大磯町 でテレビアンテナ工事をお考えの方へ
目次
大磯町 でアンテナ工事でお困りの方はお任せ下さい。
当あさひアンテナでは神奈川県中郡大磯町はじめ、神奈川県内での地デジ、BS/CSなど各種アンテナ設置工事について、豊富な経験と実績がございます。大磯町にお住まいで、地デジその他アンテナの新規設置、また修理や交換などをお考えの方は、まずはご相談だけでも当あさひアンテナへ、お電話やメールでお気軽にお問い合わせください。
神奈川県中郡大磯町(なかぐんおおいそまち)は、県の南端、中央よりやや西よりに位置する町です。相模湾に面しており、湘南地域に含まれています。面積は17.23平方キロメートル。2020年(令和2年)6月1日時点での人口は31,176人。うち男性が15,234人、女性が15,942人になります。また町内には12,721世帯が暮らしています。大磯町は湘南の一角として、大磯海水浴場や明治から昭和にかけての要人の別荘地があることなどで全国的に有名な町です。
東京都隅田区にある東京スカイツリーから大磯町までは、およそ61キロから68キロの距離になります。スカイツリーからの電波はNHK、広域民放であれば受信可能な範囲内ですが、現場の環境により、受信に関して条件や制約が生じるケースもございます。
当あさひアンテナでは、神奈川県中郡大磯町全域での地デジその他、各種アンテナ設置工事に対応しております。弊社には大磯町はじめ県内全域での作業経験が豊富で、地域ごとの地デジ電波の特性を把握し、現場に合わせた最適なアンテナ設置工事をご提案できる腕のいい専門の職人が揃っております。大磯町にて地デジ、CS/BSなど各種アンテナ設置や修理、交換などの各種工事をお求めのお客様は、確実な地デジ受信と、丈夫で長持ちするアンテナの設置をお約束する、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)か、ホームページからのお問い合わせフォーム(https//asahi-antenna.jp/contact)へとお気軽にご連絡ください。
「2020年現在の新型コロナウィルス流行に関しまして」
このたびの新型コロナウイルス発生に際しまして、弊社では現場に出向く職人はもちろん、全従業員にマスクと除菌スプレーを配布し、作業車や作業着などの除菌を頻繁かつ丁寧に行う他、従業員各人によるこまめなうがい、手洗いなども徹底しております。また会社としても従業員には業務よりも体調管理を優先し、わずかでも体調に異変がある場合は、安全が確認できるまで休むよう指導しております。
すべては社員の身を守ると同時に、万全を期してお客様をお守りするための、最大限の配慮でございます。現場でのお客様への対応についても、万が一のリスクを避けるため、失礼ながら基本的にマスクを装着したままでご対応させていただいております。申し訳ありませんが、なにとぞご了承ください。
大磯町 の方でアンテナ工事に関するよくある質問
- Q
中郡大磯町に適した地デジアンテナの機種は何ですか?
- A
現在、ご家庭で用いられる主要な地デジアンテナ機種は、八木式アンテナとデザインアンテナになります。
八木式アンテナはよく屋根の上に見られる魚の骨に似た地デジアンテナです。日本のテレビ放送黎明期から使われている昔ながらのアンテナで、素材や耐久力は当時から進化し続けていますが、基本設計は開発当時から変わっていません。それほど設計の完成度が高く、現在でも地デジの高い受信能力を誇る機種です。ただ基本的に野外に設置される八木式アンテナは風雨などの影響を受けやすく、歳月につれて確実に老朽化が進む弱点もございます。現在の八木式アンテナの寿命は平均10年程度ですが、この寿命は海沿いや豪雪地帯など、設置現場の環境によっても大きく変わってきます。
デザインアンテナは家屋の外壁などに設置する平面で軽量薄型の地デジアンテナです。家屋の外観を損なわない、自然環境の影響を受けにくく経年劣化を軽減できる、修理やメンテナンスも簡単などの利点があり、現在では人気ナンバーワンの地デジアンテナです。また現在のデザインアンテナは基本モデルが20素子相当になり、八木式アンテナと比べても受信性能にほとんど差はごさいません。ただデザインアンテナは八木式アンテナより設置位置が低い分、受信感度もやや低くなる傾向がございます。アンテナ本体価格や設置工事費も、八木式アンテナに比べてやや割高になります。
