テレビ用・地デジアンテナの種類一覧:新築住宅やアンテナ交換で後悔しない最適な機種の選び方、設置方法までプロが徹底解説!
新築の戸建てに引っ越したばかりでアンテナ工事をお考えの方や、いまのお住まいで最近テレビの映りが悪くなってきたと感じている方はいらっしゃいませんか?
そのような方々は、いまちょうど「そろそろアンテナをどうにかしないと」と考えているのではないでしょうか。
しかし、いざテレビアンテナについて調べ始めると「UHFアンテナ?」「BS/CSアンテナ?」「デザインアンテナ?」「素子数?」など、さまざまな専門用語が出てきて、意味が分からず戸惑ってしまうことも多いことでしょう。
「アンテナで自宅の外観は損ねたくないけれど、受信感度も妥協したくない」
「できるだけ工事費用は抑えたいけど、後から映りが悪くて後悔するのも嫌だ」
この記事は、アンテナ工事についてさまざまなお悩みやご要望をお持ちの皆様のためにご用意した、地デジ用テレビアンテナ選びの完全ガイドです。
本記事は、技術的な専門知識を持つプロのライターが、アンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」所属のアンテナ職人にお話を伺い、豊富な専門知識と現場経験に基づく確かな情報を、専門用語を避けて一般の方にもわかりやすく執筆したものです。
この記事をすべてお読みいただければ、テレビアンテナに関する専門知識がない方でも、ご自宅の状況やご希望に最適なアンテナの種類から、アンテナ性能の正しい見方、費用相場、信頼できる業者の選び方まで、すべてが十分に分かります。
本記事の解説を参考にした後悔のないアンテナ選びで、快適なテレビライフを手に入れていただければ幸いです。
【一覧表】地デジアンテナは主に4種類!特徴をひと目でチェック
地デジ放送を見るためのアンテナ(地デジアンテナ・UHFアンテナ)は現在、主に4種類のモデルに分けられます。
まずは、それぞれの機種の特徴を以下の一覧表で確認して、全体像をつかんでください。
地デジアンテナに対するご自身の希望やご自宅の環境に合いそうなのはどれか、イメージしながらご確認ください。
※上記は各アンテナ機種の主な特徴になります。
【性能・費用・デザインで徹底比較】主要地デジアンテナ4選
それでは、4種類のアンテナについて、さらに詳しく見ていきましょう。
それぞれのメリット・デメリットを理解することで、よりご自宅に合ったアンテナを選びやすくなります。
ここでは、アンテナ選びで特に重要な以下のポイントで比較していきます。
- 受信性能
- デザイン性
- 費用相場
- 耐候性(天候への強さ)
八木式アンテナ|受信性能は最強!電波が弱い地域でも安心
八木式アンテナは、もっとも古くからある伝統的なテレビアンテナです。
魚の骨のような特徴的な形状で、屋根の上のマスト(ポール、支柱)の先によく設置されています。
以下は、八木式アンテナの主な特徴です。
メリット
- 4種類の中でもっとも受信性能が高い。
- 比較的、費用が安い。
- 高い場所に設置できるため、周辺の建物の影響を受けにくい。
- 素子数(受信性能)別の機種が多く、幅広い電界地域に対応できる。
- 受信性能が非常に高い高性能型パラスタックアンテナや、対応エリアで受信感度が高まるローチャンネル用などのモデルもある。
デメリット
- 見た目が大きく、建物の外観や景観を損なう可能性がある。
- 風雨や雪、鳥害などの影響を受けて老朽化が進みやすい。
八木式アンテナは、とにかく安定した受信環境を最優先したい方におすすめです。
特に、電波塔から遠い「弱電界地域」にお住まいの場合は、このアンテナが唯一の選択肢になることも少なくありません。
なお、本記事にもご協力いただいた優良なアンテナ工事業者「あさひアンテナ」では、各種テレビアンテナ設置工事を、国産大手メーカー製の高品質アンテナ本体、基本的な設置具、同軸ケーブルをセットにした「基本設置工事費」で案内しています。
