屋外用地デジアンテナ完全ガイド:人気ランキング上位のテレビアンテナ機種や設置の方法、費用・DIYの可否までプロが徹底解説
ご自宅の屋外に設置されているテレビアンテナについて、工事が必要となるケースには、さまざまなものが想定されます。例えば、
「自宅でテレビの映りが突然悪くなった」
「家のアンテナがすいぶん古くなっていて、いまにも倒れそう」
「新築住宅にアンテナを付けたいけど、どんな種類がいいのだろうか」
「アンテナ工事にかかる費用がどの程度かまったくわからない」
「テレビアンテナは自分で設置できるものなのだろうか?」
このようなお悩みをお持ちではありませんか。
屋外に設置されるテレビアンテナは、現在では生活に欠かせない地デジや衛星放送のテレビ視聴を支えている、重要な設備です。
しかし、その種類や設置方法は多岐にわたっており、専門的な知識がないと最適な機種や設置方法を選ぶのは難しいと考えている方も多いかもしれません。
そこでこの記事では、専門外の方でも理解できるよう屋外アンテナの機種、製品から設置方法、さまざまな注意点まで、すべてを2026年(令和8年)度の最新情報に基づいて徹底解説します。
本記事の執筆にあたっては、アンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」に取材を行っています。そしてアンテナ工事の担当者による、専門知識だけではなく実経験に基づいたお話から、お客様の疑問やご要望にお応えする、詳細かつ確かな情報を基に執筆しています。
執筆担当者は技術系の知識があるプロのライターであり、専門用語などは避け、関連の情報を含めて一般の方にもわかりやすいガイド記事としてまとめていますので、どうかご安心ください、
本記事を最後までお読みいただければ、テレビアンテナの種類や商品ごとの特徴からリアルな費用相場と購入する際の注意点、ご自身での設置(DIY)のリスク、そして信頼できる業者の見つけ方まですべて明確になります。
お客様にとってもっとも合理的で、後悔のない選択をするための一助となれば幸いです。
まずは結論!あなたに最適な屋外アンテナは?状況別おすすめ診断チャート
ご自身やご自宅にはどのようなテレビアンテナ(UHFアンテナ)が適しているか、すぐに知りたいという方も多いことでしょう。
そこで最初に、簡単な質問にお答えいただくだけで最適なアンテナの種類がわかる診断チャートを、以下にご用意しました。
まずはここから、ご自身の状況に合った選択肢のあたりをつけてみてください。
※上記は一般的なご要望を基にした診断チャートになります。
診断結果の解説
※上記は各アンテナ機種の主な特徴になります。
このチャートはあくまで目安です。
次の章からは、それぞれのアンテナ機種の詳しい特徴や費用について解説していきます。
ご自身の希望と照らし合わせながら、じっくりと比較検討してください。
屋外UHFアンテナ3大種類を徹底比較:八木式・デザイン・ユニコーンの違いとは?
