テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・後編(機種選び・設置編)

2022年08月08日

当コラムでは、テレビアンテナによって受信した電波を増幅する装置「ブースター」について、実際に機器をご購入、またはアンテナ工事業者に設置を依頼されるにあたって、2022年(令和4年)度の最新情報に基づいて、工事の費用やおすすめできるメーカー。また実際の設置方法などをご説明いたします。

 

そもそもブースターという機器が何であるか、どのような種類があるかなどの基礎知識については、当コラムの前編にあたる、

テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・前編(基礎知識編)

をご参照ください。

ここで簡単におさらいすると、ブースターとは、地デジ、BS/CSなどのテレビアンテナが受信するテレビ電波を増幅する装置のことで、主にアンテナで受信できる電波が弱いエリアや、分配器を使って多くのテレビに電波を等分に分配しているため、より強い電波が必要な住宅などで使われます。そのため現在では一般住宅のアンテナにおいて、設置がほぼ必須となっている機器です、

ブースターの種類については、設置位置や性能別で「室外用」「室内用」「ラインブースター」が、対応できる電波別では「UHF(地デジ)用」「BS/CS用(UHF・BS/CS対応型)」「BS/CS・4K8K対応型(UHF・4K8K対応型)」がございます。

 

前編と後編、双方のコラムをお読みいただくことで、ブースターに関する基礎知識、およびご自宅に適した機種、設置方法などについて、一通りご理解いただければ幸いです。

 

【一般的な住宅におけるアンテナの配線とブースターの設置位置】

まずは、地デジアンテナとBS/CSアンテナの双方を設置しており、自宅内の複数の部屋でテレビなどの機器を視聴する住宅を例に、アンテナから各テレビ機器までの配線と、必要となる機器。そしてブースターの設置位置についてご説明いたします。

まず地デジアンテナとBS/CSアンテナは、多くの場合、屋根の上や壁面など、一か所にまとめて設置されます。そのため前編にある通り、屋内用ブースターを設置する場合は、各アンテナの真下に、双方からのケーブルを直接、接続する形で設置されます。

なおこれも前編に記しましたが、ブースターはテレビ電波を増幅すると同時に、ノイズも増幅してしまう性質がございます。そのため、特に電波を増幅する力が高い屋外用ブースターは、発生させたノイズが他の機器に悪影響を与え、近隣一帯にも影響を与える電波障害の原因になってしまうこともございます。そのため特に屋外用ブースターは、ケーブルや分配器とは離れた位置に設置されます。

また地デジとBS/CSアンテナの双方を設置している住宅では、地デジとBS/CS双方の電波を一本のケーブルにまとめる「混合器」を設置します。これはケーブルを一本にまとめることで、ケーブルの長さや使用する機器の数を少なくまとめて工事費用を抑える他、シンプルでトラブルが起こりにくい配線にするためです。

これも前編にございますが、地デジとBS/CSや4K8Kなど、すべての電波を増幅できるブースターでは、最初にケーブルを一か所にまとめるため、この混合器の機能をも兼ねた機種も存在します。

そして主に屋内の屋根裏や壁の中、点検口の付近に設置されるのが分配器です。分配器はアンテナ(ブースター)から延びるケーブルを入力端子に接続し、複数の出力端子に接続したケーブルで、屋内の各部屋にあるアンテナコンセント(端子)にテレビ電波を送る装置です。

この分配器を通した際、アンテナから送られる電波の強度は、分配数に応じて等分に分配されます。つまり分配器を通すと、その先の電波レベルは数分の一になってしまうため、各部屋に届く電波が視聴に十分なレベルとなるよう、ブースターの設置が必要になるのです。

また電波の増幅量が低い屋内用ブースターであれば、ノイズによる悪影響も低くて済むため、同じ点検口の中で、ブースターなどとはやや離れた位置に設置されることもございます。

そして分配器の先、各部屋で、アンテナコンセントからテレビなどの機器にケーブルを接続する際には、一本のケーブルで送られてきた地デジとBS/CSの電波を二本の配線に分離させ、それぞれのチューナーに接続する「分波器」が設置されます。

