あさひアンテナは
① 工事前に必ず電波調査をし、正式なお見積り金額に同意して頂いた場合のみ工事致します。価格が合わなかった、希望の取付け位置に設置 出来なかった、アンテナ設置が出来ない電波状況だった。この場合でもお見積り無料!出張費などは頂きません。
② 中間マージン、CM、コールセンター、ライター、口コミサイト運営、広告代理店、ブログ専門アルバイトなど無駄な経費0円。 メーカーからの信頼、大量発注による部材の特別価格。外注も一切使わず完全自社施工でお客様に還元しております。
③ 紹介したくなるアンテナ工事会社を目指し、「安心」「丁寧」「最高品質」で業界最安値に挑戦いたします。
テレビアンテナ工事費用
・料金・価格について
- 背面カバー付き平面アンテナ工事(地デジ)
- デザインアンテナ工事(地デジ)
- スカイウォーリーミニ工事(地デジ)
- ユニコーンアンテナ工事(地デジ)
- 屋内/屋根裏設置工事
- BS/CSアンテナ追加工事
- 耐風速仕様BS/CSアンテナ追加工事
- 八木式アンテナ工事(地デジ)
- UHF帯ブースター設置工事
- UHF・BS・CS混合ブースター設置工事
- 既設アンテナ修理
- 既設アンテナ撤去
- 地方局アンテナ追加工事
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1 背面カバー付き平面アンテナ工事(地デジ)
【工事時間目安:約1時間】
発売されたばかりの新商品!
ハウスメーカーお客様のご要望を受けて「あったらいいな」を実現した画期的な、サン電子の平面アンテナ(地デジアンテナ)です。背面スッキリカバーでわずかに見える裏側の配線も、スッキリ隠して美しく設置できます。ホワイト、ベージュ、グレージュ、ブラウン、ブラックの5色をラインナップ。筐体表面にマット加工を施してあることで、外壁に調和しやすくなっております。付属金具は左右90度回転し、他社製の平面アンテナよりも角度調整の範囲が広く細かな調整が行えます。本体背面にサン電子製のブースターや混合器の取付けが可能です。壁面への施工部材を最小限にすることで、建物への負荷を軽減、スッキリと施工ができます。 寸法は600mm×223mm×138mm。質量は1.9kg。型番はWG20。
こちらの商品、背面スッキリカバーで美観を損なわないことが大きな特徴となっており、改良に改良を重ねた企業努力がみられる逸品となっております。28,000円〜
(税込 30,800円〜)
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2 デザインアンテナ工事(地デジ)
【工事時間目安:約1時間】
(20素子デザインアンテナ本体・同軸ケーブル・防水処理・標準取付金具込み)
デザインアンテナは平面薄型で、主に壁面などに設置される地デジアンテナです。カラーバリエーションも豊富で、壁に設置してもコンパクトサイズなためご自宅の外観がスッキリとし、景観地区などにも適しております。また壁面設置が可能なため、太陽光発電システムや片流れ屋根など、屋根の上に八木式アンテナを設置しにくい住宅にも適した機種になります。さらに耐候性のある樹脂製のカバーに覆われ、その形状からしても風雨や落雷などの影響も受けにくいため、経年劣化が進みにくく高寿命が望めるのがメリットです。近年では人気ナンバーワンの地デジアンテナです。
あさひアンテナでは、日本3大アンテナメーカーのひとつである大手「DXアンテナ」の製品で、厚さはわずか119mm、高さ590mm、幅220mmと、20素子相当の性能では業界最小クラスの新機種「UAH201」を採用。「オフホワイト」「ライトブラウン」「スーパーブラック」「ブラックブラウン」と4色のカラーバリエーションを用意し、ご自宅に適した色のデザインアンテナ本体価格を含むアンテナ工事費用でご提供いたしております。
UAH201はブースターを背面にすっきりと設置できる構造になっており、ブースターを設置する場合も、外観、配線ともにシンプルで整った工事が可能となります。さらにブースター内蔵タイプのアンテナとは異なり、ブースターの故障時には、ブースターのみを簡単に交換できるという工事を行なっております。
壁面への設置がオーソドックスな工事になりますが、コンパクトサイズという利点を活かし、弊社では屋根裏設置、スッキリポールやマストへの設置、ベランダ設置、自営柱への設置など、さまざまな設置方法に対応しております。弊社では電波状態などの条件から可能な限り、お客様がご希望されるアンテナの設置位置に可能な限り対応いたします。25,000円〜
(税込 27,500円〜) -
3 スカイウォーリーミニ工事(地デジ)
【工事時間目安:約1時間】
(スカイウォーリーミニ本体・同軸ケーブル・防水処理・標準取付金具・室内設置用スタンド込み)
デザインアンテナはそのスタイリッシュさと風雨などへの耐久性から、現在では一番人気の地デジアンテナ機種です。しかし、より小型でより目立たないデザインアンテナをお求めのお客様からのご要望にお応えすべく、日本3大アンテナメーカーのひとつ「マスプロ電工」が開発した、業界最小サイズの平面アンテナ「スカイウォーリー」シリーズの「U2SWLC3」を用意させて頂きました。アンテナ本体価格込みの設置工事費でご提供しております。
スカイウォーリー・U2SWLC3は、高さが360mm、幅が150mmと、A3サイズのコピー用紙よりもグッと小さく、現在では業界最小サイズのデザインアンテナになります。重さは約1.1kg。厚さはおおむね55mmですが、下部の三分の一程度の部分のみ99mmになります。カラーバリエーションは「ウォームホワイト」と「ブラック」の2色になります。
スカイウォーリー・U2SWLC3は、デザインアンテナのメリットはそのまま、さらに小型化・軽量化することで、よりデザイン性と設置位置の自由度を高めた機種になります。従来のデザインアンテナの設置位置はもちろん、据置用スタンドが付属するため、室内への据え置きも可能です。
また壁面などへの設置時には、金具の位置を付け替えることにより、左右どちらか一方へ、扉のように最大90度の角度調整が可能となっております。
さらにU2SWLC3の本体ケースは、耐久性、耐衝撃性に優れたABS樹脂の特性に、弾性や耐候性を強化した「ASA樹脂(高機能性スチレン樹脂)」を採用。その小型軽量さとあいまって、より風雨や雪などに強い機種になっております。地デジ電波状態が良好な高電界地域にて、より小型軽量で対候性が高い平面アンテナをお求めのお客様に、弊社から自信をもってお勧めできる機種でございます。25,000円〜
(税込 27,500円〜) -
4 ユニコーンアンテナ工事(地デジ)
【工事時間目安:約1時間】
(ユニコーンアンテナ本体・同軸ケーブル・防水処理・標準取付金具込み)
長らく「デザインアンテナ」「八木式アンテナ」の2機種が中心だった地デジアンテナに登場した第3の機種。それが「ユニコーンアンテナ」です。「ユニコーン」とは西洋の伝説に登場する、一本の聖なる角を持った白馬のような動物「一角獣」のことです。ユニコーンアンテナは、そのユニコーンの角にも似た、ポールの先に設置された円筒形のアンテナになります。
360度、どの方向から見てもほぼ同じ形状をしたスタイリッシュなユニコーンアンテナは、屋根上など高所に取り付けられるため周辺の障害物などに影響されにくく、高い受信感度を発揮いたします。さらに小型で洗練されたデザインから住宅の外観や景観を乱さない。
破風(屋根の張り出し部分)や壁面などにも設置可能。太陽光パネルに影を落とさない設置が可能。風が通り抜ける形状により風雨などで劣化しにくく高寿命を望めるなど、八木式アンテナ、デザインアンテナ双方の魅力を兼ね備えた最新鋭の地デジアンテナです。
「マスプロ電工」製で、本体の高さ672mm、幅143mm、奥行き123mm。重さは1.5kgの機種「U2CN」を「ブラック」と「ホワイト」のカラーバリエーションでご用意し、アンテナ本体価格込みの工事費用でご提供いたします。
主に高電界地域から中電界地域にかけて、高い受信感度とGデザイン性、そして風雨への強さを、高いレベルで備えた地デジアンテナをお求めの方に、お勧めできる機種になります。キャンペーン価格
