デザインアンテナ設置で後悔しない!選び方から費用相場、設置方法まで徹底解説
「デザインアンテナ設置を考えているけれど、どのように選んで、どこに設置すればいいのだろう?」
デザイン性と機能性を兼ね備えたデザインアンテナが注目を集めています。デザインアンテナとは、地デジ専用のDXアンテナの平面アンテナのことを指します。取り扱うアンテナ工事業者が多いため、「デザインアンテナ」という名称が平面アンテナの代名詞として広く使われています。
この記事では、多くのお客様に選ばれているデザインアンテナ設置について徹底解説します。デザインアンテナの魅力から種類、選び方、設置方法、さらには失敗しないためのチェックポイントまで詳しくまとめています。また、デザインアンテナ設置業者選びのポイントや、設置後の保証やアフターフォローについても触れています。
デザインアンテナ設置を検討している方にとって、役立つ情報が盛りだくさんです。これからアンテナを設置しようとお考えの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
デザインアンテナとは?おしゃれな外観と高性能を両立
デザインアンテナは、従来の魚の骨のような形をしたアンテナとは異なり、住宅の外観を損ねにくいスタイリッシュな見た目が特徴です。カラーバリエーションは、オフホワイト、ライトブラウン、ブラックブラウン、ブラックがございます。外壁の色と合わせたデザインアンテナを選ぶことで、外観の統一感を高めることができます。しかし、見た目だけでなく、受信性能も兼ね備えているため、多くの方に選ばれています。標準仕様で20素子八木アンテナ相当の性能があり、耐風速は50m/sです。ただし、実際の設置環境における安全性は、建物の構造や周辺環境によって異なります。ここでは、デザインアンテナの魅力と種類について詳しく解説します。
デザインアンテナの魅力:景観を損ねず、利得も高い
デザインアンテナの最大の魅力は、そのデザイン性です。従来のアンテナに比べて、薄型でフラットな形状をしており、壁面に取り付けても目立ちにくいのが特徴です。そのため、新築住宅やリフォームの際に、外観を重視する方から特に人気があります。
デザインアンテナは、景観を損ねないだけでなく、電波受信性能も優れています。受信性能が20素子八木式アンテナ相当、あるいは26素子八木式アンテナ相当の2種類があります。指向性があり、電波塔の方向にアンテナの正面を向けて設置します。また、従来のアンテナに比べて風雨の影響を受けにくいため、耐久性にも優れています。26素子相当のデザインアンテナは、20素子相当のものよりも数センチサイズが大きくなります。アンテナはサイズが大きいほど受信面積が広くなり、受信性能も向上します。20素子相当のデザインアンテナで問題がないか確認しましょう。必要以上に大きくする必要はありません。
魅力 | 詳細 |
---|---|
スタイリッシュなデザイン | 住宅の外観に調和し、景観を損ねません。 |
高い受信性能 | 安定したテレビ視聴を可能にします。 |
優れた耐久性 | 耐風速50m/s。風雨の影響を受けにくく、長寿命です。 |
デザインアンテナの種類と選び方:住宅に合うのはどれ?
