4K8K対応テレビアンテナケーブルの選び方・完全ガイド:交換方法から通販でも買える適切なおすすめ製品までプロが徹底解説!

2025年12月23日

せっかく最新の4Kテレビを購入したのに、BS放送の4Kチャンネルが映らない、またはブロックノイズが出て画質が安定しない、それほど高画質に思えない……そんなお悩みはありませんか。
その原因は、4Kテレビ本体やBS/CSアンテナではなく、意外にも「アンテナケーブル(アンテナの線)」にあるかもしれません。
この記事では、4K放送を最高画質で楽しむために不可欠となる、アンテナケーブルの正しい選び方から、交換方法、4K8Kの画面が正常に映らない場合のトラブルシューティングまでを専門家が分かりやすく解説します。

本記事の執筆は、テレビや放送について詳しいプロのライターが担当し、さらにアンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」に取材を行うことで、実地の経験に基づく確かな専門知識を、一般の方にもわかりやすい内容でまとめています。

まず結論からお伝えすると、4K放送(特にBS/CS)の視聴には「4K8K対応」「3224MHz対応」と明記された専用のアンテナケーブルが必須です。

本記事では、主な解説ポイントとして、衛星放送の基礎知識からはじめて、

  • なぜ4K放送に専用アンテナケーブルが必要なのか?
  • 4K/8K対応ケーブルの簡単な見分け方。
  • ご自身の環境に最適なケーブル商品の選び方や注文の流れ。
  • ご自宅でも可能なケーブル交換後のトラブル対処法。
  • お住まいの受信環境で本当に機材やケーブルの交換が必要か?

といった重要なポイントの詳細や関連の情報が、すべてわかります。
この記事を読み終える頃には、皆様はご自宅の環境に最適なアンテナケーブル、ランキングの評価も高い人気の製品をお選びになった上で、快適な4K放送のご視聴をスタートできるようになるでしょう。

衛星放送をBS/CSアンテナで受信する仕組みとは?

4K対応アンテナケーブルの重要性を理解するために、まずは衛星放送がどのようにしてご家庭のテレビに届くのか、その仕組みを簡単に理解しておきましょう。
衛星放送の電波は、宇宙空間で赤道の上を周回しているため、地球上からは空の同じ位置に止まって見える人工衛星「静止衛星」から送られてきます。
ちなみに衛星放送で言う「BS放送」「CS放送」の違いとは、この静止衛星の種類が、BSは「放送衛星」、CSは「通信衛星」であるという点です。
この放送衛星、および主要な通信衛星は、どちらも日本の地上から見て東経110度にあたる上空に位置しています。
衛星放送は、この静止衛星から送られる電波を、住宅の屋根の上などにあるお皿のような形のパラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)で受信していまます。

また、BS/CSアンテナで受信した電波は、12GHz帯というあまりの高周波数帯のため、テレビ側のチューナーで受信することができません。
そのため、BS/CSアンテナに付いている「コンバーター」という装置で、テレビが受信できる周波数の信号に変換された後、アンテナケーブルを通って室内のテレビまで届けられます。
この信号の通り道であるアンテナケーブルが、いわば映像の品質を決める重要な役割を担っているのです。

これらのポイントについては、以下の項目で詳しく解説していきます。

衛星放送をBS/CSアンテナで受信する仕組みと注意点

デジタル放送である衛星放送の電波は、赤道上空約36,000キロメートルにある静止衛星から、12GHz(ギガヘルツ)帯という非常に高い周波数で送られてきます。
この電波は周波数帯の高さから光のように直進性が強く、静止衛星から地上までの送信には適しています。ただその反面、太陽光のように、建物や木などの障害物に遮られやすい性質も持っています。

BS/CSアンテナでは、この12GHz帯の電波を円盤状のディッシュ(放物面反射器)で受け止めて反射させ、前方の一点(一次放射器)に集める形で受信しています。
そのため、BS/CSアンテナ(ディッシュ)の向き(方向)を上下、左右とも、東経110度にある衛星の方向へと正確に合わせる必要があります。

以下、静止衛星からの電波をBS/CSアンテナで受信する際の注意点、ポイントや電波障害の要因について一覧で解説します。

項目 注意点
アンテナの向き BS/CSアンテナのディッシュを東経110度の方向へと正確に合わせ、仰角(上下)・方位角(左右)を微調整する必要がある。
障害物 BS/CSアンテナと静止衛星の間に建物、樹木、電柱、洗濯物など、わずかな遮蔽物があっても、電波が遮られてしまう。
天候の影響 大雨や大雪の際には、空間において衛星放送の電波が吸収され、乱反射も生じて受信不良(降雨減衰・降雪減衰)が起こることがある。
電波の種類 静止衛星からの電波には、主に従来の2K放送で使われる「右旋円偏波」と、多くの4K/8K放送で使われる「左旋円偏波」の2種類がある。

