地デジテレビアンテナを向ける方角調べはスマホで解決できる?自分でもできる向きの調べ方、調整方法をプロが解説する完全ガイド
お住まいで地デジや衛星放送のテレビ番組を見ていて。最近、映りが悪くなったと感じられることはないでしょうか。
画面がブロックノイズで乱れる、「E201」などのエラーコードが出て映らなくなる、また特定のチャンネルだけにそのような症状が出ると、テレビを観ていてストレスを感じられることでしょう。
その原因は、もしかしたら地デジアンテナ(またはBS/CSアンテナ)の向きが、ほんの少しズレているだけかもしれません。
本記事では、特に専門業者に調査や修理を依頼しなくても、お手持ちのスマートフォンを使って、ご自身でアンテナを向けるべき正しい方角を調べて、アンテナの角度を調整する方法を、プロの視点から徹底的に解説します。
本記事の執筆に際しては、テレビアンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」に所属する施工の専門スタッフ(アンテナ職人)に取材を行い、地デジや衛星放送を受信する仕組みから、アンテナを向けるべき的確な方向、さらにアンテナの角度調整を行う具体的な手順まで、専門知識と豊富な実体験に基づいて、詳しくお話を伺いました。
さらに記事の執筆は、技術系の知識を持つプロのライターが担当しており、アンテナの角度調整についての解説から、難しい技術的な面や専門用語は避けて、一般のお客様でもわかりやすく要点をつかめる形でまとめています。
この記事を最後までお読みいただければ、できるだけコストを抑えてご自身の手で快適なテレビ視聴環境を取り戻す手順から、安全性などの問題で、業者へとご依頼になるほうがいいケース、技術力が高く工事費用も安い優良な業者の選び方まで、すべてわかるようになります。
【基礎知識】地デジ放送と受信の仕組みとは?
地デジアンテナの向き調整を始める前に、まずは地デジ放送がどのようにして皆様のご自宅にあるアンテナやテレビまで届いているのか、基本的な仕組みを理解しておいてください。
この点を理解することで、なぜ地デジアンテナは方角の調整が重要なのかを把握できて、実際の角度調整でより的確な作業を進めることができます。
地デジ放送は、日本各地に設置された「地デジ電波塔」から、周辺エリアに向けて映像信号を乗せた電波が送られています。
この地デジ電波はUHF(極超短波)と呼ばれる電波のうち、470MHzから710MHzまでの周波数帯を使っています。この電波の波長は約40センチから60センチであり、広がりやすい半面、電波塔から離れると電波レベルが弱まるという性質があります。
この電波を自宅の地デジアンテナ(UHFアンテナ)でキャッチし、テレビなどのチューナーにて映像信号を映像と音声に変換することで、地デジのテレビ番組を視聴できます。
そのため、アンテナがもっとも受信性能を発揮する正面側を、近隣の電波塔の方向(現場に地デジ電波が届く方向)に向けて、もっとも効率よく電波を受信できるよう調整する必要があるのです。
この地デジアンテナの角度調整が本記事のテーマであり、以下の項目で詳しく解説していきます。
以下、地デジ電波であるUHFの主な性質について一覧で解説します。
※上記は地デジ電波の主な特徴になります。
上記の通り、お住まいの地域が近隣の電波塔からどのくらい離れているか、また山など地形の影響によって、現場の一帯で受信できる電波の強さが異なります。
この電波塔周辺の受信レベルの違いで、各地域は「電界地域」と分類され、地デジアンテナの機種・性能選びや設置場所を考える上で重要な要素となります。
以下、各電界地域について一覧表で解説します。
※上記の電界地域の分類は一般的なものであり、使われる場所によって分類や基準が異なる場合もあるのでご注意ください。
【参考情報】衛星放送(BS/CS)と受信の仕組みとは?
