ときがわ町 でテレビアンテナ工事をお考えの方へ
目次
ときがわ町 でアンテナ工事でお困りの方はお任せ下さい。
当あさひアンテナでは埼玉県比企郡ときがわ町も含め、埼玉県内での地デジ、BS/CSなどの各種アンテナ設置工事について、豊富な経験と実績がございます。比企郡ときがわ町にお住まいで、地デジその他アンテナの新規設置、また修理や交換などをお考えの方は、まずはご相談だけでも、当あさひアンテナへ、お電話やメールでお気軽にお問い合わせください。
埼玉県比企郡ときがわ町は、県の中央部よりやや南西よりにある町です。町の面積は55.90平方キロメートルで、総人口は2020年(令和2年)1月1日時点で11,069人。うち男性が5,622人、女性が5,447人になります。また町内には4,741世帯が暮らしています。面積では埼玉県の市町村でも22番目の広さで、人口では県内の市町村の中でおよそ58番目、さいたま市を10区に分けた市区町村別では67番目の多さになります。町内の大半は外秩父山地にあたり、丘陵地が多く、中央には都幾川が流れて自然の豊かな町になっています。
東京都隅田区にある東京スカイツリーから比企郡ときがわ町までは、およそ55キロから65キロ強の距離になります。遠距離であることに加え、町には丘陵地が多いため、スカイツリーからの地デジ電波は町の東部でしか受信できません。また東部でも現場の環境によっては、地デジ受信やアンテナの設置について条件や制約が生じるケースもございます。
当あさひアンテナでは、ときがわ町全域での地デジその他、各種アンテナ設置工事に対応しております。弊社にはときがわ町はじめ埼玉県全般での作業経験が豊富で、地域ごとの地デジ電波の特性を把握し、現場に合わせた最適なアンテナ設置工事をご提案できる腕のいい専門の職人が揃っております。ときがわ町にて地デジ、CS/BSなど各種アンテナ工事をお求めのお客様は、確実な地デジ受信と、丈夫で長持ちするアンテナの設置をお約束する、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)またはホームページからのお問い合わせフォームへとご連絡ください。
【追記】令和元年9月から10月にかけ、台風や豪雨により、埼玉県はじめ全国各地で多大な被害が発生いたしました。被災された地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。比企郡ときがわ町でも多くの被害が発生したことに、弊社一同、心を痛めております。町の一日も早い復旧と復興をお祈り申し上げると同時に、弊社からも微力ながら復旧に貢献すべく、可能な限りのご支援を行ってゆきたく存じます。
ときがわ町 の方でアンテナ工事に関するよくある質問
- Q
ときがわ町に設置できる地デジアンテナにはどのような機種がありますか?
- A
現在、ご家庭に設置される地デジアンテナの主要機種は、八木式アンテナとデザインアンテナです。
八木式アンテナは主に屋根の上など設置される、魚の骨のような形状の地デジアンテナです。1926年(大正15年・昭和元年)当時、東北帝国大学工学部で教鞭をとっていた八木秀次博士が特許を取得したアンテナで、現在では共同開発者だった宇田新太郎博士の名前から「八木・宇田アンテナ」の正式名称も用いられます。日本ではテレビ放送がはじまった当初から使われている昔ながらのアンテナで、素材や耐久力は時代につれて進化していますが、基本的な構造は当時から変わっていません。それほど基本設計に優れ、現在でも地デジの高い受信能力を誇る機種になります。
ただ八木式アンテナは基本的に屋外の高所に設置されるため、風雨などの影響を受け、歳月につれて確実に老朽化が進んでゆく弱点もございます。現在の八木式アンテナの寿命は平均して10年程度ですが、この寿命は海沿いや豪雪地域など、設置された周辺の環境によっても大きく変化します。デザインアンテナは、壁面アンテナ、平面アンテナ、フラットアンテナとも呼ばれる、家屋の外壁などに設置する平面で軽量薄型の地デジアンテナです。家屋の外観をほとんど損なわない、自然環境の影響を受けにくく、経年劣化や故障のリスクを軽減できる、修理やメンテナンスも簡単などのメリットがあり、現在では人気ナンバーワンの地デジアンテナになります。
また現在のデザインアンテナは基本モデルが20素子相当で、八木式アンテナと比べても地デジ受信性能にほぼ差はごさいません。ただデザインアンテナは八木式アンテナより設置位置が低い分、わずかながら受信感度も低くなる傾向がございます。アンテナ本体価格や設置工事費も、八木式アンテナに比べるとやや割高になります。