八木式アンテナの設置工事では、基本のモデルとして、DXアンテナ製20素子モデル「UA20」を使用し、防水処理も加えて22,000円(税込み24,200円)からの基本設置工事費でご対応しています。
他にも八木式アンテナでは、、8素子、14素子など現場の受信感度に応じた各素子数モデルや高性能パラスタックアンテナ、ローチャンネル用などのモデル。
さらに、さまざまな厳しい気候に対応できる塩害用、雪害用、ステンレスモデルなどもh御用意しているので、八木式アンテナの優れた受信性能を確保しつつ、さまざまな条件の現場に対応した取り付け工事に対応できます。
デザインアンテナ|家の外観を損ねない!新築に一番人気
デザインアンテナ(平面アンテナ)とは、その名の通りデザイン性を重視したアンテナです。薄い箱型の本体を、建物の外壁やベランダに設置するため、住宅の外観や景観にもすっきりと馴染みます。
デザインアンテナの特徴は、主に以下の通りです。
メリット
- スタイリッシュで建物の外観を損なわない。
- カラーバリエーションが豊富で住宅の色に合わせやすい。
- カバー付きで壁面に設置するため、風雨などの影響を受けにくく長持ちしやすい。
- 条件によっては屋根裏や天井裏にも設置できる。
デメリット
- 八木式アンテナに比べると受信性能がやや劣る。
- 壁面など低い位置に設置するため、周辺の建物の影響を受けやすい。
- 周辺環境によっては電波が遮られるため設置できないことがある。
現在、新築の戸建て住宅でもっとも選ばれているのが、このデザインアンテナです。
電波状況が良い「強電界~中電界地域」にお住まいで、住宅の外観を大切にしたい方に最適な選択肢と言えるでしょう。
なお「あさひアンテナ」では、さまざななニーズに対応できるデザインアンテナ機種をご用意して、やはりアンテナ本体と基本部材、ケーブルをセットにした設置工事費用で提供しております。
デザインアンテナの基本機種として、DXアンテナ製の高品質な20素子相当モデル「UAH201」を利用した基本設置工事は、22,000円(税込み24,200円)からでご案内しています。
他にも、サン電子製の最新20素子相当モデル「WG-20」に、背面のケーブルやブースターなどを隠して外観がスッキリする別売り製品「背面スッキリカバー」をセットにした基本設置工事は、25,000円(税込み27,500円)からでご対応します。。
マスプロ電工製の業界最小級コンパクトモデル(強電界地域専用)で、付属のスタンドで室内設置もできる、スカイウォーリーミニ「U2SWLC3」の基本設置工事も、やはり22,000円(税込み24,200円)からでご提供しています。
あさひアンテナでは、他にも受信性能が高い26素子相当のデザインアンテナもご用意しており、豊富なモデルと緻密な電波調査により、現場で可能な限り、お客様のご要望に最適となる、多彩なデザインアンテナ設置に対応しています。
ユニコーンアンテナ|デザインと性能を両立した最新モデル
ユニコーンアンテナ(U2CN)とは、マスプロ電工が開発した比較的、新しいタイプである、ポール型の地デジアンテナです。
デザインアンテナの外観性の良さと対候性、そして八木式アンテナの受信性能の高さを両立させています。
ユニコーンアンテナの特徴は、以下の通りになります。
メリット
- シンプルな形状で家の外観に馴染みやすい。
- 高さを出して設置できるため、障害物の影響を受けにくい。
- 風を受け流す構造で、天候の影響を受けにくい。
- デザインアンテナが設置できない場所でも対応できるケースが多い。
デメリット
- 他のアンテナに比べて費用がもっとも高い。
- 八木式アンテナの高性能モデルには受信性能で及ばない。
「デザインアンテナを設置したいけれど、周辺に建物があって電波が不安」
「八木式アンテナは見た目が気になる」
ユニコーンアンテナは、そんなお悩みを解決できる非常にバランスの取れたアンテナです。特に周辺環境からデザインアンテナが設置できない場所で、同等のメリットを確保したい場合に適しています。