※上記は衛星放送の受信についての主なポイントになります。

BS/CSアンテナからテレビまで電波を送る仕組みと注意点

BS/CSアンテナで受信した12GHz帯の電波は、アンテナに付随する「コンバーター(変換器)」によってMHz(メガヘルツ)帯の扱いやすい周波数に変換されます。
12GHz帯は周波数帯が高すぎて、そのままではケーブルで正常に送信することができないためです。MHz帯に変換されることで、ケーブルで送信できるようになった電波が、アンテナケーブルを通ってテレビのチューナーに送られます。

ここで重要となるのは、まずコンバーターを作動させるためには電源設定が必要になること、そして、静止衛星から送られる電波の種類によって、変換された後の周波数帯が異なるという点です。

まず電源設定については、コンバーターは電気的に周波数帯を変換する装置のため、テレビなどの受信機器で適切な「BS電源設定」を行ってチューナー端子から電源を送る、またはケーブル配線途中のブースター電源部から、ケーブルを通じてアンテナに電源を送る設定を行う必要があります。

そして静止衛星から送られる12GHz帯の電波には現在、当初から使われていた右回りの螺旋で送信される「右旋円偏波(うせんえんへんぱ)」と、2018年(平成30年)に4K8K放送をスタートする際、右旋の周波数帯が不足したために新しく追加された、左回りの螺旋で送られる「左旋円偏波(させんえんへんぱ)」の二種類があります。

この右旋、左旋の電波は、コンバーターで変換された後の周波数帯も異なります。
双方の電波の特性は、主に以下の表の通りになります。

電波の種類 変換後の周波数帯 主な放送内容
右旋円偏波 1032MHz~2072MHz 従来のBS/110度CS放送(2K)、一部の4K放送
左旋円偏波 2224MHz~3224MHz BS/110度CSの4K/8K放送(新4K8K衛星放送)

※上記は右旋、左旋の主な違いになります。

この表が示す通り、多くの4K/8K放送が使用する「左旋円偏波」は、従来の放送よりもはるかに高い周波数帯に変換されます。

そして衛星放送が開始された当初は、左旋の使用は想定されていなかったため、2018年以前のBS/CSアンテナや衛星放送用のケーブル配線、周辺機器は、すべて右旋円偏波、および右旋が変換された周波数帯のみに対応する機器になっています。

そのため現在、左旋の電波で送信される4Kや8Kのチャンネルを視聴するためには、2018年以降の製品である、右旋と左旋の双方に対応する2K4K8K対応のBS/CSアンテナや、4K8K(3224MHz)に対応するブースターや分配器、アンテナコンセントユニットなどの機材が必要となります。
そしてもっとも重要になるのは、アンテナからさまざまな機器を経由してテレビまで電波を送るアンテナケーブルが、左旋が変換された周波数帯に対応できる品質を持っていることです。

まずは結論!4K放送の視聴には「4K/8K対応」アンテナケーブルが必須

なぜ古いアンテナケーブル(アンテナのコード)では、4K放送が綺麗に映らず、テレビ画面の映りが悪い問題が起こるのでしょうか。
その答えは、上記でも少しご説明した通り、4K放送で使われる電波の「周波数」にあります。
難しく聞こえるかもしれませんが、その仕組みはとてもシンプルです。

なぜ専用ケーブルが必要?4K放送は使う電波の「周波数」が違うから

テレビ放送のデータ(映像信号)は、周波数という波に乗って送られてきます。
従来のハイビジョン(2K)放送に比べて、約4倍の画素数を持つ4K放送は、それだけ情報量が膨大です。

現在のテレビ放送では、衛星放送(BS放送、CS放送)のみ4K、8K放送を行っています。
これは2018年12月1日に、従来のBS放送、CS放送に複数の4K、8Kチャンネルが追加される形でスタートした「新4K8K衛星放送」です。
上記でも少し触れた通り、それまでの衛星放送の電波であった右旋の電波では、新しく追加される4K8Kチャンネルの数に比べて、空いている周波数帯が不足しました。
そのため主要な4KチャンネルであるBS放送のNHKや、各広域民放局の4Kチャンネルを右旋の電波に割り当てた他は、左旋の電波を新しく導入して、それ以外の4K8Kチャンネルの電波として利用しました。
現在の衛星放送の電波に、右旋と左旋の二種類があるのはこのためです。

