地デジテレビ平面アンテナ(デザインアンテナ)のデメリットとは?メリットだけ生かす設置工事と機種紹介・業者選びの全知識解説
新築やリフォームを機に、マイホームの外観をスッキリさせたい。
そう考えて、新しい地デジ用UHFアンテナに、デザイン性の高い「平面アンテナ(デザインアンテナ)」をご検討されている方も多いのではないでしょうか。
しかし、平面型のデザインアンテナに関しては、見た目の良さだけで選んでしまい「いざアンテナを設置してテレビを見たら映りが悪い」「決まった季節や雨の日だけ映りが悪くなる」といった問題が出るケースもときに聞かれます。
地デジ用UHFアンテナ選びは、デザイン性と受信性能のバランスが非常に重要となります。
この記事では、アンテナ工事の専門家が、平面アンテナの魅力だけでなく、見落としがちなデメリットとその具体的な対策までを徹底的に解説します。
本記事の執筆に当たっては、精密な電波調査でデザインアンテナ(平面アンテナ)の設置に定評があり、豊富な施工事例を誇るアンテナ工事専門業者「あさひアンテナ」に取材を行っています。
平面アンテナ施工の流れに関して、そのポイントや注意点について現場のプロから伺った正確で詳細な知識を、一般の方にもわかりやすい文章でまとめています。
本記事を最後までお読みいただければ、皆様のお住まいに平面アンテナが本当に合っているのかを正しく判断できて、後悔のないテレビアンテナ選びができるようになります。
新しいUHFアンテナで、長期にわたって快適なテレビライフを実現するため、本記事で確かな知識を手に入れてください。
まずはおさらい!平面アンテナとは?人気の理由と3つのメリット
本題である平面アンテナのデメリットについて解説に入る前に、まずは平面アンテナがなぜこれほど人気なのか、その基本的な特徴とメリットをおさらいしておきましょう。
多くの人が平面アンテナに惹かれる理由を再確認することで、この後のデメリット解説がより深く理解できます。
ご自身の希望とメリットが合致しているか、改めてチェックしてみてください。
そもそも平面アンテナ(デザインアンテナ)とは?
平面アンテナは、その名の通り薄い箱型をした地上デジタル放送(地デジ)のテレビ放送を受信するためのUHFアンテナです。
2000年代のはじめ、地上波テレビ放送がアナログ放送から地デジ放送に転換され、利用される電波が従来より波長の幅が短いUHF(極超短波)になったことで実現した、地デジ用UHFアンテナの第二世代モデルです。
最初にこのモデルを開発したマスプロ電工では、主に「デザインアンテナ」の名称を使っているほか、メーカーによっては「薄型アンテナ」「壁面アンテナ」「フラットアンテナ」などとも呼ばれます。
アナログ放送時代の主なテレビアンテナで、現在でもUHFアンテナとして利用される、従来の魚の骨のような形をした「八木式アンテナ」とは異なり、建物の外壁やベランダに設置しても景観を損なわないのが、平面アンテナの最大の特徴です。
以下、平面アンテナ(デザインアンテナ)の主な特徴を一覧にまとめます。
※上記は平面アンテナの基本的な特徴です。
このスタイリッシュな見た目から、特に新築の戸建てや外観にこだわるご家庭で、平面アンテナは急速に普及しています。
お住まいの見た目からアンテナの存在感をなくし、住まい全体のデザイン性を高めたいというニーズに最適なUHFアンテナと言えるでしょう。
以下、そのメリットについて詳しく解説していきます。
メリット1:家の外観を損なわない優れたデザイン性
平面アンテナを選ぶ最大の理由は、その優れたデザイン性にあります。
家の外観は、住まいの第一印象を決める重要な要素です。
従来の八木式アンテナは、大型でマストの先に立てられることから、屋根の上で大きく目立ってしまうことが悩みでした。
しかし、平面アンテナならその心配はほとんどありません。
薄型でコンパクトな形状に加え、各メーカーのモデル別に、白や黒、ベージュ、ブラウンなど、外壁の色に合わせやすいカラーバリエーションが豊富に揃っています。
