UHF平面アンテナ26素子相当は本当に必要?DXアンテナ・マスプロ電工・サン電子など高品質モデルの選び方をプロが徹底解説
新築住宅を建てられた際や、リフォーム、また古くなったアンテナの交換時などに、
「住宅の外観を損ねたくないし、長持ちするアンテナがいいから、新しいアンテナは薄型でスタイリッシュな平面アンテナ、デザインアンテナにしたい」
そのようなご希望をお持ちの方が、最近では非常に多くなっています。
しかし、いざ実際に製品を調べ始めると、平面アンテナには「20素子相当」や「26素子相当」という専門用語のつくモデルが数多く登場して、一体どちらを選べば良いかお悩みになるのではないでしょうか。例えば
「26素子相当の方が高性能らしいけど、自宅にはオーバースペックで無駄な出費になるかも?」
「20素子相当よりやや高いけど、価格差に見合うだけの価値があるのか、具体的な違いが知りたい」
「しかしアンテナの機種選びで失敗して、テレビがちゃんと映らないなんて事態は絶対に避けたい」
この記事では、そんなあなたの疑問やご不安を解消します。
具体的には、アンテナ工事のプロの視点から、26素子相当のデザインアンテナ、平面アンテナの概要や性能、その必要性、また20素子相当モデルや他の地デジ用UHFアンテナ機種との違いを、専門用語を極力使わずにわかりやすく解説します。
本記事は、デザインアンテナ(平面アンテナ)の設置に定評があるアンテナ工事専門業者「あさひアンテナ」の担当者に取材を行い、そのお話の内容を、専門のライターが一般向けに簡明な形でまとめて書き起こしたものです。
同社では、平面デザインアンテナをはじめとする各種テレビアンテナ工事を、国産一流メーカー製のテレビアンテナ本体や、基本設置用の金具、同軸ケーブルをセットにした、低価格の基本設置工事費用でご提供しています。
特に平面アンテナの取付では、事前の緻密な電波調査をもとに、確実な受信が可能となるポイントを的確に割り出し、現場の電波状況によっては26素子相当モデルで対応するなど、最適な工事により、アンテナの見栄えや耐久性、そして受信性能も最大になる工事を実施しています。
このような豊富な現場経験に基づく、平面アンテナ20素子相当と26素子相当の違いを、本記事では関連の情報も含めて詳しく解説していきます。
この記事を最後までお読みいただけば、皆様のご家庭の環境に最適な平面アンテナ、UHFアンテナはどれなのか、確信を持って選べるようになります。
ご購入や取付け後に後悔することなく、見栄えのいいアンテナで、安定した快適なテレビライフを送るための第一歩を、この記事から始めてください。
そもそも平面アンテナの「26素子」って何?基礎知識をわかりやすく解説
地デジ放送用の平面アンテナなどUHFアンテナ製品を比較する前に、まずは判断の基準となる基本的な知識を身につけましょう。
地デジアンテナの解説に頻出する「素子」や「素子相当」といった言葉の意味がわかれば、ご要望に適したアンテナ選びがぐっと楽になります。
ここでは、一般の方でも直感的に理解できるよう、わかりやすく解説します。
アンテナの心臓部!「素子(エレメント)」とは受信感度のこと
「素子(そし)」もしくは「エレメント」とは、テレビアンテナにおいて、テレビの電波をキャッチするための部品のことです。
魚の骨のような形をした八木式アンテナ(八木アンテナ)では、中心の支柱に並ぶ短い横棒の部分が素子にあたります。
この素子の数が多いほど、より多くの電波をキャッチすることができるのです。
八木式アンテナのように、素子を使って電波を集めるアンテナのことを「素子アンテナ」と呼びます。
つまり、「素子数(数値)が多い = 受信性能が高い」と覚えておけば間違いありません。
たくさんの手で電波をかき集めるようなイメージを持つと、わかりやすいでしょう。
そのため、電波が弱い地域では、より素子数の多いアンテナが必要になります。
現在の地デジ放送用のUHF八木式アンテナの素子数には、主に8素子、14素子、20素子があり、日本国内でももっとも幅広い受信エリアに対応できるモデルになります。
また八木式アンテナと同じ構造で、素子がある部分の上下左右に素子を並べた高性能素子を多数使う高性能アンテナ(パラスタックアンテナ)と呼ばれるモデルでは、実質的に数十から百数十素子にあたる受信性能を持ち、地デジ電波レベルが微弱なエリアでも安定した受信を実現できます。
ちなみに八木式アンテナの正面側(受信方向)は、魚の頭のような形とは反対側の先端になります。
そして実際の素子数は、先端部から素子が並ぶ横棒で、電波をキャッチして送っていく「導波器」の部分の素子の数。そしてその奥にある、数本の素子と給電部が一体化して電波をケーブルに送る部分の「放射器」、魚の頭のような部分で、放射器が逃した電波を放射器の方向に反射すると同時に、外部からの余計なノイズもはじき返す「反射器」をそれぞれ1素子と数えた合計になります。
そのため八木式アンテナにある実際の短い横棒(素子)の数を数えると、表記される素子数よりも数が多くなるため注意が必要です。
なぜ「相当」と付くの?UHF平面アンテナ26素子相当の本当の意味
平面アンテナ(デザインアンテナ)の製品仕様を見ると、受信性能を示す部分に「26素子」ではなく「26素子相当」と書かれています。
これは、平面アンテナが八木式アンテナとはまったく異なる構造を持っているためです。
平面アンテナは箱型のケースの中にアンテナ部品が収められており、外から素子の数を数えることができません。
そこで、受信性能の基準として「八木式アンテナの〇〇素子モデルと同じくらいの受信性能があります」という意味で「相当」という言葉が使われています。ポール状の形状で、やはり外部から素子が見えないユニコーンアンテナの場合も、受信性能を同じ目安で表記しています。