戸建て住宅などへの取付に使われるテレビアンテナは、大きく地デジアンテナ(UHFアンテナ)とBS/CSアンテナ(パラボラアンテナ)の二種類に分けられます。
地デジアンテナはその名の通り、地デジ放送(地上デジタル放送)に使われるUHF(極超短波)を受信するためのUHFアンテナです。
地デジ放送は現在の主要なテレビ放送(デジタル放送)であるため、地デジアンテナも最初に設置される基本的なテレビアンテナです。そのため現在ではさまざまな機種が存在します。
BS/CSアンテナは、衛星放送の静止衛星から送信される12GHz帯の電波を受信するための、皿のようなディッシュ(放物面反射器)をもつパラボラアンテナです。
地デジ放送に加えて、衛星放送(BS放送、CS放送)も視聴する場合に、地デジアンテナに加えてBS/CSアンテナが追加設置されます。
BS/CSアンテナは基本的にパラボラアンテナ一種類のみですが、大きさによって受信性能が変わるほか、いくつかのバリエーションも存在します。
そして現在、一般家庭で主流となっている屋外用の地デジアンテナは、大きく分けて3種類になります。
その機種とは「八木式アンテナ」「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」です。
各機種ともDXアンテナやマスプロ電工、日本アンテナ、サン電子など国産大手メーカーからさまざまなモデルが販売されています。そして各機種や個々のモデルとも独自の特徴を持っているため、それぞれのアンテナが持つメリット・デメリットを理解することが、お住まいに最適なアンテナ選びの第一歩となります。
ここでは、3種類の地デジ用UHFアンテナを価格や性能など、さまざまな角度から比較してみましょう。
※上記は各アンテナ機種の主な特徴になります。
以下、各アンテナ機種について、詳しく解説していきます。
【受信感度重視】八木式アンテナの特徴とメリット・デメリット
八木式アンテナとは、昭和のアナログ放送(VHF)時代から使われている、屋根の上に見られる魚の骨のような形をした、もっともスタンダードな屋外向けUHFアンテナです。
その最大の強みは、地デジ化された現在でも、高い受信性能を持つことです。
以下、八木式アンテナの特徴について詳しく解説します。
- メリット
- 素子(エレメント)と呼ばれる短い棒の数を増やすことで、高い受信感度を得られる。素子数別のモデルが豊富。
- 多素子モデルでは、電波が弱い地域(弱電界地域)でも安定したテレビ視聴が可能になる。
- 他のアンテナに比べて本体価格が比較的安い。
- 同じマストにBS/CSアンテナをセットで設置できる。
- デメリット
- 形状が独特で大きく、屋根の上に設置されるため、住宅の外観や周辺の景観を損ねやすい。
- 風雨や雪、鳥害などの影響を受けやすく、経年劣化が早い傾向がある。
- 指向性が非常に高いため、電波塔の方向に向けた精密な向き調整が必要。
- 太陽光パネルに影を落として悪影響を与えることがある。
八木式アンテナのモデルには、主に素子数(受信性能)別の8素子、14素子、20素子があり、各機種で幅広い受信エリア(範囲)に対応できます。
他にも、高性能素子(一箇所の上下左右に素子を並べたもの)を使う高性能アンテナ(パラスタックアンテナ)や、地デジ電波でも実際に利用されることが多い、低い周波数帯に特化することで、より受信性能を高めたローチャンネル用モデルも存在します。
また自然の気候などの影響を抑えるため、設計や素材に工夫を凝らした塩害用や雪害用、ステンレスモデルなども存在します。現場の環境に合わせてこれらの機種を採用することで、ある程度は老朽化の進行を抑えることもできます。
※上記は八木式アンテナが適している状況の一例になります。
【外観スッキリ】デザインアンテナの特徴とメリット・デメリット
デザインアンテナは、その名の通りデザイン性を重視して作られた、薄い箱のように平面型のUHFアンテナです。そのためメーカーによっては、平面アンテナ、壁面アンテナ、薄型アンテナ、フラットアンテナなどとも呼ばれます。