また室内用ブースター、ラインブースターは、各室内のアンテナコンセントから、テレビなどの機器に接続されるケーブルの途中に設置されることもございます。これは分配器を通して、アンテナから離れて配線が長くなる部屋では電波が減衰することがある他、現在では室内でテレビやブルーレイ/HDDレコーダーなど、複数の機器にアンテナケーブルを接続することもあるため、各部屋に応じた細かい電波の増幅が必要になるケースもあるためです。

アンテナの配線に関係する各種機器について、詳しくはこちらのコラムもご参照ください。

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【ブースターの性能の目安】

ブースターは、設置位置や対応する電波の他にも、その性能によってさまざまな種類がございます。

ブースターが必要な状況に関しても、電波が弱すぎてテレビ放送がまったく受信できない状況から、やや電波状態が悪くわずかな画像の乱れを防ぐまで、さまざまな用途がございます。そのため現場の条件に合わせた性能を持つブースターを選択する必要がございます。

ブースターの主な性能には、以下のものがございます。

 

・ゲイン(利得)。

この「ゲイン(利得)」とは、アンテナが受信したテレビ電波をどれだけ増幅できるかを数値化したものです。単位は電波の強度を表す「㏈(デシベル)」になります。例えばアンテナが40㏈の電波を受信できる状況で、ゲインが「30㏈」のブースターを使うと、ブースターから住宅全体に送られる電波レベルの総量は70㏈になります。

周辺の電波状態が悪く、アンテナで受信できる電波の㏈が低い場合は、この「ゲイン(利得)」が大きい機種を選ぶといいでしょう。

 

・ゲイン(利得)調整機能。

ブースターの中には、前述したゲイン(電波の増幅量)を調整できる機能を持つものもございます。

テレビなどの機器に届く電波のレベルが低いだけでなく、高すぎる場合もテレビ画面に乱れなどが生じるため、ご自宅ごとに必要なレベルまで電波の増幅量を調整する必要があるためです。この機能は「ゲインコントロール」と呼ばれ、機器によってスイッチで段階的に切り替える、ダイヤルで微調整するなどして調整できます。

調整できる範囲は機器によって異なりますが、おおむね0㏈から20㏈程度まで調整可能です。つまりゲインが「30㏈」のブースターであれば、実際に増幅できる㏈量は10㏈から30㏈まで調整できることになります。

ゲインコントロールは、ブースターのトラブルである「異常発振」を防ぐためにも大切な機能です。この異常発振とは、ゲインが大きい場合や、ブースターの接続や設置の不良により、ブースターによって増幅された電波が、ブースターに入り込んで増幅を繰り返し、広範囲に妨害電波が発信されてしまう「電波のハウリング」ともいえる現象です。この異常発信が起こると、近隣一帯でテレビだけでなく携帯電話やスマートフォン、無線LANなどの通信障害まで発生してまいります。

他にもゲインの調整や異常発信を防ぐ機能として「入力ATT(アッテネーター)」機能をもつブースターも存在します。これはテレビ電波が強すぎて受信に問題が出る場合に、適度なレベルまで電波を弱めるアッテネーターと同じ意味で、アンテナからブースターに入力される電波レベルを下げることができる機能です。

 

・定格出力。

定格出力とはブースターの最大出力レベル(出力できる映像信号の最大レベル)を表す数値です。この数値は、アンテナが受信する電波の㏈数とゲインの㏈数を足した数値と比較して考えます。

例えばアンテナが受信した40㏈のテレビ電波を、ゲインが30㏈のブースターに接続すると、ブースターの出力は70㏈になります。

この場合、ブースターの定格出力が70㏈以上であれば、特に問題は生じません。しかし定格出力が60㏈など、定格出力の数値より出力される電波の㏈が大きい場合は、電波のノイズが大きくなり、映像が乱れてしまうケースもございます。

またブースターの定格出力が大きいと、住宅内に設置するテレビの台数を増やしてもそのままで対応できるなど、使用できる機器に余裕ができますので、できるだけ大きいものを選ぶほうがいいでしょう。

