千葉県山武郡芝山町でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

芝山町 てどんなところ？？

千葉県山武郡芝山町は、県の北東部、山武地域に位置し、属している山武郡でも最北端にあたる町です。町域は下総台地（北総台地）のほぼ中央部に位置しており、ほとんど全域が丘陵地にあたりますが、町内は全般的に平坦であり、東に高谷川、西に木戸川が流れています。この二本の川の流域は稲作地帯になっており、また西北部の丘陵地では畑作が盛んになっています。
芝山町には5世紀から7世紀ごろまでに造られたと見られる古墳群があり、埴輪などの遺跡が数多く出土しています。現在の町内には、現存する古墳だけでも99基があり、消滅したものも含めれば、計280基の古墳が存在したと確認されています。芝山町内には土地の約7割に古代の遺跡が存在するとされ、未発掘の場所も多く残っています。
町名でもある地名「芝山」の由来は、現在、町域の南部にある天台宗の寺院、芝山仁王尊（観音教寺）から来ています。芝山仁王尊の建立は奈良時代の前期と伝えられており、江戸時代までは隣接する成田市にある成田山新勝寺と信者を二分するほどの栄華を誇っていました。
明治時代、現在の総武本線にあたる東京東部から千葉県東総地域への鉄道設置の計画時点では、芝山を経由して芝山仁王尊への参拝客の利用を見込んだ案も存在したほどです。成田山と芝山仁王尊で参拝客の決定的な差が生じたのは、成田に鉄道が建設された20世紀初頭からになります。
現在の芝山町にいたる歴史としては、1889年（明治22年）4月1日の町村制施行により、町域内に武射郡二川村と武射郡千代田村の2村が成立します。そして1955年（昭和30年）7月1日に、この2村が合併して、山武郡芝山町が誕生しました。
芝山町はその名の通り、自治体としては「町」になりますが、地方自治法における普通地方公共団体（地方自治体）としての「市」「町」「村」の違いは、それぞれ市は基本的に人口が5万人以上。中心的な市街地に全戸数の6割以上が集中する、その他の条件を満たす自治体になります。町は都道府県ごとに条件が異なりますが、おおむね数千人以上の人口と、一定の建築物の連なりを意味する連坦戸数または連坦率、官公署の存在、産業別就業人口割合など、都道府県の条例で定められる「町」の要件を満たした自治体になります。村には特に法的な要件はなく、市や町の要件を満たさなければ、自動的に村となります。
また芝山町は山武郡に属していますが、山武郡などの「郡」とは、明治以降においては、複数の町村を編成した行政企画であり、市や町と同じく郡役所や郡長の役職などが置かれたものです。この制度は戦後の地方自治法で改正され、現在では郡に住所表記や広域連合、選挙区の区画割りなどの他に大きな意味はなくなっています。また区や市は郡に属さないため、市制施行によって村や町が市になると、属していた郡から外れます。そのため現在、千葉県内で山武郡に属しているのは、芝山町と九十九里町、横芝光町の3町のみになります。
現在の芝山町は、県庁所在地である県都、千葉市から約30キロの距離に位置し、東京都の都心よりは50キロから60キロの圏内です。都市雇用圏における成田都市圏に含まれ、隣接する成田市への通勤率が高くなっています。特に芝山町の北西側は成田国際空港に隣接しており、町は国の構造改革特別区域法に基づく国際空港特区の一端を担っています。また国際観光モデル地区にも指定されています。
その影響から、町内には臨空工業団地（芝山第2工業団地、空港南部工業団地）などに多くの企業が進出しており、波及効果も大きく、芝山町をはじめ周辺市町村の雇用拡大や固定資産税収入の増収などにより、財政も極めて健全な自治体になっています。
一方で芝山町は、成田空港の周辺でも、もっとも騒音の影響が大きい自治体という側面もあります。また前述の通り、町内には古墳が多く、埴輪が数多く出土しているため、町内の各地に埴輪が展示されている「埴輪の町」でもあります。
町内の産業では、第一次産業である農業が盛んで、町内の多くに稲作や畑作地が広がり、農業への従事者が町の人口の3割程度を占めています。近年ではスイカ（西瓜）と花卉の出荷が増加し、特に花卉は成田空港から海外に輸出されるものも多くなっています。
また第二次産業でも、町内には芝山の向野地区・千葉県企業、木崎地区・千葉県まちづくり公社と、第2芝山の千葉県企業庁、空港南部の千葉県企業庁と、3つの工業団地があり、工業も盛んで、現在も物流団地の拡大が続けられています。