※詳しくはお問い合わせください! -
5 屋内/屋根裏設置工事
【工事時間目安:約1時間】
デザインアンテナ、ユニコーンアンテナはその形状から風雨などに強く、デザイン性も高くなっておりますが、屋根裏設置はお建物の外観から、さらに生活空間からアンテナがなくなる設置方法となります。
屋根裏をはじめとする屋内設置は、アンテナ本体も雨風にさらされることがなく、劣化もしにくいということで、大人気となっております。使用するのは、基本的に小型軽量で狭い空間にも設置しやすいデザインアンテナが最適です。
八木式アンテナの屋根裏設置も不可能ではございませんが、壁面への設置金具などが必要なため、工事費用はデザインアンテナと同額となります。また20素子八木式アンテナと20素子相当のデザインアンテナは、条件が同じであればレベルチェッカーでの実測値に差はほとんどなく、同等性能となります。
八木式アンテナはその形状からも、屋根裏への設置の条件が厳しくなるため、標準機種ではデザインアンテナに比べて特に屋根裏へ設置するメリットがなくなります。
あさひアンテナでは、アンテナ本体価格込みの設置工事費20000円でご提供しております。
屋根裏へのデザインアンテナ設置は、住宅の外観に影響を与えない上、アンテナが風雨などから守られるため高寿命を望める、非常にメリットの多い工事になります。屋根瓦など多くの一般的な屋根材であれば、地デジ電波をほぼそのまま通す性質があるため、屋根裏へのアンテナ設置で安定した地デジ受信が可能となります。
ただ金属素材は電波を反射させる性質がある他、電波を大きく減衰させてしまう素材もいくつかございます。そのためご自宅の屋根に太陽光パネルが設置されている場合や、使用される屋根材や断熱材などの素材、また電波を吸収する性質がある雪が屋根に積もりやすい地域、弱電界エリアなどでは、屋根裏空間で十分な地デジ電波を受信できなくなるため、屋根裏へのアンテナ設置ができないケースもございます。その点はなにとぞご了承ください。25,000円〜
(税込 27,500円〜) -
6 BS/CSアンテナ追加工事
【工事時間目安:+30分】
地デジアンテナとセットで、BS110度CSアンテナ(以下、BS/CSアンテナ)を取り付けるプランです。お皿を上に向けたような形のパラボラアンテナで、2018年(平成30年)12月より、いわゆる4K8K映像に対応する「新4K8K衛星放送」がスタートしたことを機に、地デジアンテナの他に、2K4K8K対応のBS110度CSアンテナを設置されているお家も普及してきております。
新4K8K衛星放送は、従来の衛星放送の電波(右旋回偏波)では周波数帯が不足するため、左旋回偏波と呼ばれる電波や、高周波数帯の電波を利用しています。そのため旧式のBS/CSアンテナでは、左旋の電波を使う一部のチャンネルが視聴できなくなります。またアンテナケーブルなども、一部の古く細いタイプのものでは交換が必要となるケースもございます。
あさひアンテナでは、BS/CSアンテナの標準機種として、2K4K8K放送にも対応できるDXアンテナ製の45型(ディッシュの直径が45センチ)、最新モデル「BC45AS」を用意しております。各種地デジアンテナ設置費+BS/CSアンテナ本体価格込みの設置費15,000円のセットプランになります。18,000円〜
(税込 19,800円〜) -
7 耐風速使用BS/CSアンテナ追加工事
【工事時間目安:+30分】
BS/CSアンテナは、パラボラアンテナの構造上、ディッシュ部分が正面からの風を受けやすく、激しい風圧に弱いという問題が生じます。特に海沿いの台風が直撃しやすいエリアでは、毎年のようにトラブルが生じるというお問い合わせを頂きます。
そこであさひアンテナでは、台風などが多いエリア向けに、DXアンテナ製の耐風速仕様BS/CSアンテナ「BC453SG」もご用意しております。このBC453SGは、ディッシュ部に無数のパンチングホールを設置してアンテナ正面からの風が通り抜ける。より強力なマウント部(マスト押さえ金具)と太いマストの採用でアンテナの横ずれを防ぐ。コンバーターを設置するアームとディッシュの下部を樹脂プラケットで固定し、コンバーターと焦点のずれを防ぐといった3点の工夫により、従来のBS/CSアンテナより格段に高い受信可能風速50m/s、復元可能風速60m/s、破壊風速70m/sという耐風性能を実現いたしました。
この耐風性能はあくまで実験室において、アンテナ本体に正面から強風を送った場合の数値になります。そのため飛来物やアンテナ設置部の根本的な破損など、想定外の事態が起こりうる実際の台風で、必ずしもトラブルが発生しないわけではございません。
ただ台風が多いエリアなどでは、BS/CSの破損や位置のズレなどトラブルのリスクと、それらの復旧にかかるコストを大きく軽減でき、長期的に見ればコストパフォーマンスの高い機種であることは間違いございません。特別価格 -
8 八木式アンテナ工事(地デジ)
【工事時間目安:約1時間】
(八木式アンテナ20素子・支線止めリング・ステンレス支線・マスト・同軸ケーブル・防水処理・屋根馬設置費込み)
令和の現在でもテレビアンテナといえば、屋根の上に設置される魚の骨に似た機種を連想される方が多いと思われます。これは八木式アンテナと呼ばれ、大正時代にあたる1920年代に、八木秀次博士と宇田新太郎博士の共同研究により開発された歴史あるアンテナ機種です。
八木式アンテナは非常に設計完成度が高く、アナログテレビ放送の時代からテレビアンテナとして使われており、現在でも地デジアンテナとしてはもっともシェアが多い機種になります。 八木式アンテナは、屋根の上などの高所に設置されることから、後続機種であるデザインアンテナなどに比べると、風雨や雪などの影響を比較的受けるといった面はございますが、一方で設置位置の高さから、周辺の建築物や山林などの影響を受けにくく、現在でも高い地デジ電波の受信性能を誇る機種です。
長く使われ続け、製造技術などが安定した機種であるため、地デジアンテナの中では本体価格や設置費も、もっとも廉価な機種になります。また素子数が多い高性能機種なども存在するため、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナでは受信が難しくなる弱電界地域でも、安定した受信性能を期待できます。
あさひアンテナでは、八木式アンテナの標準機種として、DXアンテナ社製でサイズは51.8cm×34cm、高さ101.4cmと、八木式アンテナの中では小型で軽量、耐風性能も高い「UA20」をご用意し、やはりアンテナ本体価格込みの設置費用でご提供しております。他にも弱電界地域向けの高性能モデル。気候が厳しいエリア向けの雪害用、塩害用モデルなども用意しておりますので、あらゆるエリアに対応可能です。
地デジ電波の受信環境がやや悪いエリアで、安定した受信性能を最優先にしたい方。またアンテナ設置の費用を安く抑えたい方にお勧めできる機種です。22,000円〜
(税込 24,200円〜) -
9 UHF帯ブースター設置工事
【工事時間目安:約30分〜】
「ブースター(増幅器)」とは、テレビアンテナが受信したテレビ電波を増幅する装置のことで、通常はアンテナのすぐ近くに設置されます。
基本的に地デジ電波が弱く、地デジ放送のご視聴に十分な強度の電波が受信できない弱電界、中電界地域などで用いられる機器ですが、現在では一部の強電界地域を除き、複数台のテレビを設置しているほとんどの住宅にブースターが使用されています。
これはアンテナが受信したテレビ電波を、分配器によって各部屋のテレビに分配する際、その電波強度も等分に分配してしまうため、室内に設置されるテレビの台数分だけ、地デジ電波を増幅する必要があるからです。
UHF帯ブースターは、UHF(極超短波)の周波数を使用する地デジ電波専用のブースターになります。あさひアンテナでは、室外型、室内型など、ご自宅の条件に適したブースターをご用意いたします。20,000円〜
(税込 22,000円〜) -
10 UHF・BS・CS混合ブースター設置工事
【工事時間目安:約30分〜】