「あさひアンテナ」ではユニコーンアンテナの設置も、アンテナ本体や部材、ケーブルをセットにして、現在は業界最安に挑む「キャンペーン価格」にてご案内しています。
室内アンテナ|工事不要で手軽!ただし設置条件は厳しい
室内アンテナは、その名の通り室内に設置する小型のアンテナです。
卓上型や、窓に貼り付けるシート型などの種類があります。
またやや大型になる分、受信感度も向上し、室内だけでなく屋外の壁面やベランダにも設置できる屋外屋内兼用アンテナも存在します。
これら室内対応アンテナの主な特徴は、以下の通りです。
メリット
- 工事が不要で、購入後すぐに使える。
- 価格が非常に安い。
- 天候の影響をまったく受けない。
デメリット
- 受信性能が非常に低く、使える環境が極めて限定される。
- 建物や壁に電波が遮られるため、映像が不安定になりやすい。
室内アンテナは、電波塔のすぐ近くなど、電波レベルが非常に強い「強電界地域」でのみ使用可能です。
アンテナコンセントのない部屋での一時的な利用など、簡易的、限定的な用途としてご検討になることをおすすめします。
あさひアンテナでは、室内アンテナに関しても、DXアンテナ製のブースター内蔵型「US120A(W)」や、同社製の低価格シンプルモデル「US10KB/WB」。
また屋外屋内兼用モデルでは、やはりDXアンテナ製の「US210(P)」や前述したコンパクトデザインアンテナ「スカイウォーリーミニ・U2SWLC3」などをご用意し、受信レベルの確認により対応可能かのチェックも含め、室内アンテナ設置にもご対応しています。
後悔しない!地デジアンテナの失敗しない選び方4ステップ
それぞれのアンテナ機種の特徴が分かったところで、次はいよいよご自身の家に最適なアンテナを選ぶステップです。
以下の4つのステップを順番に確認していけば、誰でも簡単に、後悔しないアンテナ選びができます。
- STEP1:まずは自宅の「電波状況」を確認しよう。
- STEP2:電波の強さに合った「性能(素子数・利得)」を選ぶ。
- STEP3:家の外観に合わせた「デザイン・設置場所」を決める。
- STEP4:「BS/CS放送」も見たいか?用途に合わせて追加検討。
以下、各ステップの詳細を解説していきます。
STEP1:まずは自宅の「電波状況」を確認しよう
新築住宅などのテレビアンテナ工事において、アンテナ選びでもっとも重要になるのが、ご自宅の電波状況を正確に把握することです。
受信できる電波の強度に合わないアンテナを選んでしまうと「テレビが全く映らない」「特定のチャンネルだけ映りが悪い」といったトラブルの原因になります。
オンラインマップで「電界地域」の目安を知る
専門的な知識がなくても、ご自宅がどのくらいの電波の強さのエリアにあるか、目安を知ることができます。
一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)のウェブサイト「地デジ受信エリアのめやす」で、お住まいの地域の電界地域を確認してみましょう。
以下、一般的な電界地域の目安を一覧で解説します。
※上記は一般的な電界地域の目安です。ただ電界地域には統一された基準がなく、使われる場所によっては分類や基準がやや異なる場合もあります。
ただしこの電界地域は、あくまで電波塔からの距離や山地などの地形を目安にした、広範囲の大まかな目安に過ぎません。
強・中電界地域でも、高層ビルや住宅密集地など周辺環境の影響で、部分的(特に低い位置)での受信レベルが極端に低下することもあるなど、各電界地域でも局地的な電波状況は、上記の基準を外れて大きく異なる場合もあります。
専門業者による正確な電波調査がおすすめ
高層建築の近くや住宅密集地、またお住まいの壁面など、正確な受信レベルを判断しにくい場所で、受信レベルを確認するもっとも確実な方法は、アンテナ工事の専門業者に電波調査を依頼することです。