ときがわ町は、東京スカイツリーからおよそ55キロから65キロ強の距離になります。しかも町の西部は丘陵地になるため、東側の三分の一程度の町域を除いて、スカイツリーの電波が届かなくなります。そのため電波状態が悪い地域では、通常設置工事より料金は加算されますが、高性能地デジアンテナやアンテナブースターの設置が必要になることもございます。
また、ときがわ町内の西部、山地部で地デジ放送を視聴されたい場合は、ケーブルテレビなどを利用するほうが、リーズナブルかつ確実に視聴できるケースもございます。
当あさひアンテナでは八木式アンテナ、デザインアンテナとも、国産DXアンテナ社製の最新モデルをご用意し、八木式アンテナは軽量で耐水性、対風速性が高く、丈夫で長寿命が望める機種を用い、アンテナ本体価格を含む基本工事価格15000円からで設置をお引き受けいたします。デザインアンテナは20素子相当、業界最小クラスの厚さ11.3cm、高さ59cm×幅22cmの薄型モデルをご用意し、アンテナ本体価格を含む基本工事価格20000円からで設置をお引き受けいたしております。本体色も四通りございますので、どのような外壁にもマッチいたします。
また現場の電波状態に応じて、通常機種よりも受信能力が高い高性能地デジアンテナも用意しております。弊社では地デジアンテナの設置に際し、高性能の電波測定器による現場調査を実施しており、適切なアンテナの種類や設置位置など、可能な限りお客様のご要望に応じた方法をご提案いたします。もしご希望の条件で受信に問題が出る場合は、弊社の豊富な工事経験に基づき、できるだけご要望に近い代案をご提示いたします。
ときがわ町で地デジアンテナの新規設置や交換をお考えの方は、アンテナ機種のご希望やご相談も含め、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)へと、どうぞお気軽にお問い合わせください。
- Q
アンテナブースターとは何ですか。またときがわ町で地デジの受信には必要ですか?
- A
アンテナブースターとは、アンテナが受信した電波を増幅する装置のことです。地デジアンテナから屋内にある個々の受信機(テレビ)に届く電波が、一定の受信レベルになければ地デジのテレビ画像は映りません。そのため電波状態が悪い現場では、微弱な電波を増幅するブースターの設置が必要となります。
また地デジ電波が極端に強い場合も画像が乱れる原因になるため、その場合は電波を適切なレベルまで弱めるアッテネーター(減衰器)という装置を設置することになります。
地デジの電波状態が十分な現場では、ブースターは不要と思われるかもしれません。ただ現場の電波状態は適度なレベルでも、アンテナからテレビまでの間に距離がある、一本のアンテナから分配器を通して多数のテレビに受信するような現場では、ブースターが必要となるケースもございます。
と申しますのも、アンテナからテレビに届く電波は、いわば川の流れのようなのものでして、川が枝分かれするほど支流の水量が少なくなる、また蒸発などで水量が減少するのと同じく、アンテナは十分な地デジ電波を受信していても、分配器から複数のテレビに枝分かれする際に、分散された分だけ電波が弱まります。さらにアンテナからテレビまでの距離が長い場合も、徐々に電波は弱まってゆきます。
ときがわ町は東京スカイツリーから最大66キロ程度の距離と遠距離になる上、町の多くを丘陵地が占めるため、町の西部ではスカイツリーからの地デジ受信が難しくなります。そのためときがわ町での地デジアンテナ設置では、現場の電波状態が悪い場合、基本工事費用よりややお高くなってしまいますが、より受信感度の高い高性能アンテナや、ブースターの設置が必要となるケースもございます。
基本的にブースターは、アンテナの真下に設置することで最大の効果を発揮します。反面、ブースターをアンテナ近くに設置する場合は、まず屋外への設置になるため、アンテナと同じく風雨にさらされ続けることになります。ブースターには屋外用と屋内用があり、屋外用は長年の風雨に耐えるよう、高い防水性能などを備えた頑丈な品になっています。屋内用は文字通り屋内に設置するブースターで、自然環境による劣化や故障のリスクが下がり、設置費用も割安になる利点があります。ただその分、電波増幅の性能は屋外用より低くなります。基本的に屋内用ブースターは、電波の増幅度が低くてもいい現場で使われます。