現在では地デジ放送とは別に、お住まいで衛星放送(BS放送やCS放送)をご視聴になっているご家庭も多いでしょう。
しかし地デジアンテナ(地デジ放送)とBS/CSアンテナ(衛星放送)では、その受信の仕組みから、アンテナの調整方法まで、大きく異なります。
この放送や受信の違いを理解しておくと、万が一、衛星放送の受信トラブルが生じた際にも非常に役立ちます。
BS/CSの衛星放送は、宇宙空間で地球の自転に合わせて周回する「静止衛星」から日本全域に電波が送られてきます。なおBS放送は「放送衛星(Broadcast Satellite)」、CS放送は「通信衛星(Communication Satellite)」を使用しています。
この静止衛星から送られる電波は、地デジのUHFより格段に周波数帯が高く、波長の幅が25ミリ前後と短い「12GHz帯(周波数帯が12GHz前後)」になります。
そのため12GHz帯は光のように直進性が強く、静止衛星から日本全域まで十分な強さで届く半面、わずかな障害物にも遮られやすい弱点もあります。
お住まいに設置される衛星放送用のBS/CSアンテナ(お皿のような形のパラボラアンテナ)は、この直進性の強い電波を皿状のディッシュ(放物面反射器)で正面から受け止め、反射させて一点に集めることで受信しています。
そのため、BS/CSアンテナは基本的に、設置する現場でディッシュの仰角・方位角を同じ方角(日本の場合は南西方向・東経110度)に向けて設置されます。
以下、衛星放送をBS/CSアンテナで受信する仕組みと、地デジ放送との比較、主な注意点について一覧で解説します。
※上記は地デジ放送、衛星放送の受信に関する主なポイントとなります。
特にBS/CSアンテナの注意点としては、上下・左右の角度が1度でもズレると、反射した電波の焦点が一次放射器から外れるため受信できなくなるという点です。このため、BS/CSアンテナは地デジアンテナよりシビアな角度調整が必要となります。
他にも12GHz帯は光と同じく、わずかな障害物にも遮られやすく、その向こう側には届きにくくなります。そのため衛星放送の映りが悪い場合は、アンテナ角度のズレだけでなく、アンテナと静止衛星の間に、新築された建物や成長した樹木、洗濯物など、何らかの障害物がないかも確認する必要もあります。
また衛星放送では、周波数帯が高すぎる12GHz帯の電波を、BS/CSアンテナがもつコンバーターでMHz帯に変換した後、ケーブルを通じてテレビに送信しています。
そのためBS/CSアンテナの設置に当たっては、お住まいのテレビやレコーダー本体からアンテナに給電する「BS電源設定」を、お住まいで衛星放送を見るテレビの台数などに応じて適切に行うか、ブースター電源部からアンテナに給電する設定を行う必要があります。
もしかして向きが原因?まずはテレビの症状をセルフチェック
この項目からは具体的に、地デジのテレビ画面が乱れた場合に、アンテナの角度調整で復旧するまでの手順について解説していきます。
ただ、お住まいでアンテナ調整の作業を始める前に、本当にトラブルの原因がアンテナの向きなのか、テレビに表示される症状から確認することが重要です。
地デジ画面の乱れは多くの場合、テレビ画面に表示されるエラーコードや映像の乱れ方から、ある程度は原因を推測することができます。
以下、テレビ画面の状態から推測できる、アンテナの方向のズレを含む主な原因の一覧です。
※上記は各症例で考えられる主な原因になります。
もしご自宅のテレビ画面にこれらの症状が出ている場合、アンテナの方角を調整することで改善する可能性が高いと言えます。
地デジアンテナの基本|なぜ正しい方角が重要なのか?