つまり、「26素子相当の平面アンテナ」とは、「26素子の八木式アンテナとほぼ同等の受信感度を持つ平面アンテナ」ということになります。
この表記のおかげで、一般の方にとっても、形状の違うUHFアンテナ同士の性能を比較しやすくなっているのです。
デザインアンテナの歴史と仕組み:なぜスタイリッシュになったのか
かつてのアナログ放送の時代、地上波放送用のテレビアンテナといえば、屋根の上に立つ魚の骨のような八木式アンテナが主流でした。
しかし2000年代のはじめ、地上波放送がアナログ放送から地上デジタル放送へ移行するに伴い、使われるテレビ電波がVHF(超短波)からUHF(極超短波)になり、その波長もVHFの数メートルから、UHFでは数十センチとと短くなりました。
これにより地デジ用テレビアンテナ(UHFアンテナ)の小型化が可能となり、住宅の外観を損なわないデザイン性の高いアンテナが登場することになります。
その代表格が、壁面に設置できる箱型の平面アンテナ(デザインアンテナ)です。
ケース内部には、電波の波長の長さに応じたサイズの金属板を用意し、その中央に切り込み(スロット)を入れることで、金属板が受け止めた電波がスロットに集中する「スロットアンテナ」という構造が採用されています。これにより見栄えや軽量さだけでなく、耐候性や鳥がとまりにくいといったメリットも生まれました。
日本で最初に地デジ用の平面アンテナを設計、開発、販売したのは、日本三大アンテナメーカーの一社で、トップシェアを誇る「マスプロ電工」です。同社が2009年(平成21年)に平面アンテナを「デザインアンテナ」の名称で販売したことから、平面アンテナは「デザインアンテナ」の通称でも広く知られています。
他にもメーカーによって、同様のアンテナが壁面アンテナ、薄型アンテナ、ボックスアンテナ、フラットアンテナなどの名称で販売されています。
発売当初は、従来の八木式アンテナに比べて、やや受信性能が低いという弱点もあった平面アンテナですが、後に改良され、現在では主なモデルが20素子相当、26素子相当と、他の屋外用UHFアンテナと比べても遜色のない受信性能を備えています。
26素子相当モデルは、この平面アンテナの中でも特に受信性能を高めたタイプとして、より広いエリアで使えるように開発された製品です。
なおスロットアンテナの大きさは主に受信する電波の波長と、キャッチできる電波の強さに応じて変わります。アナログ放送時代のVHFに合わせたスロットアンテナは、一般住宅では実用に適さない大きさになるため、商品化されなかったのです。
したがって平面アンテナは、一般的に20素子相当モデルよりも26素子相当モデルの方が、受信性能を高めるために、内部の金属板に応じてややサイズが大きくなってます。
【注意】デザインアンテナは受信性能が低いのか?:実態を徹底解説!
一般に、デザインアンテナは八木式アンテナに比べると受信性能で劣るという評判があります。ここではその評判が事実かどうかを、「あさひアンテナ」担当者による実際の施工経験に基づいて、確かな情報を解説してゆきます。
まず平面アンテナは、例えば同じ20素子(相当)モデルでも、八木式アンテナに比べて電波をキャッチする性能がやや弱いアンテナという点は確かです。
これは、主に本体の指向性(正面側の受信範囲の幅)によるものです。
詳しくは次のセクションで解説しますが、八木式アンテナは素子アンテナである構造や形状から正面で受信性能を発揮する範囲が狭くなり、その分だけ、範囲内の受信感度が高くなります。
そして正面側を電波塔へと正確に向けることで、余計なノイズをカットして地デジ電波を受信しやすくなり、結果として同じ素子数(相当)でも受信感度が高くなるのです。
一方、平面アンテナは、この受信範囲がやや広い分、八木式アンテナに比べると範囲内の受信感度が若干ながら低くなります。
同じ素子数(相当)といっても、実際には受信性能にはある程度の幅があり、八木式アンテナは素子数内で高く安定しやすいのに対し、平面アンテナはやや低めになる傾向があります。この受信レベルの差は、後述する「動作利得」の数値に現れます。
そして平面アンテナ、八木式アンテナの受信性能を決定づけるもっとも大きな要因が、その設置位置です。
主に屋根の上のマストに設置される八木式アンテナは、周辺の障害物に影響されにくく、アンテナ正面を電波塔の向きへ正確に合わせることができるため、受信感度が安定しやすくなります。
対して主に壁面など低い位置に設置される平面アンテナは、周辺の建物など障害物の影響を受けやすくなり、実際に設置場所まで届く電波がやや弱まるケースもあるため、結果として受信感度が低くなりやすい傾向が出るのです。
特に電波塔から近く、電波環境はよいエリアであっても、アンテナを設置する現場から、電波塔の方向に高層マンションがある、またすぐ目の前に隣家があるといった環境では、壁面にほとんど電波が届かなくなり、素子数相当に関係なく、平面アンテナが設置できないというケースもあるため、注意が必要となります。
登場初期に比べると、本体の受信性能は向上している平面アンテナですが、現在でも上記のような弱点があることは事実です。
ただこれらに関しては、アンテナ工事業者に設置を依頼する際、あらかじめ緻密な電波調査を行ってもらい、平面アンテナでも安定した受信が可能になるポイントを特定し、現場に適した素子数相当モデルを選ぶことで、ほとんどの場合は解決できます。
もし現場の周辺環境から、どうしても平面アンテナが設置できないケースでも、「あさひアンテナ」をはじめ優れたアンテナ工事業者であれば、お客様のご要望にもっとも近い別のアンテナ機種など、適切な代案を提示してくれるのでご安心ください。
26素子相当 vs 20素子相当 平面アンテナの性能を徹底比較!どっちを選ぶべき?