2018年以前のBS/CSアンテナでは右旋の電波に対応できないのは上記の通りですが、他にも電波は高い周波数帯になるほど、ケーブルなどで送信される際に、減衰や電波の漏洩などが起こりやすくなります。
そしてBS/CSアンテナのコンバーターで変換される際、新規追加された左旋の電波は、従来の右旋の電波よりも高い周波数帯になります。
そのため右旋と左旋ですべての4K8Kチャンネルを視聴するためには、右旋と左旋の双方に対応するアンテナだけでなく、アンテナからテレビまでを結ぶブースターや分配器などの周辺システム機器、何よりアンテナケーブルである同軸ケーブルそのものも、左旋から変換された最大3224MHzまでの周波数帯に対応できる、高品質な性能(主に遮蔽性能)をもつ製品が必要となるのです。

もし従来の地デジ放送および2K(右旋)の衛星放送にしか対応できないアンテナケーブルや配線部の機材で、左旋放送を送信した場合には、映像信号が大きく減衰(劣化)してしまいます。
その結果、テレビまでに4Kの映像が届かなかったり、4K画面にブロックノイズが発生したりすることが考えられます。
それだけでなく、漏洩した4Kの電波によって、ご自宅のスマートフォンやWi-Fiなどの電波障害が発生することもあるため、注意が必要です。

以下、現在の各種テレビ放送で使用される周波数帯の一覧です。

放送の種類 使用する周波数帯(目安) ケーブルへの要求
地上デジタル放送 470MHz~710MHz 従来のケーブルでも可
BS/CS放送(2K・右旋) 1032MHz~2072MHz 従来のBS対応ケーブルでも可
新4K/8K衛星放送(左旋) 2224MHz~3224MHz 4K8K・3224MHz対応の専用ケーブルが必須

※右旋・左旋の周波数帯は、コンバーターで変換された後のものになります。

特に、お住まいのBS/CSアンテナや屋内の配線設備がすべて4K8K(左旋)に対応していても、アンテナコンセントからテレビまでを接続する室内用のアンテナケーブルが4K8K(3224MHz)に対応していないと、すべて台無しになるため注意が必要です。

一目でわかる!4K/8K対応アンテナケーブルの見分け方

それでは、具体的にどのようなアンテナケーブルが、左旋(3224MHz)の4K/8K放送に対応しているのでしょうか。
家電量販店やネットショップなどで市販されている製品の場合、見分ける方法はとても簡単です。
ケーブル製品のパッケージや説明欄などに、これから紹介する表記があるかどうかを確認してください。

ポイント1:「4K8K対応」「3224MHz対応」の表記を探す

もっとも確実な見分け方は、製品のバッケージや説明文に「3224MHz対応」という表記を探すことです。
新4K8K衛星放送の左旋で使われる、もっとも高い周波数が3224MHzなので、この数値に対応している製品で間違いありません。
「4K/8K対応」と書かれているアンテナケーブルなどの製品は、基本的にこの基準をクリアしています。

ポイント2:「SHマーク」「HSマーク」も信頼の証

さらに信頼性を高めるのが、以下の2つのマークです。
これら「SHマーク」「HSマーク」は、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)が定めた性能基準を満たす製品に表示が許可されています。

各マークの具体的な内容は、以下の一覧の通りです。

マーク 名称 意味
SHマーク スーパーハイビジョン受信マーク BS/110度CSの4K/8K放送に対応した受信機器(アンテナ、ブースター、分配器など)に表示される。
HSマーク ハイシールドマーク 一定以上のシールド性能を持ち、電波漏洩やノイズに強いことを示すマーク。

本体やパッケージなどにこれらのマークが付いている製品を選べば、安心して4K/8K放送を楽しむことができます。

ちなみにSHマークは、HSマークと同等のシールド性能を含めて、4K8K放送(右旋・左旋)に対応できる性能を持つ機材となります。したがってSHマークをもつ製品はHSマークの性能も満たしていることになるため、ひとつの製品に表示されるのはどちらか一方のマークのみになります。
具体的には、SHマークは右旋・左旋含む4K8K放送の受信性能が必要となるBS/CSアンテナやブースター、分配器、アンテナコンセントユニットなどの機材。HSマークは遮蔽性能だけが問題になるアンテナケーブルに付与されることが多くなります。

アンテナケーブルの基本を知ろう!JIS規格の記号の意味とは?