大磯町は東京スカイツリーからおよそ61キロから68キロの距離であり、スカイツリーからの地デジ電波はNHK、広域民放であれば全域で受信可能です。また隣接する平塚市にあり、NHK、広域民放と、神奈川県内の地方局であるテレビ神奈川(tvk)を送信する平塚中継局からの電波も町の全域で受信可能です。ただスカイツリーと平塚中継局では、大磯町から見てやや角度に開きもあり、また平塚局は直近であり、tvkも放送していることから、基本的に町内では平塚局からの地デジ電波を受信することが確実といえます。
また大磯町であれば、基本的に八木式アンテナ、デザインアンテナのどちらでも受信に問題が出ることは少なくなります。ただ町内は多くが丘陵地となっているため、現場によってはより高所に設置できる八木式アンテナのほうが受信に有利となるケースもございます。また地形や近隣の建物など、現場の条件によって、アンテナ機種や設置位置などに制約が生じることもございます。
当あさひアンテナでは、八木式アンテナ、デザインアンテナとも、国産DXアンテナ社製の最新モデルをご用意し、八木式アンテナは軽量で耐水性と対風速性が高く、長寿命が望める機種を用い、アンテナ本体価格を含む基本工事価格15000円からで設置をお引き受けしております。デザインアンテナは20素子相当、業界最小クラスの厚さ4.9cm、大きさ9cm×22cmの超薄型モデルをご用意し、アンテナ本体価格を含む基本工事価格20000円からで設置をお引き受けいたします。さらにこれら標準機種で受信が安定しない場合は、別途に高性能アンテナもございますので、どのような現場にも対応できます。
弊社では地デジアンテナの設置に際し、高性能の電波測定器による現場調査を実施しており、現場においてもっとも適切なアンテナの種類や設置位置まで、できる限りお客様のご要望に応じた方法をご提案いたします。もしご希望の条件でどうしても受信に問題が出る場合は、弊社の豊富な工事経験に基づき、できるだけご要望に近い代案をご提示いたします。
大磯町で地デジアンテナの新規設置や交換をお考えの方は、アンテナ機種のご希望やご相談も含め、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)へと、どうぞお気軽にお問い合わせください。
- Q
中郡大磯町で地デジアンテナが故障したときはすぐ修理してもらえますか?
- A
その点はどうかご安心ください。弊社では他業者が設置したどのようなテレビアンテナでも、弊社フリーダイヤル(0120-540-527)にご一報いただければ、最短即日で職人が現場に出向き、修理対応させていただきます。
特に弊社が設置したアンテナの場合は、業界最長クラスとなる、施工日から10年間のアフターフォロー体制をご用意しております。これは弊社がアンテナ設置技術に高い自信をもつ証でもあります。もし保障期間中、弊社が施工した各種アンテナにトラブルが発生したときは、すぐ弊社のフリーダイヤルにご一報ください。弊社職人が即座に現場へと駆けつけ、補償範囲内のトラブルであれば完全無料で復旧するようご対応させていただきます。
弊社ではアンテナ設置工事が完了した際、工事を担当した職人の自筆サイン入り保証書をお客様にお渡ししております。もしトラブルなどでお客様が対応をお求めの際は、まずこの保証書をご用意ください。ただ、なにぶん10年間の長期保証となるため、お客様が保証書を紛失された場合を想定し、弊社でも施工から10年間は、あらゆる工事の現場写真や保証書などを社内でデータベース化して保存しております。
アンテナ修理をご依頼の際、弊社の保証書が見つからない場合は、お電話でその旨をお伝えください。そしてお手数ですが、お客様のお名前やお電話番号、当時の工事内容や施工時期などを、お分かりの範囲内でお教えください。弊社側のデータベースで確認でき次第、あらゆる保証について、保証書をご提示いただいた場合とまったく同じ対応をさせていただきます。
余談ですが、風雨や雷、雪、雹、隕石、また外部からの落下物など、自然災害によりアンテナが損壊した場合は、火災保険の「風災保証」によって修理費が補償されるケースがございます。補償される内容は保険会社との約款によって異なりますが、当あさひアンテナでは、アンテナ修理だけではなく、修理費用に火災保険を適用なさりたいお客様のご相談にも対応しております。
弊社にアンテナ修理をお求めになる際、火災保険のご相談もいただければ、保険会社に提出する必要がある修理報告書、見積書、施工前後の写真など、補償請求書類をすべて弊社でご用意いたします。また保険会社との交渉も、弊社の専門スタッフが全力でサポートいたします。大磯町にて突然のアンテナトラブルによってお困りの際は、アンテナ本体の修理から保険会社への対応まで完全にお引き受けする、当あさひアンテナにすべてお任せください。
- Q
中郡大磯町で地デジアンテナを設置できるのは屋根の上や壁面だけですか?
