千葉県香取郡神崎町でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

神崎町 てどんなところ？？

千葉県香取郡神崎町は、県の北部、県境にあたる地域のほぼ中心部に位置し、香取地域に属している町です。町の北側は一級河川である利根川に面しており、対岸は茨城県になります。町内には他にも八間川などが流れています。町域は関東平野に含まれており、全般的にほぼ平坦で、水田地帯が広がっています。
なお香取郡神崎町はその名の通り、自治体としては「町」になりますが、地方自治法における普通地方公共団体（地方自治体）としての「市」「町」「村」の違いは、市は基本的に人口が5万人以上。中心的な市街地に全戸数の6割以上が集中する、その他の条件を満たす自治体になります。町は都道府県ごとに異なりますが、おおむね数千人以上の人口と、一定の建築物の連なりを意味する連坦戸数または連坦率、官公署の存在、産業別就業人口割合など、条例で定める「町」の要件を満たした自治体になります。村には特に法的な要件はなく、市や町の要件を満たさなければ、自動的に村となります。
また香取郡の「郡」は、明治以降においては、複数の町村を編成した行政企画で、市や町と同じく郡役所や郡長の役職などが置かれたものです。この制度は戦後の地方自治法で改正され、現在では郡に住所表記や広域連合、選挙区の区画割りなどの他に大きな意味はなくなっています。また区や市は郡に属さないため、市制施行によって村や町が市になると、属していた郡から外れます。現在、千葉県内で香取郡に属しているのは、神崎町と多古町、東庄町の3町だけになります。
現在の神崎町にあたる地域は、江戸時代には水運によって栄え、米の産地でもあることから日本酒や醤油などの醸造業が発展しました。
明治以降、今日の神崎町にいたる歴史は、1889年（明治22年）4月1日の町村制施行より、現在の町域内に神崎村と米沢村が発足します。1890年（明治23年）3月12日には神崎村が町制施行し、初代の神崎町になります。そして1955年（昭和30年）1月5日に神崎町と米沢村が合併して、2代目である現在の神崎町が新設されます。また1966年（昭和41年）1月には、茨城県東村および河内村の向野地区が千葉県の当町に割譲され、現在の町域に至っています。
現在の神崎町は、県庁所在地である県都、千葉市からは約40キロメートルの距離になります。東京都心よりはおよそ60キロから70キロの圏内です。都市雇用圏では成田都市圏に含まれ、成田市への通勤率が高くなっています。
町の産業では、第一次産業、特に農業が盛んです。水田が多く良質な米の産地であること、さらに地下水の水質が醸造に適しているため、江戸時代から300年以上続く日本酒や味噌などの醸造業が多く行われ、それらの製品は町の特産品にもなっています。その他にも野菜や果物、バラ（薔薇）をはじめとする花卉などの栽培も盛んです。
町内には日本酒などの醸造業として、延宝年間（1673年‐1681年）創業の株式会社寺田本家や、1689年（元禄2年）創業の鍋店株式会社などの老舗も存在します。また武田地区には計画的に工場や倉庫を配置した神崎工業団地が整備されています。他にも町の南西部にあたる古原地区にはゴルフ場が点在しています。
町内の名所や旧跡、観光スポットには、神崎神社（こうざきじんじゃ）があります。創建年代は不詳ですが、社殿によると飛鳥時代とされています。神社内にある楠（クスノキ）の大木は「ナンジャモンジャの木」と呼ばれており、親木を5本の若芽である蘖（ひこばえ）が取り巻いている形になっています。主幹の根元は、周囲13.1メートル、樹高は19メートルあり「神崎の大クス」として国の天然記念物に指定されています。また社叢林は「神崎の森」として、千葉県の天然記念物になっています。
古くから神崎神社の別当寺であった神宮寺には、千葉県指定有形文化財の木造十一面観音立像や神宮寺文書（大般若波羅蜜多経経箱入）。神崎町指定文化財である神宮寺観音堂が存在します。
町内にあるフジハン醤油旧米蔵、醤油蔵、醤油店舗の醸造関連遺産は、経済産業省が認定する近代化産業遺産「激しい産地間競争等を通じ近代産業へと発展した利根川流域等の醸造業の歩みを物語る近代化産業遺産群」の一部に含まれています。
こうざき天の川公園は小川や池（湿性園）など水辺の自然が豊かな親水公園で、湿性園ではオニバス（鬼蓮）も鑑賞できます。こうざきふれあい自然遊歩道は、ツツジ（躑躅）など四季の花々や紅葉、また筑波の山々の遠景などを眺めながらの散策が楽しめます。
神崎大橋とその側道橋、神東ふれあい橋は、利根川で隔てられた本町と茨城県稲敷市を結んでおり、雄大な利根川の光景や、春には川辺に広がるコスモス畑などを眺めることができます。
町内にある道の駅 発酵の里こうざきは、町の農作物、名産品などを集めた市場や醸造、発酵製品の専門店、またレストランやカフェなどが集まっている施設で、町のさまざまな名産品を購入、またその場で味わうことができます。
町の祭礼、イベントには、毎年2月3日の神崎神社節分祭。前述の町内の蔵元が中心となる、3月の発酵の里こうざき酒蔵まつり。神崎寺で4月29日に行われる真言密教の修行であり、同時にお祭りなども行われる神崎河川敷祭（神崎寺の火渡り修行）。7月に各地区の神輿や山車が巡行する祇園祭。10月の町民運動会や10月から11月の町民文化祭。町のさまざまな文化や店舗などが集まり、多くの出店などがある町祭りの、なんじゃもんじゃいきいきフェスティバル。12月から冬の間、JR下総神崎駅のステーションホールをクリスマスイルミネーションで彩る神崎ステーションホールイルミネーションなどがあります。

