要な材料になります。
専門用語ばかりで説明が分かりにくかったり、質問に対して曖昧な回答しか返ってこなかったりする業者や、説明が曖昧なまま強引に契約を進めようとするような業者を選ぶことは避けてください。

お客様の状況やご要望を親身にヒアリングし、ご質問に対しても分かりやすい言葉で丁寧に説明してくれる、お客様ファーストの姿勢を貫く業者をお選びください。

Point5:アンテナ工事が完全自社施工であるか

これも前述の通り、自社のアンテナ工事に、下請け業者をいっさい使用せず、自社のアンテナ工事スタッフだけで施工を行う「完全自社施工」の業者がおすすめです。
完全自社施工の業者であれば、余計な中間マージンなどのコストをカットすることで、工事費用は低価格ながら、現場経験の豊富なアンテナ職人が、細かな部分まで丁寧な施工を行ってくれます。さらに施工実績の豊富な業者であれば、さらにアンテナ職人の腕に信頼が置けます。
完全自社施工であるアンテナ工事業者の中には、公式サイトに自社アンテナ職人のインタビュー動画や、職人スタッフ一人ひとりの紹介ページなどを用意している業者もあるため、そのような情報をご確認になるのもいいでしょう。

【実績豊富で安心】おすすめアンテナ工事業者3選

この項目では、先ほど解説した「アンテナ工事業者5つの選び方」のポイントを高いレベルで満たしている、信頼できるおすすめのアンテナ工事業者を3社ご紹介します。
業者選びにお迷いの際は、まずはこの3社から見積もりを取ってみることをおすすめいたします。

あさひアンテナ|業界最長クラス10年保証と迅速対応が魅力

関東・関西エリアを中心に、年間6,000件以上の豊富な施工実績を誇るアンテナ工事のプロ集団です。
完全自社施工による適正価格と、業界最長クラスとなる10年間の長期保証が大きな魅力です。また問い合わせから工事までの対応が非常にスピーディーで、最短即日の工事にも対応してくれます。

おすすめポイント 詳細
豊富な実績 年間6,000件以上のアンテナ工事を手掛ける
長期保証 業界最長クラスの10年保証でアフターサービスも万全
迅速な対応 365日対応、最短即日工事も可能
適正価格 完全自社施工で中間マージンをカット
子育て割引 子育て世帯に嬉しい割引キャンペーンを実施

他にもあさひアンテナでは、アンテナ工事を想定した電波調査やお見積もりを、出張料、キャンセル料など各種費用を含めた「完全無料」で対応しています。
そのため、アンテナ工事をお考えのお客様であれば、まずは最適のアンテナ工事方法から費用の目安まで、お気軽にご相談できます。

みずほアンテナ|自社スタッフによる高品質な工事

全国的に展開している業界大手のアンテナ工事業者です。
この業者も、下請けを一切使わない完全自社施工にこだわっており、教育の行き届いたスタッフによる高品質な工事が期待できます。
クレジットカードや各種キャッシュレス決済など、支払い方法が豊富なのも便利なポイントです。

電翔|20年以上の実績を持つアンテナ工事のパイオニア

創業20年以上の歴史を持つ、アンテナ工事専門業者のパイオニア的な存在です。
長年培ってきた豊富なノウハウと経験、高い技術力が強みで、難易度の高い工事にも対応してくれます。
対応エリアが広く、多くの地域で工事の依頼が可能です。

アンテナ工事の依頼から完了までの流れとよくある質問

最後に、実際にアンテナ工事をご依頼になる際の具体的な流れと、多くの方が疑問に思われるポイントについてQ&A形式でお答えします。
事前に工事の流れを把握しておくことで、施工当日も作業をスムーズに進めることができます。

Q1. 問い合わせから工事完了まで、どんな流れで進むの?