町内の名所、旧跡には、前述の芝山仁王尊こと観音教寺があります。江戸時代には成田山新勝寺（成田不動）と共に民間信仰を集めた名刹です。奈良時代の781年（天応元年）創建と伝わる古刹で、厄除けや火事、泥棒除けのご利益があるという仁王像と、本尊の厄除十一面観世音菩薩で知られています。境内の三重塔と、観音教寺が所有する芝山古墳群（殿塚・姫塚）出土埴輪は、千葉県の有形文化財に指定されており、後者の9点の埴輪は境内に併設されている芝山はにわ博物館（芝山ミューゼアム）に展示されています。
また町の主要な古墳として、6世紀末頃の築造とみられる墳丘全長72メートルの前方後円墳、小池大塚古墳。造営は6世紀の中頃から後半と見られる墳丘長52メートル、方形の二重周濠をもつ前方後円墳の高田二号墳。多くの埴輪や遺跡が出土している山田・宝馬古墳群などがあります。
町内の観光スポットには、梅の花園や芝生、休憩施設、野球場、ミニアスレチックなどの施設があり、また千葉県の有形文化財に指定されている江戸時代の農家（旧藪家住宅）も移築さている芝山公園。同公園内にあり、県内の九十九里地方から出土した埴輪や古墳時代の考古遺跡が展示され、写真や解説で古墳文化を理解できる、芝山古墳・はにわ博物館。また芝山町から横芝光町を経由して山武市にいたる、成田国際空港と九十九里浜中央を結ぶ千葉県道62号成田松尾線および千葉県道58号松尾蓮沼線の新道の愛称で、道の両脇に埴輪が建てられている芝山はにわ道などがあります。
また芝山町にあたる成田国際空港の南側一帯は「スカイパークしばやま」と称して、さまざまな施設が設置された、新たな観光名所を展開しています。この一帯の施設には、まず航空科学博物館があります。これは日本初の航空博物館で、日本の航空機の歴史や技術、現状などを展示、紹介しています。館内には、日本で初めて飛行したアンリ・ファルマン複葉機の原寸大模型や、実物の航空機のエンジンなどの展示があり、フライト・シミュレーター装置による搭乗体験もできます。また5階の360度パノラマ展望台からは、成田国際空港を離着陸する航空機を間近に見ることができます。
ひこうきの丘は、成田国際空港A滑走路までの間が580メートルの距離に位置し、小高い丘が3つある公園です。そのため展望広場からは、A滑走路を離着陸する飛行機を間近に見ることができます。他にも空港周辺に残された自然を生かし、里山を再現したグリーンポートエコ・アグリパークや、湿地を利用した芝山水辺の里では、さまざまな自然の動植物の姿も見られます。他にも町内には、競輪場外車券売場、場外勝馬投票券発売所であるサテライト成田・f-keiba成田。芝山ゴルフ倶楽部などの施設もあります。
柴山町の祭礼、イベントには、毎年11月の第2日曜日に開催される、芝山はにわ祭りがあります。1982年（昭和57年）から続くこの祭りは、町内の融和から現在では町おこしのイベントになっています。その名の通り町の名物、古墳や埴輪を題材にしており、現代に現れた古代人と交流し、芝山を人に優しい、住みやすい町にすると約束するというテーマをもつイベントです。実際の祭りは、小中学生などの町民が古代人に扮して儀式やパレードを行い、最後に古代人が現代人へのメッセージを残して昇天するという流れになっています。
また、あらい祭り（大根祭り）は、毎年12月14日に行われる祭りで、当日は「鍋かけず」といわれ、当番の家の他では火を使ってはならないとされています。当番の家で獅子舞による無病息災や火盗難除、五穀豊穣の祭礼を行い、大宮神社では神社の正面に作った櫓に火をかけ、子供が大根を投げて神官が正面から神社に入るのを阻止するという慣わしもあります。
芝山町を舞台にしたと思われるフィクションには、きゆづきさとこさんの美術4コマ漫画をテレビアニメ化した「GA芸術科アートデザインクラス」があります。この作品は、高校の美術科クラスに通う女子高生たちが美術を学びつつ、日常生活も楽しむ姿を描いた作品です。
原作漫画は、作者であるきゆづきさとこさんの出身地、福井県が主な舞台のモデルになっていますが、アニメ版では、それに加えて東京都や千葉県も一部のモデルとなっており、特に物語の主な舞台となる彩井学園は、アニメ版では原作にはない「埴輪」が校内のあちこちに見られる描写があり、芝山町がモデルになっている可能性が存在します。