神崎町 の場所

千葉県香取郡神崎町は、県の北側の端にあたる地域のほぼ中央部に位置し、香取地域に含まれる町です。県の形を模した千葉県のマスコットキャラクター、チーバくんでいえば、目の上、眉毛あたりになる町です。町の東側を同じ千葉県の香取市、南側および東側を成田市に接しています。北側は利根川に面しており、対岸の多くを茨城県稲敷市と、西よりの一部を稲敷郡河内町に面しています。
神崎町は利根川に面していることから、水運と水利に恵まれ、古くから米作りの盛んな地です。また質のいい地下水も豊富で、日本酒をはじめとする醸造品の名産地としても知られています。現在でも米と醸造品の産地として有名な一方、成田国際空港を擁する成田市に隣接している利便性もあり、自然が豊かで暮らしやすい町になっています。
神埼町の町章は、アルファベットの「C」を反転させたような円を二つ重ね、外の線は細く、内の線は太くて先端近くの上下に短い横線が入っており、欠けの部分には短い横線が入り、円内の左よりにカタカナの「キ」を細長く直立させたような模様が入っているものです。これは町名をカタカナにした「コウザキ」をデザイン化したもので「町の和」と「発展の願い」がこめられています。この町章は1957年（昭和32年）4月1日に制定されました。
神崎町の木はクスノキ（楠、楠木）またはクス、町の花はバラ、町の鳥はメジロ（目白）です。
クスノキはクスノキ科ニッケイ属の常緑高木で、クス、ナンジャモンジャなどの別名もあります。こんもりした樹形になり、幹の直径が10メートル以上の巨木になることも珍しくありません。白く淡い黄緑色の小さな花が5月から6月に咲き、10月から11月頃には青緑から黒紫の小さな丸い果実がつきます。クスノキの木材などを蒸留することで、防虫剤や医薬品に用いられる樟脳が得られます。俗にいう「カンフル剤」も樟脳のことで、かつて強心剤に使われたことに由来します。そのため木全体にも樟脳の芳香があります。このにおいから「臭し（くすし）」や「薬（樟脳）の木」がクスノキの語源という説もあります。
この町の木は、1973年（昭和48年）に千葉県で開催された国民体育大会を記念して、県内の市町村がそれぞれの木を定めた際に、神崎町では神崎神社の神木「なんじゃもんじゃの木」にちなんで選定されたものです。
バラはバラ科バラ属の植物の総称、または特に園芸種である園芸バラ、栽培バラの総称です。バラは主に低木やつる植物であり、葉や茎に棘があることでも知られ、名称「バラ」も和語で「いばら（茨）」が転じたものです。元来は5枚の花びらを持つ花でしたが、園芸種では八重咲きが大半になります。色も品種によって様々ですが、いわゆる「バラ色」は、赤とマゼンタと中間的な紅色です。バラといえば高貴で華やかな一方、棘があって危険なイメージもあることから「美しいバラには棘がある」などの慣用句もあり、少女漫画などでは麗人の背景などに描かれる一方、ホラー作品のモチーフに使われることもあります。バラを題材にした言葉や作品は無数にありますが、一例を挙げると「青いバラ（the blue rose）」は品種改良でも作ることができないため「不可能」「神の奇跡」などの意味があります。ただ現在では遺伝子操作により作り出された「青いバラ」が存在します。バラは神崎町の花卉生産でも中心的な花であり、この町の花および鳥は、1995年（平成7年）に行われた「神崎町合併40周年記念事業」のひとつとして、町民からの一般公募によって選定されたものです。
メジロは、スズメ目メジロ科メジロ属の鳥類です。身体はスズメ（雀）よりも小さく、緑がかった背と暗褐色の羽を持ち、目のまわりにある白い輪が特徴で、名前の由来にもなっています。日本ではウグイス（鶯）と共に春の鳥として親しまれ、また多くのメジロがお互いに押し合うように、ぴったりと密着して枝に並ぶ習性があることから、慣用句「目白押し」の語源にもなっています。
神埼町のPRマスコットキャラクターは「なんじゃもん」です。なんじゃもんは神崎神社の「なんじゃもんじゃの木」の木をモチーフにしたキャラクターで、その分身だといいます。太い木の幹に白い眉毛と髭のあるおじいさんの顔がついており、枝の両腕を持ち、足にはもんぺ風のズボンをはいています。ズボンには「発酵の里こうざき」の文字とマークが入っています。髪の毛は生い茂った枝葉になっていて身体よりも大きく、緑色の鳥が顔を出しています。また髭はよく見ると神社の注連縄（しめなわ）になっており、デザインによっては注連縄を思わせる鉢巻を巻いていることもあります。
なんじゃもんは年齢2000歳で、はるか昔から神崎を見守ってきた守り神だといいます。お酒と発酵食品が大好きで、常に徳利を背負っており、ときにはお猪口を手にお酒を飲んでいることもあります。性格はお祭り好きでおちゃめな照れ屋さん。お祭りでは太鼓を叩くこともあります。なんじゃもんは「発酵の里こうざき」のPRに奮闘しており、注連縄にさわると願いごとが叶うといわれています。