ここからは、新築のテレビアンテナ工事などで多くの方がお悩みになる、平面アンテナの「20素子相当と26素子相当の違い」について具体的に見ていきましょう。
電波の受信性能を示す数値が、実際の地デジテレビ視聴にどのように影響するのかを理解することが重要です。
このセクションをお読みいただければ、お客様にとってどちらが最適な選択となるのか、はっきりと見えてきます。
【性能比較表】利得・指向性・価格の違いが一目瞭然
まずは国産大手メーカー製アンテナのスペック表をもとに、20素子相当と26素子相当の平面アンテナの主な性能面の違いを、以下の表にまとめました。
それぞれの項目が何を意味するのかは、表の後で詳しく解説していきます。
※上記は大手メーカ性の製品をもとにした各素子数相当モデルの主な性能の目安です。
違い① 動作利得(dB):受信の安定性を左右する最も重要な指標
動作利得(利得、ゲイン)とは、アンテナがキャッチた電波を、効率よく送り出せるかを示す数値です。地デジ用のUHFアンテナでは、アンテナ正面側の受信性能を示す数値にもなります。
同じ素子数(相当)モデルでの受信性能を判断する目安になり、この数値が高いほど、弱い電波でもしっかりと受信できる高性能なアンテナと言えます。
表の通り、26素子相当モデルは20素子相当モデルよりも利得が高くなります。これは素子数(相当)が大きく、後述する指向性が鋭いアンテナほど、動作利得が高くなる傾向があるためです。
数値上では、わずか「1~2 dB」の差ですが、特に電波の弱い地域(弱電界地域)では大きな違いを生みます。
動作利得の数値は、基準となるもっとも指向性の低いアンテナに比べて、その受信性能を常用対数で表したものです。
したがって、受信性能は動作利得に数値が増えるにつれて指数関数的に高まり、1、2㏈の違いが数倍の受信性能の差になるのです。
特に電波レベルが低いエリアでは、天候が悪い日に映像が乱れたり、特定のチャンネルだけ映りが悪くなったりする状況において、この動作利得が示す性能差が受信の安定性を分けることがあるのです。
安定した受信で常にクリアな映像を楽しみたい方にとって、この利得の高さは重要な選択基準となります。
違い② 指向性(半値幅):設置のしやすさと弱点
半値幅とは、前述した地デジUHFアンテナごとの指向性の幅、つまりそのアンテナ機種がもっとも効率よく電波を受信できる正面側の範囲を角度で示したものです。
具体的には、アンテナの受信感度がもっとも高くなる真正面を基準に、アンテナの角度を左右にずらして、受信感度が真正面の約半分になる角度を示しています。
八木式アンテナなど、指向性が鋭い(半値幅が狭い)アンテナは、同じ素子数(相当)でも半値幅内の受信感度が向上します。また正面を電波塔の方向に合わせることで、別方向からのノイズを受信しにくくなるため、より受信感度が鋭くなります。
一方で半値幅の狭いアンテナは、わずかな角度のズレで受信感度が低下しやすくなるという弱点も生じます。
逆に平面アンテナは、アンテナの構造や受信面の広さから、八木式アンテナに比べて半値幅が広いという特徴があります。そのぶん同じ素子数モデルの八木式アンテナと比べても半値幅内の受信感度がやや弱まります。
この半値幅の違いが動作利得の差となって現れます。一方で電波塔の方向に対してシビアな角度調整が不要になり、設置が比較的、容易になるメリットもあります。
基本的に、UHFアンテナは素子数・素子数相当で表される数値(受信性能)が高いほど、指向性が鋭くなる(半値幅が狭くなる)傾向があります。平面アンテナの場合、20素子相当と26素子相当では若干、半値幅に差は出るものの、極端な差はありません。
しかし、この特性はメリットであると同時にデメリットにもなり得ます。
上記の通り、半値幅、つまり電波を拾う範囲が広いということは、目的の電波だけでなく、建物などに反射した不要な電波(ノイズ)も拾いやすいということです。
都市部などでは、この特性が逆に受信を不安定にさせる可能性も考慮してアンテナの機種、また平面アンテナの素子数相当モデルを必要があります。
違い③ 価格とサイズ:性能差はコストに見合うか?