- A
一般的に八木式アンテナは屋根の上、デザインアンテナは外壁に設置するというイメージがございます。しかし現在ではアンテナの性能向上や施工技術の進歩によって、確実な受信性能を維持しつつ、外観の重視や、アンテナの故障、経年劣化などを抑えるため、家屋のさまざまな位置に設置する工法もございます。
八木式アンテナやBS/CS110度アンテナでは、例えば壁面やベランダの外、内側など風雨を受けにくい位置に設置することで、アンテナ本体への負担を軽減する工法がございます。ベランダ内側への設置では空間を少し消費いたしますが、その分、経年劣化や故障のリスクを抑えられ、メンテナンスも簡単になります。ただどちらのアンテナも電波の方向に向けることが必須のため、ご自宅の位置や角度などの条件により、アンテナを設置できる場所に制約が生じます。その点はどうかご承知おきください。
また大磯町のような海沿いの地域で八木式アンテナをお使いの場合、潮風によって通常より錆びが進行する塩害が生じるケースもございます。他にも雪が多い地域ではアンテナに雪が積もる雪害や、台風や強風の多い地域では、風雨によりダメージが蓄積し、八木式アンテナの故障や耐用年数の低下が生じることもございます。
これら自然環境への対策では、塩害ではアンテナ本体や固定具、ケーブルなども含めて錆びに強い抗錆び、対塩害仕様のものを使用する。雪害では通常より取付金具の強度(耐荷重)が高く、表面に雪が付着しにくい加工がなされた雪害対策用のアンテナを用いるなどの方法がございます。さらにアンテナや接続部全体を覆う「レドーム」と呼ばれるカバーを装着することで、さまざまな自然環境や経年劣化への対策に高い効果が得られます。
さらに弊社の職人は、高い技術を用いてアンテナケーブルや各部に防水テープを隙間なく巻きつけ、接続部からの浸水や塩分による腐食を阻止する緻密な施工を行っており、潮風や強風、積雪などの影響を受けやすい地域でも、通常の八木式アンテナと代わらない強度と寿命をお約束いたします。
これら各種工法において特別な技術や別途機材を用いる場合は、相応の追加工費が必要となりますが、通常の設置とほとんど変わらない場合は、八木式アンテナ、BS/CS110度アンテナとも基本工事費用の15000円からでお引き受けしております。
壁面に設置するデザインアンテナは、基本的に風雨など自然環境への抵抗力が高くなっておりますが、弊社では基本設置工事で、壁に取り付ける際のネジ穴に防水用シリコンを埋め込み、穴からの浸水などによる腐食を防止する施工を行っております。
またデザインアンテナでは、ご自宅の外観にまったく影響を与えず、自然環境の影響も受けず、経年劣化も最小限に抑える工法として、屋根裏(天井裏)の空間に設置する工法もございます。弊社では屋根裏にデザインアンテナを設置する工事も、追加工費不要の基本工事価格20000円でお引き受けいたします。また屋根裏へのアンテナ設置も、弊社のモットー「見えないところも綺麗に」に基づき、見栄えのいい施工を実施しております。このモットーには、配線などを整理したシンプルで無駄のない施工によって、故障のリスクを軽減し、メンテナンスも簡単になるというメリットもございます。
ただ屋根裏へのデザインアンテナ設置は、屋根という外壁を隔てるため、どうしても屋外よりは電波状態が低下します。ご自宅の屋根裏空間の形状や断熱材の素材など、条件によっては電波が受信できず設置不可能なケースや、別料金で高性能アンテナやアンテナブースターの設置が必要となるケースもございます。その点は何とぞご了承ください。
大磯町 にお住まいで画面にE201、E202、E203の文字が出ている方
テレビ画面に"E201、E202、E203"と表示され番組が視聴できない