またブースターを設置すると、地デジ電波に混ざったノイズも増幅してしまうため、分配器の近くなどノイズが強い位置に設置すると、テレビ画面が乱れる原因にもなります。そのためブースターの設置は、現場の電波状態、アンテナと屋内のテレビとの位置や距離、台数などの条件によって、室外用と室内用の選択、適切な設置位置など、プロによる判断が必要となります。
当あさひアンテナでは、ブースターの設置工事を、高品質ブースターの本体価格を含めて15000円からでお引き受けしております。またアッテネーターが必要な現場では、5000円からで設置をお引き受けしております。
もちろん弊社ではアンテナを設置する際、電波測定器による綿密な現地の地デジ電波調査を行い、さまざまな条件からブースターなしでは十分な電波受信ができない場合に限って、設置をご案内いたします。またときがわ町では町の西部など、現場によっては地デジアンテナより、ケーブルテレビをご利用されたほうが安定して地デジ放送を視聴できることもございます。
弊社では常にお客様のご利益を最優先に考え、現場の状況から判断して、確実かつ快適にテレビ電波を受信でき、故障などのリスクも避けた上で、工費も抑えるコストパフォーマンスの高い工事をご提案しております。また地デジアンテナよりケーブルテレビのほうが安心でお得と考えられる場合は、決してアンテナ設置にこだわらず、そちらをお勧めいたします。
もし弊社で地デジアンテナ設置の見積もりを行い、ブースターなどの設置が必要となった場合は、まずは弊社の職人にご遠慮なくどんなご質問でもなさってください。そしてやはりブースターが必要で、弊社が最安値で高品質な工事をご提供しているとご納得いただけた時点で、正式にご用命いただけければ、弊社としても幸いに存じます。
- Q
設置してもらった地デジアンテナが故障したときの保証はありますか?
- A
その点はどうかご安心ください。当あさひアンテナでは、地デジの八木式アンテナ、デザインアンテナ、また BS/CS110度アンテナ など、あらゆるアンテナの設置工事において業界最長クラスとなる、施工日から10年間のアフターフォロー体制をご用意しております。これは弊社がアンテナ設置技術に高い自信をもっている証でもあります。もし保障期間中、万が一にも弊社の施工したアンテナにトラブルが発生したときは、すぐ弊社のフリーダイヤル(0120-540-527)にご一報ください。最短即日で弊社の職人が現場に駆けつけ、補償範囲内のトラブルであれば完全無料で復旧するようご対応させていただきます。
近年、人気ナンバーワンの地デジアンテナであるデザインアンテナは、形状から自然環境に強く、壁から外れるなどのトラブルは起こりにくくなっています。また八木式アンテナも、確かな技術を持つ業者が設置したものであれば、そう簡単に倒れるものではございません。
ただ、どれだけ確かな技術で設置された八木式アンテナも、約10年の寿命に近くなると、経年劣化により耐久力が低下してまいります。また令和元年9月から10月にかけては、台風と豪雨により、日本各地で甚大な被害が発生いたしました。このような予想外の自然の猛威の前には、どれだけ高い技術で設置された地デジアンテナも故障することがございます。そのため地デジや BS/CS110度アンテナ の設置にあたっては、今後の災害に備え、長期かつ内容の手厚い保障体制を重視される方も多いと存じます。
弊社では地デジなど各種アンテナの設置工事が完了した際、担当職人の自筆サイン入り保証書をお客様にお渡ししております。もしトラブルなどでお客様が対応をお求めの際は、まずこの保証書をご用意ください。ただ、なにぶん長期保証となるため、お客様が保証書を紛失された場合を想定し、弊社でも施工から10年間は、あらゆる工事の資料を社内でデータベース化して保存しております。
弊社にてアンテナを設置されたお客様で、もし保障期間中にアンテナトラブルが発生して、保証書が見つからないときは、お電話でその旨をお伝えください。そしてお手数ですが、お客様のお名前、住所やお電話番号、施工時期や当時の工事内容などをお教えください。弊社データベースで該当データが確認でき次第、あらゆる保証について保証書がある場合とまったく同じ対応をさせていただきます。
余談ですが、風雨や雷、雪、雹、隕石、また外部からの落下物など、自然災害によってアンテナが損壊した場合は、火災保険の「風災保証」によって修理費が補償されるケースがございます。補償される内容は保険会社との約款によって異なりますが、当あさひアンテナでは、アンテナ本体の修理だけではなく、修理費用に火災保険を適用したいとお考えのお客様のご相談にも対応しております。