なぜ、地デジアンテナを正しい方角に向けることがそれほど重要なのでしょうか。
それは、地デジアンテナには「指向性」という性質があるためです。
アンテナにおける指向性とは、特定の方向からの電波を強く受信し、それ以外の方向からの電波は受信しにくい性質のことです。
地デジアンテナの場合、基本的にアンテナ本体の真正面方向でもっとも高い受信性能を発揮します。
地デジアンテナの指向性は、アンテナの機種や形状によって大きく変化します。モデルごとの指向性の目安は、もっとも受信性能の高い真正面から徐々に角度を左右にずらして、受信性能が約半分になる角度である「半値幅」で示されます。この半値幅が狭いほど指向性が高いアンテナになります。
基本的に、受信性能(素子数・素子数相当)が高いアンテナほど半値幅が狭くなり、半値幅が狭いアンテナ機種は、その範疇での受信感度が高まります。
一般的に地デジアンテナの角度は、電波塔の方向を、この半値幅の範囲に収める形で調整されます。
アンテナの指向性とは、受信性能を一方向の狭い範囲に集中させることで、目的の電波塔からの電波を効率よくキャッチし、他の電波塔からの不要な電波やノイズを拾わないようにするための仕組みといえます。
以下、指向性の高さ、低さによる地デジアンテナの特性について解説します。
- 指向性が強いアンテナ(例:八木式アンテナ)
- まるで望遠鏡のように、狙った方向から飛んでくる電波をピンポイントで強力に受信します。
- 他方向からのノイズを避けることもできるため、より品質の高い電波を受信できます。
- 一方で、アンテナの方角が少しでもズレると、受信レベルが大きく低下してしまいます。
- また地方チャンネルなど二か所以上の電波塔から受信する現場では、複数の電波が半値幅に収まらず、地方チャンネル用のアンテナを別途に設置する必要が出るケースもあります。
- 指向性が比較的弱いアンテナ(例:室内アンテナ)
- 広範囲の電波をある程度、受信できますが、その分、不要な電波(ノイズ)も拾いやすくなります。
- 複数の電波塔からの地デジ電波を受信する場合にも適していますが、地デジ電波の強いエリアでないと安定した受信は難しくなります。
このように、地デジアンテナの性能を最大限に引き出し、安定した地デジ映像を受信するためには、アンテナの正面を電波塔へ正確に向ける作業が不可欠なのです。
【準備編】アンテナの方角を調べる3つの方法|スマホアプリが一番おすすめ!
この項目ではいよいよ、ご自宅の地デジアンテナを向けるべき正しい方角を調べていきます。この方法は、専門的な機材がなくても、身近なツールで簡単に確認できます。
ここでは以下の一覧表で3つの方法をご紹介しますが、もっとも手軽で正確になるのはスマートフォンアプリを使う方法です。
※上記は地デジアンテナの方向を確認する各方法の主な特徴になります。
以下、各方法の手順や注意点について詳しく解説していきます。
もし可能であれば複数の方法を併用することで、より正確かつ簡単に電波塔の方向を特定できます。
方法1:【簡単・正確】スマホアプリで電波塔の位置を特定する
電波塔の位置を調べる上でもっともおすすめの方法は、スマートフォンのアプリを活用することです。
GPS機能を使って、今いる場所から最寄りの電波塔がどの方角にあるのかを正確に示してくれます。
以下、スマホアプリを使って電波塔の方向を調べる手順を簡単に説明します。
- アプリをインストールする
- Androidをお使いの方は、Google Playストアで「地デジアンテナ調整」などのキーワードで検索し、評価の高いアプリをインストールします。
- iPhoneの場合は、同様の専用アプリは少ないですが、標準の「コンパス」アプリと後述のWebサイトを組み合わせることで代用できます。
- アプリを起動し、電波塔を探す
- アプリを起動すると、地図上にご自宅の位置と周辺の電波塔が表示されます。
- もっとも近く、受信に適した電波塔をアプリが示してくれるので、それをタップして目標に設定します。
- 方角を確認する
- スマートフォンを水平に持ち、矢印や線などで示された電波塔の方向に体を向けます。