壁面に設置すればアンテナが目立たず、家全体がスッキリとした印象になります。
またその形状により、アンテナなど景観に影響する設備の設置に制限がある景観地域でも問題なく設置できる、屋根の上の太陽光パネルにも影響しない、アンテナの一部が隣家の敷地にはみ出す越境問題もまず生じないなどのメリットも得られます。
メリット2:災害に強く鳥害の心配も少ない安全性
デザイン性だけでなく、実用的なメリットも平面アンテナの魅力です。
壁面やベランダに面でしっかりと固定するため、屋根の上にマストで設置する八木式アンテナに比べて風や雨、雪の影響を受けにくく、台風などの強風時でも倒壊のリスクが低いという特徴があります。
また、海沿いの潮風の影響を受けにくく、鳥がとまりにくい構造のため、アンテナ本体やその周辺がフンで汚れる「鳥害」や、潮風でアンテナ金属部の腐食が進む「塩害」の心配もほとんどありません。
そのためアンテナ本体の耐用年数も長く、長期的に見て安心して使い続けられる点も大きなメリットです。
【本題】平面アンテナで後悔?知っておくべき7つのデメリットと対策
このように魅力的なメリットがある一方で、平面アンテナには知っておくべきデメリットも存在します。
ここからは、この記事の核心である、平面アンテナ「7つのデメリット」と、それぞれの「具体的な対策」を詳しく解説していきます。
これら平面アンテナのデメリットを事前にしっかりと理解し、適切な対策を講じることで、平面アンテナの弱点をカバーでき、取り付けた後に「こんなはずじゃなかった」という後悔を未然に防ぐことができます。
デメリット1:受信性能が八木式アンテナより低い
平面アンテナでもっとも注意すべきデメリットは、UHFアンテナとして電波を受信する性能が八木式アンテナに比べてやや低い傾向にあることです。
地デジ用UHFアンテナの受信性能は、主に「素子数・素子数相当」と「動作利得(dB)」という数値で示されますが、ここに差が生まれます。
また平面アンテナはその形状から、八木式アンテナに比べると指向性が低くなります。
つまり前方の狭い範囲に受信性能が集中する八木式アンテナに比べると、平面アンテナは前方の広さから受信範囲が広くなる分、範囲内の受信感度はやや弱まり、ノイズも混入しやすくなります。
同じ素子数・素子数相当の八木式アンテナと平面アンテナを比べても、平面アンテナは動作利得がやや低くなる傾向があります。
特に、電波塔から遠く電波レベルがやや弱い地域や、周囲に高層ビルなどの障害物が多い環境では、この性能差がテレビ(地デジ放送)の映りに影響することがあります。
以下、一般的な平面アンテナと八木式アンテナの、素子数・素子数相当と動作利得の違いを比較した一覧になります。
※上記は一般的な平面アンテナ、八木式アンテナの動作利得になります。
なお「素子数」とは、八木式アンテナなど機器部がむき出しのアンテナで、電波を受信する素子(エレメント・本体に並ぶ短い横棒部分)の数を示します。この数が受信性能に直結し、8素子、14素子、20素子などのモデルが存在します。
「素子数相当」とは、平面アンテナのように外部から素子が見えないアンテナで、受信性能を八木式アンテナの素子数に換算したものです。
【対策】
- 高性能モデルを選ぶ:平面アンテナの電波状況に不安がある場合は、標準的な20素子相当ではなく、より受信性能の高い26素子相当のモデルを選びましょう。
- ブースターを設置する:アンテナが受信した電波を増幅する「ブースター」という機器を設置することで、映像信号のレベルを改善できます。
- 専門家による電波調査:もっとも確実な方法は、設置前に専門業者に依頼し、専用の測定器で自宅の電波状況を正確に調査してもらうことです。
デメリット2:設置できる場所や向きに制約がある
もうひとつ、平面アンテナの受信性能に大きく影響する要因として、主に建物(戸建て住宅)の壁面に設置される点が挙げられます。
そのため、地デジ電波が飛んでくる電波塔の方向(アンテナ正面を向けるべき方向)に、十分な強度で電波を受信できる壁面がなければ設置できません。