業者は「レベルチェッカー」という専用の測定器を使い、屋根の上や壁面、ベランダ、屋内空間など、設置場所ごとに正確な電波の強さや品質を測定してくれます。
アンテナ工事を前提としていれば、多くの業者が無料で見積もりと電波調査を行っているので、まずはご相談になることがおすすめです。
例えば「あさひアンテナ」では、電波調査とアンテナ工事のお見積もりを、出張料やキャンセル料などの諸費用も含めた「完全無料」で実施しています。
また同社では、緻密な電波調査により、特に安定した受信感度の確保が重要となるデザインアンテナ設置に定評があります。他業者では受信が難しいとデザインアンテナ設置を断られた現場でも、ピンポイントの精密な電波調査により、安定した受信のデザインアンテナ設置を実現したケースも多々あります。
さらに同社はデザインアンテナ屋内設置の技術にも長じており、現場の条件で屋根裏・天井裏への設置が可能であれば、追加工事費はご無用の、デザインアンテナ基本設置工事費のみでご対応しています。
STEP2:電波の強さに合った「性能(素子数・利得)」を選ぶ
ご自宅の電波状況を把握できたら、次はその電波の強さに合った性能を持つ地デジアンテナを選びます。
地デジアンテナの性能は、主に「素子数(そしすう)/素子数相当(素子数相当)」と「動作利得(どうさりとく)」という2つの指標で示されます。
「素子数」「動作利得(dB)」とは?性能の見方を解説
このふたつの言葉は、専門用語で少し難しく聞こえますが、意味はとてもシンプルです。
- 素子数(または素子数相当)
- 八木式アンテナにおける、電波を受信する部分(素子・エレメント)の数のことです。
- 例えるなら「アンテナが電波をキャッチできる手の数」で、この数が多いほど受信感度が高くなります。
- 一般的には、8素子、14素子、20素子などに分かれ、この数値が強・中・弱の各電界地域に対応します。
- 八木式アンテナでは物理的な素子の数を示しますが、デザインアンテナやユニコーンアンテナなど、素子が見えない機種では、受信性能を素子数に換算した「〇素子相当」の数値で表記されます。
- 動作利得、または利得・ゲイン(dB:デシベル)
- アンテナが受信した電波をどれだけ効率よく送り出せるかを示す数値です。
- 例えるなら「キャッチした電波を出来るだけ送り出す力」で、この数値(dB)が大きいほど高性能です。
- アンテナの前方における受信感度を示す数値とも言えます。
- 動作利得の数値は、ほぼ素子数に比例しますが、同じ素子数でも指向性の高いアンテナや、ローチャンネル用モデルなどは動作利得が高くなります。
- 同素子数(相当)モデルの受信性能の差を判断する目安とも言えます。
このふたつの目安のおおよその意味を理解していれば、アンテナの受信性能がわかりやすくなります。
【地域別】おすすめのアンテナ性能の目安
ご自宅の電波状況(電界地域)に合わせて、以下の受信性能や機種を目安にアンテナを選んでください。
※上記は電界地域ごとに推奨できるテレビアンテナ機種の一例です。
STEP3:家の外観に合わせた「設置場所」を決める
受信性能の目星がついたら、次に設置場所を考えます。
家の外観を大切にしたい、または風雨などの影響を避けたいというご要望と、安定した受信を両立できる場所を選びましょう。
屋根上・壁面・屋根裏|設置場所ごとのメリット・デメリット
戸建て住宅における主なアンテナ設置場所は「屋根上」「壁面(またはベランダ)」「屋根裏」の3箇所です。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、以下の一覧表をご参考に、ご自身の優先順位と照らし合わせて検討しましょう。
STEP4:「BS/CS放送」も見たいか?用途に合わせて追加検討
地デジアンテナ選びの最後に、衛星放送であるBS放送、CS放送もご覧になりたいかどうかを確認してください。