屋外でも専用の金具を用いて建物の外壁などに設置するため、住宅の外観を損なわないのが最大の特徴です。
以下、デザインアンテナ(平面型UHFアンテナ)の特性について詳しく解説します。
- メリット
- 薄型でスタイリッシュなため、家の外観に馴染みやすい。
- 同モデルでもカラーバリエーションが豊富で、外壁の色に合わせられる。
- 壁面などに設置されるため台風などによる破損リスクが低く、風雨など自然環境の影響も受けにくい。
- 八木式アンテナに比べて寿命が長い傾向がある(約15年~20年)。
- 電波環境や住宅の建材などの条件が合えば、屋根裏や天井裏など屋内への設置もでき、住宅の外観に影響せず、アンテナの寿命も格段に長くなる。
- デメリット
- 八木式アンテナに比べて受信感度がやや劣るため、弱電界地域には不向き。
- 設置場所が壁面など低くなるため、周辺の建物や樹木の影響を受けやすい。
- そのため強・中電界地域でも、周辺環境によっては設置できない場合がある。
- 壁面への設置には外壁にビス穴を開ける必要がある。
- 地デジの垂直偏波が使われるエリアでは、水平偏波専用モデルが必要。
デザインアンテナの主な種類は一般的な受信性能の20素子相当と、やや大型で受信感度が高まる26素子相当、逆に受信感度は低く強電界地域向けのモデルながら、室内の窓際設置も可能になる屋内外兼用コンパクトモデルなどのタイプが存在します。
また電波塔から送信される地デジ電波として一般的な水平偏波に対し、混信を避けるために垂直偏波を使用するエリア向けの垂直偏波専用モデルも存在します。
(八木式アンテナの場合は、設置角度を調節するだけで対応可能)
デザインアンテナは軽量でデザイン性や風雨に強いなどのメリットが豊富で人気が高い半面、受信性能はやや低く、障害物が多いなどの周辺環境によっては設置できないこともあります。
そのため設置に当たっては事前の電波調査で、現場で十分な受信レベル(電波の強度)が確保できるかどうかを確認することが重要です。
※上記はデザインアンテナが適する条件の一例になります。
【新定番】ユニコーンアンテナの特徴とメリット・デメリット
ユニコーンアンテナは、ポール状のスタイリッシュなデザインが特徴の比較的、新しいモデルのUHFアンテナです。
屋外でも屋根の上など受信環境のいい高所に設置されることで、八木式アンテナの受信性能と、デザインアンテナの見た目の良さを両立さできる、ハイブリッドなアンテナ機種と言えます。
ユニコーンアンテナの主な特徴は、以下の通りです。
- メリット
- シンプルな形状で屋根の上でも住宅の見た目や景観を損ねにくい。
- 屋根の上に設置することで高さを確保でき、安定した地デジ受信が可能。
- 風雨を受け流す形状で、デザインアンテナ同様に耐風性に優れ、耐用年数が長くなる。
- 太陽光パネルがある屋根でも、影を作りにくく設置しやすい。
- マストにBS/CSアンテナをセットで設置できる。
- デメリット
- 八木式アンテナに比べると、受信性能がわずかに劣る場合がある。
- 他のアンテナに比べて価格がやや高くなる傾向がある。
- 和風建築など一部の住宅にはデザインが似合わない場合がある。
- 水平偏波専用モデルしか存在しない。垂直偏波が使われるエリアでは使用できない。
ユニコーンアンテナとは、マスプロ電工製の「U2CN」というモデルの商品名です。20素子相当モデルで、本体色はマットな質感のブロンズブラック(BB)とウォームホワイト(WW)の二種類になります。
マスプロ電工はユニコーンアンテナをデザインアンテナの一種と位置付けており、ほぼ同等のメリットを確保しながら、設置位置をより高くすることで、受信感度が安定しやすくなったモデルと言えます。
特に周辺の建物などに電波が遮られてデザインアンテナが設置できない現場でも、ユニコーンアンテナでは対応できることが多くなります。
ユニコーンアンテナは、メリットはそのまま、より幅広い現場に対応できるようになった、デザインアンテナの進化系ともいえます。