デザインアンテナは壁面に設置する仕様となっておりますが、屋根裏設置(天井裏設置)にもよく使用されます。狭い屋根裏や天井裏で、コンパクトサイズならではの工事が可能になるというわけです。などがあります。自宅の環境や電波状況に合わせて最適場所を選ぶことが重要です。建物にビスを打ち込む前に、必ず専門の測定器で電波レベルを測ることを推奨します。電波レベルだけではなく、電波の信号品質を表す、MERとBERもしっかり基準値に達していることが重要です。屋内にアンテナ隠す工事は、断熱材の素材や外壁の素材によっては、電波レベルが落ちるため、「デザインアンテナを設置したものの映らなかった!」と後悔しないように、専門知識を持ったプロの業者に任せましょう。
壁面設置は一般的なデザインアンテナの取り付け方法です。スタイリッシュな外観で、住宅のデザインに調和しやすいのが特徴です。ベランダに設置する場合は、ベランダコンクリート家具などを用いて、ベランダの手すりをその金具で挟み込み、金具アンテナを取り付けます。小さなビス穴も気になさる場合は、ベランダ設置がオススメですが、経年劣化するとはさみ込んだ部分に跡が残るというデメリットがあります。壁面に取り付けた方が見た目が美しく、強風に対する強度も高くなります。
デザインアンテナの設置には、以下のポイントを考慮しましょう。
- 電波状況:自宅の電波状況を事前に専門の測定器で確認し、適切な受信感度のアンテナを選びましょう。
- 設置場所:周辺の建物や、樹木など障害物の状況を考慮しましょう。
- デザイン:住宅の外観に調和するカラーを選びましょう。
- 価格:複数のアンテナ工事業者で価格を比較検討し、予算に合った業者を選びましょう。
デザインアンテナの新規設置工事の費用相場は本体も含めて約40,000円~60,000円(アンテナ本体+ブースターなど周辺機器+高所作業費など含む)とのことです。 デザインアンテナを選ぶ際には、これらの費用も考慮に入れることをおすすめします。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
壁面設置 | 外壁に取り付ける | スタイリッシュな外観 | 設置場所によっては目立つ |
屋根裏設置 | 屋根裏空間に設置 | 外観を損ねない | 屋外よりは受信レベルが落ちるため、しっかり確認が必要 |
ベランダの手すりに設置 | ベランダに設置 | ビス穴が不要 | 別注金具が必ず必要になる |
プロが教える!デザインアンテナ設置で失敗しないための7つのチェックポイント
DIYでデザインアンテナを設置するリスクは、ビスを壁面などに打ち込んだ後に、電波が悪くて映らないという結果になることです。見た目の美しさにこだわりたいからこそ、作業に慣れているプロの業者に依頼した方が無難です。形状的に避雷針になりにくいせいか、落雷時間。弊社(あさひアンテナ)の施工実績では、デザインアンテナの早期故障事例は少ない傾向にあります。ただし、屋根よりも低い位置に設置するため、電波レベルの測定は非常に重要になります。プロが教えるデザインアンテナ設置で失敗しないための7つのチェックポイントを詳しく解説します。
チェックポイント1:電波状況の確認は必須!
デザインアンテナは、屋根上よりも壁面の方が障害物が増えることが多く、お客様の声を聞く限り、「受信感度の低いアンテナ」と誤解されることがあります。スタイリッシュなアンテナだから性能が悪いという誤解です。メーカーが説明書に表記してある通り、20素子八木式アンテナ相当の地デジアンテナになりますので、受信性能は優れています。簡易アンテナではありません。ただし、設置場所の電波が弱い場合、十分な受信感度を得られず、テレビが正常に映らない可能性があります。設置前に必ず電波状況を確認し、デザインアンテナが適しているかどうかを判断しましょう。
電波状況の確認方法としては、以下の2つがあります。
- 調査ツールを利用する:あまりおすすめではありませんが、スマートフォンアプリなど、簡易的な電波測定ツールを利用して、おおよその電波状況を把握することができます。