前の項目でご説明した表記は、4K8Kに対応できる製品(ケーブル)を確認する上で、もっとも簡単な目安になります。
ただアンテナケーブルに関しては、他にももうひとつ、4K8K対応を含めてケーブル品質を詳しく確認できる目安となるポイントがあります。

アンテナケーブルには、製品パッケージや本体の側面などに「S-5C-FB」のような型番が記載(印字)されています。
これはJIS(日本産業規格)の基準によるケーブルの性能を示す目安であり、個々の文字は、それぞれケーブル各部分の性能や品質を示しています。
この記号それぞれのの意味を知ることで、ケーブル製品のスペックを正しく理解し、より適切なケーブル選びができるようになります。

ケーブルの型番「S-5C-FB」を読み解く

ここでは、代表的なアンテナケーブルの型番である「S-5C-FB」を例に、それぞれの記号が持つ意味を、以下の一覧で解説します。

記号 意味 解説
S 衛星放送対応 BS/CS放送(Satellite)に対応していることを示します。
5 ケーブルの太さ 数字が大きいほどケーブルが太く、信号の減衰が少なくなります。一般的には「4」「5」が使われます。
C インピーダンス テレビ用同軸ケーブルの標準的な特性インピーダンスである75Ω(オーム)を示します。
F 絶縁体の材質 信号損失が少ない高品質な「発泡ポリエチレン(Foamed Polyethylene)」製であることを示します。
B 外部導体の構造 「アルミ箔テープ+編組」の二重シールド構造で、ノイズに強いことを示します。

※上記は一般的なケーブルの品質を示す記号になります。記号の内容は各部の品質によっても異なります。

基本的に4K8Kに対応できるケーブルは、シールド性能に関係するケーブルの太さ、および絶縁体、外部導体の性能が重要になります。。
具体的には、太さは「4」以上、絶縁体は「発泡ポリエチレン製」以上、外部導体は「二重シールド」以上の性能を持っていれば、4K8Kに対応できるケーブルになります。

以下の項目ではこれらの記号の見方も元に、お住まいの条件に適した、4K8K放送に対応できるケーブルの選び方を解説していきます。

【実践編】4K対応アンテナケーブルの失敗しない選び方5つのポイント

この項目では、ご自身の環境に最適なアンテナケーブルを選ぶための、具体的な5つのポイントを解説します。
これらのポイントさえ押さえれば、ケーブルの購入後に後悔することはなくなります。

ポイント1:ケーブルの「太さ」は配線場所で決める

ケーブルの太さは、信号の伝送品質と取り回しやすさのバランスで選びます。
ケーブルには太さや品質に応じた「曲げ半径」が存在します。これはケーブルを曲げる際の適切な曲げ方を示す目安で、ケーブルを90度曲げる場合の曲線とぴったり一致する円の半径を示すものです。
この曲げ半径以上の急角度にケーブルを曲げる、特に強く折り曲げるなどすると、電波の送信に支障が出るほか、内部断線の原因にもなるため注意してください。
太くシールド性能の高いケーブルは、シールド性能が高く、長いケーブルで使える分、曲げ半径が大きく、折り曲げに注意が必要です。
逆に細いケーブルはシールド性能では劣り、適切な長さも短くなる反面、曲げ半径が小さく、取り回しには便利になります。
それぞれのケーブルの特性を理解し、適切な場所に使うことが重要と言えます。特に数値が「2」や「3」などの細いケーブルは、テレビとレコーダーなど、機器同士の接続につかうことが最適と言えます。

4K8K放送(左旋)の周波数帯に対応できる性能をもつアンテナケーブルでは、主に「S-4C-FB」と「S-5C-FB」に対応する2種類が使われます。

上記したケーブル品質の特性は、以下の表の通りです。

規格 直径(目安) 特徴 推奨用途
S-4C-FB 約6.0mm 比較的しなやかで取り回しやすい。 テレビと壁の端子間など、10m以下の室内配線。
S-5C-FB 約7.7mm 信号減衰が少なく耐久性が高いが、硬め。 アンテナから分配器までなど、10m以上の長距離配線や分配数が多い場合。

※上記は各ケーブルの平均的な特徴です。特にケーブル直径は外部導体までの太さを示すため、実際のケーブルは上記よりやや太くなります。

室内(~10m)には取り回しやすい「S-4C-FB」

一般的なお部屋で、壁のアンテナコンセント端子とテレビを接続する場合には「S-4C-FB」のケーブルがおすすめです。
4K放送の信号を伝送するのに十分な性能を持ちながら、柔軟性があるため配線がしやすいのがメリットです。