一般的に同メーカーの平面アンテナでも、26素子相当モデルは20素子相当モデルに比べて数千円から1万円程度、価格が高く設定されています。
また、高性能な分、本体サイズ(質量)が少し大きくなる傾向もあります。
具体的なサイズは各メーカーのモデルによっても異なりますが、基本的な大きさは内部スロットアンテナのサイズによって決まります。
そのため、各メーカーの平面アンテナの寸法は一般的に、
- 20素子相当:高さ60センチ弱、横幅20センチ強、厚さ十数センチ(設置具込み)
- 26素子相当:高さ60センチ強、横幅25センチ強、厚さ十数センチ(設置具込み)
程度になります。
一例として、ある大手メーカーの平面アンテナモデルを挙げると、同機種でも20素子相当モデルは高さ590ミリ、横幅220ミリに対し、26素子相当モデルは高さ626ミリ、横幅252ミリになっています。
若干の差ではありますが、この差が設置した際、住宅の見た目に影響する可能性も皆無ではありません。
また、本体の価格差を踏まえても26素子相当モデルを選ぶべきかどうかは、お住まいの電波環境によって決まります。
もし電波が十分に強い地域にお住まいなら、20素子相当モデルでもまったく問題なく、26素子はオーバースペックになる可能性があります。
逆に電波が弱い地域であれば、この価格差は安定したテレビ視聴環境を手に入れるための「安心料」と考えることができるでしょう。
次の章で、あなたの家にどちらが必要なのかを具体的に見分ける方法を解説します。
【結論】26素子平面アンテナが必要な家・不要な家の見分け方
この項目では「結局、うちには20素子相当と26素子相当、どっちの平面アンテナがいいの?」というシンプルかつ最大の疑問点にお答えします。
地デジUHFアンテナ選びでもっとも重要なポイントは、26素子相当モデルの特長と、お住まいの地デジ電波環境を正しく知ることです。
ここでは、誰でも簡単にできる受信環境セルフチェックの方法と、状況別の最適なアンテナ選びの基準を解説します。
オーバースペックによる無駄な出費や受信状態の悪化を避けて、最適なアンテナモデルを見つけてください。
STEP1:お住まいの「電界地域」をセルフチェック
電界地域とは、ある電波塔から周辺のエリアに届く電波の強さの目安に応じて分けられたエリアのことで、UHFアンテナ選びのもっとも基本的な指標です。
基本的には、一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)のウェブサイトで、お住まいの地域に地デジ電波を送る電波塔からの距離や電波の方向、一定の電波強度を調べることができます。詳しい手順は以下の通りです。
- A-PABの「放送エリアのめやす」にアクセスします。
- ご自身の住所や郵便番号などを入力し、地図を表示させます。
- 地図上に表示されるご自宅と、最寄りの電波塔の位置関係を確認します。
また電波塔に合わせてクリックすることで、その電波塔からの電波が一定レベルで届く範囲(下記の中電界地域まで)の目安を確認できます。
この情報をもとに、ご自宅がどの電界地域に該当するかを大まかに判断できます。
※上記の電界地域は一般的な目安になります。電界地域には統一された定義がないため、場所によっては種類や電波レベルの目安が異なる場合もあるためご注意ください。
この電界地域は地デジアンテナを選ぶ上での重要な指針ですが、あくまでおおよその目安でしかありません。地デジ電波レベルは、同じ場所でも気候や天候の影響で変動することもあり、特に雨や雪の際には吸収されて電波レベルが大きく低下するため、余裕を持った受信レベルを確保できるアンテナを選ぶことが重要です。
また電界地域を問わず、高層ビルなど電波を遮る障害物の近隣では、特に低い位置に地デジ電波が届きにくくなることもあります。
そのため電波レベルの良い地域にある同じ家で、屋根の上など高さがあり周囲が開けた位置では十分な地デジ受信が可能でも、壁面など低い位置には十分な電波が届かず、平面アンテナを設置できないケースもあります。
それらの点を踏まえた上で、以下では各電界地域と、適した地デジアンテナモデルについて解説していきます。
強電界地域:20素子で十分な場合が多い
地デジの電波塔から近く、山など地形の影響もないため、非常に地デジ電波レベルが強いエリアです。
この地域では、基本的に20素子相当の平面アンテナでまったく問題なく、安定した受信が期待できます。八木式アンテナでは8素子や14素子でも対応できます。
むしろ26素子のような高性能アンテナを使うと、電波が強すぎてテレビのチューナーが処理しきれず、かえって映りが悪くなる「信号飽和」という現象が起こる可能性もあります。
中電界地域:26素子は安心のための選択肢
日本国内の、多くの住宅地がこのエリアに該当します。
平面アンテナでは20素子相当モデルでも受信できる可能性は十分にありますが、天候によって電波が弱まったり、将来、近所に高い建物が建ったりすることも考えられます。
より受信性能に余裕のある26素子相当モデルを選んでおくことで、こうした環境の変化にも対応しやすく、長期的に安定した視聴を確保できる「安心のための選択肢」と言えるでしょう。
八木式アンテナの場合は、14素子から20素子が推奨されます。
弱電界地域:26素子が本領を発揮するエリア
電波塔から遠い、または山間部などで電波が届きにくいエリアです。
このような環境では、20素子相当モデルでは受信が不安定になったり、まったく映らなかったりするケースが多くなります。
まさに26素子相当モデルの高い受信性能(利得)が本領を発揮するエリアと言えます。
ただし、極端に電波が弱いエリアの場合や、電波塔との間に山などの大きな障害物がある場合は、26素子相当の平面アンテナでも受信できないことがあります。
その場合は、より高所に設置できる20素子以上の八木式アンテナやユニコーンアンテナを検討する必要があります。
STEP2:電界地域だけじゃない!26素子を検討すべき5つのケース
電界地域はあくまで目安のひとつです。
以下のようなケースに当てはまる場合は、電波レベルの高い地域にお住まいでも26素子相当モデルを検討する必要がでることも考えられます。
- テレビを3台以上設置する予定がある
- 分配器で電波を分けると信号は等分に分けられて弱まるため、元の受信レベルに余裕を持たせることが重要です。
- アンテナからテレビまでの配線が20m以上と長い
- 同軸ケーブルが長いほど電波の損失が大きくなるため、高性能なアンテナで補う必要があります。
- 電波塔の方向に高層ビルや山などの障害物がある
- 障害物によって電波が遮蔽・減衰している可能性があるため、より感度の高いアンテナが有効です。
- アンテナを目立たせたくない(屋根裏設置を検討している)
- 屋根裏設置は壁や屋根材によって電波が弱まるため、高利得な26素子相当モデルが必要になる場合もあります。
- とにかく天候などに左右されない、絶対的な安定性を最優先したい