BS放送の独自チャンネル(4K8K含む)や、映画やスポーツ、アニメや時代劇など有料の専門チャンネルなどを楽しみたい場合は、別途BS/CSアンテナの設置が必要です。
地デジアンテナとBS/CSアンテナの設置工事を同時に依頼すると、作業の手間や機材が省ける分、セット割引が適用されて費用が安くなることがほとんどです。
将来的に衛星放送を見る可能性があるなら、新築時などに地デジアンテナとBS/CSアンテナをまとめて設置してしまうことがおすすめです。
アンテナ設置にかかる費用は?初期費用と長期コストを徹底比較
テレビアンテナ選びで、お客様がもっとも気になるポイントは、やはり費用面ではないでしょうか。
ここでは、各種テレビアンテナ設置にかかる初期費用と、ケーブルテレビなど他の視聴方法との長期的なコストを比較します。
【種類別】アンテナ設置の費用相場一覧(本体+工事費)
アンテナ設置にかかる費用は、アンテナ本体の価格と工事費の合計で決まります。
以下は、一般的な費用相場です。
※上記はアンテナ本体や設置具、ケーブルをセットにした標準的な設置費用の目安になります。
この他に、電波が弱い場合や複数の部屋でテレビを見る場合など、一般戸建て住宅ではほとんどの場合「ブースター」という電波を増幅する機器(追加費用 15,000円~)が必要になります。
長期で見るならアンテナが断然お得!ケーブルテレビ・光テレビとの費用比較
テレビを見る方法は、アンテナを設置する以外に「ケーブルテレビ(CATV)」や「光テレビ」を契約する方法もあります。
これらの視聴方法では月額視聴料金がかかりますが、アンテナ設置は一度、アンテナ工事の費用を払えば、NHK受信料や有料チャンネルを除いて、月々の支払いは発生しません。
以下、各視聴方法の主な費用の目安を比較しました。
※上記は一般的な各視聴方法の費用目安になります。
表の通り、15年という長い期間で見ると、テレビアンテナ設置がもっともコストを抑えられることが分かります。
持ち家の戸建て住宅において、長期的な費用対効果を重視するなら、アンテナ設置がもっとも賢明な選択と言えるでしょう。
アンテナ設置はDIYできる?業者に依頼すべき?
少しでもアンテナ工事の費用を抑えるために、アンテナ設置工事を自分でDIYできないかと考える方もいるでしょう。
しかし結論から申し上げると、安全と確実性を考えれば、アンテナ工事の専門業者に依頼することを強くおすすめします。
アンテナのDIYは可能?メリットと知っておくべき注意点・リスク
アンテナ設置のDIYは不可能ではありませんが、以下のような多くのリスクが伴います。
- 高所作業による転落の危険
- 屋根の上や2階の壁面などでの作業は、専門知識のない一般の方では転落のリスクが高く、非常に危険です。
- 専用の工具や測定器が必要
- アンテナを固定する工具や、電波の強さを測るレベルチェッカー、高所作業の場合の安全具などが必要です。
- 正確な方向調整の難しさ
- 電波塔や静止衛星などの方向からずれると、受信レベルは大きく低下します。
- 家屋を傷つけるリスク
- 外壁に穴を開ける作業などで、防水処理を誤ると雨漏りの原因になります。
- 屋根の上では、アンテナや機材を落下させてしまうことで、アンテナ本体だけでなく、屋根を破損させてしまうことも考えられます。
工事費を節約しようとした結果、落下して怪我をしたり、家を傷つけてしまっては元も子もありません。
DIYに失敗した後、アンテナ工事だけでなく住宅の修復なども業者に依頼することになり、かえって高くつくケースも少なくはありません。
失敗しない!信頼できるアンテナ工事業者の選び方5つのポイント
テレビアンテナ工事はどこの業者に頼むのがいいのかわからないというお客様も多いかと思われます。
そこで、安心して任せられる優良なアンテナ工事業者を選ぶために、まずは以下の5つのポイントをチェックしていってください。
- 料金体系が明確で、見積もりの内訳が詳細か
- 「アンテナ工事一式」ではなく、どの作業にいくらかかるのかが明記されているか確認しましょう。