また地デジ電波は同じ住宅内であっても、高く四方が開けた屋根の上に比べると、壁面やベランダなどの低い位置では、周辺の建物など障害物に影響されて、電波レベルが低くなりやすい傾向があります。
特に現場において、直近の隣家や高木、近隣のビルなどが電波の障害物になっている場合、また壁の材質(電波を遮る鉄筋コンクリートなど)によっては、平面アンテナの設置が難しくなるデメリットもあります。
【対策】
- 事前の電波調査が不可欠:アンテナ工事の専門業者は、壁面だけでなくベランダや屋根裏など、家の中でもっとも安定して地デジ電波を受信できる場所を探してくれます。
- 設置場所の柔軟な検討:外壁への設置が難しい場合でも、ベランダの手すりや屋根裏など、他の場所なら設置可能な場合があります。諦める前にまずは専門家にご相談ください。
デメリット3:本体価格・工事費が割高になる傾向がある
第二世代モデルであり、デザイン性や機能性が高い分、平面アンテナは八木式アンテナに比べてUHFアンテナの本体価格・工事費ともに割高になるデメリットがあります。
外観の美観を損なわないための丁寧な配線処理や、壁面への設置作業など、技術的な手間がかかることも費用がかさむ要因のひとつです。
以下は、平面アンテナと八木式アンテナの、主な本体価格、設置工事費の目安の一覧になります。
※上記は一般的な実売価格や、工事業者の費用相場になります。実売価格はアンテナの性能やモデルによっても変動するほか、アンテナ工事業者によってはアンテナ本体や基本部材をセットにした工事費用を提示していることもあります。
ただ近年では、平面アンテナの施工件数が増加し、各メーカーからも多くのモデルが発売されているため、業者によっては同性能モデルの平面アンテナと八木式アンテナの設置費用に、ほとんど差がないケースも見られます。
【対策】
- 複数業者から見積もりを取る:必ず2~3社の専門業者から見積もりを取り、料金と施工品質、サービス内容を比較検討しましょう。
- 長期的な視点で判断する:初期費用はやや高くても、台風などによる倒壊リスクの低減や耐用年数、外観の美観維持などの長期的なメリットを含めて費用対効果を考えましょう。
デメリット4:寿命は15年〜20年。設置環境に大きく左右されることも
平面アンテナの寿命は、一般的に15年から20年程度とされています。
しかし、ほとんどの場合、平面アンテナは屋外に設置されるため、紫外線や風雨、潮風(沿岸部)、積雪などの影響を受けての経年劣化は避けられません。
特に日当たりが強い場所や、台風、大雪など自然環境が厳しい、また海沿いで潮風にさらされる地域では、寿命が通常より短くなる可能性があります。
【対策】
- 屋根裏設置を検討する:電波状況が許せば、屋根裏や天井裏の空間に設置することで自然環境の影響を直接的に受けなくなり、アンテナの寿命を大幅に延ばすことが期待できます。
- 定期的な状態確認:映像の乱れやアンテナ本体のひび割れなど、劣化のサインが見られたら、早めに専門業者に点検やメンテナンスを依頼しましょう。
デメリット5:BS/CS放送を視聴するには別途アンテナが必要
平面アンテナは、基本的に地上デジタル放送(地デジ放送)を受信するためのアンテナです。そのため、衛星放送であるBS放送、CS放送の多彩なチャンネルを楽しみたい場合は、円盤型のパラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)を別途に設置する必要があります。
平面アンテナ一基ですべての放送が見られるわけではないので、注意が必要です。
【対策】
- セット工事を依頼する: 地デジと衛星放送の両方を視聴したい場合は、アンテナ工事業者にまとめて工事を依頼するのが効率的です。作業や機材を一度にまとめられる分、工事費用が割安になることも多くなります。
- 配線をスッキリまとめる:複数のアンテナを設置する際は、配線がごちゃごちゃしないよう、業者に美観を考慮した施工を依頼しましょう。
