千葉県富里市でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

富里市 てどんなところ？？

千葉県富里市は、県の北部中央に位置して、印旛地域の一部にあたる市です。市内の平野は関東平野に含まれ、平坦な下総台地（北総台地）のほぼ中央に位置しています。県庁所在地である県都、千葉市から約25キロメートルの距離となり、東京都心からはおよそ50キロから60キロの圏内、成田国際空港へは約5キロ圏内に位置します。
古くから富里には広大な原野が広がり、中世の頃には、台地上に飼育や繁殖のため牛や馬を放牧しておく地域の「牧」がありました。その起源は定かにではありませんが、平安の頃から存在したとも伝えられます。
江戸時代には、江戸幕府によって佐倉七牧の一部とされ幕府直轄牧場となります。その面積は17,270ヘクタールになり、放たれている馬の数はおよそ3,000頭でした。その佐倉七牧の一つ「内野牧」は現在の七栄を中心として、西は酒々井の東端、東は根木名までの約6キロメートル、南は南大堀、北は現在の成田ニュータウンまでの約8キロメートルに渡る、およそ2,210ヘクタールの地域でした。また内野牧の下には「高野牧」があり、富里の高野が中心となったともいわれます。
この牧場では1頭あたり、およそ5ヘクタールの原野で飼育されていたことになりますが、この牧場は明治維新以降、身分制度の廃止により職を失った下級武士や江戸庶民のために、新政府が入植者を募集して開拓が行われます。広大なこの開拓地には、開墾がはじまった順に、鎌ケ谷市の初富、船橋市の二和と三咲、また現在の八街市のように、数字にちなんだ字（あざ）名がつけられます。この字名は現在の地名にも残っており、富里市には七栄と十倉という地名が存在します。
現在の市にいたる歴史としては、1889年（明治22年）の4月1日、町村制の施行により、日吉倉、久能、大和、根木名、七栄、新橋、中沢、新中沢、立沢、立沢新田、高野、高松、十倉の区域をもって印旛郡富里村が発足します。
1985年（昭和60年）4月1日に町制を施行して印旛郡富里町となり、2000年（平成12年）に実施された国勢調査の結果、町の人口が市制施行可能な最小人口である5万人に達していたため、2002年（平成14年）4月1日に市制を施行し、富里市として発足します。
ちなみに富里市は明治の大合併から、一度も合併を行っていない数少ない自治体のひとつでもあります。これは千葉県内では富里市と浦安市、鎌ケ谷市、酒々井町のみになります。なお「富里」の地名の由来は、明治時代に合併する13の村を総称して「十三の里」（里は「むら」の意味）と読んでいたことから「十三（とみ）里」が転じ「富里」となったという説もあります。
今日の富里市は、第二次世界大戦後、官有地が民間に払い下げられたことから、農地が多い地域になっています。現在でも面積のおよそ68パーセント以上が山林と農地であり、住宅地は14パーセント程度になります。市のキャッチフレーズは「人と緑が調和し未来を拓く臨空都市」というものです。また市内は明治期に御料牧場が設置された「競走馬のふるさと」でもあります。
市は都市雇用圏における成田都市圏にあたり、近接する成田市および成田国際空港に関連する仕事に就いている人が多くなります。また千葉県内の市では唯一、鉄道路線が存在しない市になりますが。市内の北部は京成成田駅に近接しています。
市内の産業では、やはり農業が盛んです。特に名産品としてスイカが有名で、熊本県熊本市に次ぐ全国2位の生産量、出荷量になります。富里市では、1933年（昭和8年）からスイカの栽培が始められ、1936年（昭和11年）には皇室へ献上された事から、スイカの名産地として全国に名声が広がり、現在では富里といえばスイカといわれるほど、富里スイカは市を代表する特産品になっています。このスイカ栽培は、もともと一般の作物に不向きだった関東ローム層の土地を利用するために行われたことがはじまりともいわれています。