※上記はユニコーンアンテナが適した条件の一例になります。
【追加設置】衛星放送の受信には BS/CS アンテナ(パラボラアンテナ)を設置する
上記でご紹介した3機種のは、地上デジタル放送(地デジ)を受信するための屋外用UHFアンテナです。
そしてすでにご説明した通り、BS放送やCS放送の衛星放送をご覧になりたい場合は、地デジアンテナとは別途に「パラボラアンテナ」と呼ばれる、お皿の形をしたアンテナ(BS/CSアンテナ)が必要です。
以下、地デジ放送と衛星放送の違いについて簡単にまとめました。
※上記はそれぞれの放送の主な特性になります。
BS放送に使われる放送衛星、主要なCS放送である110度CS放送(スカパー!)に使われる通信衛星は、どちらも地上から見て東経110度(南西方向)の上空に位置しているため、一基のBS/CSアンテナで両方の放送を受信できます。
衛星放送では宇宙にある静止衛星から送られてくる、光のように直進性の高い電波を、パラボラアンテナの皿のような部分(ディッシュ・放物面反射器)で受け止めて、前方の一点に固定された一次放射器に集める形で受信しています。
このような形式から、お住まいなどでBS/CSアンテナを設置する位置では、
「ディッシュの仰角、方位角を正確に東経110度(静止衛星の位置)に合わせる」
「ディッシュを向ける東経110度の方向に、電波を遮る障害物がまったくない」
という条件が整っている必要があります。
またBS/CSアンテナには、受信した12GHz帯の電波をMHz帯に変換する「コンバーター(変換器)」という機器が装着されています。
これは12GHz帯の電波は、静止衛星から地上までの送信には必須の半面、アンテナからケーブルでテレビまで送信するには周波数帯が高すぎるためです。
このコンバーターを作動させるために、BS/CSアンテナを設置する際には、地デジ用UHFアンテナでは不要な電源設定を行うことが必要になります。
この電源設定は、テレビなど受信機器側の設定画面で「BS電源設定」をオン・オートにするか、配線部にあるブースター電源部から給電する形で行われます。
BS/CSアンテナの機種については、基本的にパラボラアンテナ一種類ですが、ディッシュの大きさ別にいくつかの種類があります。
一般住宅向けは基本的に45型(ディッシュの有効直径が45センチ)ですが、他にも大型でサイズに応じて受信感度が高くなる50型、60型、75型、90型、120型などがあり、主にマンション、アパートなどの共同受信用として利用されます。
また一般住宅向けの45型モデルには、太陽光を反射する一般的な白色系モデルのほか、日光に強い塗装を施したブラックなどのカラーバリエーションモデル。また風を通すディッシュや接合部の強化で、台風などの強風にもトラブルが生じにくい高耐風モデルなどが存在します。
前述の通り、一般住宅などのBS/CSアンテナは、基本のアンテナである地デジ用UHFアンテナを取り付けた後、衛星放送も視聴する場合に設置するアンテナになります。
そのため基本的に、配線などをまとめるため、地デジアンテナと近い位置にまとめて設置されることが多くなります。
特に新築住宅などでテレビアンテナを新規設置する場合には、地デジアンテナとBS/CSアンテナを同時にセットで設置すると、高所作業などや必要な機材が一度の工事で済むため、別途に設置するより工事費用が割安になっておすすめです。
【料金まるわかり】屋外アンテナ設置・修理の費用相場
テレビアンテナ工事にかかる費用は、読者の皆様がもっとも気になるポイントのひとつでしょう。
アンテナ工事の費用は大きく分けて新築物件などへの「新規設置」と、既設アンテナの「修理・交換」の2パターンがあります。
また、その工事費用の内訳は、主に以下の3つの要素で構成されています。
- アンテナ本体価格:選ぶアンテナの種類や性能によって変動します。
- 基本工事費:アンテナの取り付けや配線作業にかかる費用です。
- 追加工事費:電波を増幅するブースターの設置や、高所作業など、状況に応じて発生する費用です。