- 専門業者に依頼する: より正確な電波状況を把握するためには、専門業者に依頼して電波調査を行ってもらうのがおすすめです。専門業者は、専用の測定器を用いて電波の強さや品質を詳細に測定し、最適なアンテナの種類や設置場所を提案してくれます。設置位置まで登り、設置するアンテナに専用の測定器を接続して電波調査を行い、問題がないことを確認することが重要です。
電波状況が悪い場合や分配数(テレビ端子)が多い場合は、ブースター(電波増幅器)の設置が必要です。ブースターは、電波を増幅することで受信感度を向上させ、安定したテレビ視聴を可能にします。
チェックポイント2:設置場所は慎重に選ぶ
デザインアンテナの性能を最大限に引き出すためには、設置場所が非常に重要です。電波を受信しやすい場所を選ぶことはもちろん、景観を損ねないように配慮することも大切です。屋外設置でも屋内(天井裏、屋根裏)設置でも、電波塔の方向に、アンテナの正面を向けなくてはなりません。そのため、提案できる場所は、限られてきます。プロのアンテナ工事職人は、近隣のアンテナが向いている方向を現地へ到着すると同時に確認し、お客様にお会いしたらすぐに「あの辺りだったら取り付けられそうです」と提案することが可能です。不慣れな電気屋さんだと、提案するまでに時間がかかる場合がありますので、なるべく専門業者に依頼しましょう。一般的に、以下の場所がデザインアンテナの設置場所として検討されます。
- 屋根裏・天井裏: 本来屋外に設置するデザインアンテナを屋内に隠す工事となるため、屋外に比べてアンテナの周りの障害物が増え、電波レベルが低下する可能性があります。プロの職人が判断して、電波に問題がなければ、設置しても良いでしょう。建物の外観が変わらないというのがメリットです。ただし、屋根材や外壁、断熱の素材によっては電波が遮断される場合があり、屋外に設置せざるを得ないというおうちもあります。
- 壁面: デザインアンテナは壁面に細いビスを打ち込んで設置する仕様となっています。外壁に取り付けることで、外壁の色に合わせて目立たないように設置する方がほとんどですが、ワンポイントアクセントとして、あえて外壁の色とは異なる、デザインアンテナの色を選ぶ方もいらっしゃいます。
- ベランダの手すり:別注金具を用いるため数千円程度、割高になります。電波塔に向けられる位置に設置しなくてはなりません。見栄えと電波強度のバランスで取り付けるようにしましょう。壁面設置の方が、強度が強いのですが、断熱材の機密性が損われることを心配して、ベランダの手すりを選ぶお客様がいらっしゃいます。
設置場所を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
- 周辺の建物や障害物の影響: 周囲に高い建物や樹木などの障害物があると、電波が遮断される可能性があります。できるだけ見晴らしの良い場所を選びましょう。
- 空き地:初心者の職人やDIYで見落としがちですが、電波塔の方向に空き地がある場合は要注意です。そこに、建物が新築されると、電波環境が変わる恐れがあります。あさひアンテナでは、そのリスクを説明の上、屋根上に設置することを提案する場合があります。
- アンテナの向き: 電波塔の方向に向けてアンテナを設置する必要があります。設置後の失敗を避けるために、正確な方向は、専門業者に確認してもらうのがおすすめです。
- 安全性の確保: 高所での作業となるため、安全には十分注意しましょう。自信がない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。危険作業を自分の代わりにやってくれるというのも専門業者に頼む大きなメリットの1つです。
チェックポイント3:アンテナ本体の性能を比較
平面アンテナには、様々なメーカーから様々な種類の製品が販売されています。大手メーカーの製品であれば、説明書に記載のスペックが同じ場合、受信感度や耐久性に大きな違いはないと考えられます。カラーバリエーションも大体同じになっています。正面のボディのデザインが異なりますので、お好みで選びましょう。品質保証のないノーブランドの平面アンテナだけは要注意です。
デザインアンテナ本体の性能は下記の通りです。
- 受信周波数帯: 地デジ放送を受信できるのは、UHF帯に対応したアンテナです。デザインアンテナはUHFアンテナ(地デジアンテナ)であり、BSとCS放送は受信できません。