工業ではリネンや機内食など、成田空港施設および周辺宿泊施設に関係する産業が盛んです。他にもスポーツ用品メーカー、畜産食品メーカーなどの工業も多く見られます。また商業では、主に市民向けのロードサイド店舗や大型店舗が密集しています。
市内の名物には、中沢にある巨大なスイカ模様のガスホルダー（ガスタンク）が知られています。これは当時の千葉ガス（現・東京ガス千葉支社）富里供給所のもので、2000年（平成12年）に完成し直径は33.8メートルであり、小高い丘の森の中に、巨大なスイカが顔を出しているようにも見える不思議な光景は、いまや慣れ親しんだものとして市民に親しまれています。
ちなみに熊本県合志市にも同様のスイカ柄ガスホルダー（直径17メートル）がありますが、富里市のものはそれよりも巨大になります。他にも岩手県滝沢市に同様のスイカ柄ガスホルダーが存在します。
この富里のスイカ柄ガスホルダーは、さまざまなテレビ番組などにも取り上げられ、毎年6月の富里スイカロードレースではコースの一部になっており、約1万人のランナーがこのユニークな風景を眺めながら走りました。しかしこのガスホルダーは、各世帯にガスを届ける導管の整備が進んだために役割を終え、残念ながら2020年10月より解体がはじまることになっています。
他に市内の名所、旧跡には、末廣農場跡があります。末廣農場は、明治時代に三菱財閥二代目の岩崎弥之助が購入し、1912年（明治45年・大正元年）に弥之助の甥、岩崎久弥が設置した試験農場であり、採算を度外視した、畜産界の改良進歩に貢献する模範的実験農場という久弥の方針により、千葉県における近代農業発祥の地とされています。
この末廣（すえひろ）とは、扇型に開いている独特の地形を、東京などから入植した人々が「末廣野」「末廣野原」と呼んだことに由来します。敷地は2012年（平成24年）に富里市へ寄付され、市の指定史跡となっています。また敷地内の旧岩崎家末廣別邸は、近代和風建築として国の登録有形文化財になっています。
他にも江戸幕府の放牧場の遺構である高野野馬捕込跡。また平安時代から戦国時代に当地を治めた守護大名、戦国大名である千葉氏の一族、三谷胤政供養塔。大久保卿牧羊場選定の碑。高野六地蔵六観音。富里牧羊場跡。印旛沼に流れ込む高崎川とその支流が合流する谷に広がる谷田の景観、中沢四ツ塚・四ツ又弁天の水田景観などの史跡や名所があります。
市内の観光スポットには、明治期に御料牧場が存在したことから、各所に乗馬クラブが見られます。また富里温泉、天然温泉 黄金の里などの温泉施設もあります。
富里市のイベントには、前述の通り毎年6月に開催される「スイカロードレース大会」があります。この大会では、スイカの富里らしく、給水所の代わりに給スイカ所で「カットスイカ」がランナーに配布されることでも知られています。
また伝統芸能の披露や花火大会が行われる夏祭りの「富里ふるさとまつり」。市内産のスイカや野菜などの即売、すいか共進会の表彰式、その他、露天やイベントが行われる「すいかまつり」。県立富里高校ジャズオーケストラ部によるジャズ演奏や、ゲストとしてアメリカで選出された高校生や、国内外で活躍するプロのジャズアーティスト、富里高校OB・OGのジャズバンドなどが年ごとに出演する「Jazz Festival in とみさと」などのイベントも行われています。
富里市をロケ地にしたテレビドラマには、久坂部羊さんの医療ミステリ小説「無痛」を西島秀俊さん主演でテレビドラマ化した「無痛〜診える眼〜」などがあります。