地デジ放送とBS、CSの衛星放送、双方をご視聴になるご自宅では、受信した地デジと衛星放送の電波を、各アンテナの付近に設置した「混合器」という装置で一本の同軸ケーブルにまとめて送信し、各部屋にある地デジ、BS/CSのチューナーをもつ機器の前で「分波器」と呼ばれる装置によって分離し、それぞれのチューナーに接続する形になります。
これは地デジとBS/CSで配線を別々にしてしまうと、必要なアンテナケーブルや機器なども倍になって費用がかさむ上、配線が複雑になってトラブルのリスクも高まるためです。
UHF・BS・CS混合ブースターは、地デジと衛星放送、双方のブースターおよび混合器の役割を一台で果たす機器になります。地デジと衛星放送の双方をご覧になるご自宅であれば、各機器の機能を一体化できる、非常に合理的な機器となります。25,000円〜
(税込 27,500円〜) -
11 既設アンテナ修理
【工事時間目安:約30分〜】
すでにご自宅に設置されているアンテナに、アンテナ位置のずれや接続部の不調など比較的、軽度の問題で受信トラブルが生じた場合は、アンテナの修理のみで復旧できるケース もございます。
もしトラブルが発生したアンテナ本体に破損や老朽化などの大きな問題がなく、復旧して使い続けるほうがリーズナブルと判断できる場合には、低価格でアンテナ修理をお引き受けいたします。5,000円〜
(税込 5,500円〜) -
12 既設アンテナ撤去
【工事時間目安:約30分〜】
設置から10年以上の年数がすぎた古い八木式アンテナは、老朽化による倒壊や屋根からの落下などのリスクが生じ、場合によっては大変な事故を招くこともございます。しかし屋根上のアンテナを撤去する作業には危険が伴う他、外したアンテナの処分にも、各自治体などのルールにより、廃品回収などの費用が生じることもございます。
あさひアンテナでは、古くなったアンテナの撤去から、取り外したアンテナ本体の処分までを、一貫してお引き受けいたします。新規でアンテナを設置するお客様に限り、1.8mまでの大きさのアンテナであれば、撤去、処分の基本費用は5,000円となります。5,000円〜
(税込 5,500円〜) -
13 地方局アンテナ追加工事
【工事時間目安:約1時間】
地デジ放送には、NHK、広域民放など主な放送局の他に、例えば東京都の東京MX、兵庫県のサンテレビのように、特定の都道府県およびその周辺でのみご視聴できる独立放送局(地方局、ローカル局)がございます。これらローカル局は、放送エリアの狭さを生かした地元密着型のオリジナル番組や古いテレビドラマの再放送、深夜アニメなど、独自の番組ラインナップが魅力です。
基本的にローカル局は地デジアンテナによって受信可能ですが、現場によっては、NHK、広域民放とはまったく方向の異なる中継局からローカル局の電波が送信されているケースもございます。あさひアンテナでも、できるだけ一台の地デジアンテナでNHK、広域民放、ローカル局の電波を受信できるよう最善を尽くしておりますが、電波の方向などからどうしても難しい場合には、地方局をご視聴になるために、専用の地デジアンテナをもう一台、設置する必要がございます。22,000円〜
(税込 24,200円〜)
その他オプション工事
分配器工事 | アンテナからの配線を複数に分配する機器です。基本的にはお家の屋根裏に設置してあります。 | 5,000円~(税込 5,500円〜) |
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混合器工事 | 2本の配線を1本に変換する機器です。アンテナを2本取付けした時などに使用いたします。 | 15,000円~(税込 16,500円〜) |
高性能アンテナ工事 | 電波状況が非常に悪い場合に使用します。素子数が多ければ多いほど性能がいいです。 | 10,000円~(税込 11,000円〜) |
アッテネーター | 電波が良すぎる場合、特に地方局とのレベル差が多い場合にレベルを調整する機器です | 5,000円~(税込 5,500円〜) |
方向調整 | 方向調整など部材を使用せず、地デジ放送がきちんと映るレベルになった工事 | 8,000円(税込 8,800円〜) |
チャンネルスキャンとは?
テレビアンテナの設置工事を行ったご新居に新しいテレビを設置し、テレビなどの機器とアンテナコンセントをケーブルで接続しても、それだけでテレビ放送をご視聴になることはできません。アンテナとテレビ機器を接続した後、まずテレビ側で「チャンネルスキャン」という初期設定の作業が必要となります。
チャンネルスキャンとは、初期状態にあるテレビをアンテナと接続し、そのエリアで受信できる地デジ、衛星放送など、各チャンネルのテレビ電波(チャンネル)を確認する作業のことです。このチャンネルスキャンを実行することで、テレビ本体がアンテナから受信できるチャンネルを自動的に確認し、各局の電波を各チャンネルに割り当てる設定を行います。これにより各チャンネルを選ぶことで、それぞれの放送局を視聴することが可能となるのです。
地上デジタル放送(地デジ)の場合は、日本各地に設置された大小の中継局(電波塔)から、その周辺一帯に、各放送局の地デジ電波を送信しております。またエリアによっては、NHK、広域民放など主要な地デジ放送局と、東京都の東京MX、兵庫県のサンテレビジョン(SUN-TV)など、各都道府県に存在し、都道府県内を主な放送エリアとする独立放送局(地方局、ローカル局、地方チャンネル)で、電波を送信している中継局が異なるケースもございます。
他にも地デジ放送の場合、すでにチャンネルスキャン済みのテレビを、引っ越しによって別の地域に設置し直した場合も、そのエリアで受信できる地デジ電波に合わせるため、再度のチャンネルスキャンを行う必要がございます。
衛星放送であるBS、CS放送では、赤道上空に位置し、地球周回軌道を回りつつけることで、地球のほぼ半球、同じ方向を捕捉し続ける人工衛星から、地上に向けてテレビ電波を送信しています。そのためBS、CS放送では基本的に日本全国で同じチャンネルを受信、視聴できます。ただご自宅でBS/CSアンテナを用いて衛星放送をご視聴になる場合は、やはり最初にBS、CSのチャンネルスキャンを行い、各チャンネルの電波の確認、およびチャンネル設定を行う必要がございます。
チャンネルスキャンについては、新しく購入したテレビを設置する際や、他都道府県など受信できる中継局、テレビ局がまったく異なる地域に引っ越した場合に行う、すべてのチャンネルを初期化して行う「初期スキャン」と、同じ都道府県内など、それまでの中継局やチャンネルと大きく変わらない場所に引っ越した場合や、同じお住まいで新しいチャンネルが受信できるようなった場合などに、新しく受信できるチャンネルの追加と、従来のチャンネルの更新を行う「再スキャン」の2種類がございます。
他にも受信するチャンネル(放送局)や、チャンネルボタンへの配置を自由に行える、手動でのチャンネル設定方法もございますが、テレビのメーカーや機種ごとに方法が異なり複雑になるため、ここでは省略します。
なお初期スキャン、再スキャンとも、開始から完了までには一定の時間(最大10分程度)がかかります。
またテレビでチャンネルの受信不良や映らなくなるなどのトラブルが起こった場合は、再スキャンを行うことで問題が解決することもございます。他にもテレビの各種トラブルは、テレビのリセット(主電源を切り、コンセントを抜いて数分待つ)や、テレビ本体の設定を出荷状態に戻す初期化(テレビのメニューから初期化を行う)ことで解決するケースもございますが、これらを行った後は、あらためてチャンネルスキャンを行う必要が出ることもございます。
チャンネルスキャンの方法は、基本的にテレビのリモコンを使って、テレビ本体の「メニュー」画面から「初期設定」などを選択し、手順通りに行ってゆきます。
以下、国内の主な家電メーカーの主要なテレビ機種について、地デジにおけるチャンネルスキャンの方法をご説明いたします。
ただ各メーカーでも、テレビの型番や生産時期などによっては手順がやや異なる場合もございます。ここでは2022年(令和4年)現在で最新の機器を前提にしております。テレビの機種が古い場合や、以下の説明にないメーカーなどの場合も含め、正確な手順は、テレビ付属のマニュアルや、テレビ本体のガイドなどをご確認ください。
