茨城県常陸大宮市でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

常陸大宮市 てどんなところ？？

茨城県常陸大宮市は、県全体の北西部、県北地域の南西の端に位置し、西側を栃木県に接する市です。市域の形は正方形に近く、八溝山地の東麓に位置し、面積の6割が森林や原野になります。市の東部を久慈川が北から南へ流れており、川に沿うようにして国道118号とJR水郡線が通っています。市の南西部から南東部のほぼ境界沿いに那珂川が流れており、川沿いには古くから水戸城下と栃木県方面を結ぶ街道が整備されていました。このルートはおおむね現在の国道123号になっています。
市の南東部に市街地が存在し、国道118号の那珂大宮バイパスは特に市のメインストリートになっています。他にも市内には那珂川の支流である大沢川、相川、緒川、桂川など。久慈川の支流である久隆川、光明沢川、諸沢川、枇杷川、玉川などの河川が流れています。
現在の常陸大宮市は、2004年（平成16年）10月16日に、那珂郡大宮町が同郡の山方町、美和村、緒川村、東茨城郡御前山村を編入して市制施行し、発足したものです。市名を改称した理由は、かつて埼玉県に存在した大宮市が、市制施行時もさいたま市大宮区として名前が残っており、認知度が高いことから重複を避けたものです。なお「大宮」の地名は、旧大宮町下町に位置する甲（かぶと）神社の尊称「甲大宮」に由来しており、市内にある鉄道駅は合併の前から「常陸大宮駅」の名称でした。
現在の常陸大宮市は、ほぼ旧町村にあたる5地区に分けられます。各地区は、市の南東部で市役所があり、市内の商業中心地でもある旧大宮町の大宮地域。市の北東部で旧山方町、山方市所が置かれる山方地域。市の北西部で旧美和村、美和支所がおかれる美和地域。市の西部で旧緒川村、緒川支所が置かれる緒川地域。市の南西部で旧御前山村、御前山支所が置かれる御前山地域になります。
市内の産業は、農業、林業などの第一次産業が中心になっています。商業では市の南東部、国道118号バイパス沿いに比較的、大型の商業施設が集中しています。また市内には水戸北部中核工業団地が存在し、複数の企業の工場、事業所などが集まっています。
市内の見どころには「常陸大宮三大絶景」があります。これは御前山地区で早朝に発生する雲海。美和地区で観られる満天の星空。山方地区の籠岩付近の紅葉の総称です。特に市の北部は「星空の郷」と呼ばれ、古くから満天の星を眺められる名所として知られています。
また市内を含む八溝山地には金鉱脈が多く走っており、平安時代から砂金の採集が行われていました。産出された金は、「続日本後紀」によると遣唐使の渡航費用に充てられていました。また戦国時代には佐竹氏が、江戸時代には水戸徳川家が金山を開発し、全国的にも有数の産金量を誇りました。市内の山方から久慈郡大子町にかけて、久慈川沿いの山々には栃原金山をはじめ多くの金山遺跡が残っており、久慈川やその支流では現在でも砂金を採集できます。他にも久隆金山、熊久保金山、辺垂金山などの金山遺跡があります。
大宮地域の見どころには、江戸時代、久慈川に作られた灌漑用の堰である「辰ノ口堰」の展望台がある辰ノ口親水公園。ウメ（梅）とサクラ（桜）の名所である宇留野公園。体育館やテニスコート、グランド、人工芝ゲレンデを備えた西部総合公園。市民球場や市民プールがある大宮運動公園。音響反射板を設置するなど音にこだわった建築で評価が高い常陸大宮市文化センターロゼホールと、併設の常陸大宮市立図書情報館。久慈側のほとりにある道の駅で、市の名産のアユ（鮎）の塩焼きの販売や、川を眺められるテラス席、バーベキュー施設などがある道の駅常陸大宮〜かわプラザ〜などがあります。
山方地域の見どころには、佐竹氏の重臣だった山方能登守の居城跡を、城郭風の展望台として再建した御城展望台があります。小さいながらも本格的な天守閣で内部の見学もできるため、近年では歴史ファンや、戦国もののアニメ、ゲームなどのコスプレの愛好家にも人気があります。また淡水魚の水族館で、ミニSLもある淡水魚館。地域の伝説の巨人「三太」の名を冠した入浴施設、三太の湯。幻の和紙とさる西ノ内紙の資料館、紙のさと和紙資料館。名前の通り籠のような形の奇岩がある山、籠岩などがあります。