弊社にアンテナ修理をお求めになる際に、火災保険に関するご相談もいただければ、保険会社に提出すべき補償請求書類をすべて弊社でご用意いたします。また保険会社との交渉についても、弊社の専門スタッフが全力でサポートいたします。天災によるアンテナトラブルでお困りのときは、アンテナ本体の修理から保険会社への対応まですべてお引き受けする、当あさひアンテナに安心してお任せください。
ときがわ町 にお住まいで画面にE201、E202、E203の文字が出ている方
テレビ画面に"E201、E202、E203"と表示され番組が視聴できない
アンテナトラブルの形式として、突然、ご自宅のテレビで地デジのテレビ番組がまったく映らなくなり、画面に「e201」「e202」「e203」などの記号が表示されることがございます。これはテレビやアンテナにトラブルが発生し、テレビが自己診断機能を働かせてエラーコードで原因を示している状態です。最近のテレビはコードと同時にトラブルの原因を文章で表示するものもありますが、電波受信に関するトラブルの場合は、主に前述の三種類のコードが表示されます。なおエラーコードの種類は、トラブルの原因によって他にも数々のものがございます。
「e201」は、テレビ本体に届く電波のレベルが低下しているというエラーコードです。これは主にBS、CS放送で、豪雨や大雪など、悪天候の場合に表示されることが多くなります。BS、CS放送は衛星放送のため、悪天候では、波の乱反射によって電波状態が悪化するという弱点がございます。BSでは悪天候の際に電波を切り替え、画質、音質を落とすことで受信できるようにした「降雨対応放送」に切り替わる場合もあります。悪天候による受信不良は、天候の回復と同時に自然と復旧いたします。地デジ放送では、このコードが表示されることは少ないのですが、周辺の電波状態の悪化やアンテナ機器のトラブルなどにより、ときに表示されることもございます。
「e202」は、テレビ本体ににまったく電波が届いていないというエラーコードです。原因は大風や地震などによるアンテナ角度のずれや倒れるといったトラブル。またアンテナ本体、アンテナ線、ブースター(増幅器)、分配器など、どこかに故障が発生したことも考えられます。また単純にテレビとアンテナ線との接触不良という場合もありますので、このコードが表示されたときは、まずテレビやレコーダーなどの機器と、アンテナ線との接続部分をチェックしてください。
「e203」は、該当する放送局が放送休止しているというエラーコードです。基本的に放送局が、メンテナンスやトラブルなどによって放送を休止していることから発生する不具合です。このコードが表示されたときは、その他のチャンネルを確認して、正しく映っているなら放送局側に原因があると判断できます。ただアンテナ関係の故障でも、このコードが表示される場合がありますのでご注意ください。
これらのエラーコードが表示されたときは、ブロックノイズの際と同じく、まずテレビのリセットや、テレビとアンテナ線の接続部を確認するなどしてください。それでも回復しない場合は、アンテナ関係にトラブルが起こっていると考えられます。
その場合も、やはり当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)にご相談ください。まずお電話口にて、コードの種類やご自宅のアンテナ環境などとお伺いして、ご自宅で可能な対策をご説明いたします。もしお電話で問題が解決しないときは、ご用命いただければ、弊社の職人が最短即日でご自宅へ出向き、現場調査で原因を特定いたします。
当あさひアンテナでは、どのようなご相談であっても、出張費、見積もり費、キャンセル費はすべて無料で対応させていただきます。またトラブルの原因を特定した後は、弊社の職人からお客様に、修理に必要な工事のご説明と見積もり価格を提示いたします。その内容にお客様が納得され、正式にご契約なされた時点ではじめて工事にかからせていただきます。それまでは決して無断で工事を進めることはなく、料金も一切発生いたしません。
さらにアンテナ工事後の保証など、アフターフォローの体制も万全のものを用意してございます。テレビ映りに不具合が発生して、エラーコードからアンテナトラブルだと思われる場合は、まずは当あさひアンテナのフリーダイヤルへとお気軽にお電話ください。
ときがわ町 についてもっと知りたい
これからお引越しを考えている方
ときがわ町 てどんなところ??