Panasonic「VIERA」(パナソニック「ビエラ」)
- リモコンの「メニュー」ボタンを押し「設定する」を選んで「決定」を押します。
- 「初期設定」を選び「決定」を押した後、「設置設定」を選んで「決定」を「3秒以上」押します。
- 「チャンネル設置」を選び「決定」を押した後、「地上デジタル」を選んで「決定」を押します。
- 初期スキャンの場合は「初期スキャン」を選んで「決定」を押した後、お住まいがある地域を選びます。再スキャンの場合は「再スキャン」を選んで「決定」を押します。
- その後、チャンネルスキャンがスタートします。完了までには最大で10分程度かかります。
- 完了後、内容を確認して、問題がなければ「戻る」を押して終了します。終了したら「元の画面」を押してください。
Panasonic VIERA(パナソニック ビエラ)
- テレビを地上デジタル放送に切り替え、リモコンの「ホーム」を押します。
- リモコンの左右矢印で「設定」を選びます。
- リモコンの上下矢印で「(デジタル)放送受信設定」を選んで「決定」を押します。また機種によっては「決定」を押した後、「地上デジタル放送受信設定」を選択する場合もございます。
- 地上デジタルの「自動チャンネル設定」を選びます。
- 現在のご自宅がある「県域」を選択した後、「初期スキャン」または「再スキャン」を選択して「決定」を押します。なお県域を変更した場合「再スキャン」を選ぶことはできません。
- チャンネルスキャンがスタートします。
- 完了後、「地上デジタル自動チャンネル設定結果」の画面が表示されます。確認して問題がない場合は「閉じる」を選択して「決定」を押します。また完了後、受信できるチャンネルがなかった場合は、アンテナケーブルの接続を確認してください。
SHARP「AQUOS」(シャープ「アクオス」)
- リモコンの「地上D(地上デジタル放送)」ボタンを押します。
- ホームメニューから「設定」を選びます。
- 「視聴準備」を選んで「テレビ放送設定」を選択し「決定」を押します。
- 「チャンネル設定」を選んで「決定」を押します。
- 「地上デジタル」を選んで「地上デジタル‐自動」を選択し「決定」を押します。
- 「する」を選んで「決定」を押します。
- 「UHF」か「全チャンネル」のサーチ範囲のうち、通常の地デジアンテナによる受信の場合は「UHF」を選んでください。「全チャンネル」は「CATVパススルー(CATV(ケーブルテレビ)が送信する地デジ放送)」をご視聴になる場合に選びます。
- チャンネルスキャンの自動登録がスタートし、確認中の画面が表示されます。
- チャンネルスキャンが完了すると、登録終了の画面が表示されます。「メニュー」または「終了」を選んで「決定」を押し、通常画面に戻してください。
TOSHIBA「REGZA」(東芝「レグザ」)
- リモコンの「設定メニュー」を押します。
- 「初期設定」を選んで「チャンネル設定」を選択します。
- 「地上デジタル自動設定」を選び「初期スキャン」または「再スキャン」を選択して「決定」を押します。
- 「初期スキャン」を選んだ場合は、お住まいの「地方」を選んで「決定」を押した後、お住まいの「都道府県」または「地域」を選んで「決定」を押すと、初期スキャンがスタートします。
- 「再スキャン」を選んで、放送チャンネルに変更があった場合は、設定方法を選ぶ画面が表示されます。地デジ放送のすべての設定を一からやりなおす場合は「すべて設定しなおす」を、未設定のボタンだけ新たに設定する場合は「現在の設定に追加する」を選択して「決定」を押すと、再スキャンがスタートします。
- 「初期スキャン終了」または「再スキャン終了」のメッセージが表示されたら、設定された内容を確認する場合は「はい」を選んで設定内容を確認した後に、確認しない場合は「いいえ」を選んだ後に「決定」を押します。
- 7:「終了」を押し、メニュー画面を消して完了です。
HITACHI「Wooo」(日立「ウー」)
- リモコンの「メニュー」を押します。
- 「各種設定」を選んで「初期設定」を選択し「決定」を押します。
- 「受信設定」を選んで「受信設定(地上デジタル)」を選択し「決定」を押します。
- 「CH合わせ(地域名)」を選び、お住まいの「地域名」を選択して「決定」を押します。
- 「初期スキャン」または「再スキャン」を選んで「開始する」を選択し「決定」を押します。
- チャンネルスキャンがスタートします。完了したら「終了」を選んで「決定」を押します。
MITSUBISHI「REAL」(三菱「リアル」)
- リモコンの「メニュー」ボタンを押します。機種によってはリモコンのカバー内にある場合もございます。
- 「設定・管理」を選択して「決定」を押します。
- 「放送関連の設定」を選択して「決定」を押します。
- 「放送設置」を選択して「決定」を押します。
- 「チャンネル設定」を選択して「決定」を押します。
- 「地上デジタル」を選択して「決定」を押します。
- 「初期スキャン」または「再スキャン」を選択して「決定」を押します。
- チャンネルスキャンがスタートします。完了したら「戻る」ボタンを押して終了します。
当あさひアンテナでは、地デジ、BS/CSなど各種アンテナ設置を行った際、ご自宅の各お部屋のテレビで、メーカーや機種に応じたチャンネルスキャンを行った上で、各チャンネルに映像の乱れなどがなく、正常に視聴できるかまでを確認して、アンテナ工事の完了としております。
またご新居で、室内にまだテレビが設置されていない場合には、各お部屋のテレビコンセントと、電波の測定器を同軸ケーブルで接続し、最終的な電波レベルのチェックを行い、問題がないかを確認して、工事完了としております。
もしアンテナ工事の完了後、各チャンネルがきちんと映らないなど、テレビのご視聴に問題が出た場合には、すぐさま弊社のフリーダイヤル、またはLINEや公式サイトのメールフォームなどへご連絡ください。
弊社では各種アンテナ工事の完了後から、業界最長クラスとなる10年間のアフターフォロー期間をご用意しております。
これは弊社がアンテナ工事の施工技術に強い自信を持つ証でもあります。もし保証期間中、アンテナ本体やテレビのご視聴に関して問題が出た場合には、弊社にご一報いただければ、すぐさま弊社の職人が出向いて、補償範囲の問題であれば、完全無料で早急に復旧いたします。
地デジアンテナ工事の相場
地デジ放送は2003年に始まり、2011年にアナログ放送から地デジ放送へ完全移行となりました。
当時はインターネットでアンテナ工事会社を探す方がまだまだ少なく、大手家電量販店、ハウスメーカー、街の電気屋さんでも地デジアンテナ工事で大忙しでした。当時の相場は通常の八木式アンテナとブースターで5万円以上、BS/CS放送のセット工事だと
10万円を超える工事も多かったです。私達も当時は大手家電量販店の下請け、ハウスメーカーの下請け、街の電気屋さんからの依頼で応援工事をしておりました。お客様対応、管理などでこれにはもちろん中間マージンが発生します。
同じ職人が工事をし、同じ部材を使用しているのに、直接弊社に依頼する場合と、別会社から弊社にお客様を紹介頂く場合では工事金額が変わってしまいました。
近年は、インターネットの普及で、街の電気屋さんは少なくなり、インターネットでアンテナ工事会社を探す方が非常に多くなりました。
特にスマートフォンの普及で、インターネットで調べるお客様が増え、地デジアンテナ工事の費用もだいぶ落ち着いてきたと思います。
インターネットで調べれば、簡単に部材の最安値が検索できますので、悪質な業者は減り、アンテナ工事専門で今でもネットで出てくる業者は工事経験も豊富で優良店ばかりです。また、弊社と取引のあるハウスメーカー、通信業者などは、中間マージンをもらわず「お客様の為に」ご紹介頂いているところがほとんどです。
アンテナ工事の保証に関しては、昔は3年から5年でしたが現在は5年から10年と長くなりました。これにはデザインアンテナや屋根裏設置など施工方法の種類も増え、部材も高品質になり、1番は2011年の地デジの完全移行から年数が経ち、真面目にやってきた職人が残り、アンテナ工事業界の技術力の向上です。月々のランニングコストがかからないアンテナ工事は今がお得です!