- 将来的な安心感も含め、受信性能に最大限の余裕を持たせたい場合は26素子相当が最適です。
知っておきたいデメリット|26素子が高性能ゆえの注意点
購入後に後悔しないために、26素子相当モデルのデメリットも理解しておきましょう。
高性能だからこそ生じる注意点が2つあります。
- 信号飽和のリスク
- 前述の通り、強電界地域で使うと受信できる電波レベルが強すぎてしまい、テレビの映像が乱れることがあります。
- マルチパス(反射波)の影響
- 感度が高い分、携帯電話の電波やビルなどに反射した不要な電波も拾いやすくなります。都市部ではこの反射波が原因で、かえって受信が不安定になる可能性もゼロではありません。
- 本体サイズがやや大きくなる
- 上記の通り、26素子相当は20素子相当に比べて若干サイズが大きいため、設置場所や設置の見た目について問題が出る可能性もゼロではありません。
これらのデメリットを避けるためにも、アンテナ設置前には専門業者による、平面アンテナ設置を予定している壁面などでの正確な電波測定が非常に重要になります。
【2024年版】26素子平面アンテナ人気おすすめモデルをメーカー別に徹底比較
ここからは、具体的な製品選びの参考として、国内の主要アンテナメーカーから発売されている人気の26素子相当平面アンテナをご紹介します。
インターネット検索なども参考に、それぞれの製品の特徴を比較し、ご自身のニーズに合ったモデルを見つけてください。
アンテナ選びの3大メーカー!DXアンテナ・マスプロ電工・サン電子の特徴
まずは、国内で平面アンテナの高いシェアを誇る3大メーカーの特徴や企業情報を知っておきましょう。どのメーカーも信頼性が高く、安心して選ぶことができます。
※上記は各メーカーの基本的な特徴です。
ちなみにDXアンテナとマスプロ電工は、日本アンテナも含めて日本三大アンテナメーカーと呼ばれており、サン電子はその三社に匹敵するシェアを誇っています。
日本アンテナはアンテナメーカーの中でも、アンテナ本体よりブースター、分配器、混合器など周辺機器やパーツの製造、通信の分野で評価の高いメーカーです。同社の平面アンテナ(薄型UHFアンテナ)には20素子相当や26素子相当、やや小型で室内の窓際設置も可能な14素子相当のモデルがあり、品質では上記の各社に劣りません。
ただ同社モデルはシェアが低いぶん、カラーバリエーションが少ないほか、購入できる店舗が限られる傾向もあります。
【業界の王道】DXアンテナ おすすめ26素子モデル
国内大手メーカーであるDXアンテナでは、シンプルながら高品質で、性能と価格のバランスに優れた製品が魅力です。他にも防犯カメラなどのセキュリティ機器や、ネットワークカメラなど通信システム機器の開発、販売も行っています。
UHF平面アンテナでは豊富なカラーバリエーションに、ブースター(増幅器)の内蔵・非内蔵モデルが用意されており、環境に合わせて選べます。
UAH261シリーズ(ブースター非内蔵):ブースターを自由に選びたい方向け
ブースターが内蔵されていない標準モデルです。
強電界地域でブースターが不要な場合や、すでにブースターをお持ちの場合、また特定の性能のブースターを別途組み合わせたい場合に最適です。
ホワイト、ブラック、ブラックブラウンの3色展開で、住宅の外壁色に合わせやすいのも嬉しいポイントです。近年ではグレーの新モデルも追加されました。
UH26BA(ブースター内蔵):弱電界地域や配線をシンプルにしたい方向け
アンテナ本体に高性能なブースターが内蔵されたモデルです。
弱電界地域でブースター設置が必須となる場合に、アンテナ周りの配線がシンプルになり、見た目がスッキリと収まります。
アンテナとブースターを別々に購入・設置する手間が省けるため、やや受信レベルに不安がある場合の新規設置におすすめです。
ただ本体色はホワイトとブラックブラウンの2色のみになります。
【デザインと品質】マスプロ電工 おすすめ26素子モデル
前述の通り、平面アンテナを「デザインアンテナ」の名称で最初に販売し、その名称を広めたマスプロ電工の「SKY WALLIE」シリーズです。
業界トップシェアを誇る平面アンテナのパイオニアらしく、洗練されたデザインと、確かな品質で人気を集めています。
U2SWLA26シリーズ:業界トップクラスのコンパクトさと性能
26素子相当の高い受信性能を持ちながら、業界トップクラスのコンパクトさを実現したモデルです。
狭い場所にも設置しやすく、外観を損ねません。
独自の取り付け構造により施工性も高く、プロの業者からも支持されています。
カラーはウォームホワイトとベージュ、ブロンズブラック、ブラックの4色展開です。
【プロ仕様の耐久性】サン電子 おすすめ26素子モデル
耐久性や耐食性に優れた素材を採用する、他社にない独自の工夫を取り入れるなど、プロの現場で培われた技術力が光るサン電子の製品です。
長く安心して使いたい方におすすめです。
WG-26シリーズ:配線を隠せる独自構造と高い耐久性
本体背面に配線やブースターなど周辺機器を隠せる、別売りの「スッキリカバー」と組み合わせることができ、設置後の美観に徹底的にこだわったモデルです。
取り付け金具には、サビに非常に強い「ZAM(高耐食性めっき鋼板)」を採用。
沿岸部など、サビが気になる地域でも長期にわたって安心して使用できます。
本体カラー(スッキリカバー含む)はホワイトとベージュ、グレージュ、ブラウン、ブラックと5色展開で、豊富な色が選べるのも魅力です。
【一覧表】人気3大メーカー26素子平面アンテナスペック徹底比較
これまでご紹介した各社の代表的なモデル(ブースター非内蔵)のスペックを一覧表にまとめました。
製品選びの最終チェックにお役立てください。
※上記は各モデルの主な特徴になります。
アンテナ選びで失敗しないための周辺知識Q&A
平面アンテナ本体の特徴やスペックだけでなく、その周辺機器や専門用語についても知っておくことで、より確実にアンテナ選びの失敗を防ぐことができます。
ここでは、お客様からよくいただく質問にQ&A形式でお答えします。
Q1. ブースターは必要?内蔵型と外付け型のメリット・デメリット
ブースター(増幅器)とは、アンテナが受信した弱い電波を増幅し、テレビに安定した信号を送るための機器です。
弱電界地域や、住宅内にテレビを複数台接続する場合には必須のアイテムとなります。
特に平面アンテナの場合には、ブースターを内蔵するタイプと、別で設置する外付け(非内蔵)タイプがあります。それぞれの主な特徴は以下の通りです。
※上記はそれぞれのモデルの主な特徴になります。
ただ平面アンテナが屋外設置でも15年から20年を超える寿命を誇るのに対し、ブースターは電源を用いる電子機器であるため、10年程度で故障する可能性があります。
上記の通り、ブースター内蔵型でブースターのみの交換は難しいため、長期的なメンテナンス性を考えると、専門業者の多くは「外付け型」を推奨する傾向にあります。
Q2. 「垂直偏波」って何?確認しないとテレビが映らない?