長距離(10m~)や分配するなら信号が強い「S-5C-FB」

BS/CSアンテナから直接引き込んだり、複数の部屋に電波を分配したりする場合(主に住宅の屋内配線)は、信号の減衰が少ない「S-5C-FB」を選びましょう。
特に高周波数帯では、太いケーブルの方が有利になります。

以下、ご参考に、各ケーブルと周波数帯別の、電波の減衰量の一覧を上げておきます。

周波数 S-4C-FBの減衰量 (dB/m) S-5C-FBの減衰量 (dB/m)
1300MHz 約0.26 約0.15
2150MHz 約0.36 約0.20
3224MHz 約0.46 約0.26

※上記は通常の各ケーブルによる平均的な減衰量になります。

ポイント2:適切な「長さ」を選ぶのが画質維持の鍵

アンテナケーブルは、長ければ長いほど送信される電波(映像信号)が徐々に弱くなってしまいます。
そのため電波がテレビに届いた時点で、テレビの画質を維持するためには、ケーブルの必要な長さを正確に測り、過度に長いケーブルは私用しないことが重要です。

以下、適切な長さのケーブルを選ぶ上でのポイントを解説します。

測った長さに少し余裕を持たせるのがコツ

室内で配線するルートに沿ってメジャーなどで長さを測り、その実測値に30cmから50cm程度の余裕を持たせた長さのケーブルを選びましょう。
長さがギリギリだと、テレビの配置を変えた際に届かなくなったり、掃除などの際に誤って引っ張ってしまいプラグが抜ける、またケーブルに常に張力がかかって断線する原因になるなどの問題が考えられます。

延長はNG!1本で接続できる長さを選ぶ

アンテナケーブルの長さが足りないからといって、複数のケーブルを中継コネクタでつなぎ合わせることは、できるだけ避けましょう。
接続部分で信号の損失やノイズの混入が発生し、画質が劣化する大きな原因となります。
必ず1本で配線できる長さのケーブルを購入してください。もし中継コネクタが必要な場合も、1カ所のみに留めてください。

ポイント3:接続場所に合った「プラグ形状」で確実な接続を

ケーブルの両端にあり、アンテナコンセントやテレビ側の端子に接続するプラグの形状も、接続の安定性や利便性に関わる重要な要素です。
ケーブルのアンテナプラグには、主に以下の3つのタイプがあります。

 

プラグ形状 特徴 推奨される使用場所
ストレート型(S型) ケーブルと同じ方向のプラグ、もっとも一般的で、抜き差しが容易。 テレビやレコーダーの背面など、スペースに余裕がある場所。
ねじ込み式(F型) 端子にねじ込んで固定するため、抜けにくく接続が安定する。 壁のアンテナ端子や分配器など、一度接続したら動かさない場所。
L字型 プラグが90度曲がっており、省スペースで配線できる。 テレビの背面が壁に近いなど、スペースが狭い場所。

※上記は一般的なプラグの種類になります。

製品によっては、例えば片側がL字型、もう片方がストレート型やねじ込み式になっているケーブルもあるため、接続する両端の状況に合わせて選んでください。

ポイント4:外部ノイズを防ぐ「シールド性能」も重要

家庭内には、Wi-Fiルーターやスマートフォン、電子レンジなど、電波(電磁波)を発する機器が多く存在します。
これらの機器が発するノイズがアンテナケーブルに干渉すると、映像の乱れを引き起こすことがあります。
このノイズを防ぐのが、ケーブルの「シールド性能」になります。

以下、4K8Kに適した高いシールド性能を持つケーブルの例をご紹介します。

  • 二重シールド、三重シールド:外部導体のアルミ箔や編組線を複数重ねることで、外部からのノイズ侵入を強力に防ぎます。
  • 高シールド構造:4K/8K対応を謳うケーブルの多くは、この高シールド構造を採用しており、安定した信号伝送を実現しています。

ポイント5:高画質を追求するなら「金メッキ端子」

プラグの金属部分に金メッキが施されている製品は、画質や音質にこだわる方におすすめです。
金は非常に錆びにくく、電気の伝導性が高いため、長期間にわたって接触不良による信号劣化を防ぐ効果があります。
安定したテレビ視聴のため、細部までこだわりたい場合は、金メッキ端子採用モデルを選ぶと良いでしょう。

【落とし穴】ケーブルだけじゃない!4K視聴に必要な周辺機器総チェック

この記事の内容も参考にして、新築物件のBS/CSテレビアンテナ工事をすべて4K8K対応にした、または室内のアンテナケーブルを最新の4K8K対応品へと交換したのに、やっぱり4K放送がうまく映らない……
そのような場合は、アンテナケーブル以外の周辺機器が4K8K放送(左旋)に対応していない可能性があります。
アンテナからテレビまでの電波・信号経路にあるすべての機器が、4K8K・右旋左旋・3224MHzに対応しているどうかを確認してください。

BS/CSアンテナは「左旋円偏波」対応か?