アンテナ修理の解説
現地の職人が「修理の方がいい」「アンテナを交換しなければならない」と、適切なアドバイスを致しますが、最終的な判断はお客様にして頂くことになります。お客様が判断する基準として「現在のアンテナの使用年数や機種」「故障の程度や部位」そして「アンテナ修理と交換で、どちらが総合的なコストパフォーマンスに優れるか」などで考えることになります。
テレビアンテナの設置(配線)は多くの場合、アンテナのすぐ近くに設置されるブースターによってテレビ電波のレベル(強度)を住宅全体で必要なレベルにまで増幅します。そして分配器に接続されることで、複数の同軸ケーブルを通じてご自宅の各部屋にある複数のアンテナコンセントまで、電波を等分に分配します。
ご自宅に地デジとBS/CS、双方のアンテナがある場合は、混合器によって双方の電波を一本の同軸ケーブルに屋外でまとめ、お部屋内の各機器の前で分波器によって双方の電波を分離し、それぞれのチューナーに接続します。
屋内のテレビに正しく電波が届かないトラブルで、これらブースター、分配器などの機器や、ケーブル、接続部などに問題があった場合は、その部分を交換、修理するなどの処理で、トラブルが解決するケースもございます。
アンテナ本体の修理、交換が必要となるのは、アンテナ本体に何らかのトラブルが生じている場合に限られます。
費用面におけるアンテナの修理と交換の違いは、以下の通りになります。
- アンテナ修理の場合。
アンテナ本体の修理工事費用、および交換が必要な部材などの費用。 - アンテナ交換の場合。
新規アンテナの本体価格および設置工事費用。旧アンテナの撤去、処分費用。その他、交換が必要な機材の本体価格および工事費用。
ただアンテナ故障の部位や破損の程度によっては、修理費用がかさむこと、またアンテナの老朽化などにより修理してもすぐ別のトラブルが発生すると予想されることもございます。その場合は、再修理の費用や手間、交換後のアンテナの性能なども考慮した総合的なコストパフォーマンスで、新しいアンテナへ交換されるほうがお得といえるケースもございます。
個々のケースは現場の状況や症状によって異なってまいりますが、アンテナを交換せず、修理で済ませるほうがお得と考えられるケースには、主に以下のような場合が挙げられます。
- ご自宅のアンテナ本体がデザインアンテナ、ユニコーンアンテナなど経年劣化に強い機種である。または設置から数年程度と比較的、新しいアンテナである場合。
2009年頃により普及しはじめた、壁面に設置できるデザインアンテナ。また2010年代後半に登場した円筒形のユニコーンアンテナは、その形状や設置位置から、デザイン性に優れる上、風雨などにも強く経年劣化を大きく軽減できるアンテナとして知られています。 これらの機器は、最初期に設置されたデザインアンテナでも、2022年(令和4年)現在で使用期間は十数年程度になり、よほど厳しい自然環境に置かれ続ける、また飛来したものがアンテナに激突するなどの事態が起こらない限り、激しい老朽化は考えにくくなります。 また比較的、風雨などに影響されやすい八木式アンテナやBS/CSアンテナでも、近年の機種では素材の改良による軽量化で耐風性が向上している上、表面加工などによる耐水性も強化されております。BS/CSアンテナでは、円盤状のディッシュ部分に風を通すパンチングホールを設置する、メッシュ仕様にするなどで、耐風性能を高めた機種もございます。 このように比較的、設置年数が短く、経年劣化に強いアンテナ機種で、想定外の事故などによる激しい損傷がない場合は、アンテナの修理、調整によりトラブルのみを解決して、既存のアンテナを使い続ける方が費用的にもお得といえます。 - トラブルの原因がアンテナ本体の角度のずれ、配線部の不調など、比較的軽微なものである場合。
テレビアンテナは基本的に、地デジであれば地デジ電波を送信する近隣の中継局(電波塔)の方向へ、BS/CSであれば衛星電波を送信する人工衛星が位置する東経110度(南西)などの方向へと向ける必要がございます。このアンテナの角度が少しでもずれてしまうと、アンテナの受信感度が大きく低下する、あるいは電波がまったく受信できなくなります。 特に屋根の上に設置される魚の骨に似た八木式アンテナ、お皿を空に向けたような形状のパラボラアンテナであるBS/CSアンテナなどは、本体に大きなダメージはなくとも、風雨などの影響による位置のずれで、受信に大きな問題が出るケースがございます。 他にもご自宅でアンテナを設置された場合や、設置を担当した業者の技術が低い場合などは、アンテナを設置する位置の選択や角度調整の甘さ、配線部の接続の不備などで、受信トラブルが生じるケースもございます。 このような場合は、既存のアンテナはそのままで、専門業者によるアンテナ設置位置の変更や角度の調整、ケーブルの再接続などによってトラブルが解決し、安定したテレビ電波の受信が可能になることもございます。
- 特にアナログ放送時代の八木式アンテナなど、地デジ、BS/CSアンテナの設置時期が古く、老朽化が進んでいる場合。
八木式アンテナは、地上アナログ放送の頃から使い続けられているアンテナです。
特に地上デジタル放送の時代、各都道府県内を放送エリアとする独立放送局、いわゆるローカル局、地方チャンネルを受信するために使われたUHF(極超短波)のアンテナは、現在の地デジに使われるUHFの電波も受信できるため、現在でもアナログ放送時代の八木式アンテナを地デジアンテナに流用しているお宅も多く見られます。
またBS/CSアンテナも1990年代にBS放送がスタートし、2000年代にはBS/CS放送共用のアンテナが普及するなど、現在でははじまってから20年から30年近い年月が過ぎており、設置から十数年になるBS/CSアンテナも見られます。
しかし八木式アンテナやBS/CSアンテナは、その形状から風雨などの影響を受けやすい機種でもあります。近年の機種は、素材や形状、表面処理などの改良により耐用年数は向上しておりますが、やや古い機種になると耐用年数は10年程度になります。
耐用年数が大きく過ぎた古いアンテナは、前述のように老朽化が進み、アンテナ各部にトラブルが発生する可能性が高くなってまいります。したがって故障した部分を修理しても、別の箇所でのトラブルが続き、修理費用がかさむことも考えられます。
そのため、いまから10年以上前に設置された八木式アンテナ、BS/CSアンテナが故障した場合は、アンテナの修理よりも、新しいアンテナに交換される方が、長期的なコストパフォーマンスではお得といえます。 - 八木式アンテナの倒壊など、視認してわかるほど大きなトラブルが発生している場合。
上記のことと重なる部分もございますが、特に老朽化が進んだ八木式アンテナの場合、強い台風や地震などの際に、ダメージに耐えられずアンテナが倒壊するなどの事態にいたることもございます。ご自宅の屋根に古い八木式アンテナが設置されており、大きな地震や台風などに見舞われた場合は、状況が落ち着き次第、屋根の上のアンテナの状態をご確認いただきたく思います。
そしてもしアンテナが倒壊するなど、視認してわかるほどの大きな問題が生じていた場合は、いつ屋根から落下して、大変な人身事故や物損事故が起こるかわかりません。早急に当あさひアンテナなどアンテナ修理の専門業者にご連絡いただき、倒壊したアンテナの早急な撤去。および新規アンテナの再設置をご依頼ください。
なお倒壊したアンテナの再設置も不可能ではございませんが、倒壊するほど老朽化したアンテナでは、倒壊時の破損も重なり、再設置後も多くのトラブルが発生することが考えられます。そのため新たなアンテナ設置をお勧めいたします。
その他、同じようにお客様では手が届きにくい高所などに設置されているBS/CSアンテナ、またデザインアンテナ、ユニコーンアンテナなどの機種でも、倒壊や位置のずれ、設置位置から外れかけているなど、視認してわかるほどのトラブルが生じている場合は、アンテナを交換するか再設置するかはさておき、落下事故などが起こる前に、早急にアンテナ工事の専門業者へとご連絡ください。
- アンテナが旧式のもので、今日の機種に比べて性能が劣る場合。
これも上記のこととやや重なりますが、近年の最新アンテナ機種は性能も向上しております。
地デジアンテナでは前述のように外観性、対候性ともに高いデザインアンテナ、ユニコーンアンテナが登場している他、八木式アンテナでも素材などの改良により軽量化され、対候性が高まっております。
またBS/CSの衛星放送では、2018年(平成30年)より、4K、8K映像に対応する「新4K8K衛星放送」がスタートしております。
この4K、8K放送は、BS、CS放送の一部チャンネルが対応しているものです。ただ4K8K放送のスタートにあたり、従来の衛星放送で使用されていた「右旋回偏波」という電波では周波数帯が不足したため、4K8Kチャンネルの多くでは、新しく「左旋回偏波」という電波や、より高周波数帯の電波が使用されております。
そのため従来のBS/CSアンテナでは、右旋回偏波を使用しているNHK、広域民放の無料BS4Kチャンネルを除いて、4K8Kチャンネルの多くが受信できなくなっております。すべての衛星放送4K8Kチャンネルをご視聴いただくためには、左旋回偏波や高周波帯の電波を受信できる4K8K対応のBS/CSアンテナと、4K8Kテレビおよびチューナーが必要です。またブースターや分配器の交換も必要となる他、ケーブルが古くて細いものである場合は、新しいものへの交換が必要です。
またBS/CSアンテナも4K8K対応はもちろん、前述のようにディッシュ部に数多くのパンチングホールを開けるなどの工夫で、耐風性を向上させた機種も登場しております。
このように各種テレビアンテナも最新の機種では、デザインや耐用年数、ご視聴できる放送の種類など、旧来のものより大きく進歩しております。古い機種をご使用のお宅でアンテナトラブルが発生した場合には、これを機に最新機種への交換をお選びになるのも、選択肢のひとつと言えます。
また古いアンテナの撤去、処分は5,000円(税込み)からでお引き受けしております。そのため既存アンテナを修理する場合の費用が、アンテナの撤去費用および、本体価格込みの設置費用と大きな差がない場合は、新規アンテナへの交換をお勧めしております。
弊社ではアンテナ修理、交換、いずれの場合もお客様のご要望を最優先として、工事後の長期間にわたるアンテナの安定性、受信性能なども考慮して、総合的にもっともリーズナブルな方法をご提案いたしております。
テレビアンテナを設置する工事費用の総額とは?