次の章から、それぞれのケースについて詳しい費用内訳を見ていきましょう。
新規設置の費用内訳と安く抑えるコツ
まずは、新築の戸建て住宅などにアンテナを新しく設置する場合の費用相場を解説します。この場合は一般的に、総額で40,000 円~59,000円程度が目安となります。
各工事費用の目安は、以下の一覧の通りになります。
※上記は一般的な業者における費用の目安になります。
アンテナ設置費用を安く抑えるコツ
- アンテナ専門業者に直接依頼する
- ハウスメーカーや家電量販店に依頼すると、実際の工事を担当する下請け業者への仲介手数料が上乗せされる場合があります。
- 自社施工を行う専門業者に直接依頼することで、中間マージンをなくし、工事費用を抑えることができます。
- 複数の業者から見積もりを取る(相見積もり)
- 1 社だけでなく、2~3社から見積もりを取ることで、各業者の料金や長期保証などのサービス内容を比較検討できます。
- 適正価格を把握し、不必要な工事の加算などによる不当に高額な請求を避けることにもつながります。
- 不要な高性能アンテナを選ばない
- 電波が十分に強い地域であれば、必ずしも最高性能のアンテナは必要ありません。
- 専門業者に電波状況を調査してもらい、自宅に合った適切な性能のアンテナを選ぶことが重要です。
修理・交換の費用目安と火災保険の活用法
ここでは、既存のアンテナが故障したり、寿命を迎えたりした場合の修理・交換費用です。やはり作業内容によって費用は大きく変動します。
各種工事の費用の目安は、以下の一覧の通りです。
※上記は一般的な業者における各工事費用の目安となります。
【重要】自然災害による故障は火災保険が使える可能性があります
一般にはあまり知られていませんが、台風、強風、落雷、大雪などの自然災害(地震を除く)、場合によっては想定外の事故によって、お住まいのアンテナが破損した場合は、住宅設備の被害として、ご加入されている火災保険が適用される可能性があります。
以下、具体的な事例と手順について解説します。
- 保険適用の対象となる主なケース
- 台風でアンテナが倒壊・破損した。
- 雪の重みでアンテナが曲がった。
- 落雷でブースターが故障した。
- 強風で飛んできた物がアンテナに当たって壊れた。
- 火災保険を申請する際の手順
- 保険会社へ連絡:まずは契約している保険会社に連絡し、アンテナの損害が補償対象かを確認します。
- アンテナ業者へ連絡:業者に修理の見積もりと、被害状況の写真撮影を依頼します。
- 保険会社へ書類提出:業者から受け取った見積書や写真を、保険会社指定の申請書類と共に提出します。
- 保険金の支払い:審査が通れば、保険金が支払われます。
まずはご自身の火災保険の契約内容を確認し、該当する場合は諦めずに保険会社とアンテナ業者に相談してみましょう。
なお、本記事にもご協力いただいた「あさひアンテナ」では、アンテナ修理はもちろん、火災保険の適用に関するご相談も受け付けています。
あさひアンテナへの修理のご依頼と同時に、火災保険の申請についても頼むことで、まず修理と同時に、申請に必要となる修理前後の現場写真や修理報告書などをすべて用意してもらえます。
またご自身で行う必要がある、申請書類の作成や保険会社との交渉についても、保険の専門知識をもつスタッフがサポートしてくれるため、スムーズに進めることが可能になります。
アンテナ修理に火災保険を適用したい場合には、あさひアンテナのようなサポート体制を用意している業者へのご依頼がおすすめといえるでしょう。
アンテナ設置はDIYできる?プロが教えるリスクと業者依頼の判断基準
「少しでもアンテナ工事の費用を抑えるために、自分でテレビアンテナを設置できないだろうか?」
DIY作業の経験や関心がおありの方なら、一度は考えることかもしれません。
しかし結論から申し上げると、アンテナ設置をDIYで行うことは非常にリスクが高く、専門業者への依頼を強く推奨します。
ここでは、アンテナ工事におけるDIYと業者依頼のメリット・デメリットを比較し、そのリスクを具体的に解説していきます。