- その方角が、アンテナを向けるべき正しい方向です。
方法2:【PCでもOK】Webサイト「A-PAB 放送エリアのめやす」で確認する
次に、パソコンやスマートフォンのブラウザから確認できるWebサイトを使う方法です。
一般社団法人「放送サービス高度化推進協会(A-PAB)」が提供している公式サイトであるため、信頼性が高いのが特徴です。
以下、上記のサイトを利用してお近くの電波塔を調べる手順です。
- サイトにアクセスする
- 「A-PAB 放送エリアのめやす」と検索し、公式サイトにアクセスします。
- 住所を入力する
- 「地デジ放送エリアのめやす」ページで、ご自宅の住所や郵便番号(または都道府県や電波塔の名称)を入力して、お住まい一帯の地図を表示させます。
- 電波塔の位置を確認する
- 地図上に、受信可能な電波塔の位置がアイコンで表示されます。
- 各電波塔をクリックすることで、地図上に一定レベル以上(強・中電界地域相当)の電波が届く範囲を、色付きで確認できます。
- 画面上の情報とご自宅の位置から、どの電波塔がもっとも近いか、または受信に適しているかを確認します。
- 方角を割り出す
- ご自宅と電波塔の位置関係から、おおよその方角(例:北東、南南西など)を判断します。
- スマートフォンのコンパスアプリなどと併用すると、より正確な方角がわかります。
方法3:【最終手段】ご近所のアンテナの向きを参考にする
アプリやWebサイトが使えない場合の簡易的な方法として、近隣の家の屋根に設置されているアンテナ(特に屋根の上でマストに固定される魚の骨のような形をした八木式アンテナ)の向きを参考にする方法があります。
同じエリアであれば、基本的には同じ電波塔に向けて設置されていることが多いからです。デザインアンテナが設置されている壁面の方向も参考になります。
ただし、この方法には注意点があります。
- 周辺の建物などの影響で、隣家とご自宅では最適な方角が微妙に異なる場合があります。
- 参照したアンテナの向きが、そもそも正確でない可能性もあります。
この方法は、あくまで最終手段、または他の方法で調べた方角の裏付けを取るための参考程度と考えるのが良いでしょう。
【実践編】地デジアンテナの向きを自分で調整する全手順
地デジアンテナを向けるべき正しい方角がわかったら、いよいよアンテナの向きを調整する作業に入ります。
焦らず、ひとつひとつのステップを確実に行いましょう。
安全に作業するため、特に高所での作業は二人以上で行うことを強く推奨します。
STEP1:調整のゴール!テレビの「アンテナレベル」確認方法
調整作業の成否を判断するために、基本的にはテレビに表示される「アンテナレベル(受信レベル)」を使います。
アンテナレベル画面とはテレビ機器に用意されている機能で、アンテナで受信した電波が実際にどれだけテレビまで届いているかを示す画面です。この数値が最大になるようにアンテナの向きを微調整するのが、この作業のゴールです。
メーカーによって確認方法が異なりますので、下記の一覧表を参考にしてください。
※各メーカーでもモデルや年式により操作、表示画面が異なる場合があります。詳しくはテレビの取扱説明書やメーカー公式の製品サイトをご確認ください。
また注意点として、アンテナを少し動かしてからその受信レベルがアンテナレベル画面に反映されるまでには、数秒程度のタイムラグが生じます。
そのため拙速にアンテナ角度を何度も動かすのではなく、アンテナを少し動かした後、数秒待ってアンテナレベル画面を確認する、慎重な作業が重要になります。
なお、低価格(1,000円台程度)な簡易型の地デジ用アンテナレベルチェッカーを使用すると、アンテナのすぐ近くでケーブルに接続して、角度調整からすぐに受信レベルが確認できるため、作業がとても楽になります。
STEP2:アンテナの種類別に解説!向きの微調整と固定のコツ
ご自宅に設置されている地デジアンテナの種類によって、角度調整のポイントが異なります。
この項目では、代表的な3種類の地デジアンテナ機種について、それぞれに応じた調整方法を解説します。