デメリット6:外壁へのビス穴開けが基本的に必要
平面アンテナを壁面に固定する際には、壁に設置具を固定するため、通常、4~8ヶ所程度のビス(ネジ)穴を開ける必要があります。
平面アンテナ設置で新築の家に穴を開けることに抵抗があり、デメリットと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、「あさひアンテナ」などの専門業者はビス穴から雨水などが浸入しないよう、すべての穴にシリコンを注入するなど防水処理をしっかりと行いますが、この点は事前に理解しておく必要があります。
【対策】
- 施工方法を事前に確認:業者との打ち合わせの際に、どのような施工や防水処理を行うのかを具体的に確認しておくと安心です。
- 他の設置方法を検討:どうしても壁に穴を開けたくない場合は、ベランダの手すりに金具で固定する方法や、屋根裏に設置する方法がないかも相談してみましょう。
デメリット7:DIYでの設置は非推奨(危険・失敗リスク大)
工事費用を節約するために、DIYでのアンテナ設置を考える方もいるかもしれません。
しかし、アンテナ設置は専門的な知識と技術を要するため、DIYはおすすめできません。
特にアンテナ設置で多くなる高所での作業は落下の危険が伴いますし、電波の方向を確認して、アンテナの角度を正確に合わせるには専用の測定器(レベルチェッカー)が必要です。
【対策】
- 安全と確実性を優先する:作業中の転落などの重大事故をはじめ、不適切な設置でテレビが映らなかったり、アンテナが落下したりするリスクを考えれば、初めからプロに任せることがもっとも確実で安全な方法です。
- 長期保証のある業者を選ぶ:専門業者に依頼すれば、工事後に数年単位の保証が付いていることがほとんどです。アンテナ設置後、万が一の不具合にも対応してもらえる安心感があります。
結局どっち?平面アンテナと八木式アンテナを5項目で徹底比較
平面アンテナのデメリットと対策を理解した上で、「結局、自分の家にはどちらのアンテナが良いのだろう?」と悩む方もいるでしょう。
ここでは、平面アンテナと八木式アンテナを5つの重要な項目で比較します。
皆様の優先順位と照らし合わせながら、最適な選択をしてください。
【比較表】受信性能・費用・デザイン性など一目でわかる違い
※上記は平面アンテナと八木式アンテナの主な比較ポイントになります。
【診断】あなたの家に最適なアンテナはこれ!
簡単なチェックリストで、あなたに合ったUHFアンテナのモデルを診断してみましょう。
以下で「はい」の数が多い方が、あなたにおすすめの地デジアンテナ機種です。
※上記は主要なチェックポイントになります。
第三の選択肢「ユニコーンアンテナ」とは?
上記のチェックリストの結果などからお住まいに平面アンテナをお選びになった方でも、いざ業者に電波調査を依頼すると、周辺の障害物などの影響で、平面アンテナの設置は難しいと判断される場合もあります。
そのような場合にオススメのモデルが、平面アンテナのデザイン性と、八木式アンテナの受信性能の「良いとこ取り」をした「ユニコーンアンテナ」になります。
これは、日本で最初に平面アンテナ(デザインアンテナ)を開発したマスプロ電工が、平面アンテナに続いて2017年(平成29年)に、デザインアンテナのニューモデルとして発売した、スタイリッシュなポール状の地デジアンテナです。
このユニコーンアンテナは、屋根の上や破風板、壁面の最上部などに固定したマストの先で、高い位置に固定されるアンテナになります。
そのため周辺の建物などの影響により、平面アンテナでは受信が難しくなる現場でも、設置できる可能性が高くなります。
本体の形状も非常にモダンな外観のため、屋根の上に設置しても平面アンテナ同様、住宅の見た目や景観などを乱すことがほとんどありません。
また風雨などを受け流す形状で耐久性も高く、鳥もとまりにくい構造です。そのため耐用年数も平面アンテナとほぼ同等になります。