以下、DIYと業者への依頼について、各要素を比較した一覧になります。
※上記は主な比較ポイントになります。
DIYのアンテナ工事に伴う具体的なリスク
- 高所からの転落リスク
- 2 階の屋根の高さは約6mから8mにもなります。
- 不安定な足場での作業は、命に関わる重大な事故につながる危険性が極めて高くなります。
- 不正確な電波測定による受信不良
- スマートフォンのアプリなどでは、現場のアンテナ設置位置における正確な電波の強さや品質を測定できません。
- 最適な設置場所や角度を見つけられず、アンテナを設置しても結局テレビが映らないという結果になることも多いのです。
- 建物の損傷リスク
- 壁面のビス穴に対する防水処理が不十分だと、壁内への雨漏りの原因になります。
- 最悪の場合、建物の構造自体を傷めてしまう可能性もあります。
- アンテナの落下・倒壊リスク
- 不適切な固定は、強風時にアンテナが倒壊したり、落下したりする原因となります。
- 隣家や通行人に被害を与えてしまい、多額の損害賠償が発生する可能性もゼロではありません。
業者依頼を判断すべきチェックリスト
お住まいのアンテナ工事について、以下の項目にひとつでも当てはまる場合は、決してDIYは行わず、迷わず専門業者に依頼してください。
※上記は主なポイントになります。
DIY は初期費用こそ安く見えますが、失敗した時の追加費用や手間、そして何より安全面のリスクを考えると、専門知識と専用機材を持つプロに任せるのがもっとも賢明な選択です。
DIY経験をお持ちの方でも、アンテナ工事に関しては、ベランダの手すりなど、安全を確保できる場所でのアンテナ設置や交換など、簡単な作業の場合のみおすすめできます。
テレビの映りが悪い!自分でできる5つのチェック項目と対処法
お住まいで突然テレビの映りが悪くなったり、真っ暗になった画面に「E202」などのエラーコードが表示されたりすると、ついあわててしまうものです。
しかし、すぐに業者へと連絡する前に、ご自身で確認できることもいくつかあります。
実際のテレビ画面トラブルは、いたって簡単なチェックで改善できるケースも多いため、まずは落ち着いて以下の手順を試してみてください。
- テレビの再起動
- もっとも簡単で、効果的な方法のひとつです。
- テレビ本体の電源を主電源から切り、コンセントを抜いて数分間放置します。
- その後、再度コンセントを差して電源を入れてみてください。内部基盤などの一時的な不具合がリセットされることがあります。
- ケーブルの接続確認
- テレビの裏側や壁のアンテナ端子に接続されているアンテナケーブルが、ゆるんでいたり抜けかかっていたりしないか確認します。
- すべてのケーブル接続部分を一度抜き、しっかりと奥まで差し直してみてください。
- B-CAS カードの抜き差し
- テレビ本体に挿入されている「B-CASカード」の接触不良が原因の場合もあります。
- カードを一度抜き、ICチップ部分を乾いた柔らかい布で優しく拭いてから、正しい向きで挿し直します。
- テレビの入力切替の確認
- リモコンの「入力切替」ボタンが意図せず押され、視聴したい放送(地デジ、BS/CS など)とは違う入力に切り替わっていることがあります。
- 正しい入力が選択されているか確認してください。
- アンテナレベルの確認
- テレビの設定メニューから、現在のテレビ電波の受信レベルを確認できます。
- この数値が基準値(メーカーにより異なりますが、一般的に45~50以上)を大幅に下回っている場合、テレビアンテナ側に問題がある可能性が高まります。
主なエラーコードとトラブルの原因
テレビが急に映らなくなったとき、ブラックアウトした画面に「E201」などの記号とメッセージが表示されることがあります。
これは電波の受信不良その他、テレビ画面を映し出せないトラブルが起こった際に、テレビがその原因を自己診断して、画面に表示する「エラーコード」と呼ばれるものです。