お住まいのBS/CSアンテナが、4K8K放送がスタートする2018年以前に設置されたものである場合、従来の2K衛星放送の電波である「右旋円偏波」にしか対応していない可能性があります。
多くの4K8Kチャンネルで使用される「左旋円偏波」を受信するには、4K/8K対応(SHマーク付き)のBS/CSアンテナへの交換が必要です。

ブースター(増幅器)は3224MHz対応に交換

テレビアンテナで受信した電波が弱い場合に信号を増幅するブースターも、左旋の電波が変換された周波数帯である、最大3224MHzに対応している必要があります。
古いブースターは4K放送の高い周波数帯を減衰させてしまうこともあるため、4K8K対応品への交換を検討してください。

分配器・分波器も忘れずに確認

1つのアンテナからの信号を複数の部屋に分ける「分配器」や、地デジとBS/CSの信号を分ける「分波器」も、見落としがちなポイントです。
これらの機器もすべて4K8K・3224MHz対応品でなければ、映像信号が正しくテレビまで届きません。

見落としがちな壁のテレビ端子

アンテナ設備をすべて4K対応にしても、最後の出口である壁のアンテナコンセント端子(ユニット)が古いままでは意味がありません。
古い住宅の場合、壁内配線や端子が4K放送に対応していないケースがあります。
この部分の確認や配線部の交換は専門知識が必要なため、電気店やアンテナ工事の専門業者へとご相談になることをおすすめします。

以下、配線部の機材を4K8Kに対応させるためのチェックポイント一覧表です。

機器名 確認ポイント
BS/CSアンテナ SHマークがあるか? 2018年以降の製品か?
ブースター 3224MHz対応、または4K/8K対応の表記があるか?
分配器・分波器 3224MHz対応、または4K/8K対応の表記があるか?
壁面端子 電流通過型で、高シールドタイプか?(専門家による確認推奨)

※上記は一般住宅の場合の主なチェックポイントになります。

【最新情報】いますぐ交換しなくても大丈夫?2025年12月現在の4K8K放送(右旋・左旋)の現状とは?

ここまでの記事の内容とは矛盾するような話になりますが、2025年12月現在の状況では、お住まいのBS/CSアンテナやアンテナケーブル、配線部の周辺機器が左旋放送(4K8K)に対応できない、2K(右旋)対応モデルであっても、4Kチャンネルの視聴には特に問題がないことも考えられます。

というのも、2018年に4K8K放送がスタートした時点では、右旋放送にBS放送のNHK、広域民放の4Kチャンネルが割り当てられた以外、左旋放送にもBS、CSの有料専門チャンネルを含め、多数の4Kチャンネルが存在しました。
しかしその後、2024年から2025年にかけて、4K普及率の低さや、4K対応コンテンツの不足により、多くの広域民放が4Kから撤退し、左旋の4Kチャンネルが相次いで放送終了しました。
これにより、右旋・左旋放送の再編も行われた結果、これまで左旋放送だったBSの4Kチャンネルも右旋放送へと切り替えられ、2025年現在、左旋放送にあたるのは「NHK BS8K」の1チャンネルのみになっています。

したがって、お住まいでNHK BS8Kをご覧にならない限り、現状でその他の4Kチャンネルは、すべて従来の右旋・2K対応のアンテナや受信設備で視聴できることになります。
このような現状から、すでに衛星放送の受信設備が整っているお住まいでは、いますぐ設備を4K8K(右旋・左旋対応)に交換する必然性は非常に低いと言えます。

ただ今後、また新しく4K8Kの左旋放送が追加される可能性もありますので、現状でBS/CSアンテナを新規設置する、また機材を交換する必要が出た場合には、将来に備えて4K8K対応品を選んでおくことをおすすめします。

アンテナケーブルの交換・設置方法と性能を活かすコツ

4K8K放送に最適なアンテナケーブルを選んだら、次は正しく設置してください。
以下のような簡単な手順と少しのコツで、ケーブルの性能を最大限に引き出すことができます。