電波塔から送られる地デジの電波には、「水平偏波」と「垂直偏波」という2種類があります。これは電波の波長の揺れ方が地面に対して水平か垂直かの違いで、放送内容などに違いはなく、お住まいの地域を管轄する電波塔によって使い分けられています。
国内のほとんどの地域(90パーセント以上)の電波塔は水平偏波を送っていますが、ごく一部の地域では垂直偏波が採用されています。
これには、近隣に携帯電話の基地局などがあり、他の電波と混ざり合って電波障害の原因になる「混信」が起こりやすい一部地域で、地デジ電波の波長の角度を変えることにより、混信を防ぐという狙いがあります。
そして地デジアンテナの側も、この垂直、水平の偏波に合わせて、設置方法や機種を選ぶ必要があります。
八木式アンテナは設置時に本体の角度を、現場の偏波に応じて90度回転させることで、両方の偏波に対応できます。
平面アンテナも一部の小型モデルでは同様の対処が可能ですが、一般的な20素子相当、26素子相当のモデルでは、同じ対処を行うと、設置の美観や角度調整、水抜き穴など本体の構造から問題が出ることが多くなります。
そのため多くのメーカーでは、平面アンテナの主要モデルは水平偏波対応モデルながら、同様の一部モデルに垂直偏波対応モデルも用意しています。
もしお住まいの地域が垂直偏波エリアなのに水平偏波用の平面アンテナを設置してしまうと、地デジ電波を正しく受信できず、テレビは映りません。
平面アンテナを購入される前には、ご自宅のエリアの偏波方式を確認しておき、対応できるモデルをお選びになることが重要です。
Q3. 家の外観に合わせたい!どんなカラーバリエーションがある?
平面アンテナの大きな魅力のひとつが、豊富なカラーバリエーションです。
従来のアンテナのように悪目立ちすることなく、住宅の外壁に自然に溶け込ませることができます。
- 定番カラー: ホワイト、オフホワイト(ベージュ系)
- 人気カラー: ブラック、ブラックブラウン
- その他: ライトブラウン など
上記の通り、大手メーカーでは同じ平面アンテナ機種に、4色前後のカラーバリエーションを用意しています。
各メーカーが最近の住宅トレンドに合わせたカラーを用意していますので、ご自宅の外壁の色に合わせて選ぶ楽しみもあります。
ただ、平面アンテナのメイン機種である20素子相当に比べると、26素子相当やブースター内蔵型、垂直偏波対応モデルなどは、ニーズがやや少ない分、カラーバリエーションも少ないケースがあります。
Q4. 26素子平面アンテナの価格相場は?どこで買える?
UHF平面アンテナ本体の価格は、その機能やメーカー、販売店によって異なります。
平面アンテナ26素子相当の一般的な実売価格の目安は、以下の通りです。
※上記は一般的な販売店における平均的な実売価格です。
平面アンテナは、主に以下のような場所で購入できます。
- 家電量販店、ホームセンター:アンテナの実物を見て選べますが、在庫の種類は限られます。
- ネット通販(Amazon, 楽天など):商品の種類が豊富で価格も比較しやすいですが、ご自宅に適合するか自己判断が必要です。
- アンテナ工事専門業者:電波調査の上で現場に最適な製品を提案してくれます。高品質アンテナ本体と工事をセットにして、割引価格で提供してくれる業者もあるため、もっとも確実で安心です。
Q5. UHFアンテナで地デジを受信するための基礎知識と注意点は?