- 「あさひアンテナ」では、公式サイトに使用するアンテナその他の機材(すべて国内大手メーカー製)を含めた明確な料金体系を明示しています。
- また同社では、詳細な見積もり内容と詳しい解説を徹底しており、見積もり後に決して追加工事費を加算しない姿勢も徹底しています。
- 豊富な施工実績があるか
- ホームページなどで、自宅と似たような環境での施工事例があるかチェックしましょう。
- 「あさひアンテナ」は、年間6,000件の施工実績を誇り、公式サイトにてブログで写真付きの施工事例を数多く紹介しています。
- また同社では、自社スタッフの熟練したアンテナ職人による完全自社施工を徹底し、中間マージンなどのカットによる適正価格と、高品質な施工を両立しています。
- 長期の工事保証が付いているか
- 5年以上の長期保証が付いている業者は、工事の品質に自信がある証拠です。
- 「あさひアンテナ」では、業界最長クラスである工事完了日からの「10年保証」をご用意しています。
- 問い合わせへの対応が丁寧で、専門知識があるか
- 見積もり時などにお客様に対して、分かりやすい言葉で丁寧に説明してくれるスタッフがいるかどうかも重要です。
- 「あさひアンテナ」では施工だけでなくお客様へのご対応も高品質を徹底しており、常に身だしなみや言葉遣いを整え、お客様のご質問に対しては、丁寧にわかりやすく、ご理解いただけるまでご説明します。
- 現地調査や見積もりが無料か
- 契約前に無料で電波状況を調査し、正確な見積もりを出してくれる業者を選びましょう。
- 「あさひアンテナ」では前述の通り、精密な電波調査とお見積もりを完全無料で対応しています。
意外と知らない?アンテナ周りの重要機器もチェック
快適なテレビのご視聴には、アンテナ本体だけでなく、それを支える周辺機器も重要な役割を果たします。
アンテナ工事に伴って必要となる代表的な機器「ブースター」と「分配器」について知っておくと、業者との打ち合わせもスムーズに進みます。
ブースター:電波を増幅する「縁の下の力持ち」
ブースターとは、アンテナが受信したテレビの電波が弱い場合に、映像信号を適切なレベルまで増幅(ブースト)するための機器です。
以下のような場合に必要となります。
- 電波の弱い「弱電界地域」にお住まいの場合
- 複数の部屋に電波を分配することで、信号が弱まってしまう場合
必要かどうかは、専門業者が電波調査の結果に基づいて判断してくれます。
安定した映像品質を保つための重要な機器です。
ブースターは増幅性能や、地デジ用、地デジと衛星放送対応(混合機能付き)、4K8K対応などの性能によって、本体価格や設置費用が変動します。
分配器と分波器:複数のテレビで見る・電波を分ける
「分配器」と「分波器」は、名前だけでなく形状も似ていて混同しやすい機器ですが、その役割は以下の通りまったく異なります。
- 分配器
- 一基のアンテナで受信した電波を、複数の部屋にあるテレビ(アンテナコンセント)に均等に分けるための機器です。
- 例えば、リビング、寝室、子供部屋の3部屋でテレビを見る場合、3分配器が必要になります。
- 一般的な新築戸建て住宅の場合は、お引き渡しの際に、各部屋への配線と共にすでに設置されていることが多くなります。
- 分波器
- 地デジと衛星放送の電波を一本のケーブルにまとめる混合器(混合機能を持つブースター)と対になる機器です。
- 地デジとBS/CSの電波が混ざった1本のケーブルから、それぞれの電波を二本のケーブルに分け、テレビの端子に接続するための機器です。
- 地デジとBS/CSの両方を見る場合に、テレビの入力端子の前で使われます。
- 混合器や分配器を使うことで、ケーブル配線部を簡略化でき、総合的な工事コストを抑えることができます。
地デジアンテナに関するよくある質問
ここでは、地デジアンテナに関してよく寄せられる質問にQ&A形式でお答えします。
Q1. アンテナの寿命はどれくらい?交換のサインは?