他にも、景観地域にも対応できて太陽光パネルにも影響しない、越境問題も生じにくいなどのメリットも同等で、同じマストにBS/CSアンテナを設置できるメリットもあります。
平面アンテナ(デザインアンテナ)の設置は難しいと言われたけれど、八木式アンテナの見た目やその他のデメリットは避けたい、という場合に、ユニコーンアンテナは非常に有力な選択肢となります。
ただしユニコーンアンテナは最新モデルであるため、本体価格や設置費用は他の地デジアンテナより高くなる傾向があります。
また同じ高所設置モデルでも、八木式アンテナに比べると受信感度はやや低く、設置できるエリアはやや限られる点にも注意が必要です。
なお本記事にご協力いただいた「あさひアンテナ」では現在、ユニコーンアンテナの基本設置工事(アンテナ本体、設置具、ケーブル費用込み)を、業界最安価格に挑戦する「キャンペーン価格」にてご提供しています。
平面アンテナ選びで失敗しない!購入・設置前の4つのチェックポイント
ここまでの情報を基に平面アンテナ(デザインアンテナ)を設置すると決めたら、次に重要となるポイントが「どの製品を」「どのように設置するか」です。
この段階で失敗しないために、アンテナの購入や、設置前に必ず確認しておきたい4つのポイントを解説します。
このチェックリストを活用して、平面アンテナ設置に万全の準備を整えてください。
チェック1:素子数はどう選ぶ?「20素子」と「26素子」の違い
平面アンテナのカタログには、主に「20素子相当」「26素子相当」といった表記があります。この「素子数相当」は、前述の通り平面アンテナの受信性能を示す目安で、数字が大きいほど高性能になります。
どちらを選ぶべきかは、お住まいの地域の電波の強さ(電界地域)によって決まります。
その目安は、主に以下の一覧の通りです。
※上記は一般的な設置エリアのめやすになります。現場の電波状態が低すぎる、また周辺環境によっては、どのモデルでも対応できない場合があります。
ご自宅がどの電界地域にあたるかわからない場合は、専門業者に電波調査を依頼し、適切な設置位置と、最適な素子相当数のアンテナモデルを提案してもらうのが確実です。
チェック2:「ブースター」は必要?判断基準を解説
「ブースター(増幅器)」は、テレビアンテナが受信した電波を増幅するための機器です。
弱電界地域や周辺環境の影響で地デジ電波レベルが弱くテレビの映りが悪い場合に、非常に有効な対策となります。
【ブースターが必要になる主なケース】
- そもそも受信できる電波レベルが弱い(弱電界地域など)。
- テレビを3台以上設置しており、電波を分配することで映像信号が弱まる。
- アンテナからテレビまでの配線ケーブルが長く、電波レベルの減衰が大きい。
ブースターが必要かどうかは、やはり専門業者が電波調査の結果に基づいて判断します。
「ブースター内蔵型」の平面アンテナも販売されています。ただこのようなモデルは、ブースターが故障すると交換が難しく、その時点でアンテナの寿命となるため、ブースターは別売り機器の外付けにすることをおすすめいたします。
チェック3:自宅の電波状況(電界地域)を事前に確認する方法
アンテナ選びでもっとも重要となるのが、自宅の電波状況を把握することです。
専門業者に依頼するのがもっとも確実な方法ですが、ご自身で簡易的に確認する方法もあります。
- ご近所のアンテナを観察する:周囲の家がどのようなアンテナ(八木式か平面か)を、どの方向に向けて設置しているかを確認します。
- ワンセグで確認する:スマートフォンなどのワンセグ放送が家の中で問題なく映るかチェックします。地デジ放送とワンセグ放送の受信感度はほぼ共通します。
- 専門サイトで調べる:一般社団法人「放送サービス高度化推進協会(A-PAB)」のウェブサイト(地デジ放送エリアのめやす)で、各電波塔のおおよその電波の受信エリアを確認できます。
ただ、これらの方法はあくまで目安です。
最終的な判断は、必ず専門業者の現地調査と精密な電波測定に委ねてください。