アンテナトラブルの形式として、突然、ご自宅のテレビで地デジのテレビ番組がまったく映らなくなり、画面に「e201」「e202」「e203」などの記号が表示されることがございます。これはテレビやアンテナにトラブルが発生し、テレビが自己診断機能を働かせてエラーコードで原因を示している状態です。最近のテレビはコードと同時にトラブルの原因を文章で表示するものもありますが、電波受信に関するトラブルの場合は、主に前述の三種類のコードが表示されます。なおエラーコードの種類は、トラブルの原因によって他にも数々のものがございます。
「e201」は、テレビ本体に届く電波のレベルが低下しているというエラーコードです。これは主にBS、CS放送で、豪雨や大雪など、悪天候の場合に表示されることが多くなります。BS、CS放送は衛星放送のため、悪天候では、波の乱反射によって電波状態が悪化するという弱点がございます。BSでは悪天候の際に電波を切り替え、画質、音質を落とすことで受信できるようにした「降雨対応放送」に切り替わる場合もあります。悪天候による受信不良は、天候の回復と同時に自然と復旧いたします。地デジ放送では、このコードが表示されることは少ないのですが、周辺の電波状態の悪化やアンテナ機器のトラブルなどにより、ときに表示されることもございます。
「e202」は、テレビ本体ににまったく電波が届いていないというエラーコードです。原因は大風や地震などによるアンテナ角度のずれや倒れるといったトラブル。またアンテナ本体、アンテナ線、ブースター(増幅器)、分配器など、どこかに故障が発生したことも考えられます。また単純にテレビとアンテナ線との接触不良という場合もありますので、このコードが表示されたときは、まずテレビやレコーダーなどの機器と、アンテナ線との接続部分をチェックしてください。
「e203」は、該当する放送局が放送休止しているというエラーコードです。基本的に放送局が、メンテナンスやトラブルなどによって放送を休止していることから発生する不具合です。このコードが表示されたときは、その他のチャンネルを確認して、正しく映っているなら放送局側に原因があると判断できます。ただアンテナ関係の故障でも、このコードが表示される場合がありますのでご注意ください。
これらのエラーコードが表示されたときは、ブロックノイズの際と同じく、まずテレビのリセットや、テレビとアンテナ線の接続部を確認するなどしてください。それでも回復しない場合は、アンテナ関係にトラブルが起こっていると考えられます。
その場合も、やはり当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)にご相談ください。まずお電話口にて、コードの種類やご自宅のアンテナ環境などとお伺いして、ご自宅で可能な対策をご説明いたします。もしお電話で問題が解決しないときは、ご用命いただければ、弊社の職人が最短即日でご自宅へ出向き、現場調査で原因を特定いたします。
当あさひアンテナでは、どのようなご相談であっても、出張費、見積もり費、キャンセル費はすべて無料で対応させていただきます。またトラブルの原因を特定した後は、弊社の職人からお客様に、修理に必要な工事のご説明と見積もり価格を提示いたします。その内容にお客様が納得され、正式にご契約なされた時点ではじめて工事にかからせていただきます。それまでは決して無断で工事を進めることはなく、料金も一切発生いたしません。
さらにアンテナ工事後の保証など、アフターフォローの体制も万全のものを用意してございます。テレビ映りに不具合が発生して、エラーコードからアンテナトラブルだと思われる場合は、まずは当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)へとお気軽にお電話ください。
大磯町 についてもっと知りたい
これからお引越しを考えている方
大磯町 てどんなところ??