簡単3ステップ!誰でもできるアンテナケーブル交換手順

  1. 古いケーブルを抜く:テレビと壁のアンテナコンセント端子(またはレコーダーなど)に接続されている古いケーブルを、プラグ部分を持ってまっすぐ引き抜きます。ねじ込み式の場合は、根元のナットを反時計回りに回して緩めてから外します。
  2. 新しいケーブルを差し込む:新しいケーブルのプラグを、対応する端子に奥までしっかりと差し込みます。ねじ込み式の場合は、ナットを時計回りに回して、指で軽く締めます。工具で締めすぎると端子を破損する恐れがあるので注意してください。
  3. テレビで映りを確認する:4Kテレビの電源を入れ、BS放送の4Kチャンネルを選局して、映像が正常に映るかを確認します。ブロックノイズなどが出ないかもチェックしましょう。

ケーブルの性能を落とさない!正しい配線の注意点

  • 強く折り曲げない:アンテナケーブルを90度以上にきつく折り曲げると、内部で断線したり信号が乱れたりする原因になります。ケーブルの太さに応じた、上記の「許容曲げ半径」を守り、ゆるやかなカーブを描くように配線しましょう。
  • 束ねて使わない:ケーブルが長すぎる場合でも、きつく束ねたり巻いたりしないでください。ノイズの原因になることがあります。
  • 踏みつけや挟み込みに注意:ドアに挟んだり、家具の下敷きにしたりすると、やはり送信に問題が出ることもあるほか、ケーブルが損傷してしまう可能性もあります。ケーブルモールなどを使って保護するのも有効です。

【トラブル解決】4Kが映らない・画質が悪いときの原因と対処法

アンテナケーブルを交換し、配線部の機器をチェックしても4K8K放送の問題が解決しない場合は、以下の一覧にある点を確認してみてください。

症状 / エラーコード 考えられる原因 対処法
まったく映らない ケーブルの接続不良、テレビの入力切替ミス プラグが奥までしっかり差し込まれているか再確認する。テレビのリモコンで入力切替が「BS/CS」になっているか確認する。
ブロックノイズが出る、映像が固まる 信号レベルの不足、ケーブルの劣化・損傷、外部ノイズの干渉 ケーブルに傷や潰れがないか確認する。より太いS-5C-FB規格のケーブルに交換してみる。Wi-Fiルーターなどからケーブルを離す。
エラーコード E201 信号レベルが低下しています。 アンテナの向きがずれている可能性がある。ケーブルの接続不良や劣化が原因の場合もある。
エラーコード E202 信号を受信できません。 ケーブルが抜けている、または断線している可能性が高い。アンテナやブースターの電源供給に問題がある場合も考えられる。

※上記の一覧は主なチェックポイントになります。

原因1:接続不良(抜け・緩み)

4Kに限らず、テレビの映像トラブルでもっとも多い原因は、単純なケーブルの接続ミスです。
テレビ側とアンテナコンセント側、両方のケーブルプラグが緩んでいないか、もう一度しっかりと確認してください。一度抜いてから差し直すだけで改善することもあります。

原因2:ケーブルの劣化・損傷

長年使用しているケーブルは、内部で見えない劣化が進んでいることがあります。
また、ペットがかじったり、家具で踏みつけてしまったりして損傷しているケースも考えられます。
ケーブルの外観をよく確認し、傷やへこみがあれば新しいものに交換しましょう。

原因3:規格不適合(古いケーブルを使っている)

この記事でも繰り返し説明してきた通り、4K/8K放送には4K8K左旋・3224MHz対応のケーブルが必要です。
「地デジは映るのにBSの4Kだけ映らない」という場合は、ケーブルが4K放送(または2K放送)の周波数に対応していない可能性が非常に高くなります。

4Kアンテナケーブルに関するQ&A

最後に、4Kアンテナケーブルについてよくある質問にお答えします。

地デジ放送も4K対応ケーブルに替える必要はある?

必須ではありません。
この記事内でご説明した一覧の通り、地デジ放送は2K右旋の衛星放送よりも使用する周波数帯が低いため、従来のアンテナケーブルでも問題なく視聴できます。
しかし4K対応ケーブルは、シールド性能が高いなど全体的な品質が優れているため、地デジや2K衛星放送の画質安定にもつながる可能性があります。
「大は小を兼ねる」と考え、BS/CSと混合して配線する場合は、配線部のすべて4K8K対応品で統一すると良いでしょう。

8K放送も見据えるならどのケーブルを選べばいい?