A1. 地デジアンテナの寿命は種類や設置環境によって異なりますが、一般的には以下の通りです。
- 八木式アンテナ:約10年
- デザインアンテナ/ユニコーンアンテナ:約15年~20年
ただし、沿岸部で塩害を受けやすい地域や、台風が多い地域では寿命が短くなることがあります。
「特定のチャンネルだけ映りが悪い」「天候によって映像が乱れる」といった症状が出始めたら、交換を検討するサインかもしれません。
なお八木式アンテナには、設計や素材、加工などにより気候に応じた対候性を高めた塩害用、雪害用、ステンレスなどのモデルがあり、このような機種を使うことである程度、寿命を延ばすことができます。
Q2. 主要なアンテナメーカー3社の特徴を教えて
A2. 日本のアンテナ市場は、日本三大アンテナメーカーの3社を含めた、主に以下の4社が有名です。
- マスプロ電工:業界シェアNo.1で、ユニコーンアンテナを開発したメーカーです。品質と信頼性に定評があります。
- DXアンテナ: デザインアンテナ「デジキャッチ(UAHシリーズ)」が人気で、製品ラインナップが非常に豊富です。
- 日本アンテナ: 長い歴史を持つ老舗メーカーで、安定した品質の製品を提供しています。特にアンテナ周辺機器の生産に優れます。
- サン電子:上記の日本三大アンテナメーカーに匹敵する大手メーカーで、背面スッキリカバーに対応するデザインアンテナ「WG」シリーズなど独自の目線によるユニークなラインナップが魅力です。
どのメーカーも高品質な製品を製造していますが、業者によって得意とする、または推奨するメーカーの製品が異なる場合もあります。
「あさひアンテナ」では、各種テレビアンテナ工事に、すべて上記メーカー製の高品質機材を使用しています。
特にテレビアンテナについては前述の通り、各メーカーでも独自の特性を持つアンテナ機種を一通りご用意し、さまざまなニーズのアンテナ工事に対応しています。
Q3. 地デジアンテナ設置の基本的なポイントとは?
A3. 地デジアンテナを設置する際の基本的なポイントは以下の通り、いかに効率よく地デジ電波を受信できるか、という点に集約されます。
- 電波塔の方向に向ける:地デジアンテナは高い指向性をもつため、お住まいの地域をカバーする電波塔の方向に、アンテナ本体でも正面側の向きを正確に向けることが最も重要です。
- 高さを確保する:基本的に、アンテナは高い場所に設置するほど、周辺の建物などの障害物の影響を受けにくくなり、受信感度が向上します。
- 障害物を避ける:アンテナと電波塔の間に、高いビルや山などがあると電波が遮られてしまいます。できるだけ見通しの良い場所に設置するのが理想です。
- 受信感度に余裕を持たせる:地デジ電波は一年を通した気候に影響を受け、特に悪天候ではレベルが大きく低下します。そのため、受信レベルの低下を想定して、余裕のある受信レベルを確保しておくことが重要です。
これらのポイントを総合的に判断して、最適な設置場所とアンテナの種類を決めることが、安定した地デジ放送の視聴に繋がります。
まとめ|最適なアンテナ選びで快適なテレビライフを
今回の記事では、地デジアンテナの種類と設置方法、そして後悔しない選び方について、網羅的に解説しました。
最後にあらためて、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。
- アンテナ機種は主に4種類:受信性能の「八木式アンテナ」、外観と対候性の「デザインアンテナ」、すべてを備えるの「ユニコーンアンテナ」、手軽さの「室内アンテナ」。
- 選び方の基本は4ステップ:
- 電波状況を確認:専門業者による正確な調査が確実。
- 性能を選ぶ:電波の強さに合った素子数・素子数相当のアンテナを選ぶ。
- デザイン・設置場所を決める:外観の好みと受信環境のバランスを取る。
- BS/CSアンテナの要否を検討:必要ならセットでの工事がお得。
- 長期的なコスト:アンテナ設置は月額費用がかからず、もっとも経済的。
- 工事はプロに任せるのが安心:施工の安全と確実性、長期保証などを考慮して、信頼できる業者を選んでください。
テレビアンテナ選びは、専門用語が多く難しく感じるかもしれません。
しかし、今回ご紹介したステップに沿って一つひとつ確認していけば、きっとご自宅にぴったりのアンテナが見つかるはずです。
アンテナ工事のご依頼については、まずは全般的に優良な業者である「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、またはメールフォーム、LINEアカウントまでお問い合わせになり、場合によってはその他の優良な業者と相見積もりを行われることを、筆者からもお勧めいたします。
特にあさひアンテナをお加えになることで、最安ながらお客様のご要望にもっとも近い、高品質のアンテナ工事を実現できる可能性が非常に高くなります。
お客様がお住まいに最適なアンテナ工事と優良な業者をお選びになり、長きにわたってストレスのない快適なテレビライフを実現していただければ、筆者としても幸いです。