- アンテナ利得: アンテナ利得とは、アンテナが電波を受信する能力を表す指標です。数値が高いほど、受信感度が優れていることを意味します。デザインアンテナの場合、八木式アンテナ20素子相当、あるいは26素子相当の2種類のものが販売されています。
- 防水性能: デザインアンテナは、屋外での使用を考慮した防水設計が施されています。
- 耐久性: 長く使用するためには、耐久性の高い素材を使用したアンテナを選ぶ必要があります。デザインアンテナは、耐候性のある樹脂製のカバーに覆われていて、耐久性に優れています。
チェックポイント4:業者選びは価格だけで判断しない
デザインアンテナの設置を業者に依頼する場合、価格だけで業者を選ぶのは危険です。安価な業者の中には、技術力や知識が不足している業者も存在します。さらに、現地での追加費用が必要以上に高額であるケースも……。信頼できる業者を選ぶためには、以下の点に注意しましょう。
- 実績と経験: 豊富な実績と経験を持つ業者を選びましょう。実績は、業者のホームページや口コミサイトなどで確認することができます。施工ブログで、実際の工事の様子を確認しましょう。
- 見積もりの詳細: 見積もり内容が明確で、詳細な説明をしてくれる業者を選びましょう。不明な点があれば、遠慮なく質問することが大切です。アンテナ工事業者によっては、工事代と部材代がセットで提示されることが一般的です。部材代の内訳は、企業の方針により開示されない場合があります。大量仕入れによりコスト削減をできている業者は、アンテナ工事専門店に限られます。
- 口コミや評判: Googleの口コミやSNSなどで、業者の評判を確認しましょう。実際に利用した人の声は、業者選びの参考になります。ただし、「口コミサイト」には注意しましょう。よくよく読んでいくと、運営会社が見えてきます。他社を蹴落として、運営会社の利益になるように、誘導しているサイトがほとんどのため参考にしないようにしましょう。
チェックポイント5:見積もり内容をしっかり確認
業者から見積もりを受け取ったら、内容をしっかりと確認しましょう。見積もりには、アンテナ本体の価格、設置工事費用、諸経費などが記載されています。不明な点や疑問点があれば、業者に質問して、納得できるまで説明してもらうことが大切です。
見積もりを確認する際には、以下の点に注意しましょう。
- 費用の内訳: 各項目の費用が明確に記載されているか確認しましょう。不明瞭な項目がある場合は、詳細な説明を求めましょう。
- 追加費用の有無: 見積もりには含まれていない追加費用が発生する可能性があるか確認しましょう。例えば、高所作業費やブースター設置費用などが追加される場合があります。ブースターは戸建て住宅の多くの家に設置されるので、ブースター込みの価格で案内されると思いますが、高所作業費が別途発生しないか確認しましょう。アンテナそもそも高所なので、高所作業費はアンテナ工事代の中に含まれるのが一般的ですが、問い合わせの段階で適正価格を下回る値段で案内する業者の中には、現地で高所作業費や出張費を請求される場合があるので、注意しましょう。
- 保証内容: 保証期間や保証内容を確認しましょう。施工保証と機器保証の期間が別になっていることが一般的です。設置後に不具合が発生した場合に、どんな時に無料で修理や交換をしてもらえるか確認することが大切です。
チェックポイント6:保証とアフターフォローの有無
デザインアンテナの設置後も安心してテレビを視聴するためには、保証とアフターフォローが充実している業者を選びましょう。保証期間や保証内容、アフターフォローの内容は、業者によって異なります。複数の業者を比較検討し、ご自身に合った保証とアフターフォローを提供している業者を選びましょう。
保証とアフターフォローの内容を確認する際には、以下の点に注目しましょう。
- 保証期間: 保証期間は5年から10年の業者が安心して利用できます。修理の依頼は使用年数15年程度のアンテナが最も多くなっています。15年保証、20年保証の長期保証の数字が、ただの客寄せになってしまっている可能性もあるので注意しましょう。またどのように顧客情報を管理しているかも確認すると良いでしょう。不具合が起きた時にすぐに履歴を呼び出してスムーズな対応をしてくれるかどうかも重要です。