美和地域の見どころには、茨城県と栃木県の県境にまたがり、本殿や随神門が両県の指定文化財となっている鷲子山上神社（とりのこさんじょうじんじゃ）があります。同神社は大フクロウ（梟）像などがあるフクロウの神社として知られる他、水戸黄門として名高い水戸徳川藩2代藩主、水戸光圀が休憩した部屋が残っています。また樹齢およそ600年、樹高25メートル、根回り6.9メートル、幹回り5.5メートルの境内のカヤ（茅）の木は、茨城県の天然記念物に指定されています。
他にも樹齢850年以上と見られ、樹高58メートル、幹周囲10メートルの2本のスギ（杉）、吉田八幡神社内の三浦杉も茨城県の天然記念物です。標高511.5メートルの尺丈山（しゃくじょうざん）は林道が整備され、ハイキングコースとして最適です。また頂上までのアクセスしやすさと電波の届きやすさから、アマチュア無線の愛好家からの人気もあります。
花立自然公園には天文台の美スター、アスレチック施設のスペースアスレランドや、バーベキュー施設、宿泊施設のログキャビンなどがあり、前述の「星空の郷」の中心地としても人気が高く、満天の星をバックにコンサートが開ける野外ステージはアーティストなどからも注目されています。他にも入浴施設である、ささの湯。星をテーマにして要所に飾り付けた道の駅みわなどがあります。
緒川地域の見どころには、小山の全体に100体以上の観音像と洞穴が点在し、佐竹氏の金山跡という説もある百観音自然公園。大展望台から日光、那須連山、磐梯朝日連峰から富士山までも望める他、アスレチックやバーベキュー施設のある三王山自然公園。オカリナ奏者として知られる宗次郎さんが緒川ふれあいの森に作ったオカリナの聖地で、オカリナ工房、野外ステージなどがあるSOJIRO オカリーナの森。そばの美味しさで知られる農産品直売所かつ、そば店の、かざぐるまなどがあります。
松之草村小八兵衛とその妻の墓は、江戸時代初期に実在し、忍びの術に長けたといわれる盗賊の頭とその妻の墓です。小八兵衛は捕えられた後、水戸光圀によって赦免されたことから、今後、水戸領内には盗賊を入らせないと誓い、実際にその存命中は水戸藩に盗賊が出なくなった。また光圀の密偵としても活躍したとの言い伝えがあります。このことからテレビ時代劇「水戸黄門」において光圀一行を助ける忍者で、中谷一郎さんが長く演じ、その後は内藤剛志さん、津田寛治さんが演じた「風車の矢七」のモデルという俗説があり、観光スポットになっています。ただし本当に小八兵衛が弥七のモデルであるかは不明です。
御前山地域の見どころには、街道沿いの古い宿場町の面影が残る長倉宿。周辺は御前山県立自然公園に指定されており、常陸の嵐山とも呼ばれる御前山ダム。また御前山青少年旅行村。入浴施設の四季彩館などがあります。
市内の祭礼、イベントには、大宮地域では、3年に一度行われ、現存する日本最古の組み立て式回り舞台にて浄瑠璃などが演じられる茨城県指定文化財の西塩子回り舞台。関東の三代裸祭りのひとつである祇園祭。辰ノ口親水公園で桜並木がライトアップされ、春の花火も打ち上げられる辰ノ口さくらまつり。富岡橋の久慈川灯ろう流し。多くの出店が並び、来客が投票で市内一のB級グルメを決める人気イベント、常陸大宮ふるさとB級グルメ選手権。11月に行われる、ふるさと祭りおおみやふれあい広場などがあります。
また山方地域では、清流公園にて、あゆの里まつり、山方宿芋煮会。美和地域では美和運動公園の美和ふるさと祭り。花立自然公園の花立山星まつり。緒川地域では、やすらぎの里公園の、やすらぎの里さくらまつり、やすらぎの夏まつり。立野神社境内の上小瀬祇園祭。御前山地域では長倉宿の長倉七夕まつり。那珂川大橋の御前山納涼花火大会。御前山支所の、ごぜんやままつりなどの祭りが開催されます。