平面アンテナによる的確な受信と快適な地デジ視聴のためには、主に以下のような、いくつかの基礎知識と注意点を押さえておくことが大切です。
※上記は地デジ放送や受信のための基本的な知識になります。
特に平面アンテナの設置に当たっては、これらのポイントを総合的に判断して、安定した受信を確保できる工事が必要になるため、やはり専門業者による事前の電波調査が最適なアンテナ選びの鍵となります。
他のアンテナと何が違う?八木式・ユニコーンアンテナとの比較
平面アンテナ以外にも、地デジ用のUHFアンテナにはいくつかの種類と選択肢があります。
ここでは、平面アンテナ以外の代表的モデルな「八木式アンテナ」と「ユニコーンアンテナ」との違いを比較し、26素子平面アンテナがどのような位置づけの製品なのかを客観的に見ていきましょう。
以下、それぞれのモデルの特徴を一覧で比較しました。
※上記は各アンテナモデルの主な特徴です。
【受信性能重視なら】昔ながらの八木式アンテナとの違い
魚の骨のような形をしていて屋根の上のマスト(ポール、支柱)の先に固定される、もっともスタンダードな昔ながらのアンテナです。
最大のメリットは、何といってもその受信性能の高さと価格の安さです。
8素子、14素子、20素子などの素子数モデルが豊富で各電界地域に幅広く対応できます。
特に電波が非常に弱い地域や、山間部などで安定した受信を確保したい場合には、現在でも最も信頼性の高い選択肢となります。
一方で、その昔ながらの独特の形状で、屋根の上に設置されるため「家の外観を損ねる」と感じる方が多いのも事実です。景観にも影響するため、景観地域では条例により設置が制限されることもあります。
また、構造がむき出しになっているため、雨風や雪、海沿いの潮風によるダメージを受けて寿命が短くなりやすい傾向があります。他にも強風でアンテナ角度が変わったり、鳥がとまってフンで汚れ、金属部が腐食したり(鳥害)といったリスクもあります。
近年では屋根の上の太陽光パネルに影を落とすことで、太陽光発電に悪影響を与えるデメリットも指摘されています。
住宅のデザイン性を重視する方や、災害への強さを求める方には、平面アンテナの方が適していると言えるでしょう。
【デザインと性能の両立】最新のユニコーンアンテナとの違い
このモデルは、マスプロ電工製の「U2CN」という機器の商品名になります。ポール型(円筒状)のスタイリッシュなデザインが特徴の、比較的新しいタイプのアンテナです。
マスプロ電工ではこのモデルを、平面アンテナと同じ「デザインアンテナ」のシリーズとして位置づけています。
八木式アンテナと同じくマストの先に固定され、屋根の上や破風板(屋根の側面)に設置することで、周辺の障害物の影響を受けにくい高さと、家の外観を損なわないデザイン性を両立させています。質量も小さいため、太陽光パネルに影を落とす問題もほとんど考えられません。
風雨を受け流す形状で耐風性も高く、鳥もとまりにくいため寿命も長くなり、まさに平面アンテナと八木式アンテナの「いいとこ取り」をしたアンテナと言えます。
マスプロ電工でユニコーンアンテナをデザインアンテナと位置付けているのは、ほぼ同じ利点を持ちながら、従来の平面アンテナでは対応できなかった高層ビルの近隣、住宅密集地などでの現場でも、ユニコーンアンテナであれば高さを確保できるため、ほとんどの場合は問題なく設置できるためです。
つまりユニコーンアンテナは、平面アンテナ(従来のデザインアンテナ)のメリットはそのまま、より幅広い現場に対応できるようになった、デザインアンテナの進化系モデルにあたります。
ただし、ユニコーンアンテナの最大のデメリットは、その価格です。
最新モデルであるためアンテナ本体が高価で、設置工事費を含めると他のアンテナよりも総額費用が割高になる傾向があります。
「家の周りに高い建物があり、壁面設置の平面アンテナでは電波が受信できない。でも八木式アンテナは設置したくない」といった場合に、最適な選択肢となります。
他にも、現状のユニコーンアンテナは水平偏波専用モデルのみで、垂直偏波には対応できないという注意点もあります。
結局どれがいい?【状況別】あなたにおすすめのアンテナ早見表
どの受信性能を持つ平面アンテナがいいか、もしくは他のアンテナ機種にすべきかについては、ご自宅の受信条件や、アンテナ選びで何を重視するかによって、最適な選択は変わってきます。
以下の早見表を参考に、ご自宅にぴったりのUHFアンテナ機種を見つけてください。
※上記は一般的な条件で各モデルをおすすめできるケースです。
26素子平面アンテナの設置工事|DIYは可能?業者依頼のポイント
最適なUHFアンテナの機種、モデルを選んだら、最後のステップは「設置」になります。
テレビアンテナ取り付けについて「自分で取り付けできる?」とお考えになる方もいるかもしれませんが、アンテナ設置は専門的な知識と技術を要する作業です。
ここでは、安全で確実な設置のために知っておくべきポイントを解説します。
設置場所はどこがいい?外壁・ベランダ・屋根裏のメリット・デメリット
平面アンテナは、その形状からお住まいのさまざまな場所に設置できるのが魅力です。
以下の一覧を参考に、それぞれの場所のメリット・デメリットを理解し、最適な設置場所をご検討ください。
※上記は平面アンテナ各設置方法の主な特徴になります。
アンテナ設置のDIYは危険?プロが推奨しない3つの理由
アンテナ工事にかかる費用を抑えるために、DIYでの平面アンテナ取り付けを検討する方もいらっしゃいますが、専門家としては推奨できません。
それには主に以下のような、3つの大きな理由があります。
- 高所作業による転落事故の危険性
- 脚立やハシゴを使った作業は、慣れていないと非常に危険です。毎年、屋根からの転落事故が後を絶ちません。
- 専用測定器がないと最適な方向調整が困難
- テレビのアンテナレベル表示だけを頼りにした調整は不十分です。専用の電波測定器でなければ、すべてのチャンネルでもっとも品質の良い信号を受信できるミリ単位の角度調整はできません。
- 外壁の防水処理の失敗による雨漏りのリスク
- 壁にビス穴を開ける際、コーキング材などによる適切な防水処理を怠ると、そこから雨水が侵入し、建物の構造を傷める原因になります。
一時的な費用の節約が、後々の大きな事故や多額の修理費用につながる可能性もあるのです。
失敗しない!優良なアンテナ工事業者の選び方と費用相場
安心して任せられるアンテナ工事の専門業者を選ぶためには、いくつかの重要なポイントがあります。
また、事前に一般的な費用の相場を知っておくことで、不当に高額な請求をされることを防げます。