芝山町 の場所

千葉県山武郡芝山町は、県の北東部、山武地域に属し、県北部の中央よりやや東側に位置する町です。千葉県の形を模した県のマスコットキャラクター、チーバくんでいえば、目じり付近の下部にあたる町です。町の北西側を成田市および成田国際空港に接しており、西側を富里市に、南側の一部を山武市に、南東側を山武郡横芝光町に、東側を香取郡多古町に接しています。
町内に古墳が多く埴輪の町として知られる芝山町は、成田国際空港に接していることからその影響も大きく、町を訪れる観光客や関連企業、工業団地なども多く、財政が豊かな町です。成田市に近いことから県内外の各地域にもアクセスが便利な一方、農業も盛んであり、自然の豊かな町になっています。反面、空港の騒音の影響を受けやすいという一面もあります。
芝山町の町章は、緑色のラインで描かれたやや縦長の楕円の下に、三角錐のような部分があり、上部の両端には、翼のようなラインが各自2本ずつ出ているものです。円のラインは下部から上部にゆくにつれてやや細くなり、上と左右に切れ目が入っています。円によって合併の和と結束を示し、4枚の翼によって町の飛躍を表現しています。この町章は1966年（昭和41年）2月17日に制定されたもので、図案の作成者は石川徳進さんです。
芝山町の木はヤマザクラ（山桜）です。ヤマザクラはバラ科サクラ属の落葉高木で、日本に10種あるサクラ属の基本野生種の中でも代表的な種であり、和歌にも数多く詠まれています。サクラの中でも寿命が長く、樹高30メートルを超える大木になることもあり、実生するほど花の八重や香りが増します。ヤマザクラは同じ地域に生える木々でも個体変異が多く、樹の形、開花時期や花つき、葉と花の開く時期、花の色の濃などにさまざまな違いがあります。また「ヤマザクラ」は独立したひとつの種ですが、他の野生桜と混同されることも多く、野生桜の総称とされることや、カスミザクラ（霞桜）やエゾヤマザクラ（蝦夷山桜）の同種に見なされることもあり、注意が必要です。
芝山町では丘陵地帯にヤマザクラが多く咲き、町民にも親しまれています。そして町の木を公募したところ、町民からの圧倒的な支持を受けて、1970年（昭和45年）11月にヤマザクラが町の木に制定されました。
芝山町のマスコットキャラクターは「しばっこくん」です。しばっこくんは、町の名物である人型の埴輪をモチーフにしたキャラクターで、頭は町章を逆さにしたような形で、背中には航空機の翼がついています。
芝山町では町の魅力を広くアピールするため、2012年（平成24年）にマスコットキャラクターのデザインを公募し、翌2013年（平成25年）に集まった作品から選ばれた優秀作の人気投票を行い、簾葉月さんのデザインがキャラクター原案として選ばれました。さらにこのキャラクターの愛称（名前）も募集し、結果「しばっこくん」に決まりました。
しばっこくんの誕生日は、芝山はにわ祭の開催日の11月第2日曜日で、ずっと7歳の男の子です。住んでいるところは、成田国際空港の隣にあり、観光スポットも豊富な“世界のとなりまち”芝山町です。性格は明るくで人懐っこく、どんな生き物とも心を通わせることができる頑張り屋で、ときどきさみしがり屋です。また好奇心も一杯で、空想が大好きです。好きなものは芝山町の自然や芝山はにわ祭、そして埴輪です。好きな食べ物は芝山町の農産物、特に芝山町のお米を使った「やんき」だそうです。
好きな植物は、町の木であるヤマザクラと、町が生産量日本一を誇る花で、しばっこくんの背中にもついているサンダーソニアです。好きな場所は芝山町立古墳・はにわ博物館、芝山公園、風和里しばやま、航空科学博物館、芝山仁王尊など町の名所。好きな言葉は「ありがとう」。好きな色はスカイブルーとグリーン。好きな遊びはポコペンと飛ぶ真似だそうです。好きな乗り物は、日本一短い「芝山鉄道」と、成田国際空港を発着する飛行機です。
しばっこくんのお友達には、町や近隣のキャラクターである、芝山町商工会「ハニ王」「ハニコーン」。千葉県マスコットキャラクター「チーバくん」。成田市観光キャラクター「うなりくん」。成田国際空港キャラクター「クウタン」。長柄町マスコットキャラクター「ながラン」。また埴輪つながりで埼玉県本庄市マスコットの「はにぽん」や大阪府高槻市マスコットキャラクター「はにたん」などがいます。本人いわく「お友達はもっともっと増やしたいッコ!!」だそうです。
チャームポイントは、芝山町章を逆さまにしたような顔と、翼についているサンダーソニア風ロケットエンジン「ソニアジェット」。そしてときどき水分をわけてもらうという、頭の上の新芽です。口癖は、うれしいと語尾に「～ッコ」がついてしまうことです。
しばっこくんの夢は、大好きな芝山町をみんなに知ってもらいたい、自分の翼でいろいろな国に行ってみたいとのことで、まだうまく飛べないため、一人前に飛べるよう練習中だそうです。
しばっこくんには誕生秘話があります。しばっこくんは「道の駅 風和里しばやま」を建設している際、密かに「幻の風和里古墳（!?）」から出土した人物埴輪といわれていますが、幻の古墳から発見されたため、詳細も幻にされているとか。復元された後「芝山町立古墳・はにわ博物館」に展示されていたしばっこくんですが「芝山はにわ祭」の賑わいにより約1400年の眠りから目を覚ましました。
学芸員に頼んで外に出してもらったしばっこくんは、成田空港を発着する世界中の飛行機を目にします。その日からしばっこくんは毎日、飛行機を見ては、自由に空を飛ぶことを夢みるようになりました。そして芝山仁王尊への初詣で「翼をつけてください」とお願いしたところ、隣にいた成田空港の整備員さんが翼とロケットをつけてくれることになりました。その整備中に成田市の「うなりくん」や成田空港の「クウタン」と知り合います。
こうして背中に翼とロケットエンジンを装備したしばっこくんは、うれしくて毎日、町のあちこちで飛ぶ練習をしていたところ、町の人々から応援されるようになり、すっかり仲良しになりました。「しばっこくん」と名づけてくれたのも町の人々です。
しばっこくんは、今日も芝山町のどこかで飛ぶ練習をしたり、子供たちと遊んだりと、元気に飛び回っています。そんなしばっこくんに会いに、ぜひ芝山町に遊びにきてください、とは、本人と町の人々からのメッセージです。