富里市 の場所

千葉県富里市は、県の北部ほぼ中央に位置し、印旛地域に含まれる市です。千葉県の北半分の中央部、やや東よりにあたり、千葉県の形を模した県のマスコットキャラクター、チーバくんでいえば、横顔のほぼ中心点にあたる地域です。市域の北側を成田市に、東側を山武郡芝山町に、南側を山武市に、南西側を八街市に、西側を印旛郡酒々井町に面しています。
富里市の市域は、は江戸時代まで放牧地だった一面の原野が、明治以降に開拓されたという経緯があり、現在でも面積の7割以上が山林や農地であり、住宅地の割合は低くなっています。しかし成田国際空港に近いことから、市内では関連産業や企業などが発展しています。スイカの名産地として全国的に有名な地であり、東京都や千葉市にも比較的、距離が近く、自然が豊富で環境のいい都市になっています。
富里市の市章は、丸の中に、富里市の「と」を鋭く尖ったトゲのような三本の線で象ったものを、先端がはみ出るようにして配置したものです。羽ばたく鳥か未来的な航空機のようにも見える「と」のデザインは、勝利の「Vサイン」の交錯も意識しており、激しさすら漂う形状で躍動と発展を表しています。また周囲の丸は融和と郷土愛を象徴したものです。この市章は、1969年（昭和44年）4月1日に、当時の村章として制定されたものが、町章、市章として引き継がれたものです。
富里市の木は1970年（昭和45年）に制定されたヤマザクラ（山桜）、市の花は1998年（平成10年）に制定されたサルビアです。どちらも住民からの公募やアンケートを元に制定されたものです。
サルビアはシソ科アキギリ属の1種、ブラジル原産の草本で、正式にはサルビア・スプレンデンスといいます。標準和名はヒゴロモソウ（緋衣草）で、スカーレットセージとも呼ばれます。夏から秋にかけて咲く花は茎の先端に穂のようになり、長い筒状の花となります。通常は赤い花ですが、白や濃い紫など、さまざまな色の園芸品種もあり、観賞用として好まれます。ただ寒さに弱いため、日本の大半など野外で越冬できない地域では一年草として扱われます。花や葉に芳香があり、花の蜜も美味です。サルビアの花はは夏から秋の長い期間、花壇を彩り、ラテン語では「安全」「救う」などの意味があり、薬用としての意味が語源です。花言葉の「燃える思い」も、鮮やかな緋色の花からきたものです。
ヤマザクラはバラ科サクラ属の落葉高木で、日本に10種あるサクラ属の基本野生種の中でも代表的な種であり、和歌にも数多く詠まれています。サクラの中でも寿命が長く、樹高30メートルを超える大木になることもあり、実生するほど花の八重や香りが増します。ヤマザクラは同じ地域に生える木々でも個体変異が多く、樹の形、開花時期や花つき、葉と花の開く時期、花の色の濃などにさまざまな違いがあります。また「ヤマザクラ」は独立したひとつの種ですが、他の野生桜と混同されることも多く、野生桜の総称とされることや、カスミザクラ（霞桜）やエゾヤマザクラ（蝦夷山桜）の同種に見なされることもあり、注意が必要です。
富里市の公式マスコットキャラクターには、「とみちゃん」がいます。とみちゃんは人の身体に、顔が富里市の名産であるスイカになった男の子（？）のキャラクターです。スイカの顔は常に笑顔で明るく元気な性格。服に「とみちゃん」の名前がついています。年齢は永遠の13歳で、体重は7キロから8キロ。雨が苦手で趣味はマラソン。とみリン、とみおくんが親友だそうです。
親友の「とみおくん」とは、富里スイカのPRキャラクターです。とみちゃんとは違い、顔のついたスイカそのものに手足が生えたようなキャラクターで、ほのぼのとした性格で表情はやはりにこやか。頭には帽子をかぶっています。とみちゃん、とみおくんは毎年、市内で行われる「スイカロードレース」にも登場しています。
もう一人の親友「とみリン」は、富里市消費生活センターのマスコットキャラクターです。花びらを思わせる大きな耳がついた妖精のような姿で、頭には古いタイプの固定電話の送受話器を乗せています。名前の由来は、富里の「とみ」と電話のベルの音「リンリン」です。
とみリンは困っている人を放っておけない性格で、好きな食べ物は富里産豚肉を使った「情熱カレー」。趣味は乗場で、本人いわく「消費生活相談員さんと一緒に、皆さんが安心して安全な生活が送れるようしていきたいです」とのことです。
他にも富里市にんじん（人参）のＰＲキャラクターに、ニンジンをチアガールに見立てポンポンをもち、頭の葉をポニーテールにしている「さとみちゃん」がいます。さとみちゃんは見ての通りの女の子で、年齢は秘密。趣味はチアリーディングで、性格は明るく元気。とみちゃん、とみおくんが親友だそうです。
富里市のキャラクターたちは仲良しが多く、みんながそれぞれのポジションで富里市を応援し、PR活動を行っています。

富里市 の鉄道路線

路線バス
・千葉交通
・富里市循環バス

高速バス
・東京駅日本橋口行き（千葉交通、ジェイアールバス関東）
・東京ディズニーリゾート行き（千葉交通）
・夜行高速バス 京都・大阪行き（千葉交通・南海バス）

富里市 の主要道路

高速道路
・東関東自動車道（富里IC）

一般国道
・国道296号
・国道409号

主要地方道
・千葉県道43号八街三里塚線
・千葉県道45号八日市場八街線
・千葉県道77号富里酒々井線
一般県道
・千葉県道102号成田両国線
・千葉県道106号八日市場佐倉線

富里市 出身の芸能人

千葉県富里市出身の著名人には、ミュージカル舞台「美少女戦士セーラームーン」や、映画「檸檬のころ」「仮面ライダー THE NEXT」などに出演している女優の仲村瑠璃亜さん。漫才コンビ「オジンオズボーン」のツッコミ担当で、生まれも育ちも千葉県ながら大阪の養成所に入ったため、関西弁と標準語を交えたツッコミを行う高松新一さん。宝塚歌劇団星組娘役である空乃みゆさん。元NHKアナウンサーで、アナウンサー時代から神社の宮司も務め、現在も千葉県内で宮司や企業役員を務める宮田修さん。地味な芸風ながら、小唄から柔体術、指圧など多くの特技があった落語家、はやし家林蔵師匠。2005年世界水泳選手権200m平泳ぎ銅メダリストである今村元気選手。明治から大正にかけての大相撲力士で、引退後は年寄・玉ノ井として人望の高さでも知られた千葉ヶ崎俊治関。衆議院議員である秋本真利さんなどがいます。