一般的なテレビアンテナ工事は、以下の4つのステップで進みます。

  1. 問い合わせ・無料見積もり依頼
    ご依頼になる業者のフリーダイヤルへのお電話、Webサイトのメールフォームなどから、希望するアンテナの種類や建物の状況を伝えて概算の見積もりを依頼します。
  2. 現地での電波調査・正式な見積もり提示
    業者の工事スタッフが自宅を訪問し、専用の測定器でお住まいでも各部の電波状況を調査します。
    その結果と周辺環境、またお住まいの条件とお客様のご要望を元に、業者が現場で可能となる最適なアンテナの種類と設置場所を提案し、必要な追加工事を含めた正式な見積書を提示します。
  3. 工事の実施
    お客様が見積もり内容にご納得いただければ、契約後すぐ、即日工事に対応できる業者も多くなります。またお客様のご都合によっては、後日に工事日程を設定することもできます。
    工事の所用時間は、設置するアンテナの種類や数、工事の複雑さや建物の構造などによっても変わりますが、おおむね1時間から2時間程度で完了します。
  4. 支払い・保証書受け取り
    工事完了後、お住まいにテレビの映りを確認し、問題がなければ料金を支払います。
    現金、クレジットカード、キャッシュレス決済(電子マネー)など、業者によって対応する支払い方法が異なりますが、近年ではすべての決済方法に対応できる業者も多くなっています。
    最後に、業者から長期保証に必要となる「保証書」を受け取れば、すべての作業は完了です。

Q2. アンテナ工事のDIYはできる?専門家に任せるべき?

近年ではお住まいに必要なさまざまな作業、工事をDIYで行うことが流行しており、アンテナ工事をDIYで行おうと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし結論から言うと、アンテナ工事のDIYは絶対におすすめできません。
費用を節約しようとDIYでのアンテナ工事に挑戦すると、重大な事故につながる危険性が高くなります。

以下、アンテナのDIY設置に伴う主なリスクについてご紹介します。

  • 高所からの転落リスク:屋根の上や2階の壁面など、高所でのアンテナ設置作業は、専門の知識や技術、装備などがない一般の方にとっては、非常に危険です。
  • 感電のリスク:配線部のブースター設置などで電気配線を誤ると、感電や火災の原因になります。
  • 家屋の損傷リスク:壁面を加工する際に、建物の重要な構造を傷つけてしまう、雨漏りや腐食の原因を作ってしまうなどの危険性があります。
  • 適切な設置が難しい:十分な知識や専門機器のない一般の方では、アンテナの正確な方向調整や電波測定ができず、DIYでアンテナを取り付けても、結局はテレビが映らないというケースも少なくはありません。

上記のようにDIYでのアンテナ工事が、ひとつ間違えれば大変な事故につながるほか、特に事故はなくとも、工事そのものが失敗してから業者に依頼し直すことで、最初から業者に依頼するより無駄な手間や費用をかけただけ、という結果になることも多くなります。

アンテナ工事のDIYをおすすめできるのは、ベランダや屋上フロアなど、作業の安全を確保できる位置にアンテナを設置し、すぐ近くの部屋で一台のテレビに接続するだけといった、単純な工事に限られます。

受信環境のいい屋根の上などにアンテナを設置し、ブースターや分配器を利用した配線を行い、屋内の各部屋でテレビを視聴するような大掛かりな工事では、安全面と確実性を考えれば、アンテナ工事のプロである専門の業者に依頼することが、もっとも賢明な選択といえます。

Q3. 地デジ放送の受信、地デジアンテナ設置で注意すべき点は?