新築住宅での新規アンテナ工事の場合
一般的な新築住宅では、基本的に屋根裏空間への引き込み線(引き込み口)。屋根裏から各部屋のアンテナコンセントへの配線。また一部の住宅で設置される屋根の上のアンテナ専用マスト(スッキリポール)などを除いて、テレビアンテナの設備、機材は用意されておりません。そのため各種テレビアンテナ設置の工事を行う場合には、地デジ、BS/CSアンテナ各機種のアンテナ設置基本工事費用に加えて、戸建て住宅の場合には、主にブースター、分配器など周辺機器の設置。その他、現場ごとに必要となるオプション工事、機材費などの合計になります。
地デジアンテナのみを設置する場合、アンテナ設置工事費の総額は、採用するアンテナ機種と、必要な追加機器、オプション工事などによっても変動しますが、アンテナ工事業者に依頼した場合、おおむね50,000円から130,000円程度が料金の相場になります。
また地デジアンテナに加え、衛星放送用のBSアンテナなどを追加設置する場合は、ブースターなどの機材やケーブルなども衛星放送(新4K8K衛星放送含む)対応のものが必要になるため、地デジアンテナ取り付け費用に、20,000円強から50,000円程度の工事費が加算されることになります。
なおアンテナ工事費用の相場については、使用するアンテナ機種や必要な工事だけでなく、取り付け工事を担当する業者によっても、各種オプション工事や機材の価格体系が異なり、ほぼ同様の工事内容でも、取り付け費用の総額が大きく変動してまいります。
品質の高いアンテナ工事の総額費用を安く抑えるためには、適切な業者選びも重要といえます。
既存住宅の追加アンテナ設置、交換の場合
ご自宅に設置されている地デジアンテナを新しい機種に交換する。あるいはBS/CSアンテナの追加設置や、旧式の2K対応型BS/CSアンテナを「新4K8K衛星放送」も受信できる2K4K8K対応型へと交換する工事では、住宅に既設のブースターや分配器、配線部を流用できるケースが多いため、必要となる主な費用は、既設アンテナの撤去・処分費用と、新規アンテナ設置の基本費用。その他、必要な追加工事、機材などの費用となり、工事費用の総額は、新築住宅への新規アンテナ取り付け工事よりは一般的に低価格になります。ただ地デジアンテナ交換でも、八木式アンテナからデザインアンテナなど、アンテナ機種を変更したり、設置位置などが大きく変わる場合には、撤去費用などが加算されたりするため割高になることもございます。
さらに地デジアンテナのみの住宅にBS/CSアンテナを追加設置する。BS/CSアンテナを2K対応型から2K4K8K対応型に交換するなどで、新しく衛星放送、新4K8K衛星放送などをご視聴になる場合には、それらの電波にも対応できるよう、アンテナ配線部やブースターなどの機器をお建物の築年数により交換する必要がございます。したがってそれらの工事費用も加算され、工事費用の総額が新規アンテナ設置の場合に近くなることもございますので、その点はご注意ください。
テレビアンテナとケーブルテレビ、光テレビの比較
ここではそれぞれのテレビ視聴方法について、その仕組みやメリット・デメリットを解説し、戸建て住宅ではどのテレビ視聴方法が適しているかを考えてまいります。
テレビアンテナ工事
戸建て住宅に地デジ、BS/CSのテレビアンテナを設置し、近隣の地デジ電波塔や衛星放送の静止衛星から送られるテレビ電波を受信。また現場の条件に応じて、電波を必要なレベルに増幅するブースター、各部屋に電波を分配する分配器などを経由して、アンテナケーブル(同軸ケーブル)で各部屋のテレビなどに電波(テレビの映像信号)を送って、テレビ番組を視聴する方法です。視聴できるチャンネルは、その地域で受信できる地デジ放送のチャンネル(地方チャンネル含む)と、衛星放送(BS放送、CS放送)の各チャンネルです。
テレビアンテナ設置のメリットは、NHK受信料や衛星放送の有料チャンネルを除いて、基本的に無料で各チャンネルを視聴できる点。BS放送やCS放送の有料チャンネルも、1チャンネル単位で契約できる他、複数のチャンネルがセットで割安のパック契約も存在する点。各住宅で受信、またブースターで増幅できるテレビ電波レベルの範囲内であれば、複数台のテレビを設置しても追加費用が発生しない点。アンテナ機種や設置する位置、現場の自然環境などにもよりますが、いったんアンテナを設置すれば、アンテナ本体や機器が寿命を迎えない限りは永続的に、通常は10年から20年以上にわたって安定してテレビ放送を視聴できる点などです。 アンテナ工事そのものも、業者にもよりますが、専門業者であれば即日工事も可能であり、工事の時間も、設置するアンテナ機種や設置する基数によって変動しますが、最短では1時間以下、長くとも多くの場合は2、3時間程度ですべての工事が完了します。
デメリットは、アンテナ設置工事の初期費用が、ケーブルテレビや光テレビに比べてやや高額になる。機種や設置位置にもよりますが、アンテナが住宅の外観や壁面などの外装に悪影響を与えることもある。電波塔から遠い、電波の遮蔽物があるなどで、地デジの電波レベルが悪い地域では受信感度が安定しないことがある。悪天候でテレビ電波の状態が悪化し、特に衛星放送では一時的に視聴不能となる場合もある。台風や積雪が多いなど、自然環境の厳しい地域では、アンテナがダメージを受けてトラブルが生じやすく、寿命が短くなり、修理費用などが必要になるといった点です。
ケーブルテレビ(CATV)
これは日本国内の各地域にあるケーブルテレビ局に設置された大型の地デジ、BS/CSのアンテナから、対応地域内で契約した住宅まで直接、同軸ケーブルを敷設して、テレビ電波を送信する形式です。ケーブルテレビは元々、地デジ放送を受信しにくいエリアで、テレビ放送を視聴するためのサービスです。そのため視聴できるチャンネルは、ケーブルテレビ局の大型アンテナで受信できる、その地域の地デジ放送、衛星放送のチャンネルですが、局(事業者)によっては、独自のコミュニティチャンネルを放送していることもございます。
ケーブルテレビのメリットは、アンテナ取り付けが必要ないため、住宅の外観や外装に影響を与えない。地デジ電波レベルの弱い地域でも安定した品質でテレビ放送を視聴できる。悪天候などでもテレビの視聴に影響が生じない。自然環境などによるアンテナトラブルも生じないなどの点になります。
他にも、お住まいへの地デジアンテナ設置では受信できない地方チャンネルを視聴できることもございます。
またケーブルテレビ会社によっては、格安スマートフォン、インターネット回線、固定電話、ガス、電気、保険などの各種サービスも提供しており、ケーブルテレビとまとめて各種サービスを加入することにより、サービスの総額費用が割安となり、お支払いも一本化で簡単になるケースもございます。
デメリットは、ケーブルテレビ局への契約のお申込みから、ケーブルの敷設工事まで日数がかかる場合もある。月額の視聴料金が必要で、地デジ放送だけでなく衛星放送の各チャンネルなど、視聴するチャンネル数に応じて月額料金が高くなる。地デジやBS放送、CS放送など視聴できるチャンネルのプランが限られ、複雑になる。インターネットを利用される場合、同軸ケーブルによる回線では通信速度が遅くなるケースもあるなどの点です。