前述したゲインコントロールでブースターの出力レベルを調整する場合は、この定格出力レベルを超えないレベルで調整します。また屋外用ブースターの先にラインブースターを設置するなど、ひとつの配線に複数のブースターを設置する場合は、電波のひずみも増幅され、信号の品質が下がってしまうことがございます。

そのため複数のブースターを設置する際には、個々のブースターの出力を、定格出力の数値よりやや下げて運用する必要がございます。

 

・雑音指数(NF)

前述のように、ブースターは電波レベルを向上させる半面、電波に混ざるノイズも増幅してしまいます。

このノイズの影響を抑えるために重要なのが雑音指数(NF)です。NFとは「ノイズフィギュア」の意味です。この数値が「1」に近いほど、アンテナが受信した電波の質を落とさずに増幅できることになります。おおむねの目安としては、地デジ用ブースターなら「3dB」以下。BS/CS用ブースターなら「6dB」以下を目安に選ぶといいでしょう。

なおこの指標は、元よりアンテナより送られてきた電波に含まれるノイズを低減するものではなく、できるだけ元の品質のまま電波を増幅することを示す数値である点には注意が必要です。

 

・インピーダンス(VSWR)

インピーダンスとは「Voltage Standing Wave Ratio(電圧定在波比)」のことで、ある回路内を流れる電圧と電流の比を示します。

この数値に関しては、専門的で複雑な話になるため説明を略しますが、この数値が1に近いほど、効率よく信号を伝送できると理解しておいてください。

 

【ブースター機器でおすすめのメーカー】

ブースターに限らず、各種アンテナ本体やアンテナ機器のメーカーの中で、総合的におすすめできるのは、日本国内のアンテナ製品のシェアではトップ3を占め、日本3大アンテナメーカーと呼ばれるテレビアンテナメーカー「マスプロ電工」「DXアンテナ」「日本アンテナ」の3社の製品になります。

中でも日本アンテナは、アンテナ本体のシェアは国内では第3位ながら、アンテナ本体の他にもブースターなど周辺機器の生産にも力を入れており、日本国内における電波法の基準よりも厳しい基準で製品開発を行っているため、品質重視でアンテナ周辺機器を選ぶならおすすめできるメーカーです。

 

もちろん業界第1位であるマスプロ電工、および第2位のDXアンテナ製のブースターも品質は非常に高く、また家電量販店、ホームセンターやインターネットショップなどでも入手しやすいというメリットもございます。

基本的に、この3大メーカーによるブースターを選べば、品質的には十分に信頼できるといえます。

 

【ブースターの設置方法】

ここでは、屋内用またはラインブースター、屋外用、それぞれのブースターの設置方法をご説明します。

 

・屋内用ブースター、ラインブースターの設置方法。

コラム前編で申し上げた通り、屋内用ブースターやラインブースターの設置は、一般の方にも比較的、簡単な作業となります。

ここではテレビのある室内に、屋内用ブースターを設置する場合についてご説明いたします。

 

(1)テレビとブースター本体を接続する。

テレビの背面、アンテナ入力端子に接続されているアンテナケーブルの反対側の端子を、ブースター側の「出力端子」に接続してください。

 

(2)ブースターと壁面のアンテナコンセントを接続する。

もう一本、別売りのアンテナケーブルをブースターの「入力端子」に接続します。そして反対側の端子は、室内のアンテナコンセントへ接続してください。

 

(3)レコーダーとブースターを接続する。(注・レコーダー対応タイプのみ)

室内にテレビの他、ブルーレイ/HDDレコーダーなどがある場合は、レコーダーもアンテナコンセントに接続する必要がございます。まず別のアンテナケーブルを、ブースター側の「出力2」など、別の出力端子に接続します。そして反対側の端子は、レコーダーの入力端子に接続してください。

 

(4)ブースターをコンセントに接続する。

ブースターに付属しているACアダプタや電源供給用のUSBケーブルを使って、コンセントと接続し、電源を供給してください。

これで屋内用ブースターの接続は完了です。

 