① 八木式アンテナ(魚の骨型)の調整方法
屋根の上に立てられたマストの先によく見られる、もっとも一般的な地デジアンテナ機種です。このタイプは受診性能に優れる分、指向性も非常に強い(半値幅が狭い)ため、丁寧な微調整が必要です。
以下、具体的な手順になります。
- 準備するもの
- スパナまたはレンチ(アンテナを固定しているナット用)。
- スマートフォン(方角確認用、テレビ画面確認用)。
- 作業を手伝ってくれるパートナー。
- 地デジ用の簡易型レベルチェッカー(必須ではないがあれば便利)。
- 調整手順
- 安全確保:まずは足場を安定させ、安全を最優先します。
- ナットを緩める:八木式アンテナが固定されているマスト(支柱)のナットを、手で動かせる程度に少しだけ緩めます。
- 微調整:パートナーにテレビのアンテナレベル画面を見てもらいながら(もしくはアンテナレベルチェッカーを確認しながら)、アンテナを左右に少しずつ、ゆっくりと動かします。
- レベル最大値を探す:アンテナレベルがもっとも高くなるポイントを探します。行き過ぎたら少し戻すなど、根気よく探しましょう。
- 固定:最適な位置が見つかったら、アンテナが動かないようにしっかりとナットを締めて固定します。
ただ八木式アンテナは基本的に屋根の上のマストに設置されていることが多く、この場合、一般の方が角度調整の作業を行うことは、屋根からの転落をはじめ、大変な事故を引き起こす可能性が高くなります。
そのため一般の方は、屋根の上などでの高所作業は決して行わないでください。基本的に一般の方にもおすすめできる角度調整は、屋上フロアやベランダ、やや低めの壁面など、確かな足場で作業の安全を確保できる場合に限られます。
少しでも転落のリスクなどがある作業は、プロのアンテナ工事業者へとお任せになることを推奨します。
また地デジアンテナの最新モデルである「ユニコーンアンテナ」も、基本的に屋根の上などの高所でマストに設置されるモデルであるため、角度調整も八木式アンテナの場合とほぼ同様になります。
ユニコーンアンテナの前方は、下部のカバーが開く、ロゴが印字された側になります。ただユニコーンアンテナはその形状から指向性が低い(半値幅が広い)ため、さほど綿密な角度調整は必要ありません。
② デザインアンテナ(平面アンテナ)の調整方法
建物の外壁などに設置される、スタイリッシュな薄い箱型の地デジアンテナです。
このモデルは八木式アンテナほど指向性はシビアではありませんが、正面をしっかり電波塔に向けることが重要です。
具体的な手順は、以下の通りになります。
- 準備するもの
- スパナまたはドライバー(固定金具による)。
- スマートフォン。
- 作業の助手、または簡易型レベルチェッカー。
- 調整手順
- 金具を緩める:デザインアンテナを固定している、裏側の壁面金具のネジやボルトを少し緩めます。
- 向きを調整:アンテナ本体の正面を、調べた電波塔の方角へと向けます。
- レベルを確認:テレビのアンテナレベル(またはレベルチェッカー)を確認し、最大になるように左右の角度を微調整します。
- 固定:最適な位置で金具をしっかりと固定します。
③ 室内アンテナの調整方法
室内アンテナは工事不要で、室内で手軽に設置できる地デジアンテナですが、受信性能や指向性が非常に低く、受信感度がもっともデリケートです。
そのため置き場所や向きを少し変えるだけで、受信状況が大きく変わります。
- 設置場所のポイント
- できるだけ電波塔に近い方の窓際に置く。
- テレビやレコーダー、Wi-Fiルーターなどの電子機器から離す。
- 床よりも、棚の上など少し高い位置に置く。
- 調整のコツ
- アンテナレベル画面を見ながら、本体の向きを数ミリ単位でゆっくりと変えてみます。
- 左右だけでなく、上下の角度を少し変えるだけで改善することもあります。
- もっとも受信レベルが高くなる「スイートスポット」を見つけたら、その位置に固定します。
STEP3:安全第一!自分で調整する際の重要注意点