常陸大宮市 の場所

茨城県常陸大宮市は県の北西部に位置し、県北地域の南西の端であり栃木県に接する市です。市域の北側を久慈郡大子町に、東側を常陸太田市に、南東側を那珂市に、南側を東茨城郡城里町に面しています。西側は栃木県になり、北よりから那須郡那珂川町、那須烏山市、芳賀郡茂木町に接しています。
常陸大宮市は南東部に市街地が集中する他は、市域の多くが山林にあたる市です。市内は自然環境や星空の美しさで知られており、また江戸時代は水戸藩の領地であったことから、自然公園や水戸藩ゆかりの史跡なども豊富で見どころの多い市です。また市街地を中心に多くの商業施設が集まり、道路網や交通網も整備されており、水戸市など県内の主要地域にも出やすいため利便性も高く、環境がよく暮らしやすい市になっています。
常陸大宮市の市章は、円の右上から左下に5本のラインが入り、分割された円の最上部のみ緑、その下は青で川を表した形の中に、白抜きで蛇行する川のような「ひ」の字型が入っているものです。これは市の頭文字を川の流れに見立て、人々のふれあい、人と物、産業、文化などの交流によって街が大きく発展するさまを表現しています。外側の円は英文字で「大宮」を示す「Ｏ」であり、川の部分のパーツ5つは合併前の5町村を表し、旧町村がひとつにまとまり新しい市として進む団結を表しています。また緑色は市内の山々を、青は恵みをもたらす久慈川、那珂川、緒川を表現しています。この市章は2005年（平成17年）3月に制定されました。
常陸大宮市は、東京都豊島区と平成17年5月12日に非常災害時相互応援協定を、秋田県大館市とは2013年（平成27年）10月21日に友好都市協定を締結しています。また東京都日野市とは2007年（平成19年）から相互交流を実施しています。
常陸大宮市の花はバラ（薔薇）、市の木はサクラ、市の鳥はカワセミ（川蝉）、市の魚はアユです。市の花、木、鳥は2007年8月に、市の魚は2014年（平成26年）6月に制定されました。
バラはバラ科バラ属の植物の総称、または特に園芸種である園芸バラ、栽培バラの総称です。バラは主に低木やつる植物であり、葉や茎に棘があることでも知られ、名称「バラ」も和語で「いばら（茨）」が転じたものです。元来は5枚の花びらを持つ花でしたが、園芸種では
八重咲きが大半になります。色も品種によって様々ですが、いわゆる「バラ色」は、赤とマゼンタと中間的な紅色です。バラといえば高貴で華やかな一方、棘があって危険なイメージもあることから「美しいバラには棘がある」などの慣用句もあり、少女漫画などでは麗人の背景などに描かれる一方、ホラー作品のモチーフに使われることもあります。バラを題材にした言葉や作品は無数にありますが、一例を挙げると「青いバラ（the blue rose）」は品種改良でも作ることができないため「不可能」「神の奇跡」などの意味があります。ただ現在では遺伝子操作により作り出された「青いバラ」が存在します。気品高く情熱的で美しいバラは，市を愛する市民の心と幸せのシンボルにふさわしいことから選ばれました。
サクラは、バラ科モモ亜科スモモ属、またはサクラ属の落葉樹の総称です。サクラは有史以前の地質時代、日本列島が形成された時期に、自然に芽生えたものだとされています。その点は化石の発見からも立証されています。古くからサクラは日本を象徴する花とされ、日本最古の歌集「万葉集」にもサクラを詠んだ歌が43首も集録されています。また「古事記」「日本書紀」に登場する木花咲耶姫（このはなさくやひめ）はサクラの化身といわれています。そして現在でも、サクラは春の行事である花見などで、日本人に愛されている花です。またサクラの果実はサクランボ、桜桃、チェリーなどと呼ばれ、食用にされています。日本では、塩や梅酢に漬けた花も、桜餅の素材などになっています。市民の優しい心と，希望に満ちた明るい未来を築きあげるシンボルにふさわしいことから選ばれました。
カワセミはブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属の鳥類です。水辺に生息する鳥として知られ、体色の鮮やかな青色とオレンジ色の腹部、長いくちばしが特徴です。この鮮やかな青は色素ではなく、羽毛の微細構造によって光の加減で青く見える「構造色」で、光の加減によってはやはり鮮明な緑色に見えることもあり、その色から「渓流の宝石」やヒスイ（翡翠）の別名でも呼ばれています。また古くはソニドリ（翠鳥）と呼ばれることもあります。美しい色合いながら、小魚などを捕食するためのくちばしは大きく、全体的には愛嬌のある姿で愛され親しまれている鳥です。渓流の宝石と呼ばれる色鮮やかさが，市の豊かな自然のシンボルにふさわしいことから選ばれました。
アユはキュウリウオ目に分類される、川や海などを回遊する、オリーブ色の背中と銀白色の腹部をもつ美しい魚です。アユの名前の由来は、秋の産卵期に川を下ることから「アユル」（「落ちる」の意）という説や、神前に供える食物「饗（あえ）」から来た説など諸説あります。成魚は全長30センチにいたりますが、地域差や個体差もあり、10センチほどで成魚となるものもあります。アユといえば天然アユを中心に、初夏の代表的な味覚として有名です。調理法としては独特の香りを味わえる塩焼きや、揚げ物がよく知られていますが、なれずしの「鮎寿司」や「柿の葉寿司」「笹寿司」なども有名です。清らかな流れの中で銀色にきらめく優美さが，清流のまちのシンボルにふさわしいことから選ばれました。。
常陸大宮市のマスコットキャラクターは「ひたまる」です。ひたまるは可愛らしい顔のついた丸くて白い身体の頭部が、ふたつの緑の山になっており、身体の下部には清流が描かれています。小さな翼と足をもち、額には「ひ」の字が入っており、また手（翼）の先で市の花、バラを大きく掲げています。頭のてっぺんには双葉がついています。
ひたまるは市の豊かな緑や里山と清流を体現し、双葉で「子供たちたち個性、創造、活力が伸びやかに育つように」との思いを込め、翼によって快活ながら表情は優しく、ふわふわとしたイメージを持たせています。ひたまるの「ひた」は「ひたちおおみや」を表し「まる」は丸く可愛い姿から誰からも愛されるように、また常陸大宮市がこれからも丸く大きく発展するようにとの願いがこめられています。
ひたまるは2009年（平成21年）に常陸大宮市合併5周年記念事業の一環として、全国より募集した作品から選ばれ、誕生しました。市内の事業者などであれば、市に申請することでひたまるのデザインを使うことができます。また市ではひたまるの着ぐるみやグッズ、飲食券などを用意しており、ひたまるは今日も市のPRのために活躍しています。