埼玉県比企郡ときがわ町は、県の中部にあたる町で、県の中央よりやや南西に位置しています。町の大半は外秩父山地にあたり、南西部は岩殿丘陵の西端になります。町は北東から南西にかけて、やや傾く形で細長く、町をほぼ横断する形で都幾川が流れています。町内を流れる都幾川の支流には氷川や雀川などがあります。
町の歴史は比較的、新しく、2006年(平成18年)に、比企郡玉川村と比企郡都幾川村が合併して成立した町です。町の名の由来は、旧両村を流れる都幾川にちなんでおり、読みやすいよう、ひらがな表記にしたものです。ちなみに都幾川村は1955年(昭和30年)に比企郡の明覚村、平村、秩父郡大椚村が合併して成立しました。玉川村はさらに古く、大日本帝国憲法が発布されたのと同じ1889年(明治22年)に、比企郡玉川郷と日影村、五明村、田黒村が合併して成立した村です。
ちなみに都幾川の由来は、精進潔斎、斎戒沐浴など、清めるという意味のある意味する「斎(とき)」から来ている。また町内の寺院、慈光寺の山号である都幾山からつけられたなどの説があります。
このように二村が合併して町となったときがわ町ですが、現在の地方自治法上の「市」「町」「村」の違いは、市は基本的に人口が5万人以上。中心的な市街地に全戸数の6割以上が集中する、その他の条件を満たす地方自治体になります。町はその都道府県が各自の条例で定める「町」の要件を満たした自治体です。村には特に法律上の要件はなく、市や町の要件を満たさない場合、自動的に村となります。
また比企郡の「郡」など、明治時代以降の郡とは、複数の町村を編成した行政企画で、市や町と同じく郡役所や郡長などが置かれていました。この制度は戦後の地方自治法で改正され、現在では郡に住所表記や広域連合、選挙区の区画割りなどの他に大きな意味はなくなっています。また区や市は郡に属さないため、市制の施行によって村や町が市になると、所属していた郡から脱却します。現在、埼玉県内で比企郡に属するのは、ときがわ町と川島町、小川町、滑川町、嵐山町、吉見町、鳩山町の7町になります。
自然が豊かで現在も農業が盛んなときがわ町には、多くの特産物があります。
中でも、のらぼう菜は、埼玉や東京、神奈川などの山間地域で昔から栽培されてきた野菜で、青菜の少ない時期には貴重な食卓の野菜となっていました。ときがわ町では、江戸時代から作られてきた元祖のらぼう菜である「ちりめんのらぼう菜」も生産しています。このちりめんのらぼう菜は、通常ののらぼう菜に比べて葉がちぢれた感じで、甘みが深い特徴があります。このちりめんのらぼう菜は、町内でも大野特産物販売所での限定販売になっています。
埼玉青なすは、正式には「埼玉青大丸なす」といい、明治時代、埼玉県に導入されたナス(茄子)の一種です。通常のナスに比べて巾着形で大きく、アントシアン系の色素がないため黒紫色ではなく緑色をしています。古くは奈良漬け用に栽培され、味噌汁や煮物の食材として重宝されてきました。収穫は7月から10月にかけてで、果肉がしまっていて、食感もしっかりしているため、現代でも煮物や焼き茄子などに最適で、また洋風の料理にも向いている食材です。
他にも山の多い町らしく、季節ごとに、タラの芽、ワラビ(蕨)、山ウド(山独活)、コゴミ、自然薯などさまざまな山菜がとれ、町内で買うことや味わうことができます。また木材が豊富なことから、間伐材の原木から栽培した、栄養豊富で分厚いナメコ、マイタケ(舞茸)、シイタケ(椎茸)などの原木キノコなども名産のひとつです。
珍しい作物にはアピオスがあります。これは北アメリカ原産の、マメ科ホドイモ族のつる性植物で、和名を「アメリカホドイモ」といいます。古くはネイティブアメリカンの貴重な栄養源として食べられていました。その香りはクリ(栗)に似て、食感はサツマイモ(薩摩芋)のようで、味はナッツという、不思議な味わいの作物です。また栄養価も非常に高く、イモ類の特徴である繊維はサツマイモの約3倍。ジャガイモと比べても、カルシウムは約30倍、鉄分は約4倍。他にも通常のイモ類には含まれないビタミンE、イソフラボンなどを含んでおり、健康にも効果抜群の食物です。
ときがわ町ではミカン(蜜柑)も多く作られています。温州みかんをはじめ、福みかんなどのミカン類やユズ(柚子)などの柑橘類を栽培しており、購入の他、実のなる時期にはミカン狩りも行えます。ただ令和元年など、不作の年はミカン狩りが難しくなることもあるので、あらかじめご確認ください。特に町内で栽培されている福みかんは、正式には「福来(ふくれ)みかん」といい、日本書紀に記載されているほど古くより作られていた品種です。やや小さいながら、酸味もあり甘くておいしい品種になります。