ご自身で作業を行う際は、何よりも安全が最優先です。
以下のチェックリストを必ず確認し、無理な作業は絶対にしないでください。
※上記はアンテナ角度調整時の主な注意点です。
前項目でもご説明した通り、屋根の上などの高所で転落をはじめとする事故のリスクが考えられる場合は、決してご無理をなさらず、専門業者へとご依頼になることがもっとも重要な注意点と言えます。
【トラブル解決】向きを調整しても映らない…考えられる5つの原因と対処法
「地デジアンテナの向きを完璧に調整したはずなのに、テレビの映りが改善しない」
そんな場合は、大掛かりな電波障害などのほか、向き以外の場所に原因が隠れている可能性があります。
落ち着いて、以下の5つのポイントを確認してみてください。
※上記は地デジ画面の状態が改善しない場合の主なチェックポイントになります。
自分でやるのは難しい?プロの業者に依頼すべきケースと費用相場
ここまでの記事でも少し触れた通り、ご自身での調整やトラブルシューティングを試みても改善しない場合や、作業に危険を感じる場合は、無理をせずにプロのアンテナ工事業者に相談するのが賢明です。
以下、角度調整などの作業をプロに依頼すべき主なケースをご紹介します。
こんな時はプロに相談!業者に依頼した方が良いケース
- 屋根の上など、危険を伴う高所での作業が必要な場合。
- アンテナの向き以外の原因(ブースター、分配器、アンテナ本体など)が考えられる場合。
- 何を試しても原因が特定できず、お手上げ状態の場合。
- 新築へのアンテナ設置や、古いアンテナの交換が必要な場合。
- 複数の部屋でテレビの映りが悪い場合。
アンテナの向き調整を業者に頼んだ場合の料金相場
アンテナ工事の専門業者に依頼した場合の費用は、その作業内容によって変動します。
以下に一般的な料金相場を一覧表でまとめましたので、参考にしてください。
※上記はあくまで目安です。正確な料金は必ず事前に業者から見積もりを取得して確認してください。
失敗しない!信頼できるアンテナ工事業者の選び方3つのポイント
アンテナトラブル時の修理や調整、または新築物件のテレビアンテナ工事などの際に、安心して任せられる業者を選ぶために、以下の3つのポイントを必ずチェックしてください。
- 明確な料金体系と事前見積もり
- 作業前に必ず現地調査を行い、詳細な見積もりを提示してくれる業者を選びましょう。
- 「工事一式〇〇円」といった曖昧な見積もりではなく、作業内容や部材の内訳が明記されているか確認することが重要です。
- 本記事にご協力いただいた優良なアンテナ工事業者「あさひアンテナ」では、各種工事に伴う現地調査、見積もりを「完全無料(出張やキャンセルなど各種費用込み)」で実施しています。
- また同社では見積もり内容も詳細かつ、細かな点もお客様に詳しくご説明するほか、見積もり後、当初の見積もりにない工事料金は決して加算しない方針も徹底しています。
- 豊富な施工実績と専門知識
- アンテナ工事会社のウェブサイトなどで、これまでの施工事例が豊富に掲載されているか確認しましょう。
- 電波に関する専門知識を持ち、地域の電波状況に詳しい業者であれば、最適な解決策を提案してくれます。
- 「あさひアンテナ」は関東・関西エリアで年間6,000件以上の施工実績を誇り、対応エリアに密着した豊富な経験に基づいて、さまざまな現場の条件に最適の工事をご提案します。
- また同社は完全自社施工を徹底しているため、経験豊富な自社スタッフによる高品質な施工を、中間マージンなどをカットした適正価格でご提供します。
- 充実した保証とアフターサービス
- 工事後に万が一トラブルが再発した場合に備え、長期的な保証制度があるかを確認しましょう。
- 迅速に対応してくれるアフターサービスの体制が整っている業者であれば、より安心して任せることができます。
- 「あさひアンテナ」では、業界でも最長クラスの保証制度になる、工事完了日からの「10年保証」をご提供しています。
地デジアンテナの方角に関するよくある質問(FAQ)
Q1. マンションやアパートでも自分で調整していいですか?