チェック4:信頼できるアンテナ専門業者の見極め方
アンテナ工事の品質は、担当する業者の技術力に大きく左右されます。
信頼性が高く安心して任せられる、おすすめアンテナ工事業者を見極めるためのポイントは以下の通りです。
- 料金体系が明確か:見積もりにない追加料金を請求されないよう、工事内容と料金の内訳が明記されているか確認しましょう。
- 豊富な施工実績があるか:ウェブサイトなどで、これまでの施工事例を写真付きで公開している業者は信頼性が高いと言えます。
- 長期保証が付いているか:工事後の保証期間が長いほど、自社の施工技術に自信がある証拠です。最低でも5年以上の保証があると安心です。
- 事前の現地調査が丁寧か:電波測定や設置場所の確認を丁寧に行い、専門的な視点から最適なプランを提案してくれる業者を選びましょう。
「あさひアンテナ」では、例えば電波調査や見積もりは完全無料(出張料やキャンセル料など関連費用含む)。相見積もりや即日工事にも対応。
工事はすべて自社スタッフによる完全自社施工で、プロによる高品質な施工を、余計なコストをカットした適正価格でご提供。工事後には長期10年保証をご用意しているなど、上記のポイントをどれも非常に高い水準で満たしています。
同社は、特にデザインアンテナ(平面アンテナ)の設置に定評のある業者として知られています。平面アンテナなどUHFアンテナの設置に当たっては、まずは緻密な電波調査を行い、お住まいの壁面などでも、各ポイントレベルの細かな電波調査を行い、平面アンテナの受信が安定する位置をピンポイントで可能な限り割り出します。
他業者では平面アンテナの設置が難しいと断られた現場でも、「あさひアンテナ」では、この電波調査により、平面アンテナ設置を実現した事例が多数あります。
また現場の環境で可能でさえあれば、平面アンテナの屋根裏や天井裏への設置工事も、追加工事を加算しない、デザインアンテナ基本設置工事費用(後述)のみでお引き受けしています。
他にも、お見積もり価格は業界最安に挑戦し、また見積もりも詳細な項目と金額でご提示しており、お客様に対しては各工事の必要性をわかりやすくご説明いたします。
またお見積もりのご提示後、原則としてお見積もりにない工事や費用は加算しない姿勢を貫いておりますので、お客様にはご安心していただけます。
平面アンテナの費用相場|本体価格から工事費まで総額を解説
お住まいにテレビアンテナ設置をご検討になる上で、お客様がもっとも気になるポイントは、やはり必要な費用ではないでしょうか。
ここでは、平面アンテナの設置にかかる費用の内訳と相場を具体的に解説します。
アンテナ設置のご予算を立てる際の参考にしてください。
費用の内訳と料金相場
平面アンテナの設置費用は、主に「アンテナ本体」「基本工事費」「周辺機器」の3つで構成されます。
以下は、一般的な平面アンテナ取り付け工事費用の相場です。
※上記は一般的なアンテナ工事業者の平均的な費用の目安になります。
「あさひアンテナ」では、上記したユニコーンアンテナ設置と同様、各種アンテナ工事の基本設置工事を、国産大手メーカー製の高品質なアンテナ本体や設置具、ケーブルなど基本部材もセットにした工事費用でご案内しています。
平面アンテナ基本設置工事については、主に以下のようなラインナップをご用意しています。
- DXアンテナ製、20素子相当モデル「UAH201」(本体色4色):22,000円(税込み24,200円)から。
- サン電子製、最新20素子相当モデル「WG-20」と別売り「背面スッキリカバー」(本体色5色)セット:25,000円(税込み27,500円)から。
- マスプロ電工製、強電界地域用コンパクトモデル(室内設置可)スカイウォーリーミニ「U2SWLC3」(本体色2色):25,000円(税込み27,500円)から。
他にも26素子相当モデルや垂直偏波専用モデルのご用意もあるため、さまざまな現場で可能な限り、平面アンテナの設置に対応できます。
追加費用が発生するケースとは?