神奈川県中郡大磯町は、県の南部の端にあたり、相模湾に面している町です。湘南地域に属しており、南部でも中央よりやや西よりに位置して、その地理や環境から「湘南の奥座敷」とも称されます。町の南側、海沿いは砂浜と小漁港になります。また町の東西を東海道が通り、町を南北に二分する形になっています。町の北東部に高麗山、北西部には鷹取山という小丘陵があり、これらは大磯丘陵(大磯地塊)と呼ばれます。これらの丘陵地帯は町の面積のおよそ6割を占め、丘陵地帯は町の西側へと続いて小田原市にまで至っています。河川は町西部の葛川水系と、高麗山の麓から血洗川が流れており、相模湾に注いでいます。
現在の大磯町になるまでの歴史としては、まず1889年(明治22年)の市町村制施行により、神奈川県淘綾郡大磯町と国府村が成立します。1896年(明治29年)には淘綾郡が大住郡と合併し、中郡となります。1952年(昭和27年)には国府村が町制施行して国府町になり、1954年(昭和29年)に大磯町と国府町が合併し、新たに大磯町が発足して現在に至ります。
今日でも大磯町は中郡に属する町ですが、そもそも現在の地方自治法における「市」「町」「村」の違いは、市は基本的に人口が5万人以上。中心的な市街地に全戸数の6割以上が集中している、その他いくつかの条件を満たす地方自治体になります。
町は都道府県ごとに独自の条例で定める「町」の要件を満たした自治体です。村には特に法律上の要件はなく、市や町の要件を満たさなければ自動的に村となります。また明治時代以降の「郡」とは元来、複数の町村を編成した行政企画のことで、市や町と同じく郡役所や郡長などが置かれました。この制度は戦後に改正され、現在では郡に住所表記や広域連合、選挙区の区画割りなど以外の意味はなくなっています。また区や市は郡に属さないため、市制施行によって村や町が市になると、それまで所属していた郡から外れることになります。ちなみに2020年現在、中郡に属している自治体は、大磯町と隣接する二宮町の2町のみになっています。
大磯町の町域は、古代は豪族、師長国造の支配領域でした。その頃の町の東部には高句麗(現在の中国東北部から朝鮮半島北部にかけての地域に存在した古代国家)からの渡来人が移り住んだ歴史があり、高麗山や高来神社、唐ヶ原などの名称はそれに由来すると考えられています。また中世には相模国の国府が置かれていたこともあります。
江戸時代には東海道の宿場町として栄え、明治以降は、温暖な気候により保養地として注目されます。明治時代、日本に招かれたドイツ人医師、エルヴィン・フォン・ベルツ博士は、当時の医療法として海水浴を日本に紹介しますが、これを普及させるための適地を探していた陸軍軍医総監、松本良順により、大磯の浜が海水浴場として開かれます。そのため大磯を日本の海水浴の発祥とする説もありますが、これには異説もあり、他にも海水浴場の発祥と呼ばれる場所が日本の各地に存在します。
明治中期から昭和初期にかけては、避暑地、避寒地として町域内に多くの要人の邸宅や別荘が建てられます。特に幕末の志士でもある初代内閣総理大臣、伊藤博文や、第二次世界大戦後の総理大臣としてワンマン宰相と呼ばれ、多くの逸話を残す吉田茂の別荘が有名です。吉田茂は首相退陣後、大磯で隠棲生活を送りますが、晩年も政界への大きな影響力をもっていました。そのため「大磯」は吉田茂を示す隠語にもなり、国内外の要人がその隠宅に来訪することも多かったといわれます。
他にも町内には山縣有朋や西園寺公望、大隈重信、陸奥宗光、岩崎弥之助など、政財界要人の別荘が並び、町の通称「湘南の奥座敷」にちなんで「政界の奥座敷」とも称されました。そのような歴史的価値がある別荘のいくつかは現在、史跡となっていますが、現存する建物の多くは1923年(大正12年)の関東大震災後に再建されたものです。
大磯町の姉妹都市、提携都市には、姉妹都市として長野県小諸市。山口村にあった馬籠宿出身の作家、島崎藤村が同じ中山道の宿場で没したことにちなんでの長野県山口村(現・岐阜県中津川市)。大磯に工場を持った日本NCRのアメリカ法人本社があるアメリカ合衆国デイトン市があります。友好都市は、かつて大磯に本社を持ったジョンソン株式会社のアメリカ本社があるアメリカ合衆国ラシン市です。