- 保証内容: 自然故障や初期不良、自然災害など、どのような場合に保証が適用されるか確認しましょう。
- アフターフォローの内容: 定期点検や修理対応など、どのようなアフターフォローを受けられるか確認しましょう。
チェックポイント7:設置後のメンテナンスも考慮
デザインアンテナは設置後のメンテナンスも重要ですが、高所での作業が必要な場合が多く、お客様ご自身で行うのは難しいと思われます。数年程度経過しても、見た目もあんまり変わらなかったりするので、明らかな経年劣化が見られてから、あるいは視聴不良が起きてからメンテナンスを業者に依頼しましょう。
メンテナンスを行う際には、高所での作業となるため安全に十分注意しましょう。
- 安全確保: 高所での作業となるため、安全には十分注意しましょう。それから、万が一工具を落として、例えば子供の頭にぶつかったりしたらと思うとぞっとしますよね。はしごでの作業は、周囲に人がいないことを必ず確認しましょう。
もし、メンテナンスは、専門業者に依頼しましょう。専門業者は、専用の道具や知識を持っており、安全かつ迅速なメンテナンスを行ってくれます。高所から転落して怪我をしたら大変です。専門業者に依頼しないリスクはとても大きいものです。
景観を損ねない設置の工夫:色や形状、配線
デザインアンテナを設置するなら、家の外観にもこだわりたいものです。以下のポイントを意識することで、景観を損ねずにアンテナを設置することができます。
- 色を選ぶ:外壁の色に合わせて、オフホワイト、ライトブラウン、ブラックブラウン、ブラックの4色からデザインアンテナを選ぶことで、アンテナの存在感を抑えることができます。
- 綺麗に配線する:配線を壁の中に隠蔽することで、外観をすっきりとさせることができます。屋外に露出しなくてはならない部分も、なるべく家の隅の方に這わせて配線して、配線が目立たないようにしましょう。アンテナ工事業者が配線が苦労するポイントだったりします。ただし、専門的な知識や技術が必要となるため、業者に依頼することをおすすめします。
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デザインアンテナのメリット・デメリットを徹底比較!八木式アンテナやユニコーンアンテナとの違いは?
デザインアンテナは、そのスタイリッシュな外観から人気を集めていますが、従来のアンテナと比較してどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?ここでは、デザインアンテナの特性を深く掘り下げ、八木式アンテナやユニコーンアンテナとの違いを解説していきます。
デザインアンテナのメリット:スタイリッシュ、高耐久、風の影響を受けにくい
デザインアンテナの最大の魅力は、そのスタイリッシュな外観です。従来の魚の骨のようなアンテナとは異なり、住宅の外観に調和しやすいデザインが特徴です。その他にも以下のようなメリットがあります。
メリット | 詳細 |
---|---|
スタイリッシュな外観 | 住宅のデザインに調和しやすく、景観を損ねにくい。 |
高耐久性 | 紫外線や雨風に強く、サビにくい素材を使用しているため、長寿命が期待できる。 |
風の影響を受けにくい | 耐風速50m/s。平面的な形状のため、強風による倒壊のリスクが低い。 |
屋根裏設置が可能 | 電波状況が良ければ、屋根裏(天井裏)への設置も可能なため、外観をさらにスッキリさせることができる。 |
デザインアンテナのデメリット:相場の価格が八木アンテナより価格が高い、電波状況に左右される
一方で、デザインアンテナには以下のようなデメリットも存在します。
デメリット | 詳細 |
---|---|
価格が高い | 業界の相場として八木式アンテナと比較して、本体価格+設置費用がやや高めである。 |
設置場所の条件 | 八木式アンテナと受信性能が同じでも、設置場所が外壁や天井裏などに形状的に限られるため、八木式アンテナよりも設置条件が悪い場合が多い。プロの職人が問題ないと判断すれば問題なし。 |
八木式アンテナとの比較:価格、性能、設置場所