町内に奥秩父山系を持つときがわ町は、旧都幾川村、玉川村の時代から、林業や製材業、木工、建築などが主要産業となっており、木工建具の里としても栄えていました。およ1,300年前、町に現存する天台宗都幾山慈光寺の建立に参加した全国の工匠が、完成後もこの地方に土着し、技術を伝えたのが産地のはじまりです。町では県内最古のこの伝統を現在も引き継ぎ、建具会館なども存在します。
町の名所には、三波渓谷(さんばけいこく)があります。都幾川を町の西側、奥秩父山系の方向へさかのぼると、別所橋から越瀬橋の間にかけて、川の両岸が狭まって岸壁が続く、岩肌と自然の光景が融合したダイナミックな景勝地です。渓谷は御荷鉾緑色岩(みかぶりょくしょくがん)と呼ばれる緑色の岩石からできています。群馬県藤岡市(旧鬼石町)に流れる三波川の付近は、緑色の庭石「三波石」の産地ですが、御荷鉾緑色岩が三波石に似ていることから「三波渓谷」の名がついたといわれています。
渓谷の周辺には、日帰り温泉「都幾川四季彩館」や、景観を楽しめる散策路、ピクニック広場、バーベキュー広場などの設備もあります。施設の利用については、四季彩館にお問い合わせの上、お申し込みください。
またこの三波渓谷は、古来より変わらないその絶景から、近年ではゲームからはじまり、アニメ化、映画化もなされた人気作で、日本刀を擬人化した「刀剣乱舞」はじめ、新撰組を題材に、やはりゲーム、アニメなどで展開する「薄桜鬼」。また人気アニメ「忍たま乱太郎」やジブリ映画「もののけ姫」などのコスプレスポットとしても人気を集めています。
三波渓谷でコスプレや撮影会を行いたい場合は、ときがわ町ではなく、三波渓谷を含む都幾川の管理を行っている東松山県土整備事務所の公式サイトなどを確認の上、河川一時使用届を提出してください。
現在、三波渓谷でコスプレを行う上での禁止事項などは特にありませんが、ただ一般的なコスプレの注意事項として、屋外での模造刀の使用などは法律に触れる他、近隣住民のご迷惑となる行為は控えるなどの配慮は必要となります。詳しくはときがわ町の公式サイト(https://www.town.tokigawa.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=35570)に記されていますので、ご確認ください。
また近年のコスプレ人気の高まりから、町では時折、模造刀の使用を許可し、コスプレの許可を得る手続きの解説など、コスプレ撮影会のサポートを行うコスプレ応援イベントも企画しています。興味のある方は、町の公式サイトをチェックしてみてください。
春日神社の周辺、およそ300メートルの区間の渓谷も、名勝「玉壷」として知られ、玉川の名の由来にもなっています。
慈光寺は、旧都幾川村の時代から周辺の「慈光の里」と共に栄えてきた寺院です。伝承によると673年(天武天皇2年)に、興福寺の僧、慈訓が千手観音を安置し、770年(宝亀元年)に道忠が開山となって創建されたと伝えられる、およそ1,300年の歴史と由緒をもっています。また坂東三十三箇所第9番札所でもあります。
この歴史を示すように、東京国立博物館に寄託されている国宝で、後鳥羽天皇、関白藤原兼実の一門により書写奉納された「法華経一品経(ほけきょういっぽんきょう)」33巻や、国の重要文化財では開山塔や関東最古の写経「紙本墨書大般若経」152巻。関東の名工・物部重光作の「寛元3年銘の銅鐘」など。また埼玉県指定文化財の木造聖僧文殊坐像、木造宝冠阿弥陀如来坐像、木造千手観音立像など、数多くの貴重な文化財を保有、所蔵しています。また境内には、旧都幾川村出身の民間飛行機研究家、岩田正夫が寄贈した飛行機の機体の一部が保存されている飛行機小屋もあります。
慈光山歴史公苑の里では、春から初夏にかけてさまざまな品種のサクラ(桜)や、アヤメ科アヤメ属の多年草で、やや湿ったところに群生して城に近い紫のアヤメに似た花をつけるシャガ(射干)などが咲き誇り、人々の目と心を和ませます。
他にも町内の花の名所には、4月に花桃まつりが行われる花桃の里。6月の花の時期には「花菖蒲まつり」も行われる、ときがわ花菖蒲園。
6月から7月にかけての雀川砂防ダム公園のアジサイ(紫陽花)。8月から9月にかけての椚平のシュウカイドウ(秋海棠)。最近ではロウバイ(蝋梅)、スイセン(水仙)、花桃、河津桜、菜の花、ミツバツツジ、アジサイが植えられ、月替わりで花を楽しめる新名所、くぬぎの七曲(ななまがり)など、数多くの花のスポットが存在します。