現在市販されている「4K/8K対応(3224MHz対応)」のケーブルであれば、BS放送で放送されている8K放送にも完全に対応しています。
将来を見据える場合でも、特別なケーブルを選ぶ必要はなく、現在販売されている4K/8K対応品を選べば特に問題はありません。

アンテナ設置なしで4Kを見る方法は?(光回線・ケーブルテレビ)

テレビアンテナを設置せずに4K放送を視聴する方法もあります。

  • 光回線テレビ: フレッツ・テレビなどの光回線を利用したサービスでは、アンテナ不要で安定した4K放送を楽しめます。
  • ケーブルテレビ: お住まいの地域のケーブルテレビ局でも、4K放送対応のサービスを提供している場合があります。

これらのサービスは天候に左右されないメリットがありますが、月額利用料が必要です。
ご自身の視聴スタイルに合わせて検討してみてください。

HDMIケーブルも4K8K対応品が必要?

アンテナケーブルではありませんが、4K対応のブルーレイレコーダーなどで、4KUHDの映像ソフトで4K映像を視聴する場合には、テレビとレコーダーを接続するHDMIケーブルも4K8K対応の製品が必要になります。
HDMIケーブルには、伝送速度や対応する解像度などの性能に応じて、性能の高い順に、

  • ウルトラハイスピード
  • プレミアムハイスピード
  • ハイスピード
  • スタンダード

の4種類が存在します。
4K映像を視聴する場合には「ハイスピード」以上のHDMIケーブルが必要となりますが、ハイスピードで4K映像でも色彩や陰影、動画などの品質がやや劣る場合があります。
4K映像を万全の画質で楽しみたい場合は「プレミアムハイスピード」が、8K映像もご覧になる場合には「ウルトラハイスピード」のケーブルが必要になります。

まとめ:最適なアンテナケーブルを選んで最高の4K体験を手に入れよう

高精細で美しい4K放送を、新しい4Kテレビで最大限に楽しむためには、アンテナケーブル選びが非常に重要です。
たった1本のケーブルを見直すだけで、これまで悩まされていた画質の問題が嘘のように解決することがあります。

最後にこの記事でご紹介した、失敗しないアンテナケーブル選びの5つのポイントをもう一度ご確認ください。

  1. 「4K/8K対応」「3224MHz対応」の表記があるものを選ぶ。
  2. 配線場所に応じてケーブルの太さ(S-4C-FB or S-5C-FB)を選ぶ。
  3. 室内で必要な長さを測り、少しだけ余裕を持たせる。
  4. 接続場所に合わせてプラグ形状(ストレート、F型、L字型)**を選ぶ。
  5. ノイズ対策としてシールド性能の高いものを選ぶ。

この記事を参考に、あなたの視聴環境にぴったりのアンテナケーブルを見つけ、臨場感あふれる最高の4K体験を手に入れてください。

もしご自宅で完全な4K8K放送を受信、視聴するために、お住まいのBS/CSアンテナや、屋内アンテナケーブル配線、ブースターや分配器などの交換、またはテレビアンテナ修理が必要になった場合には、本記事にもご協力いただいた「あさひアンテナ」へとご相談になることをおすすめします。

あさひアンテナでは、アンテナ工事に伴う現地(電波)調査やお見積もりは、出張料やキャンセル料などを含む完全無料で実施しており、即日工事や他業者との相見積もりにも対応しています。
テレビアンテナや周辺機器の設置など各種工事は、DXアンテナやマスプロ電工、日本アンテナ、サン電子など国内一流メーカー製の機材と基本設置具(金具など)、ホワイトとブラックなどお住まいの外観に適したアンテナケーブルをセットにした、明快かつ低価格な価格体系でご提供しております。
見積もり価格は常に業界最安へと挑戦し、見積もり外の料金が加算されることは決してございません。
実際の施工は「完全自社施工」を徹底して、ベテランのアンテナ職人による高品質な工事と、中間マージンなどのコストカットによる低価格を両立。さらに工事完了後には、業界最長クラスとなる「10年」の長期保証も提供しています。

各種アンテナ設置や交換のご相談、またテレビが正常に映らなくて原因がわからないなどでお悩みの際には、まずはあさひアンテナのフリーダイヤル、または公式サイト内のメールフォーム、LINEアカウントまで、お気軽にご相談ください。

本記事を参考に、お客様が万全な画質で快適な4K放送のご視聴環境を整えることができたなら、筆者としても幸いです。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。