八木式アンテナは、一般的に使用される魚の骨のような形状のアンテナです。デザインアンテナと比較すると、以下のような違いがあります。
項目 | デザインアンテナ | 八木式アンテナ |
---|---|---|
価格 | やや高い | マストやステンレスワイヤー、ステー金具、屋根馬など金具代も込みで考えると、デザインアンテナと原価はさほど変わらないが、業界の相場として、八木式アンテナよりやや高め |
性能(受信感度) | 地方局の取得率が悪い | 民放キー局やNHKの電波塔と地方局の電波塔が異なる場合、比較的地方局を取得しやすい |
設置場所 | 壁面、屋根裏(天井裏) | 屋根上など、高い場所に設置する必要がある |
デザイン性 | スタイリッシュ | お馴染みではあるもののスタイリッシュさに欠ける |
耐久性 | 高い | 普通。そうそう倒壊するようなものではないが、経年劣化はややはやい |
八木式アンテナは、受信感度が高く、価格も手頃ですが、デザイン性に劣る点がデメリットです。一方、デザインアンテナは、景観を重視する住宅に適していますが、設置場所が八木式アンテナに比べると不利です。
ユニコーンアンテナとの比較:デザイン性、設置の自由度、価格
ユニコーンアンテナは、ポール型のスタイリッシュなアンテナで、業者によってはデザインアンテナの一種として分類されることもあります。デザインアンテナと比較すると、以下のような違いがあります。
項目 | デザインアンテナ | ユニコーンアンテナ |
---|---|---|
デザイン性 | スタイリッシュ(平面型) | スタイリッシュ(ポール型) |
設置の自由度 | 比較的高い | 非常に高い(屋根上、壁面など) |
価格 | 普通 | やや高い |
受信感度 | 普通 | やや劣る |
ユニコーンアンテナは、デザイン性が非常に高く、設置場所の自由度も高い点が魅力です。新築住宅などで、外観を重視したい場合に特におすすめです。お客様の好みが分かれるところです。
プロがデザインアンテナを設置する方法!必要な道具と手順、注意点
デザインアンテナを自分で設置したい!DIYに自信がある!という方もいるかもしれません。しかし、デザインアンテナの設置は、高所での作業を伴う場合もあり、専門的な知識も必要となるため、プロに依頼するのが安心です。ここでは、プロが実際に行うデザインアンテナの設置方法について、必要な道具、手順、注意点を解説します。
必要な道具:アンテナ本体、工具、測定器など
デザインアンテナを設置するために、プロは様々な道具を使用します。以下は、その主なものです。
道具 | 詳細 |
---|---|
デザインアンテナ本体 | 受信する電波の周波数帯や地域によって適切なものを選定します。 |
取り付け金具 | 同梱されている取り付け金具で対応できない場合、壁面、ベランダ、屋根裏など、設置場所に応じたものを用意します。 |
同軸ケーブル | アンテナとテレビを接続するためのケーブルです。 |
F型接栓 | 同軸ケーブルとアンテナ、テレビなどを接続するためのコネクタです。 |
電波測定器(レベルチェッカー) | 電波の受信強度を測定し、最適なアンテナの向きを調整するために使用します。 |
ブースター | 分配数(テレビ端子の数)が多かったり、電波が弱い場合に、電波を増幅するために使用します。 |
工具類 | ドライバー、レンチ、ニッパー、カッター、ビス、ハシゴなど、取り付け作業に必要な工具です。 |
その他 | 脚立、水平器、絶縁テープ、結束バンドなど、作業を安全かつ確実に行うための道具です。 |
これらの道具を適切に使いこなすことで、安全かつ確実にデザインアンテナを設置することができます。
設置手順:取り付け金具の設置、アンテナ本体の固定、配線作業
プロがデザインアンテナを設置する際の一般的な手順は以下の通りです。
手順 | 詳細 |
---|---|
1. 電波調査 | 設置場所の電波状況を測定器で確認し、電波に問題がないことを確認し、最適な設置場所とアンテナの向きを決定します。 |
2. 取り付け金具の設置 | 設置場所(壁面、ベランダなど)に適切な取り付け金具を設置します。外壁に設置する場合は、ビス穴に対して防水処理をしっかりと行います。 |