ときがわ町は山林が面積の約7割を占め、樹齢が長く巨大な樹木も多い「巨木の里」でもあります。観光省による巨木の定義は「地上から約130センチの位置での幹周りが300センチ以上の樹木。なお、地上から130センチの位置において幹が複数に分かれている場合は、個々の幹の幹周の合計が300センチ以上であり、そのうちの主幹が200センチ以上のものとする」とされています。
町内に立っている巨木には、県道飯能寄居線の横「木のむら物産館」近くの、町指定文化財である大イチョウ(銀杏)。慈光寺の本堂前に位置する県指定文化財の多羅葉樹(たらようじゅ)。萩日吉神社の鳥居の横に高く聳え、推定樹齢800年、樹高およそ40メートルで、拝むと子宝に恵まれる言い伝えがある町指定文化財の児持杉。萩日吉神社裏の町道を山道側に向かい、急な山道を約3分ほど歩いた場所にある県指定文化財の大カヤ(茅)などがあります。
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ときがわ町 の場所
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比企郡ときがわ町は、埼玉県の中心部よりやや南西寄りに位置する町です。東西に長い町のうち、北側の西よりの一部を秩父郡東秩父村に、東よりの多くを比企郡小川町に、北側の東寄りを比企郡嵐山町に、南東寄りを比企郡鳩山町に、南側の中央部を入間郡越生町に、南側の西寄りを飯能市に、西側を秩父郡横瀬町に、北西の一部を秩父市に接しています。
ときがわ町は大半が外秩父山地にあたり、町域の7割を山林が占め、町を流れる都幾川には三波渓谷があるなど、自然の緑や絶景に恵まれた町であり、現在でも農業や林業、材木加工業などが盛んになっています。またハイキング、キャンプなどのスポットとしても人気で、近年では三波渓谷を舞台にアニメやゲームなどの、いわゆる“コスプレ”を行う人も増えています。
ときがわ町の町旗は、都幾川村と玉川村の合併時に新しくデザインされたもので、ひらがなの「と」を思わせるデザインを、清流を思わせる水色と、自然を思わせる緑のライン。そして太陽のようなオレンジの円で象っています。また町のキャッチフレーズは「人と自然の優しさにふれるまち」で、町の公式サイトなどでは、町旗と同じく三色の柔らかいフォントで表現されています。
ときがわ町の花は、ツツジ科ツツジ属の落葉低木で、近縁のミツバツツジ類の総称にされる場合もあるミツバツツジ(三葉躑躅)です。4月から5月頃に紅紫色の美しい花を咲かせ、花が終わった後に葉が出てきますが、枝先に三枚の葉がつくことからこの名前がつきました。ムラサキツツジとも呼ばれ、ときがわ町にには古くから自生し、花だけでなく秋の紅葉も美しい花木です。
ちなみに一般的なツツジ(躑躅)は、ツツジ科ツツジ属の植物の総称ですが、同じツツジ科ツツジ属で山中に自生するサツキ(皐月)や、ツツジ科ドウダンツツジ属のドウダンツツジ(灯台躑躅)などもツツジと呼ばれることがあります。
ときがわ町の木は、ムクロジ科カエデ属の落葉高木で、イロハカエデ(いろは楓)とも呼ばれるイロハモミジ(いろは紅葉)の亜種、または変種とされるヤマモミジ(山紅葉)です。ヤマモミジはイロハモミジに比べてやや葉が大きく、オオモミジの変種とされる場合もあります。ちなみにイロハモミジの名前の由来は、葉の特徴である鋸歯を「いろはにほへと……」と数えたことに由来します。
なお、一般的なモミジ(紅葉)とは、ムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属の落葉高木の総称、カエデの葉のことで、特に紅葉した状態を指します。ヤマモミジはときがわ町のほとんどの地域に自生しており、初夏のみずみずしい青葉や、秋の紅葉が山々を彩ります。
ときがわ町の鳥はブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属のカワセミ(翡翠、翡翆、魚狗)です。水辺の鳥として知られ、鮮やかな青色とオレンジ色の腹部、長いくちばしが特徴です。この鮮明な色は色素ではなく、羽毛の微細構造により光の加減で青く見える「構造色」で、場合によってはやはり鮮明な緑色に見えることもあり、その色から「渓流の宝石」の異名や、ヒスイ(翡翠)の別名でも呼ばれています。町では都幾川の流域に生息しており、早朝や夕暮れの頃には、川面を滑るように飛ぶ姿を見ることができます。