海と丘陵地、そして明治以降の歴史に恵まれた大磯町には、多くの名所が存在します。有名なものでは前述の大磯海水浴場と、大磯プリンスホテルに併設した屋外プール中心のレジャー施設で、テレビ番組の撮影などにもよく使われる大磯ロングビーチがあります。
町内の丘陵地、高麗山(こまやま)は「21世紀に残したい日本の自然100選」にも選ばれており、山中は高麗山県民の森としてハイキングコースになっています。また高来神社は渡来人にまつわる神社といわれ、古来より武門の信仰が篤く、鎌倉幕府将軍、源頼朝や、戦国武将の後北条氏が祈願や祈願を行ったとの記録もあります。
こゆるぎの浜はかつて要人の別荘地が集まったエリアで、海岸の目のそろった玉砂利である「さざれ石」は名産となり、地名にもなっている他、海岸にはハマヒルガオ(浜昼顔)が咲き誇ります。旧東海道松並木はその名の通り、マツ(松)の並木の名所になります。
鴫立沢の鴫立庵(しぎたつあん)は京都の落柿舎、滋賀の無名庵と並び、日本三大俳諧道場のひとつとされる俳諧道場で、敷地内の石碑にある「著盡湘南清絶地」から「湘南」の地名発祥の地ともされています。
大磯城山公園は、旧三井財閥別荘と旧吉田茂邸を公園として整備したものです。また晩年を大磯で過ごした島崎藤村の墓所も町内に存在します。町の鳥、アオバト(緑鳩)の集団飛来地である照ヶ崎は、県の天然記念物に指定されています。
町の伝統、民族芸能には、鷺の舞、白岩神社の歩射などがあります。町の祭礼では、大磯の左義長は国の重要無形民俗文化財で、国府祭は県の無形民俗文化財になります。他にも御船まつりなどの祭りがあります。
町に関する余談としては、ラッカセイ(落花生)は、1871年(明治3、4年)に渡辺慶次郎が横浜で種を譲り受け、大磯の畑で育てたものが日本で最初の栽培と言われており、ここから全国に普及しました。
アクアリウムなどの水槽用に使われる「大磯砂」は、貝殻や珊瑚の破片による小粒の海産砂利のことで、かつては大磯海岸で採取されたためにそう呼ばれています。ただ現在、大磯では採取が禁止されており、大半は輸入物になっています。
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大磯町 の場所
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中郡大磯町は、神奈川県南部の端に位置し、南側を相模湾に面している町です。件の地域区分では湘南地域に属し、海沿いの県南部でも真ん中からやや西よりにあたります。町の北側と東側を平塚市に、西側を同じ中郡の二宮町に接しています。
大磯町は海岸の他には丘陵地が多い町になります。町の中央に国道1号(東海道)やJR東海道本線が通っており、町内の道路網も整備されているため、東京や横浜方面をはじめ、各地へのアクセスも便利です。町内では現在でも美しい浜辺の光景が見られる他、日本における海水浴場の発祥とされる大磯海水浴場や、リゾート施設の大磯ロングビーチ。また緑の豊かな丘陵地にはハイキングコースなどがあり、レジャー、行楽地としても知られています。また明治時代から政治家など要人の別荘地としても利用され、現在では別荘跡などが史跡にもなっている、近代文化にも縁の深い町です。
大磯町の町章は、3つの円をクローバーか三葉葵の紋のように組み合わせ、その輪郭を青いラインで描いたような形をしています。これは大磯の「大」を3つ組み合わせ、それぞれに飛躍と発展、勤労と友愛を意味づけ、町の発展を抽象化したものです。この町章は1964年(昭和39年)に制定されました。
町のシンボルマークは、横に多くの線が入り、ふたつの山型になった緑の帯を上に、中央に一本の線が入り、まっすぐ伸びて真ん中で一段下がるようになった帯を下に並べたものです。これは緑の帯で高麗山と鷹取山の豊かな自然を、青の帯で目の前に広がるこゆるぎの浜に抱かれて発展する町をデザインしたもので、1989年(平成元年)に制定されました。
大磯町の木は、高木がクロマツ(黒松)、低木がサザンカ(山茶花)。町の花はハマヒルガオ。町の鳥はカモメ(鴎)とアオバトです。
クロマツはマツ科マツ属の一種です。岩や砂ばかりの荒地でもよく育つことから、砂浜や海岸、日本庭園に植樹されて絶景を作り出し、防風林、防潮林として利用される他、街路樹や庭木にもよく用いられます。また盆栽としても人気があります。樹高は40メートルに達することもありますが、自然のものでそこまで成長することは珍しくなります。名前は同じマツ属のアカマツ(赤松)と比べて黒っぽい樹皮であることに由来し、針葉もアカマツより硬く、枝振りも太いことから、別名「雄松(オマツ)」とも呼ばれます。一方のアカマツは「雌松(メマツ)」と呼ばれています。