3. アンテナ本体の固定 | 取り付け金具にアンテナ本体を固定します。水平器を使用し、アンテナが地面に対して水平になるように調整します。 |
4. 配線作業 | アンテナと引き込み口(入線口)を同軸ケーブルで接続します。F型接栓を確実に接続し、接触不良がないように注意します。 |
5. アンテナの向き調整 | 電波測定器を使用し、最も受信感度の高い方向にアンテナの向きを微調整します。 |
6. ブースターの設置(必要な場合) | 電波が弱い場合は、ブースターを設置し、電波を増幅します。 |
7. 配線の整理 | 同軸ケーブルを結束バンドなどでまとめ、配線を整理します。 |
8. 配線の防水処理 | 屋外に露出する部分には、防水テープなどで防水処理を施します。 |
9. テレビの受信確認 | テレビのチャンネル設定を行い、正常に受信できるか確認します。引っ越し当日などでテレビがない場合は、各部屋のテレビ端子に測定器を差しながら、電波レベルチェックを行って引き上げます。 |
これらの手順を丁寧に行うことで、安定したテレビ視聴環境を構築することができます。
注意点:安全確保、電波干渉の確認、防水対策
デザインアンテナの設置作業を行う際には、以下の点に注意が必要です。
注意点 | 詳細 |
---|---|
安全確保 | 高所作業となる場合は、脚立の安定性を確認し、ヘルメットを着用するなど、安全に十分配慮して作業を行います。 |
電波干渉の確認 | 周辺の建物や樹木などが電波の受信を妨げる可能性があるため、事前に確認します。 |
防水対策 | 屋外に設置するアンテナや配線部分は、雨水が浸入しないように、防水キャップや防水テープなどでしっかりと防水処理を施します。 |
近隣への配慮 | 作業中に騒音が発生する可 |
これらの注意点を守り、安全かつ確実な設置を心がけましょう。
デザインアンテナ設置業者を選ぶ際の4つのポイント【見積もり比較のコツも解説】
デザインアンテナの設置は、電波強度と見た目の美しさのバランスで設置することが大切です。そのため、信頼できる(あるいはできそうな)業者選びが非常に重要です。ここでは、デザインアンテナ設置業者を選ぶ際に確認すべき5つのポイントを解説します。
ポイント1:実績と経験豊富な業者を選ぶ
デザインアンテナの設置実績が豊富かどうかは、業者選びの重要な判断基準の一つです。実績が多い業者は、様々な住宅環境や電波状況に対応できるノウハウを持っていると考えられます。ノウハウのない会社に依頼すると、時間も金銭コストも増大することになります。ホームページなどで過去の施工事例を確認したり、直接問い合わせて実績について質問したりしてみましょう。
例えば、以下のような点を確認すると良いでしょう。
- 年間施工件数
- デザインアンテナの施工ブログ
- 対応可能なエリア
ポイント2:複数業者からの見積もり
業者によって、料金体系やサービス内容が異なるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。最低でも3社程度から見積もりを取り、比較検討することで、相場を把握し、より適切な業者を選ぶことができます。現地見積もりと工事を同日にすることで、割引きしてくれる業者もあるので、問題なければその場依頼してしまいましょう。地デジだけなら見積もりと工事で1時間程度、地デジと BSのセット工事なら2時間程度が目安です。
見積もり比較のポイント:
- 料金だけでなく、工事内容や使用するアンテナの種類も比較する
- 追加料金が発生する可能性について確認する
- 見積もり内容について不明な点は質問する
ポイント3:詳細な見積もり内容の確認
見積もりを取ったら、内容を詳細に確認することが重要です。アンテナ本体の価格、設置費用、部材費、出張費など、費用の内訳が明確に記載されているかを確認しましょう。ただし、アンテナ本体の価格と工事代をセットになっていることが多いです。テレビ端子の増設や配線修理などが必要そうなものは伝えておくと良いでしょう。また、保証期間やアフターフォローの内容についても確認しておくことが大切です。不明な点があれば、業者に質問して説明を求めましょう。
見積もり確認のチェックリスト:
- 費用の内訳が明確に記載されているか
- アンテナの種類、型番が公開されているか
- 保証期間と内容が記載されているか
- アフターフォローの内容が記載されているか
- 追加料金が発生する条件が記載されているか
ポイント4:口コミや評判の参考
インターネット上のGoogleの口コミや、SNSなどで、業者の評判を調べてみましょう。実際に利用した人の意見は、業者選びの貴重な情報源となります。ただし、口コミはあくまで参考程度にとどめ、鵜呑みにしないように注意が必要です。特に口コミサイトは、よくよく見ていくと、運営会社へと功名に誘導しているケースが見受けられます。何の目的もない口コミサイトは存在しないと言い切っても良いくらいで、業者の都合の良いように整理をできてしまうことを承知しておきましょう。複数の情報を総合的に判断し、信頼できる業者を選びましょう。
これらのポイントを踏まえて、信頼できるデザインアンテナ設置業者を選びましょう。
デザインアンテナ設置後も安心!保証とアフターフォローについて知っておくべきこと
デザインアンテナを設置したら、それで終わりではありません。長く快適にテレビを楽しむためには、保証とアフターフォローが非常に重要です。ここでは、デザインアンテナ設置後の安心を確保するために知っておくべきことを解説します。
保証期間と内容:自然故障、初期不良、自然災害
デザインアンテナの保証は、大きく分けて「自然故障」と「初期不良」に対するものがあります。
保証の種類 | 内容 | 期間 |
---|---|---|
自然故障 | 通常の使用において、アンテナ本体または付属品に発生した故障 | 業者や製品によって異なる(一般的に1年~5年程度) |
機器不良 | 設置後、初期段階で発生したアンテナ本体または付属品の不具合 | 比較的短い期間(設置後1週間~1年程度) |
施工不良 | 自然災害とは考えにくい不具合 | 5年から10年 |
自然災害 | ニュースになるレベルの台風、津波、洪水、火事、落雷、地震など | ほとんどの業者が保証外。家の付帯物としてアンテナは火災保険適用となる可能性あり。災害時に保険適用となるよう協力してくれるか要確認 |
保証期間や内容は業者によって異なるため、契約前にしっかりと確認することが大切です。例えば、自然災害による故障は保証対象外となる場合もあります。また、保証を受ける際には、保証書や工事証明書が必要になることが多いので、大切に保管しておきましょう。
アフターフォロー:定期点検、修理対応
アフターフォローの内容も業者選びの重要なポイントです。定期的な点検や、万が一の故障時の修理対応について確認しておきましょう。
アフターフォローの種類 | 内容 |
---|---|
定期点検 | アンテナの受信状況や設置状態の確認 |
修理対応 | 故障時の修理、部品交換 |
調整作業 | 電波状況の変化に伴うアンテナの角度調整 |
あさひアンテナでは、職人がしっかりと工事をしているかどうか、抜き打ちチェックの意味も含めて点検・検査を第三者が行う場合があります。
トラブル発生時の連絡先と対応
万が一、デザインアンテナにトラブルが発生した場合の連絡先と対応についても、事前に確認しておくことが重要です。
- 連絡先: 業者の電話番号、メールアドレス、受付時間などを確認しておきましょう。ホームページのない業者は設置後に連絡ができなくなる恐れがあるため、気をつけましょう。
- 対応: どのような状況で、どのような対応をしてもらえるのかを確認しておきましょう。例えば、電話での相談、現地調査、修理など、具体的な対応内容を確認しておくことが大切です。
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まとめ|デザインアンテナで快適なテレビライフを!選び方と設置のポイント
今回の記事では、デザインアンテナの魅力から選び方、設置の注意点まで、詳しく解説しました。デザインアンテナは、スタイリッシュな外観に加え、適切な設置と調整を行うことで、安定したテレビ視聴環境を提供します。
記事を読んで、デザインアンテナに興味を持ったけど、
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