ときがわ町には現在、なんと10体もの町のキャラクターが存在します。これは町の魅力をPRするため、親しまれ愛着をもたれるようなデザインを募集したところ、全国から141点の応募があり、選考によって、町にある10の各施設ごとにキャラクターが誕生したためです。
「ふれあいの里たまがわ」の「のラビたん」は、青なすの顔に、のらぼう菜の耳、尻尾はミツバツツジという、町の特産品を素材としたウサギ(兎)のキャラクターです。
「木のむら物産館」の「ときのこちゃん」は、やはり町の特産品である、キノコの原木に顔と手足がついた妖精のキャラクターで、身体のあちこちにキノコが生え、ポシェットをかけています。
「建具会館」の「しょうじくん」は、障子をモチーフにして、金づちと鉋をもち、脚はぞうり履きと、巨大ロボットにも見える職人風のキャラクターです。
「大野特産物販売所」の「大野くん」は、大きな顔に手足が生え、特産物のひとつであるキノコを持ち、頭の上には木造の販売所が乗っている妖精のキャラクターです。
「いこいの里大附」の「みかんちゃん」は、頭にみかんをかぶり、衣服はミカンの皮のようなドレスと、特産品のミカンを素材とした、妖精の女の子です。
「やすらぎの家」の「やすらぎさん」は、頭の上に町で作られるざるうどんをのせた、和服姿のおばさんのキャラクターです。
「くぬぎむら体験交流館」の「ひもかわさん」は、郷土料理のひもかわうどんを題材に、うどんを箸で持ち上げている丼に顔と手がついたキャラクターです。
「堂平天文台・星と緑の創造センター」の「ドームくん」は、天文台のドームに顔と手足がついた、やはりロボットか土偶のようなキャラクターです。
「木のむらキャンプ場」の「ウッドマン」は、木を擬人化したキャラクターで、葉の頭にサングラスをかけ、鳥が留まっています。首には赤いバンダナをかけ、ベストを着て、バーベキューを持っています。
「都幾川四季彩館」の「三波(みなみ)君」は、三波渓谷に生息するリスをモチーフに、ちょっと気取った感じがするリスのキャラクターです。
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ときがわ町 の鉄道路線
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東日本旅客鉄道(JR東日本)
八高線
・明覚駅
比企郡ときがわ町のバス路線
・ときがわ町路線バス(イーグルバスが委託運行)
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ときがわ町 の主要道路
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県道
主要地方道
・埼玉県道30号飯能寄居線
一般県道
・埼玉県道171号ときがわ坂戸線
・埼玉県道172号大野東松山線
・埼玉県道173号ときがわ熊谷線
・埼玉県道188号明覚停車場線
・埼玉県道273号西平小川線
ときがわ町 町域別対応エリア
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ア行
- 大附(オオツキ)、大野(オオノ)
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カ行
- 椚平(クヌギダイラ)、雲河原(クモガワラ)、五明(ゴミョウ)
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サ行
- 関堀(セキボリ)、瀬戸元上(セトモトカミ)、瀬戸元下(セトモトシモ)
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タ行
- 田黒(タグロ)、田中(タナカ)、玉川(タマガワ)
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ナ行
- 西平(ニシダイラ)
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ハ行
- 番匠(バンジョウ)、馬場(バンバ)、日影(ヒカゲ)、別所(ベッショ)、本郷(ホンゴウ)
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マ行
- 桃木(モモノキ)