A1. ベランダの手すりや屋内など、ご自身の専有部分にご自身で設置したテレビアンテナの場合は調整が可能です。
しかし、屋上などに設置されている共用アンテナの場合は、管理会社や大家さんに連絡して対応してもらう必要があります。基本的に居住者が勝手に触れることはできませんのでご注意ください。
Q2. BS/CSアンテナの向きも同じ方法で調べられますか?
A2. BS/CSアンテナを向けるべき方向は、日本全国で同じ東経110度ですが、アンテナを調整すべき仰角、方位角は各地域によって微妙に異なります。
インターネットなどで地域ごとの調整角度を確認できるほか、適切な角度を確認するための専用スマホアプリ(「BSコンパス」など)が存在します。
ただBS/CSアンテナの角度調整は地デジアンテナよりも格段にシビアです。左右の方角(方位角)だけでなく、上下の角度(仰角)も1度単位で正確に合わせる必要があります。
ご自身での調整が難しい場合は、プロの業者へとご依頼になることをおすすめします。
Q3. 天気が悪いと映りが悪くなるのはなぜですか?
A3. 最初の項目でもご説明した通り、地デジ電波は気候によってレベルがやや変動するほか、大雨や大雪の際には電波が吸収され、アンテナに届く地デジ電波レベルが弱くなることがあります。
地デジアンテナの向きが最適であれば影響は最小限に抑えられますが、もともと受信レベルがギリギリの場合は、特定の季節や天候によって、地デジ放送が映らなくなる、画面が乱れることがあります。
このような場合には、より受信感度が高まるようアンテナの角度調整を行う、またはより高性能なアンテナへの交換、ブースターの追加工事などが必要になる場合もあります。
衛星放送の場合は、通常の気候や悪天候には大きな影響を受けません。
ただ一定以上の豪雨や大雪では、降り注ぐ雨雪が障害物となって12GHz帯が吸収され、乱反射も起こすことで受信レベルが低下して受信できなくなる「降雨減衰」「降雪減衰」が起こることがあります。
衛星放送の場合の対処は、基本的に天候の回復を待つことが対策ですが、やや大型で受信レベルが高くなるBS/CSアンテナを使用することも対処になります。
まとめ|正しい方角調整で快適なテレビライフを取り戻そう
今回の記事では、地デジ画面の乱れに対して、ご自身で地デジアンテナの方角を調整して対処する方法について詳しく解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。
- テレビの映りが悪い原因は、アンテナの向きのズレが考えられる。
- 正しい方角は、スマホアプリやWebサイトを使えば自分で簡単に調べられる。
- 調整作業は、テレビの「アンテナレベル」画面を見ながら、数値が最大になるように行う。(簡易型レベルチェッカーの利用も有効)
- 高所作業は危険が伴うため、安全を最優先し、専門業者への依頼を考える。
- 向きを調整しても改善しない場合は、ケーブルやブースターなども確認する。
- 自分で解決できない場合は、迷わずプロのアンテナ工事業者に相談する。
屋根の上など危険な作業の場合を除き、正しい知識を持って手順通りに行えば、アンテナ調整は決して難しい作業ではありません。
この記事を参考に、ぜひご自身の手で快適なテレビ視聴環境を取り戻してください。
もしご自身での作業に危険が伴う、調整してもトラブルが解消されない、原因を特定できないなどの場合は、まずは「あさひアンテナ」のフリーダイヤルやメールフォーム、公式LINEアカウントなど、お住まいのエリアに対応できる優良なアンテナ工事業者へとご相談になることを、筆者からもおすすめします。