またケーブルテレビでは多くの場合、地デジ放送以外のチャンネルやサービスを利用される際には、テレビ一台ごとにセットトップボックス(STB)という機器が必要になるため、テレビの台数に応じた追加料金が必要となる。さらに地域によってサービス会社やサービス内容が異なり、場合によってはご希望のチャンネルやサービスを利用できないこともございますので、ご注意ください。
光テレビ
これは主にインターネット回線として使用される「光回線」を利用して、地デジや衛星放送など各テレビ放送の映像信号を送信し、ご自宅のテレビなど機器で視聴するという方法です。自宅まで開設された光ファイバーケーブルを、住宅内でONU(光回線終端装置)という装置に接続し、そこから各部屋に配置した光テレビ専用のチューナーを経由して、テレビなど受信機器と接続することで、テレビ放送を視聴できるという仕組みになります。
視聴できるチャンネルは、地デジ、衛星放送の各チャンネルです。またサービスによっては、テレビ放送以外に、映画や名作ドラマなどさまざまなコンテンツを選んで視聴できるビデオサービスが追加されるプランもございます。 光テレビのメリットは、まずケーブルテレビと同じくアンテナ設置が必要ないため、住宅の外観や外装への影響。電波レベルの弱いエリアや悪天候による受信不良。アンテナトラブルなどの心配がなく、安定して各テレビチャンネルを視聴できる点になります。
他にも事業者によっては、地デジや衛星放送のチャンネル以外にも、上記の通りさまざまなビデオを鑑賞できる。またテレビだけでなく、お手持ちのスマートフォン、タブレットなどでもテレビ放送などを視聴できるといったサービスも存在します。
開設の手間についても、インターネットの光回線を開設する工事と同時に申し込むことができる。またすでに光回線があるご自宅では、簡単な機器の設置でスタートできるため、費用を抑えることができ、視聴までにほとんど手間もかからない点もメリットとなります。
一方でデメリットとしては、月額視聴料金のほか、光テレビ専用チューナーのレンタル料金も発生する。または数万円台のチューナーを購入する必要がある。ケーブルテレビと同様、視聴できるチャンネルのプランが限られる。視聴できるテレビの台数に制限があり、それ以上の台数でご視聴になりたい場合は、一台ごとに追加料金が発生する場合もある。番組の録画にはテレビでなくチューナーにHDDなどを接続する必要があり、解約すると録画内容を視聴できなくなる。光回線を開設できるエリアでしかサービスを利用できず、サービス提供エリアがケーブルテレビよりも限られるなどの点が挙げられます。
テレビアンテナとケーブルテレビ・光テレビの費用とおすすめのご視聴方法
テレビアンテナ設置は、設置工事の初期費用こそケーブルテレビ、光テレビよりやや高額になるものの、いったん設置すれば、NHK受信料と有料チャンネルの視聴料。またアンテナトラブル時の修理費やメンテナンス費などを除けば、テレビのご視聴に費用は発生せず、10年以上の長期にわたって、安定してご視聴いただけます。
対してケーブルテレビの場合、初期工事費用はアンテナ工事よりやや低価格で、さらにキャッシュバックキャンペーンや二年契約などによって大幅割引となるケースもございますが、月額の視聴料は、チャンネル数別のプランによって、3,000円から6,000円程度が必要となります。
光テレビも、光回線の開設を含めた初期費用はケーブルテレビとほぼ同様で、キャンペーンや二年契約などによって大幅割引されるケースもございます。またチューナーのレンタル費などを含めた、月額の視聴料は1,000円台から4,000円台程度になります。
したがってケーブルテレビ、光テレビなどを1年強から2年程度、ご利用になった場合、初期費用や月額料金の総額が、テレビアンテナ取り付け工事に必要な初期費用とほぼ同額になってまいります。
そのため、長期間の居住を前提とする戸建て住宅のお住まいで、インターネットに光回線を利用される場合でも、テレビのご視聴に関しては、テレビアンテナの設置をお選びになる方が、長期的にはお得といえます。
ただ、お住まいの地域で地デジ電波の状態が悪い、自然環境が厳しいなどの要因から、テレビアンテナの設置では、故障や受信不良などトラブルの多発が予想される現場や、借家などで長期の居住を予定していない、またはアンテナ取り付けなど住宅への工事に制限が出るお住まい。お住まいの人数が少なく、テレビの台数が必要ない場合。その他、ケーブルテレビや光テレビ独自のサービスをご利用になりたい場合などは、アンテナ設置よりケーブルテレビ、光テレビをご利用されるほうが、メリットが多くなるケースもございます。
ご自宅におけるテレビのご視聴方法として、テレビアンテナとケーブルテレビ、光テレビを比較される際には、テレビ電波の受信環境や自然環境。またご利用になりたいチャンネルやサービスなど、お求めの条件をまとめてから検討されることがオススメといえるでしょう。
地デジアンテナの受信性能を判断する目安とは?
「素子数(素子数相当)」とは?
地デジアンテナの「素子」とは「エレメント」ともいい、地デジ電波を受信するパーツに当たるものです。八木式アンテナでは、矢印のような骨組みにいくつもついている、短い横棒の部分が素子に当たります。 この素子の数が多いほど、地デジアンテナの受信性能が高まるため「素子数」がそのまま受信性能の基準として用いられます。ただデザインアンテナ、ユニコーンアンテナなど、外部から素子が見えない地デジアンテナ機種では、素子数を確認できないため、受信性能を素子数に換算した「素子数相当」が受信性能の基準になります。地デジアンテナ各機種の素子数(相当)は、屋外設置用モデルで、主に8素子、14素子、20素子、26素子などがあり、強・中・弱の各電界地域に適した素子数のものが使用されます。逆に各電界地域向きモデルより素子数が多いモデルを使用すると、地デジ電波だけでなくノイズも受信しやすくなり、かえって地デジ放送の映像が不安定になることもございますのでご注意ください。
さらに八木式アンテナには、Ⅹ字型の器具に複数の素子パーツを固定した高性能素子を使用し、この素子の数が27素子、30素子などのモデルもある高性能アンテナ「パラスタックアンテナ」も存在し、このモデルでは地デジ電波が微弱なエリアでも受信が可能になります。
素子数(相当)は、地デジアンテナ各モデルの受信性能を計る上で、もっとも基本的な指針となり、販売される各モデルにも「20素子八木式アンテナ」「26素子相当デザインアンテナ」など、素子数(相当)の数値が表記されているケースが多くなります。
ただ、同素子数(相当)の地デジアンテナであっても、実際には一定の受信性能の幅があり、アンテナの機種や指向性、設置位置などの要素により、正確な受信性能は変わってまいります。
「動作利得(利得、ゲイン)」とは?