コードの内容はテレビのメーカーやモデルを問わずほぼ共通しているため、テレビ画面の問題が生じたときに、原因を把握して適切な対処を取るための重要な手がかりとなります。
以下に主なエラーコードとその意味をご紹介します。上記のチェック項目を含め、適切な対処のための参考にしてください。
E100 / E101 / E102:B-CASカードが正しく挿入されていない、またはカードの異常。
E201:アンテナレベルの低下。雨などの悪天候による一時的な現象であるケースが多い。
E202:アンテナから電波がまったく届いていない。アンテナの不具合やケーブルの断線など。
E203:放送が休止している、またはチャンネルが存在しない。
エラーコードも参考に、上記のチェックを行ってもトラブルが改善しない場合や、アンテナレベルが低いままの場合は、アンテナ本体の向きのズレや故障、ブースターの不具合などの要因が考えられます。
その際は、アンテナを適切に修理、調整するための高所作業や専門知識などが必要となるため、ご無理はなさらず専門業者へとご相談ください。
アンテナ不要?光テレビや室内アンテナなど代替視聴方法との比較
「住宅の外観性を考えると、どうしてもアンテナを設置したくない」
「アンテナが設置できない立地条件だと言われた」
このような場合でも、地デジや衛星放送のテレビを視聴する方法はあります。
ここでは、屋外にテレビアンテナを設置する以外の、代表的なテレビ視聴方法を以下でご紹介します。
それぞれのメリット・デメリットを比較し、ご自身のライフスタイルに合った方法を見つけてください。
※上記は各視聴方法の主な比較になります。
- 光テレビ・ケーブルテレビがおすすめな方
- インターネットとテレビの契約をまとめたい方。
- 豊富な専門チャンネルを楽しみたい方。
- 月額費用を払ってでも、完全に安定した視聴環境をお求めの方。
- 室内アンテナがおすすめな方
- 電波塔がすぐ近くにある強電界地域にお住まいの方。
- 賃貸物件などで一時的にテレビを視聴したい方。
- とにかく初期費用をかけずにテレビを見たい方(※ただし視聴できないリスクあり)。
それぞれの視聴方法には一長一短があります。
戸建て住宅における長期的なコストパフォーマンスを考えると、多くの場合、一度設置すれば月額費用のかからない屋外アンテナがもっとも経済的と言えるでしょう。
【徹底解説】衛星放送(BS/CS)と受信の仕組み
続いて、BS/CSアンテナの設置に必要となる、衛星放送の基礎知識について解説します。
BS/CSアンテナの項でもご説明した通り、BS放送の静止衛星、110度CS放送の通信衛星とも、地上から約36,000km上空の赤道軌道上を周回し、常に東経110度の方向に見える静止衛星から、日本全国に向けて電波を送信しています。
この電波は地デジのUHFよりもはるかに周波数帯の高いマイクロ派の一種、SHF(センチメートル波)の中でも、12GHz前後の周波数帯にあたることから「12GHz帯」と呼ばれています。
12GHz帯の特性としては、波長の幅が25ミリ程度で直進性が非常に強く、長距離まで届く半面、障害物を乗り越えて広がるUHFのような性質は弱くなります。
したがって前述のようにBS/CSアンテナの設置に当たっては、ディッシュの内側で電波を正確に反射させるため、上下、左右の角度を正確に東経110度の方向に合わせる必要があるほか、ディッシュを向ける方向に建物や山はもちろん、樹木や電線、電柱、洗濯物などわずかな障害物があっても電波が遮られてしまい、十分な受信ができなくなります。
また一定以上に激しく大粒となる雨や雪も障害物となる場合があり、雨雪が空中で12GHz帯を吸収してしまい、乱反射させることで、BS/CSアンテナでの受信レベルが大きく低下し、一時的に受信不良が生じることもあります。」
これを「降雨減衰」「降雪減衰」といい、対処法は天候の回復を待つことですが、大型で受信レベルの高いBS/CSアンテナを設置することも対策となります。
もうひとつ、現在の4K8K放送を含む衛星放送についての注意点があります。