地上デジタル放送(地デジ放送)は、日本各地の要所に設置された地デジ電波塔から、周辺の一帯に地デジ電波を送信していることは、皆様もよくご存じでしょう。
この地デジ電波はUHF(極超短波)のうち、470MHzから710 MHzの周波数帯になります。

地デジ電波のUHFは、40センチから60センチ程度の波長の幅があり、電波塔の先端から、下方にあたる住宅の地デジアンテナまで、音が広がるような形で届いています。

この電波塔からの地デジ電波を、各住宅の地デジアンテナで安定して受信するためには、主に以下のような注意点があります。

  • 電波塔からの距離:地デジ電波は電波塔から距離が離れるほど弱まっていくため、地デジ電波塔の周辺エリアでも、電波塔からの距離と、山地などの影響で、エリアごとに地デジアンテナで受信できる電波レベルは異なります。そのため地デジアンテナ設置では、各エリア(電界地域)に適した受信性能のアンテナと、適切な設置位置を選ぶことが重要になります。
  • 障害物の影響:地デジ電波は山や高層建築などの障害物にも遮られます。ビルなどの障害物であれば、地デジ電波は乗り越えて広がる性質もありますが、ビルの陰に当たる直近のエリアでは受信レベルが大きく下がることもあります。
  • アンテナの設置位置:上記の電波塔からの距離や障害物の影響から、一般の戸建て住宅から見れば、屋根の上などの高い位置に地デジアンテナを設置することで、角度調整も含めて電波塔の先端から届く電波を受信しやすくなり、受信感度が高まります。逆にベランダや壁など低い位置に地デジアンテナを設置する場合は、設置位置から見て電波塔の方向に高層マンションや隣家などがあれば、地デジ電波が遮られて受信感度が低下するため、電波塔の方向が開けた受信環境のいい位置を選ぶことが重要になります
  • アンテナ正面の方向:地デジアンテナは本体の正面側で受信感度が高まる「指向性」があるため、アンテナを電波の届く方向(電波塔の方向)に向けて、正確に角度調整を行う必要があります。この角度調整の点でも、四方が開けた屋根の上にアンテナを設置することが有利になります。
  • 気候や悪天候:空間を伝わる地デジ電波は、一年の気候の変動にも影響をうけ、一年を通して6㏈程度のレベル変動が生じます。さらに激しい雨や雪などの悪天候は、地デジ電波を吸収してしまうため、地デジ電波レベルを大きく低下させます。

以上のような要因があるため、地デジアンテナの設置に当たっては、現場に届く電波レベルに合わせた受信性能を持つ機種を、お住まいでも電波がよく届き、電波の方向へと正確に向きを調整できる位置に設置することが基本になります。
さらに気候や天候による受信レベルの変動も踏まえた対処法として、お住まいで必要な電波レベルよりも、十分に余裕のある受信レベルを確保しておくことも重要です。

Q4. 衛星放送の受信、BS/CSアンテナ設置で注意すべき点は?

衛星放送(BS放送、CS放送)とは、その名の通り、宇宙空間の人工衛星から、地上に向けてテレビ電波を送る放送であることも、ほとんどの方はよくご存知でしょう。
この衛星放送の人工衛星は、地球の赤道軌道上、地球の自転と同じ速度で周回しているため、地上からは空の同じ位置に静止して見える「静止衛星」になります。
静止衛星から送られる電波は、UHFよりはるかに周波数帯の高いマイクロ波のSHF(センチメートル波)にあたります。電波の周波数帯は12GHz前後のため、衛星放送の電波は、日本では「12GHz帯」と呼ばれます。

12GHz帯の電波は、波長の幅は25ミリ前後の短さで、光のような性質(高い直進性)をもち、静止衛星から日本全域を照射するような形で送信されています。

このように静止衛星から効率的に広範囲を送信でき、範囲内に安定して電波を送信できることが衛星放送の特性です。
一方で、この衛星放送の方式や電波の性質から、地上の住宅にBS/CSアンテナを設置して衛星放送(12GHz帯)を安定して受信するについても、以下のようないくつかの注意点があります。