常陸大宮市 の鉄道路線

東日本旅客鉄道
水郡線
・常陸大宮駅
・玉川村駅
・野上原駅
・山方宿駅
・中舟生駅
・下小川駅

常陸大宮市のバス
一般路線バス
・茨城交通（大宮営業所）
・常陸大宮市市民バス
・那須烏山市営バス
高速バス
・茨城交通：新宿・東京‐常陸大宮・大子線

常陸大宮市 の主要道路

一般国道
・国道118号
・国道123号
・国道293号
主要地方道
・茨城県道12号那須烏山御前山線
・茨城県道21号常陸大宮御前山線
・茨城県道29号常陸太田那須烏山線
・茨城県道32号大子美和線
・茨城県道39号笠間緒川線
・茨城県道61号日立笠間線
・茨城県道62号常陸那珂港山方線
一般県道
・茨城県道102号長沢水戸線
・茨城県道161号門井山方線
・茨城県道163号下檜沢上小瀬線
・茨城県道164号長倉小舟線
・茨城県道165号山方常陸大宮線
・茨城県道167号富岡玉造常陸太田線
・茨城県道168号静常陸大宮線
・茨城県道212号赤沢茂木線
・茨城県道234号小田野口中ノ坪線
・茨城県道249号山方水府線
・茨城県道287号山内上小瀬線
・茨城県道291号下伊勢畑増井線
・茨城県道318号小場常陸大宮停車場線
・茨城県道320号下小川停車場線
・茨城県道321号上檜沢下小川停車場線
・茨城県道322号諸沢西金停車場線
道の駅
・道の駅常陸大宮
・道の駅みわ

常陸大宮市 出身の芸能人

旧町村を含む常陸大宮市出身の著名人には、映画「ベルナのしっぽ」主演など、女優、タレントとして幅広く活躍する白石美帆さん。「春夏秋冬」「HIDE&SEEK」などの曲があるシンガーソングライターのNIKIIEさん。ミス御前山に選ばれた経験もあるフリーアナウンサーの大所美弥さん。気象予報士として情報番組の気象解説などに出演する小林正寿さん。日本ハムファイターズ、福岡ソフトバンクホークスなどに所属した元プロ野球選手で、引退後は野球コーチを務める田口昌徳さん。北海道日本ハムファイターズで投手を務めるプロ野球選手の生田目翼選手。医師で医学博士、文学博士であり、漢方、東洋医学の発展に貢献したことから日本医師会より最高優功賞を受賞している矢数道明博士。常陽銀行代表取締役頭取、めぶきフィナンシャルグループ代表取締役社長、全国地方銀行協会会長などを務める実業家、銀行家の笹島律夫さん。元衆議院議員で神主でもある高野守さんなどがいます。
歴史上の人物では、幕末の水戸藩出身の勤皇志士であり、現在の千葉県流山市で新選組局長、近藤勇を捕え、明治維新後は宮内省官僚を務めた香川敬三。同じく幕末期の武士で、のちの新選組となる壬生浪士組に参加した後、1864年（元治元年）には天狗党の乱に参加し、自刃して果てた粕谷新五郎。佐竹氏の一族といわれる室町時代後期から戦国時代の水墨画家で、国の重要文化財「風濤図」「雪村自画像」他、貴重な作品が現在に残っている雪村。江戸時代中期の人物で、当時は保存が難しかったコンニャクイモ（蒟蒻芋）を乾燥させ、粉にすることで長期保存と輸送を可能にした粉コンニャクの発明者で、コンニャクを水戸藩の代表的な産物として普及させることに大きく貢献した中島藤右衛門などが、現在の常陸大宮市にあたる地の出身者です。