サザンカはツバキ科ツバキ属の常緑小高木です。楕円形で厚い葉をもち、野生種は晩秋から冬にかけて5枚の花弁で、部分的に淡い紅色を交えた白い花を咲かせます。サザンカの名前は山茶花の読み「サンサカ」「サンザカ」が訛り、文字が入れ替わって定着したものといわれています。サザンカは江戸時代の初期より園芸品種が栽培されており、現在では色は紅色や桃色、白など、形も八重咲きや一重咲き、千重咲き、獅子咲きなど、さまざまな花を咲かせる品種が存在し、ツバキより対陰性が強いことから、庭園や生け垣などに用いられます。サザンカは俳諧では「ひめつばき」と呼ばれ、また歌謡曲でも、大川栄作さんの「さざんかの宿」や、藤田まことさんの実娘である藤田絵美子さんが歌い、劇中で殺しのテーマにもアレンジされている「必殺仕事人Ⅴ」「必殺橋掛人」主題歌「さよならさざんか」など、多くの歌謡曲のモチーフにもなっています。
ハマヒルガオはヒルガオ科ヒルガオ属の多年草です。同属の多くがアサガオ(朝顔)のような、つる植物であるのに対し、ハマヒルガオは砂浜など砂の上をつるが這って育つ匍匐製植物で、典型的な海浜植物になっており、5月から6月に淡紅色の花を咲かせます。主に海岸の砂浜に群生しており、ときに湖や川の岸にも出現します。直接、人間に利用されることはありませんが、砂浜に美しい花をつけるため、画材や詩歌などの題材に用いられることがよくあります。
カモメは、チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類です。全長は40センチからは46センチ。翼を開いた長さは110センチから125センチ。頭部や体下面の羽は白く、背中や翼の上面は青灰色の羽毛で被われています。尾羽の色彩も白くなります。小型で細いくちばしと、細い後肢をもち、くちばしや後肢は灰黄緑色や黄色ですが、くちばしの先にあいまいな黒い斑紋が入る個体もいます。冬羽は頭から頚部にかけて淡褐色の斑点が入りますが、夏羽ではこれがなくなります。
幼鳥は全身が灰褐色の羽毛になり、肩の羽毛や翼上面の外縁が淡い褐色です。カモメの名前の由来は、幼鳥の斑紋が籠の目のように見えることから「かごめ」が「カモメ」に変化したといわれます。また幼鳥は尾羽の先端とくちばしが黒く、後肢の色彩は淡いピンク色です。
漢字の「鴎」は鳴き声に対する当て字で、英語の「mew(ミュー)」も英語圏でのネコの鳴き声にあたり、その鳴き声に由来します。集団繁殖地(コロニー)を形成して、沿岸部の岩礁や草原などに巣を作ります。幼鳥は生後3年ほどで成鳥羽に生え変わります。
海の鳥として親しみが深いカモメは、神奈川県の鳥をはじめ、さまざまな団体、組織のシンボルになっている他、リチャード・ハック氏によるアメリカの小説「かもめのジョナサン」など、多くの文学や楽曲などの題材にもなっています。
アオバトは、ハト目ハト科アオバト属に分類される鳥類です。かつてはキジバト(雉鳩)と同様に「ヤマバト」と呼ばれたこともありました。全長およそ33センチで、その名の通り、全体はオリーブ色の美しい色合いですが、オスは頭から胸にかけてが黄色で腹はクリーム色、肩から羽が暗赤色。メスは全体的にオリーブ色となります。また瞳の虹彩は青色です。
アオバトは広葉樹林や針広混交林などを好み、単独から10羽程度の群れで行動します。鳴き声は「オーアーオー」などと聞こえる独特のもので、木の枝による皿状の巣を樹上に作ります。食性は植物食で、果実や種子などを食べます。
海の近くに住むアオバトは夏から秋にかけて海岸に現れることもあります。これは塩分やミネラル補給のためと考えられています。大磯町や小樽市などの海岸では、毎日のように群れで飛来し、海水を飲む行動が観察され、この行動を行う場所はほぼ決まっています。そのとき、尾羽から下半身を意図的に海水に漬ける「尾浸け」という行動を行うことが有名ですが、その理由は明らかになっていません。また海のない地域にすむアオバトが、このような行動をとることはありません。
クロマツとサザンカは1975年(昭和50年)に、ハマヒルガオは1998年(平成10年)に、カモメは1982(昭和59年)に、アオバトは2010年(平成22年)に、それぞれ町のシンボルに制定されました。