基本工事費のほかに、現場の状況によっては特殊工事費、部材費などの追加費用が発生することがあります。
見積もり時に確認しておくべき主な項目は以下の通りになります。
- 高所作業費:3階建ての壁面など、特殊な足場が必要な場合。
- 特殊作業費:アンテナの屋根裏・天井裏への設置など、一般的な施工とは異なる工事の作業費。
- 特殊な壁材への設置:ALC材やタイル壁など、特別な工具や技術が必要な場合。
- ケーブル延長費:アンテナからテレビまでの距離が長く、基本工事の規定に含まれる以上のケーブルが必要な場合。
- 既存アンテナの撤去・処分費:古いアンテナを取り外して処分してもらう場合。
平面アンテナのデメリットに関するQ&A
最後に、平面アンテナに関して一般のお客様から、アンテナ工事業者などによく寄せられる質問とその回答をまとめました。
記事の本文では触れることができなかった細かい疑問を解消して、ご不安なくUHFアンテナ選びを進めてください。
Q. 雨や雪など悪天候の日に映りが悪くなる?
A. 平面アンテナはケースで覆われているため、基本的にアンテナ本体は悪天候の影響を受けにくい構造です。
一方で、地デジアンテナそのものは悪天候に影響されやすく、電波レベルが著しく弱まる(減衰する)ことがあり、その場合に一時的に地デジ映像が乱れる可能性があります。
これは、特に設置位置の低さから受信レベルが弱くなりやすい平面アンテナによく見られるデメリットです。
設置段階の緻密な電波調査で余裕のある受信レベルを確保しておく、また適切な性能のアンテナとブースターを正しく設置することで、天候などの影響を最小限に抑えることができます。
Q. 寿命がきたらどうすればいい?交換費用は?
A. アンテナの寿命がきて受信レベルなどが悪化した場合、アンテナ本体の交換が必要になります。
交換工事の費用は、新規設置よりも安くなることが一般的です。
なぜなら、既存の配線や金具を再利用できるケースが多く、施工や部材の費用を抑えられるためです。一方で、古いアンテナの撤去に工事費用が加算される場合もあります。
ただこの撤去費用には、不要なアンテナを業者が持ち帰って処分してくれる費用も含まれているため、お客様ご自身で処分する手間や費用を省くことができます。
アンテナ交換費用の相場は、アンテナ本体代金+作業費で、おおよそ30,000円~50,000円程度が目安となります。
Q.地デジ放送を受信する上での注意点とは?
A. 地デジ放送は、日本各地にある電波塔の先端から、UHF(極超短波)という電波で地上の地デジアンテナへと送られています。
この電波は一定の波長の幅を持ち、ある程度はビルの障害物の影響を乗り越えることができる性質があります。ただ障害物の陰にあたるすぐ近くの一帯や、家と家の間の狭い空間には電波が届きにくくなることがあります。
一方、地デジ用のUHFアンテナには、正面側で受信性能を発揮する指向性があるため、アンテナを電波塔の方向に正確に向けることが、安定した受信の基本です。
また、地デジ電波は電波塔から離れるほどレベルが弱まっていき、その距離や地形の影響によって、各エリアで受信できる電波の強さが異なるため、ご自宅の環境に合った受信性能(素子数・素子数相当)のアンテナを選ぶことが何よりも重要になります。
基本的に地デジ電波は、電波塔の先端など高い位置から届いているため、一般住宅では、屋根の上など障害物に影響されにくい高い位置に設置するほど受信が安定しやすくなります。
平面アンテナなどでアンテナを壁面に設置する場合には、電波が届く電波塔の方向に、障害物となる高層ビルや、直近の隣家などがないかを確認することが重要です。
基本的には、やはり専門業者による電波調査を行うことを推奨します。
まとめ:デメリットを理解し、最適なテレビ視聴環境を手に入れよう
この記事では、人気の高い平面アンテナで考えられるデメリットと、その対策について詳しく解説してきました。
最後に、本記事の重要なポイント(平面アンテナの注意点とその対策)を、一覧で振り返りましょう。
※上記は平面アンテナの基本的な注意点になります。
平面アンテナは、やや低い受信感度などいくつかのデメリットも持っている一方で、外観の良さや耐久性など、それを上回る多くの魅力も備えたUHFアンテナです。
重要となるのは、平面アンテナのデメリットを正しく理解し、ご自宅の環境に合わせて、デメリットを抑えることができる適切な製品選びと設置工事を行うことです。
この記事で得た知識をもとに、まずは信頼できるアンテナ専門業者へと、電波調査を相談することから始めてみてください。
それが、お住まいのデザイン性と長く使える耐久性、さらには快適な視聴環境を両立させた、後悔のないテレビ視聴環境を構築する第一歩となるはずです。
もし、より高品質で低価格、ご満足いただける平面アンテナ(デザインアンテナ)設置を実現なさりたいお客様は、「あさひアンテナ」のフリーダイヤルか、公式サイトのメールフォーム、公式LINEアカウントまで、まずはお気軽にご相談になられることを、筆者からもおすすめいたします。