・屋外用ブースターの設置方法。

ここでは念のため、八木式アンテナに設置する場合を例に、屋外用ブースターの設置方法をご説明いたします。ただ屋外用ブースターの設置は、アンテナが屋根の上などに設置されている場合は、非常な危険をともなう作業となります。

ベランダなど比較的、安全な場所にアンテナが設置されている場合も、屋外用ブースターは高性能で機能が多い分、調整も複雑となります。基本的に屋外用ブースターの設置は、専門のアンテナ工事業者に依頼してください。

 

(1)アンテナの支柱(マスト)にブースターの増幅部を取り付ける。

八木式アンテナの場合、高い位置で受信感度を確保するため、多くの場合は屋根の上に立てた支柱(マスト)の高い位置に、魚の骨型のアンテナが設置されています。

コラム前編で申しあげた通り、屋外用ブースターは本体である増幅部と電源部が別になっております。その増幅部をマストの下部、アンテナ本体より1メートル以上、離れた位置に設置してください。アンテナから離す必要があるのは、ノイズの発生などのトラブルを避けるためです。同じ理由により分配器など、ノイズの原因となる他の機器からも離れた位置に設置してください。

 

(2)ブースターの電源部を取り付ける。

ブースターの電源部は、人の手が触れる、移動を繰り返すなどで接触不良が起こる可能性がございます。そのためテレビの裏側や屋根裏の空間など、できるだけ人の手に触れない場所への設置をおすすめいたします。

 

(3)ブースターに接続する同軸ケーブルに、防水キャップやプラグを設置する。

アンテナ側と屋内側の同軸ケーブルでブースターへと接続する部分に、F型接栓などのプラグがついていない場合は、これを設置します。また屋外用ブースターは、接続部も風雨などの影響を受けます。特に接続部に水などが侵入するとブースターの故障やトラブルの原因にもなります。防水キャップなどもしっかりと設置してください。

 

(4)ブースターと同軸ケーブルを接続する。

アンテナの下に接したブースターの増幅部でも、下部にある入力端子と出力端子のそれぞれに同軸ケーブルを接続してください。

入力端子はアンテナ本体からのケーブルに接続します。増幅部の出力端子に接続したケーブルは、屋内にある電源部へと接続します。そして電源部から伸びるケーブルは、アンテナコンセントへと接続してください。

 

(5)ブースターのゲイン(利得)を調整する。

ブースター増幅部でカバーの下にある、ゲイン調整用のスイッチやダイヤルを調整して、電波の増幅量を加減します。

同時に屋内で他の方がテレビ映りを確認して、適切なレベルを判断してください。この作業により、テレビ放送の各チャンネルが問題なく映るレベルに調整できれば、屋外用ブースターの設置作業は完了となります。

 

(屋外用ブースターの調整機能)

他にも屋外用ブースターには、電波のレベルを細かく調節する機能として、以下のようなものがあります。

しかしこれらを利用して適切な受信レベルに調整するには、専門知識や専用の機器を用いて、現場の詳細な電波状態や周波数帯ごとの受信レベルなどを確認し、緻密な分析が必要となります。

これも屋外用ブースターの設置および調整は、専門のアンテナ工事業者に任せた方がいい理由のひとつです。

 

・チルト(TILT)

これはテレビ電波でも各チャンネルのレベル差をなくし、どのチャンネルも均等なレベルにする機能です。

アンテナが受信したテレビ電波は、周波数帯が高いほど、同軸ケーブルを通じてテレビまで送信する際の減衰量(伝送損失)が大きくなります。そのためチャンネルごとの周波数帯によって、信号レベルの差が生じます。

このレベル差がないほうが受信状態も良好になるため、起点となる周波数より低い周波数帯の信号レベルを減衰させ、チャンネル全体の信号レベルを均一にする機能です。

 

・イコライザー(Equalizer)