神崎町 の鉄道路線

東日本旅客鉄道（JR東日本）
成田線
・下総神崎駅

香取郡神崎町のバス
高速バス
・大阪‐銚子線（夜行高速バス。南海バス、千葉交通）
・利根ライナー：佐原ルート（千葉交通）
路線バス
・神崎町循環バス

神崎町 の主要道路

高速道路
・首都圏中央連絡自動車道（圏央道）：神崎IC
一般国道
・国道356号
一般県道
・千葉県道107号江戸崎神崎線
・千葉県道110号郡停車場大須賀線
自転車道
・千葉県道409号佐原我孫子自転車道線
橋梁
・利根川橋（首都圏中央連絡自動車道稲敷東IC‐神崎IC）
・神崎大橋（千葉県道107号江戸崎神崎線）
道の駅
・道の駅発酵の里こうざき

神崎町 出身の芸能人

千葉県香取郡神崎町の著名人は現時点ではあまり知られませんが、千葉県出身の俳優には、人気刑事ドラマ「相棒」シリーズでは警視庁副総監の娘、市原里奈を演じ、スペシャルドラマ「ラーメン大好き小泉さん 二代目！」にて主演、小泉さんの二代目に抜擢された桜田ひよりさん。特撮テレビドラマ「仮面ライダーエグゼイド」の鏡飛彩／仮面ライダーブレイブの声などで知られる瀬戸利樹さん。舞台「ミュージカル刀剣乱舞」シリーズの石切丸役で知られる崎山つばささん。テレビドラマ「踊る大捜査線」シリーズの魚住二郎などで知られ、温厚な善人から悪役まで幅広い役を演じる佐戸井けん太さんなどがいます。