  • アンテナのディッシュ角度調整:BS/CSアンテナは、光のようにまっすぐ届く12GHz帯の電波を、ディッシュ(放物面反射器)の内側(放物面)に反射させ、その正面に固定された一次放射器の一点に集中させることで受信しています。そのため、ディッシュの仰角(上下)、方位角(左右)を、東経110度の方向へと向けて、焦点を一時放射器に合わせる精密な角度調整が必要です。この角度調整がミリ単位でもズレると、受信感度が大きく低下することがあります。
  • 静止衛星の方向の障害物:静止衛星からBS/CSアンテナのディッシュまでまっすぐ届く12GHz帯の電波は、光に似た性質から、障害物に遮られやすくなります。したがって静止衛星からディッシュに届くまでの空間に、山や建物はもちろん、樹木やその枝葉、電線や電柱、洗濯物など、わずかな障害物があっても遮られてしまい、ディッシュまで十分な電波が届かなくなるため、受信レベルが低下して衛星放送の視聴に悪影響を与えます。
  • 降雨減衰・降雪減衰:豪雨や大雪などで、雨粒、雪粒が、12GHz帯の波長の幅(25ミリ)に近くなると、電波妨害に使われるチャフのように、空間に無数の細かな遮蔽物が降り注いでいる状態になります。そのため12GHz帯の電波が、BS/CSアンテナに届くまでに、雨や雪が吸収され、乱反射も起こってしまって、アンテナまで届かなくなります。このために衛星放送が受信できなくなることを「降雨減衰」「降雪減衰」といい、基本的な対策は天候の回復を待つだけになります。
  • 電源供給の不具合:12GHz帯の電波はBS/CSアンテナに届いた後、周波数帯が高すぎてケーブルで送信できないため、アンテナの部品である「コンバーター(変換器)」にてMHz帯の周波数帯に変換された後、ケーブルに送られます。このコンバーターを作動させるためには電源が必要で、屋内にあるテレビやレコーダーで電源設定を行い、チューナー端子から電気を送る、またはブースターの電源部からケーブルを通じてアンテナ側に電気を送っています。このテレビ側の電源設定が不適切だと、コンバーターに電気が送られず、衛星放送が映らなくなります。

衛星放送はその性質から、BS/CSアンテナで受信する12GHz帯の電波レベルに大きな変動が生じることは少なくなります。
ただ以上の条件をまとめると、BS/CSアンテナの設置に当たっては、まず東経110度(南西方向)の上空に、12GHz帯の電波を遮る障害物がまったくない位置を選んでBS/CSアンテナを設置し、ディッシュを正確に角度調整してしっかりと固定することが基本です。
さらにお住まいの配線部の構造や、設置するテレビの台数に応じて、適切なコンバーター電源設定を行うことが重要になります。

まとめ:最適な視聴方法と信頼できる業者を選び、快適なテレビライフを!

今回の記事では、主に新築物件である戸建て住宅のテレビアンテナ工事について、アンテナ以外のテレビ視聴方法の比較、工事の費用相場から適切なアンテナの種類、信頼できる業者の選び方まで、詳しく解説してきました。

この記事をお読みいただければ、ご新居に適切なアンテナの種類から、工事業者の選ぶ方までご理解いただけたかと存じますが、ここであらためて記事の要点をまとめます。

  • 視聴方法はアンテナ、光、ケーブルの3択。長期的なコストで選ぶならアンテナが最適。
  • アンテナ工事の費用は、アンテナの種類や追加工事の有無で変動する。
  • 業者選びは、実績、料金の明確さ、長期保証、対応の丁寧さが重要なポイント。
  • 迷ったら、実績豊富で保証も手厚いアンテナ工事専門業者から見積もりを取るのがおすすめ。

新しいお住まいでのテレビの視聴方法は、これからの長いマイホーム生活を豊かにするための大切な選択です。
この記事を参考に、あなたの家庭にぴったりのアンテナ設置方法と、信頼できる業者をお選びになり、末永く快適で楽しいテレビのご視聴生活を実現なさってください。

もしテレビアンテナ工事の業者選びにお迷いの際は、まずは「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、公式サイトのメールフォーム、または公式LINEアカウントへのお問い合わせをはじめ、本記事内でご紹介した優良業者へご相談されることをおすすめいたします。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。