「動作利得」とは、同じく地デジアンテナの受信性能を表す基準として、スペック表などにも明記されるもので、単に「利得」とも、英語で「ゲイン(gain)」とも呼ばれます。電気工学上での「利得(gain)」とは「電気回路における電流や電圧などの入力と出力の比」を指すものです。地デジアンテナの動作利得もほぼ同じ意味で、素子数などに応じてアンテナ本体が受信できる電波レベルに比べて、アンテナから出力できる電波レベルの比率を示す数値になります。
また地デジアンテナの場合は、アンテナ本体の正面部のみで受信性能が高まる「指向性」という性質があるため、アンテナ正面側の受信感度を示す数値とも言えます。
地デジアンテナの動作利得は、電波レベルを示す数値と同じ「dB」で表記されます。ただこの数値は出力できる電波レベルではなく「基準となるアンテナ」との出力レベルの差を、常用対数の計算で表した数値になるため、ご注意ください。
この基準となるアンテナとは、指向性をまったく持たず、360度の全方向に同じ受信性能を発揮する、実際には存在しない理論上のアンテナ「アイソトロピックアンテナ」。またはもっともシンプルな構造で指向性が低く、ほぼ全方向に受信性能を発揮する「ダイポールアンテナ」です。
アイソトロピックアンテナが基準の利得は「絶対利得」と呼ばれ「dBi」という単位で表されます。またダイポールアンテナが基準の利得は「相対利得」と呼ばれ、単位は「dBd」または「dB」で表されます。
この動作利得の数値は、素子数(相当)に比例して向上するため、地デジアンテナの受信性能を判断する上では、さほど影響がないようにも思われます。
ただ上記の通り、同じ素子数(相当)の地デジアンテナでも、機種や指向性などの違いによって、実際の受信性能には差が出てまいります。
そのため素子数(相当)が、受信パーツの数による地デジアンテナのハード(機器)的な受信性能を表すのに対し、動作利得の数値は、同じ素子数(相当)の地デジアンテナであっても、設計などの違いによる細かな受信性能や効率の差を判断する目安になると言えます。
地デジアンテナの受信性能に影響する要素とは?
ここでは、素子数以外で、地デジアンテナの受信性能、主に動作利得の数値に影響を与える要素についてご説明してまいります。
これらの要素をご理解されることで、同素子数(相当)モデルでも、より受信性能が高く、設置現場に適した地デジアンテナをお選びいただけることになります。
指向性
指向性とは、アンテナだけでなくマイクやスピーカーなどの音響機器にも用いられる言葉ですが、地デジアンテナにおける指向性とは、アンテナ本体の一方向(正面側)でのみ、地デジ電波の受信性能が高くなり、その方向から外れるほど受信性能が低くなる性質のことです。そのため地デジアンテナの設置では、アンテナ本体でも受信性能を発揮する正面側を、地デジ電波が届く方向にあたる、主に電波塔の方向へと正確に向ける必要がございます。この角度調整が不十分であったり、風雨などで角度がずれたりすると、アンテナの受信レベルが大きく低下してまいります。
一方でこの指向性には、アンテナの正面側以外の方向から届く、ノイズの原因となる無関係な電波をカットするという役割もございます。
そして地デジアンテナの受信性能は、同じ素子数(相当)であっても、この指向性が高い、すなわちアンテナの正面側で受信性能が高まる範囲が狭いアンテナほど、その範囲内での受信性能が高まることになります。
上記の通り、地デジアンテナの動作利得とは、指向性がほとんど存在しない基準アンテナの受信性能と比較したものになりますが、指向性のないアンテナがほぼ360度の全方向へと受信性能を発揮するのに対し、指向性の高いアンテナは、その受信性能を一方向に集中することで、受信性能を高めているイメージになります。
そして地デジアンテナの指向性は、素子数が多い(受信性能が高い)ほど高くなる他、アンテナの設計や形状などにも影響されます。
地デジアンテナ各機種の指向性は「半値幅」という数値で表されます。半値幅とは、地デジアンテナの受信性能がもっとも向上する真正面の方向を基準として、アンテナの角度を左右へとずらし、受信性能が最大レベルのちょうど半分になる角度を示す数値です。
この半値幅の数値は、例えば同じ20素子(相当)モデルであっても、八木式アンテナは28度から52度程度。デザインアンテナでは75度から86度程度。ユニコーンアンテナが83度から93度程度になり、半値幅が狭いアンテナモデルほどその範囲内での受信性能(動作利得の数値)が向上します。
したがって同素子数(相当)でも、機種別での受信性能は、指向性に比例して、八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナの順でより高くなると言えます。ただ一方で、指向性の高い地デジアンテナは、それだけ設置角度のズレにも弱くなりますので注意が必要です。
オールチャンネルアンテナとローチャンネルアンテナ
現在の地上デジタル放送では、UHF波(極超短波)のうち、470MHzから710MHzまでの周波数帯を使用しており、この周波数帯を6MHzずつ、13chから52chの40チャンネル(物理チャンネル)に分けて、日本国内でも地デジ放送の内容が異なる広域圏ごとの、地デジ放送局に1chずつ割り当てております。そして通常の地デジアンテナはほとんどのモデルが、13chから52chのオールチャンネル(全帯域)を受信できる「オールチャンネルアンテナ」になりますが、八木式アンテナの一部モデルには「ローチャンネルアンテナ」と呼ばれるものがございます。
これは地デジ電波のチャンネル(周波数帯)でも、13chから、34chまたは36ch程度までしか受信できないモデルになります。このようなモデルは、それ以上のチャンネルを受信できない半面、オールチャンネルアンテナに比べて、対応できるチャンネルの受信性能(動作利得)が向上します。
例を挙げると、同じメーカーの20素子八木式アンテナでも、オールチャンネルアンテナは動作利得8.5㏈から13.8㏈に対し、ローチャンネルアンテナ(13chから34ch対応)では、動作利得10.1㏈から13.5㏈になり、平均値が向上します。
そして日本国内の各地域で実際に使用されている地デジ電波のチャンネル帯は、多くのエリアが13chから34chまでのローチャンネル帯のみになるため、このようなエリアでは、同じ八木式アンテナでもローチャンネルアンテナを使用することで、より受信性能が向上するのです。
地デジアンテナの設置位置と受信感度の関係
地上デジタル放送では、日本国内の各地に設置された地デジ電波塔から、その周辺地域に地デジ電波を送信しております。
そのため、日本国内でも地デジ電波塔からの距離、また電波を遮る山地など地形の影響により、地域ごとに受信できる地デジ電波レベルが変化してまいります。
受信できる地デジ電波レベルを基準に地域を分類したものを「電界地域」と呼び、用いられる場所によって分類が異なる場合もございますが、一般的には、電波レベルなどを示す単位「㏈(デシベル)」において、80㏈以上の地デジ電波レベルを受信できるエリアは「強電界地域」。80㏈から60㏈の間になるエリアは「中電界地域」。60㏈以下になるエリアは「弱電界地域」に分類されます。
地デジ電波のUHF波は、高層ビルなどの遮蔽物にぶつかった場合、乗り越えてその向こう側で広がる性質がございますが、高層ビルの陰に当たる側の直近部、中心部などには地デジ電波が届きにくくなり、受信できる電波レベルが低くなってまいります。
同じように、狭い間隔で住宅が立ち並ぶ住宅密集地などでは、遮蔽物のない屋根の上などの高所では十分な地デジ電波を受信できても、屋根の上より低い壁面などでは、他の住宅が遮蔽物となって、十分な地デジ電波が受信できなくなることもございます。
このため、個々の戸建住宅などの現場における地デジ電波の受信レベルは、地デジアンテナ本体の性能だけでなく、このような周辺の遮蔽物などの現場環境にも左右されてまいります。
現場環境にもよりますが、基本的には、地デジアンテナは、高い位置に設置する方が、受信感度がより高くなる傾向があり、またアンテナ方向の角度調整が行いやすくもなります。
例えば同じ戸建て住宅でも、壁面に設置した20素子相当のデザインアンテナより、屋根の上に設置した14素子の八木式アンテナの方が、受信感度が高くなるケースもございます。
他にも、空間を伝わる地デジ電波のレベルは、天候や気候などにも左右され、特に電波は水によって大きく減衰します。したがって同じ現場でも、一年を通した気候の変化により、受信できる地デジ電波レベルに6㏈程度の変動が生じる他、悪天候の際には、地デジ電波レベルが大きく低下いたします。
そのため地デジアンテナ設置にあたっては、本体の受信性能だけでなく、周辺環境による適切な設置位置も判断して、気候や天候による受信レベルの変動も踏まえた、余裕のある地デジ受信レベルの確保が重要となります。 もしご自宅の地デジ電波レベルや周辺環境に適した地デジアンテナ機種、設置位置などがおわかりにならない場合には、当あさひアンテナにて、出張料、工事の契約に至らなかった場合のキャンセル料なども含む「完全無料」での電波調査、および各種アンテナ工事のお見積もりをお引き受けしております。
地デジの電波調査、お見積もりをはじめ、地デジアンテナ設置工事について、なにかご不明な点がございましたら、当あさひアンテナのフリーダイヤル。または当サイトのメールフォーム、LINEまで、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。