芝山町 の鉄道路線

芝山鉄道
芝山鉄道線
・芝山千代田駅

山武郡芝山町のバス
路線バス
・JRバス関東
・千葉交通
・成田空港交通
・芝山ふれあいバス（芝山交通）
・ちばフラワーバスさんむ成田線（さんむウイングライナー）
空港シャトルバス
千葉交通（横芝屋形海岸・蓮沼・松尾・芝山千代田駅‐成田空港）
高速バス
・成田シャトル 大崎駅西口‐成田空港・芝山町役場（WILLER EXPRESS、京成バス、千葉交通）
・東京駅八重洲南口‐八日市場駅・匝瑳市役所（JRバス関東、千葉交通）

芝山町 の主要道路

一般国道
・国道296号
主要地方道
・千葉県道62号成田松尾線（芝山はにわ道）
・千葉県道43号八街三里塚線
・千葉県道45号八日市場八街線
一般県道
・千葉県道106号八日市場佐倉線
・千葉県道112号成田成東線
・千葉県道290号大里小池線
道の駅
・道の駅風和里しばやま
空の駅
・空の駅風和里しばやま

芝山町 出身の芸能人

千葉県山武郡芝山町出身の人物には、特に目立った著名人は見られませんが、千葉県出身の著名人には、小説家に、映画、テレビドラマ化もされた医療ミステリ「チーム・バチスタ」シリーズなどで知られ、現役医師でもある海堂尊さん。「炎の蜃気楼（ミラージュ）」シリーズで知られる桑原水菜さん。「飛び鐘伝説殺人事件」などのミステリ小説を著している本岡類さん。「狐寝入夢虜」などの作品がある十文字実香さん。「ポートレイン・イン・ナンバー」などの作品があり、東京大学工学博士、建築家、中国の武漢大学教授でもある鈴木隆之さんなどがいます。