イコライザーとは「均一化(Equalize)するもの」という意味をもち、音響機器などでも周波数を調整する機器の名称として使われています。またデンゼル・ワシントンさん主演で、元アメリカ海兵隊員の特殊工作員が、そのスキルを活かして世の悪を葬り去るという映画「イコライザー」も、同じ意味になります。

ブースターにおけるイコライザーとは、チルトと同じくチャンネルごとの信号レベル差が大きい場合に使うものです。チルトとは逆に減衰した周波数帯を補うことで、やはりチャンネル全体の信号レベル差をなくし、均一化する機能です。

 

・アッテネーター(利得調整)

これは前述した「入力ATT(アッテネーター)」機能と同じもので、アンテナから送られる電波レベルが強すぎる場合に、適度に電波(信号全体)を弱めることで、ブースターの入力レベルの規定値や定格出力を超えないよう調節する機能です。

 

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【アンテナ設置工費におけるブースターの費用】

当あさひアンテナはじめ、一般的なアンテナ工事の専門業者では、地デジ、BS/CSなど各アンテナの設置工事を「標準設置工事費用」でご提供しております。この費用は、地デジやBS/CSのアンテナ機種によっても異なってまいりますが、主にアンテナ本体が付属し、15,000円から30,000円程度になります。

 

ただ、この工事はどの業者も基本的に、住宅に各種アンテナを設置して、一か所のアンテナ端子に接続するだけ。それ以外の機器は使用しない工事になります。そのため屋内では一か所のテレビで視聴できるのみになる他、電波状態が悪いエリアでは、そのままでは安定したテレビ電波の受信は難しくなります。

そのため安定したテレビ電波の受信や、複数台のテレビで視聴するためには、別途にブースター、分配器などの設置が必要となり、それぞれの機器の本体価格込み工事費用が追加されます。

 

アンテナ工事業者におけるブースターの本体を含む設置工事費用は、ブースターがUHF(地デジ)用か、BS/CS対応、4K8K対応などによって異なってまいりますが、基本的に屋外用ブースターが用いられ、おおよそ15,000円から40,000円程度の価格になります。

また前述のように、現在の一般的な住宅では新規アンテナ工事の際、屋外用ブースターの設置が、ほぼ必須となります。

 

基本的に、一般住宅に新しくアンテナを設置する場合は、地デジ、BS/CSなどの各アンテナの標準設置費用と、アンテナに適合するブースター、および分配器の本体および設置費用。その他、必要に応じて混合器、分波器の設置費用や古いアンテナの撤去、処分費用など、アンテナ設置に必要となる費用の総額となります。

価格体系や各工事の費用などは、業者によって差異はございますが、おおむねどの業者も基本的な工事や価格の構成はほぼ同じ形になります。その点はどうかご承知おきください。

当あさひアンテナにおける高性能アンテナ本体込みアンテナ設置工事やブースターの設置費用などについては、こちらをご参照ください。

 

【まとめ】

前編、後編を合わせて、ブースターの概要はおわかりいただけたでしょうか?

現在では新しくアンテナを設置する際には、同時に屋外用ブースターを設置することが基本となります。

またご自宅でテレビ画像の乱れなどが生じている場合には、屋内用ブースターやラインブースターの設置によって、ご自身での対策も可能となります。ただこの場合には、地デジやBS/CS、4K8Kなど、受信している電波に適応したブースターの機種を選ぶ必要がございます。

 

特に新しくアンテナを設置する際のブースター設置については、将来的なテレビ機器、またBS/CS4K8Kアンテナの導入なども視野に入れ、適合する性能を持つ機種の選択が必要となります。またブースターも設置から年月を経ると、ブースターそのものの劣化によるトラブルにより、テレビのご視聴に問題が起こる可能性も生じてまいります。

 

ご自宅で電波状態の悪さによると思われるテレビ画像の乱れが起こる。4K8Kテレビの導入にあたってブースターも交換したい。またブースターの劣化が原因と思われるテレビ画面のトラブルなど、ブースター設置や交換に関するご質問、お問い合わせなどは、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)か、またはメールフォームLINEまで、どうぞお気軽にご相談ください。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。