大磯町の観光キャラクターは、町の鳥であるアオバトをモチーフにした「いそべぇ」と「あおみ」です。大磯町の主な海水浴場や名所、旧跡ができた明治から昭和初期の時代よりタイムスリップした鳥のカップルで、渡り鳥として他の地域や昔のことを伝えてくれます。
2羽の頭には大磯の海を表す「波のトサカ」が乗っています。語尾に「~べぇ」をつける湘南地方の方言でしゃべるあおべぇは、普段はボーっとしているようですが、興味を持ったことについては。まわりが見えなくなるほど熱中する性格で、特に大好きな大磯については徹底的に調べており、何でも知っているそうです。
日差しよけの白い帽子をかぶり、塩アイスを手にしているあおみは、いそべぇが心配で一緒にタイムスリップしてきました。口癖は「いいわね」で、頭がいいわね、優しいわねとよく言われるそうです。常に持ち歩いている塩アイスが大好物で、これはアオバトが海水を飲む習性にちなんでいるようです。
いそべぇとあおみは町のさまざまなイベントで活躍している他、ストラップや絵葉書などのグッズになったり、町のウェブサイトで塗り絵やペーパークラフトが配布されたりと、いろいろな形で大磯町のPRのために活躍しています。
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大磯町 の鉄道路線
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東日本旅客鉄道(JR東日本)
東海道本線
・大磯駅
中郡大磯町のバス
・神奈川中央交通西(神奈川中央交通)
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大磯町 の主要道路
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高速道路・有料道路
・小田原厚木道路(大磯IC、大磯PA)
・西湘バイパス(大磯東IC、大磯港IC、大磯西IC)
一般国道
・国道1号(東海道)
・国道134号
都道府県道
主要地方道
・神奈川県道63号相模原大磯線
一般県道
・神奈川県道609号公所大磯線
・神奈川県道610号大磯停車場線
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大磯町 出身の芸能人
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神奈川県中郡大磯町出身の著名人には、テレビアニメ「飛べ!イサミ」「機動戦艦ナデシコ」「宇宙のステルヴィア」「輪廻のラグランジェ」などを手がけたアニメ監督の佐藤竜雄さん。NEC代表取締役社長、同社代表取締役会長、電子情報技術産業協会会長、情報通信ネットワーク産業協会会長などを務めた実業家の遠藤信博さんなどがいます。
大磯町 町域別対応エリア
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ア行
- 生沢(イクサワ)、石神台1(イシガミダイ1)、石神台2(イシガミダイ2)、石神台3(イシガミダイ3)、大磯(オオイソ)
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カ行
- 月京(ガッキョウ)、黒岩(クロイワ)、国府新宿(コクフシンシュク)、国府本郷(コクフホンゴウ)、高麗(コマ)、高麗1(コマ1)、高麗2(コマ2)、高麗3(コマ3)
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タ行
- 寺坂(テラサカ)
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ナ行
- 西小磯(ニシコイソ)、西久保(ニシノクボ)
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ハ行
- 東小磯(ヒガシコイソ)、東町1(ヒガシチョウ1)、東町2(ヒガシチョウ2)、東町3(ヒガシチョウ3)
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マ行
- 虫窪(ムシクボ)