以下、それらのポイントについて詳しく解説します。
業者選びの5つのチェックポイント
- 明確な料金体系
- ホームページなどに料金が明記されており、見積もり後に追加料金が発生する場合の条件がはっきりしているか。
- たとえば本記事にご協力いただいた「あさひアンテナ」では、各種テレビアンテナ工事やオプション工事について、国産大手メーカー製の機材や設置具などの必要な部材をセットにした、低価格の基本設置工事と明確な価格体系で提供しています。
- また見積もりの内容も詳細で、お客様のご質問にはわかりやすくご説明しています。さらに原則としてお見積もりの提示後、見積もりにない追加料金は加算しない方針も徹底しているためご安心いただけます。
- 現地調査・見積もりが無料
- 正式な契約の前に、無料で電波調査や見積もりを行ってくれるか。
- 「あさひアンテナ」では、アンテナ工事前の電波調査、お見積もりを、出張料やキャンセル料など付随する料金を含めた完全無料でご案内しています。
- 電波調査もお住まいの各部屋や細かなポイントまで綿密に行い、お住まいの電波状況に応じて、ご要望に沿った最適のアンテナ工事をご提案します。
- また「あさひアンテナ」では平面アンテナの設置についても定評があり、他業者では電波調査の結果、設置できないとされたお住まいでも、細かな電波調査により平面アンテナ設置を実現できた施工例が数多くあります。
- 「あさひアンテナ」では、優秀な自社スタッフによる完全自社施工を徹底しており、平面アンテナの施工時も、壁面設置では極細のビスを使い、壁のビス穴には変性シリコンを注入する丁寧な施工で、お住まいへの加工を最小限に留めます。
- 豊富な施工実績
- ホームページなどで、実際の工事事例が写真付きで多数紹介されているか。
- 「あさひアンテナ」では、年間6,000件以上の施工実績を誇り、実際の施工事例も公式サイト内の写真入りブログで詳しくご紹介しています。
- 長期の工事保証
- 設置後の不具合に対応してくれる保証があるか(8年以上の長期保証が目安)。
- 「あさひアンテナ」では、各種アンテナ工事の完了後に、業界最長クラスである10年の長期保証を用意しているため、末永くご安心いただけます。
- また工事費用のお支払いについても、同社では現金だけでなく、各種クレジットカード、電子マネー等にも対応しています。
- 良い口コミや評判
- 第三者のレビューサイトやGoogleマップなどで、実際に利用した人の評価が高いか。
- 「あさひアンテナ」では、顧客満足度調査にて、5年連続でNo.1を獲得しています。
工事費用(アンテナ本体+工事費)の目安
26素子相当の平面アンテナを新しく設置する場合の、総額費用の目安は以下の通りです。
※上記はあくまで目安です。高所作業費や出張費などが別途かかる場合もありますので、必ず事前に総額の見積もりを取ってください。
「あさひアンテナ」では、前述の通り各種テレビアンテナ工事について、国産大手メーカーの高品質アンテナと基本の設置金具、白黒2色の同軸ケーブルをセットにした「基本設置工事費」でご案内しています。
平面アンテナで一般的な20素子相当モデルの基本設置工事費については、
- DXアンテナ製「UAH201」:22,000円(税込み24,200円)から。
- サン電子製・最新モデル「WG-20」+「背面スッキリカバー」セット:25,000円(税込み27,500円)から。
- マスプロ電工製・強電界地域用コンパクトモデル・スカイウォーリーミニ「U2SWLC3」:25,000円(税込み27,500円)から。
またユニコーンアンテナ「U2CN」の基本設置工事については、現在、業界最安に挑む「キャンペーン価格」で対応しています。もちろん同社では平面アンテナ26素子相当モデルもご用意しており、現場の条件に応じて取り付けに対応できます。
20素子相当平面アンテナを含む、高品質・低価格の各種テレビアンテナ工事をお求めの方は、まずは「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、または公式サイトのメールフォーム、LINEアカウントまでお気軽にご連絡ください。
まとめ:あなたの家に最適なアンテナ選びで、快適なテレビライフを
この記事では、平面アンテナ(デザインアンテナ)でも、特に26素子相当モデルについて、その性能や特徴、20素子相当モデルとの違いや、現場における適切な選び方、設置方法まで詳しく解説してきました。
最後に、お客様がアンテナ機種をお選びになる際に必要なメモとして、この記事の要点をまとめます。
- 26素子相当とは
- 平面アンテナなど外部に素子が見えないタイプの地デジアンテナが「26素子の八木式アンテナと同等の受信性能」をもつという意味。一般的な20素子相当モデルより高性能。
- 26素子が必要なケース
- 中電界~弱電界地域にお住まいの方。
- テレビの台数が多い、配線が長いなど、電波が弱まる要因がある方。
- 屋根裏設置や、絶対的な受信の安定性を求める方。
- アンテナ選びでもっとも重要なこと
- 事前に専門業者による正確な電波調査を行い、ご自宅の環境に最適なアンテナを選ぶこと。
- 特に壁面など低い位置に設置される平面アンテナは、特に電波が弱い地域や周辺に障害物がある現場では、26素子相当でも十分な受信が確保できないケースがあるため注意が必要。
26素子相当の平面アンテナは、優れたデザイン性と高い受信性能を両立した、現代の住宅に非常にマッチする選択肢です。
しかし高性能な分だけ、通常の20素子相当モデルに比べて費用が割高になる面もあります。そしてどんなに高性能なアンテナでも、ご自宅の環境に適合していなければその性能を発揮することはできません。
高性能な平面アンテナによるアンテナ工事をお求めの際には、本記事の情報を参考に、ぜひ「あさひアンテナ」をはじめ、信頼できる専門業者へとご相談ください。
そして平面アンテナはどの受信性能がいいのか、または他のモデルのほうが適しているのかをご検討の上、お住まいに最適なUHFアンテナモデルを見つけてください。
記事でもご紹介した通り「あさひアンテナ」では、フリーダイヤル(9:00-21:00)のほか、24時間受付のメールフォーム、LINEアカウントにて、アンテナ工事に関するお客様のお問い合わせを受け付けております。
同社ではお客様へのご対応について、迅速かつ丁寧さを徹底していますので、どのようなことでも、まずはお気軽にお問い合わせになってください。
正しいアンテナ機種選びにより、お住まいの美観を維持しつつ、安定して快適で美しいテレビ視聴環境を実現してください。