従来の2K時代の衛星放送では、12GHz帯として「右旋円偏波(うせんえんへんぱ)」という電波が使われていました。
しかし2018年(平成30年)12月1日に4K8K放送をスタートする際、追加される4K8Kチャンネルに対して、右旋円偏波で使用できる空きの周波数帯が不足しました。
そこで衛星放送の12GHz帯に、新しく「左旋円偏波(させんえんへんぱ)」という電波を導入し、BS放送の主要4Kチャンネルを除く、4K8Kチャンネルの多くを左旋の電波で放送することになりました。
したがって現在、衛星放送ですべての4K8Kチャンネルを視聴するためには、右旋と左旋の双方を受信できる、2K4K8K(右旋左旋)対応型のBS/CSアンテナが必要になります。
また左旋の電波はコンバーターで変換された後も、従来の右旋より周波数帯が高くなるため、配線部のケーブルやブースター、分配器、アンテナコンセントユニットなどの機材も、4K8K(3224MHz)に対応している必要があります。
2018年以前のBS/CSアンテナや配線部の多くは、従来の右旋にしか対応できない2K対応モデルであり、左旋放送は受信できないため注意が必要です。
4K8K(左旋)に対応できる機材の目安は、本体やパッケージなどに「4K8K」の表記があるか、また「SH(スーパーハイビジョン)マーク」もしくは「HS(ハイシールド)マーク」が付与されているかになります。
ただ2026年現在、民間放送局の4K撤退による周波数帯の再編などで、左旋放送のチャンネルは、BS放送の「NHKBS 8K」のみになっています。
そのためお住まいのBS/CSアンテナや設備が右旋にしか対応できないものであっても、左旋放送で観たいチャンネルがない場合は、すぐに4K8K対応のアンテナ設備へと交換する必要はないといえます。
結論としてBS/CSアンテナの設置に当たっては、「正確な角度調整×静止衛星の方向に障害物のない位置に設置×コンバーター電源設定」の3点が重要になります。
特に複数のテレビで衛星放送を視聴する場合には、適切な電源設定が必要となるほか、4K8K放送の視聴を重視するのであれば、将来性も含めて「4K8K(右旋左旋)対応」のアンテナや機材を揃えることも大切です。
まとめ:最適なアンテナ選びで快適なテレビ視聴環境を手に入れよう
今回の記事では、主に地デジ用UHFアンテナを中心にした、屋外テレビアンテナの種類から費用、設置方法、トラブル対処法までを網羅的に解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返ります。
- アンテナ選びで大切な3つのポイント
- 受信環境:電波の強さに合わせて、八木式アンテナ・デザインアンテナ・ユニコーンアンテナから選ぶ。
- 外観の好み:住宅のデザインを重視するならデザインアンテナやユニコーンアンテナが最適。
- 予算:受信性能と費用のバランスを考えるなら八木式アンテナが有力候補。
- 費用と設置について
- 新規設置の費用相場は40,000 円~60,000 円程度。
- 自然災害による故障では、火災保険が適用される可能性がある。
- 安全性と確実性の観点から、DIY は避け、必ず専門業者に依頼する。
- アンテナ以外の選択肢
- 住宅にアンテナを設置したくない場合は、光テレビやケーブルテレビも選択肢になる。
- ただし、長期的なコストを考えると屋外アンテナがもっとも経済的。
お住まいに最適なアンテナを選び、適切に設置することは、住宅の外観やアンテナトラブルを避けることも含めて、毎日の快適なテレビ視聴環境の基盤となります。
この記事の情報が、皆様のアンテナ選びの一助となり、後悔のないアンテナや視聴方法の選択につながることを、筆者からも願っています。
もし判断に迷う場合は、「あさひアンテナ」のフリーダイヤルや公式サイトのメールフォーム、LINEアカウントをはじめとする、複数の優良なアンテナ専門業者の窓口へとご相談の上、無料の電波調査や見積もりを依頼することから始めてみてください。




